〔ちょっとお耳に〕
金と時間が無いばっかりに、現在好評開催中の「早期港日電影交流展」には行けずじまいの不肖せんきちですが、今回の特集上映に関連して石琪先生がこんな文章をお書きになっていらっしゃいます。
玉女尤敏.港日交流
日本香港交流往事
「玉女尤敏~」の最後には、
明年是她逝世十周年,應該舉行「尤敏電影精選回顧展」。
とありますが、もし実現したらこれほど嬉しいことはないです。
借金しても観に行きます。
ただ、『最長的一夜』は尤敏ではなく樂蒂がヒロインなので、それは訂正したほうがよろしいかと・・・・。
それから、下記のコラムもなかなか面白いです。
擅玩旗袍魔法的尤敏
『香港の夜』は勿論ですが、『香港の星』での旗袍も素敵でした。尤敏は、自前の衣裳がけっこう多いみたいです。
さてさて。
10月2日(日)にたった1回だけ上映された『最長的一夜』ですが、この映画、台湾でロケをしております。
ただし、ロケに参加した俳優は、宝田明1人だけ。
樂蒂は、台湾へは行きませんでした。
当時の報道(『聯合報』)を元にそのロケ地を辿ると、冒頭の部隊壊滅からただ1人生き残った宝田さんが彷徨うシーン及びラストは、台北郊外の木柵で撮っています。
観光茶園で呑気に茶ーしばいてる場合じゃない、というか、あんなに壮大な田舎(?)だったんですね、木柵。
さらに、夜間、一度は日本軍の陣営に戻った宝田さんが、心臓発作で倒れた樂蒂のお舅さんのためにコソーリ心臓の薬を瓶ごとかっぱらい、それを届けるために疾走するシーン。
ここもやはり、台北郊外の景美渓沿いで撮影が行われました。
この撮影のさいにはファンが2万人も押し寄せて道路を塞ぎ、川岸や景美橋、周辺のビルの屋上から撮影を見物したそうです。
で。本日のタイトル。
これは『聯合報』が宝田さんに付けたキャッチコピー。
香港の真珠(尤敏)と日本第一美男子(宝田明)の映画だったのですね、香港3部作は。
付記:『最長的一夜』での樂蒂の回想シーン(樂蒂&宝田の「明るい農村」)は、樂蒂が台湾へは行っていないところから見て、新界のどこかで撮ったもののようです。
こんばんは。
返信削除“最長的一夜”、ただでさえ観たいのに、台湾ロケだったんですね。これはもう観ずには死ねないです。どこかで上映してくれないものでしょうか。
しゃおがんさん
返信削除こんにちわ。
国際交流基金あたりでもう一度キャセイ特集をやれば実現可能・・・・な気もしますが、DVDリリースまで待つしかないかも知れません。