2006年8月4日金曜日

薬師寺で楊惠姍に出会う

〔たび〕


天邪鬼になりたい。

極秘ミッションの報告です(他言したら極秘になんないんだけど)。

えー、今回、1泊することができたので、かねてからの懸案であった

楊惠姍(珊)が薬師寺に寄進したという薬師如来像

を探すため、20ウン年ぶりに西ノ京を訪れました。


楊惠姍と言えばやっぱりこれね。



こんなのもあるけど。

京都から西ノ京へは、近鉄電車に乗って約1時間。
駅を降りるとすぐに薬師寺でおます。

情報によると、楊惠姍入魂の作であるところの薬師如来像はお写経道場にあるらしいのですが、まずは薬師寺名物(?)白鳳伽藍を見学してから、ということで、拝観料を支払って伽藍を参観。


白鳳伽藍の回廊。

それにしても、暑いわ・・・・。

汗を拭き拭き伽藍見学を終えたわたくしは、いよいよ目的地であるお写経道場に突入。
申込用紙に記入してから納経料2000円(「般若心経」)と共に受付に差し出し、

あのー、初めてなんですけど。

とおずおず告げると、係りの人が親切にお作法を教えてくれました(実を言うと、写経をするのは初めてではなかったんですが、ここでのそれは初めてだったもんで)。

お作法指導を受けた後、写経をするための広間に足を踏み入れ、「まずこれを跨いで下さい」と言われた香象を跨いでから着席、静かに墨を磨ります。

と、前方に光り輝く仏像が。

おお、これこそが、楊惠姍作の薬師如来像ではないの!

あまりにもすんなりとうまくいった出会いにはやる気持ちを抑えつつ、小1時間ほどかけて「般若心経」を写しました。
写し終えてから、卓上にあった経本を広げて「般若心経」を念じた後、写経用紙を件の薬師如来像の前にお供えして、礼拝。
今日の出会いに感謝して、その場を辞しました。

以上で、極秘ミッションはつつがなく終了。

当たり前のことながら、写真撮影するような場所ではないので写真はありませんが、拝んでみたいなあという方はぜひぜひ写経をなさってみて下さい。

写経って、なかなかいいもんですよ。

付記:帰宅して2日後、薬師寺から葉書が届きました。葉書持参で1年以内に再訪すると拝観料が無料なんだそうな。何より、せんきちは写経の効用に目覚めつつあるので、今度は薬師寺東京別院に行こうかと思っとるところ。煩悩則菩提。


田んぼと近鉄電車。
このクソ暑い中、ぶらぶら歩いている
物好きはせんきちただ1人でおました。

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