2006年1月26日木曜日

似てるけど違う

〔ちょっとお耳に〕


寒いです。
朝方、いつも首筋がスースー涼しくて目が覚めます。
「頭寒足熱」といいますが、首は温めないといけませんね。

さて。

クラーク・ゲーブルの香港ロケ映画、というよりは、葛蘭の出たハリウッド映画と呼びたい『一獲千金を夢見る男(Soldier of Fortune、江湖客)』の話をちょっこしだけ。
葛蘭が出てるといっても、最初の方にそれこそちょっこしだけ水上生活者の役で登場するだけなんですが、お下げ髪がなかなか可愛いです。

が、映画のストーリー自体は対して面白くもないです。
クラーク・ゲーブルはバトラー船長入ってるし、スーザン・ヘイワードはスカーレット・小原、もとい、オハラを演じ損ねた女優なので、初対面のスーザン・ヘイワードにクラーク・ゲーブルが無理やりキスしちゃうとこなんか、なんとなく例の映画を思い出しちゃいます。
それに、失踪した亭主を探してはるばる香港までやって来たのに、あっという間にクラーク・ゲーブルの虜になっちゃうその心理が今ひとつわかりません。

てなわけで、いきおい、楽しみは香港ロケの映像ということになるのですけれど、これがまた残念なことにセット撮影ばっかり。
特に、スーザン・ヘイワードの出てくる件はほとんどがセット撮影。
見せ場は、人力車に揺られて徳輔道を行く場面(永安百貨が映ります)ぐらい。

クラーク・ゲーブルが住んでいる高台のお屋敷は、この後の『慕情』でも使われた景賢里ですが、『ホノルル・東京・香港』に出てくるお屋敷もここなのでしょうか。
似てるんですけど、どこか違う気もするんですよねえ。

他にはピークトラムの駅(あれ、どこ?)やペニンシュラの玄関なんかも出てきますが、クラーク・ゲーブルのオフィスのある場所が石塘咀の辺り(たぶん)だったのが興味深いと言えるでしょうか。

というわけで、さっさと寝ます。

2 件のコメント:

  1. こんにちは。

    わたしは台湾の張です。はじめましてどうぞ
    よろしく!!

    ネットで台湾昔のえいがを見つめていて、あなたのホンムペッジを拝見していました。とても良く作ったと思います。そして、なずかしい台湾と香港の作品の記録を発現して、珍しい資料がいっぱいホンムペッジだと思います。しかしながら、いつとのお願いがありまして、ちょっとお伺いしたいです。

    1980年“女王蜂”の作品は何処でもらいましたか?この映画は25年前に台湾で大きな騒ぎを引き起こった名作です。ずっとこのえいがを見たいけど、今は何処にも探してできない。良ければ、この映画のことを教えていかがでしょうか?ありがとう!!
    fireneck2000@yahoo.com.tw

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  2. 張さん

    はじめまして。ようこそ。

    『女王蜂』を初めて観たのは、昨年の東京国際映画祭で上映された『台湾黒電影』ででした。
    その後、こちらの下記の記事

    http://senkichi.blogspot.com/2005/12/ninja-8warriors-of-fire.html

    で紹介したものは、お読みいただくとわかる通り、全く別の映画に『女王蜂』を勝手に流用して英語の台詞を新たに付けた作品です。
    この映画のビデオは日本で発売されましたが、現在では廃盤になっています。
    もっとくわしいことをお知りになりたいようでしたら、下記からメールを下さい。
    よろしくお願いします。

    http://www.formzu.net/formgen.cgi?ID=b3818463

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