2014年2月2日日曜日

東宝 昭和の爆笑喜劇DVDマガジン 『社長洋行記』発売!やら、「香港三部作」放映!やら

〔えいが〕〔尤敏〕〔べっぴんさん〕


既にツイッターでも指摘しましたが、
朝日新聞に掲載された卲逸夫の訃報。
彼を「香港映画の父」と呼ぶことの是非は
ここでは置いておくとして、本文中にものすごい
大間違いが!


どうも。
トド@あらま2月になっちゃったです。
あと11ケ月で2015年ですわよ、奥さん。

本題へ行く前に、これもツイッターでさんざんつぶやいたり画像うpしたりした情報の使い回し(ごめんねー!)。

われらがべっぴんさんことディーピカー・パードゥコーン(Deepika Padukone)嬢が、先だっての第59回Ideaフィルムフェアアワードで見事!主演女優賞を射止めました。
不肖せんきち、午前4時30分(時差があるからさあ)に起きて賞の行方を見守っておったのですが、 受賞が決まった瞬間、泣きましたわ。
授賞式でのべっぴんさん。
うれしそうです。
さて。
いよいよ本題。
昨年から刊行が始まった『東宝 昭和の爆笑喜劇DVDマガジン』、先月になってようやっと『社長洋行記』が発売されました。

こちらが表紙。

1962年、『香港の星』とほぼ同時進行で撮影された作品で、この時期の尤敏は母親の借金がもとで裁判に巻き込まれており、そのせいかどうか、かなーり痩せてるなあという印象を受けますです。
公開当時の作品評等は、こちらをご参照頂ければ幸いです。 

尤敏小姐も大フューチャー。


解説の中には、泉麻人氏によるロケ地に関する説明なんかもあったものの、これは以前当方がメインサイトで取り上げた場所(ここ、や、ここ)とほとんど同じで、特に目新しさはありませんでした。
なぜか、香港動植物公園は取り上げられていませんですたわ。
 また、これもメインサイトで既に述べていることですが、尤敏の兄を演じた洪洋は1932年台中生まれという台湾出身の男優さんです。
台湾語映画で活躍後北京語映画に転じ、香港に渡って電懋と契約、『社長洋行記』や『香港の星』の香港ロケの際には通訳も務めました。
霧社事件を取り上げた1957年の台湾語映画『青山碧血』(何基明監督)にも出演しています。


『青山碧血』公開時の新聞広告。

しかし、メインサイトでロケ地情報やら何やらを取り上げてから、もう10年以上経つのですねえ。
時の経つのは早いもんです。
そしてそして。

3月、日本映画専門チャンネルで、ひさびさに「香港三部作」の一挙放映があります。
今年はちょうど宝田明先生のデビュー60年に当たるので、それを記念して…なのでしょうか、いずれにしても、有難いことです。
くわしい放映スケジュールは、下記の通りです。

『香港の夜(香港之夜』(1961年)
3月13日(木)23:00
3月16日(日)8:40
3月22日(土)7:00
3月27日(木)深夜0:00



『香港の星(香港之星)』(1962年)
3月17日(月)19:00
3月22日(土)10:00  
3月27日(木)10:40   







『ホノルル・東京・香港(香港・東京・夏威夷)』(1963年)
3月18日(火)19:00
3月22日(土)12:00
3月31日(月)8:40

なお、今月10日には『続社長洋行記』も発売されますので、そちらもお忘れなく!