2010年4月15日木曜日

『香港の白い薔薇』の中のザ・ジャズ・メッセンジャーズ

〔えいが〕〔ちょっとお耳に〕

大見得切って離党したくせに、あっという間に
古巣の別働隊と化しそうな「たちあがれ(そして右旋回しろ)日本」。
略して「たれぽん」。
新党なんて作らなきゃいいのに。

どうも。
トド@今の日本って、せっかく民主化したのに「やっぱり昔のほうが良かったなあ」とか思い始めている旧共産圏の国みたいなものかしらんです。

さて。

先だっての『ザ!鉄腕!DASH!』、陳柏霖まで動員しての雪中の水鉄砲合戦ですたが、まるで

芸能人残酷物語

を見ているような過酷なロケでしたわね、奥様。

というわけで、本題。

1965年の日台合作映画『香港の白い薔薇(香港白薔薇)』(東宝、台製。國泰もイッチョカミしているので、正確には日台港合作ですね)で、張美瑤扮する林玉麗は、東京で開催されたジャズ・フェスティバルを鑑賞するため来日、そこで山崎努扮する松本と知り合いますが、フェスティバルの場面で流れる映像は、アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ(Art Blakey And The Jazz Messengers)が1965年1月に来日したさいのものを流用しています(映画の公開は1965年8月)。

で。

先日、いつものように古新聞漁りをしていたところ、この来日公演の際、トロンボーン奏者のカーティス・フラー(Curtis Fuller)が大麻所持で逮捕されたという記事を発見、そこで帰宅後、『香港の白い薔薇』の映像を確認したところ、

ふむ、


ふむふむ、


なるほど、


こりゃたしかに、

トロンボーンの姿が見当たりません。

通常のコンサートでこのようなことがあった場合、「金返せ!」ぐらいのことは言いたくなるのが人情ですけれど、そこはさすがに香港の大富豪のお嬢様である林玉麗嬢、そんなことはおくびにも出さず、1名欠席のザ・ジャズ・メッセンジャーズの演奏を素直に楽しんでいたのでありました。

しかし、その当時、香港でジャズ好きのお嬢様って、どのくらいいたんだろか?

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