2006年8月31日木曜日

行くだけ行った in 台北 (その2)

〔たび〕

変えてくれ・・・・。

8月26日(土)
午前11時に待ち合わせなので午前9時までのんびり寝ていようと思っていたら、足が攣って7時30分に目覚めてしまいました。とほほ。
妙な夢を見たせいだろうか・・・・。

仕方がないので朝の散歩。
ホテル周辺をぐるぐる。
途中、コンビニで蘋果日報と豆乳、菓子パンを買ってホテルへ帰り、パンを食べながらテレビのニュースを鑑賞。
あんまりチャンネルがありすぎて迷ってしまい、結局一日中ニュースチャンネルばかり観続ける、というのが毎度のパターン。
三立、民視、東森、TVBSを適当にチャンネルを変えながら観ますが、中天は嫌いなので観ません。
TVBSは系列局だから当たり前といえば当たり前なんですけど、ニュースのテーマ音楽がTVBのそれと同じ。

目下のトップニュースは、総統退陣運動VS総統擁護運動の行方。
わたくし的には施明德も許信良も政治的には終わってる人だとばかり思っていたので、なんだか台湾の将来を憂えて立ち上がったというよりは、スタンドプレーの匂いがぷんぷんしてあんまり関心しません。
それぞれの陣営が集会やってるとそこに反対陣営の人間が乗り込んできて乱闘、というのもおさだまりの展開。
他にも、永和市のマンションの貯水槽に死体が浮かんでいたけれど、見つかるまでの間住民は何も知らずに死体エキス入りのおいしい水を飲んでいた、なんていうニュースもありました。

ニュースにも飽きたのでチャンネルをあれこれ変えると、陶喆の洪水。
しかし、敢えてこれらは観ずにNHKBS2でやってた『純情きらり』の再放送を鑑賞。
義理の兄を愛し始めたヒロイン・桜子(宮﨑あおい)。
NHK朝の連ドラ的にはこれにどうケリをつけるのか、ちょっと興味があります。
昼下がりの東海テレビだったらすごいことになりそうだけど。

そうこうするうちに10時をまわったので、ホテルを出てMRTの民權西路駅へ。
駅のセブンイレブンで油切緑茶(この年になると、「油(脂)を切る」とか「脂肪を分解」とかいう文句にとても弱くなってしまうのだ)を買い、台北車站までの切符を買って乗車。
台北車站で降りて地下街を歩き、待ち合わせ場所である台灣故事館入り口に着きましたが、友人はまだ来ていない様子。
しかし、それにしてもすごい人出。
親子連れに中学生、高校生の団体で大混雑。
夏休みの土曜日だから致し方ないのかもしれないけれど、「空いている」という噂ばかり聞いていたので、この大入は予想外。
でも、これでしばらくは閉鎖せずにすみそうだ。よかったよかった。

午前11時5分過ぎに友人のYさんが到着。
Yさんに会うのは3年ぶり。
実は、今回の旅の主たる目的は彼女に会うことでした。
以前は必ず年に1回は台北に行って会うようにしていたのですが、ここんとこすっかりご無沙汰してしまい、気づいたら3年も間が開いていたのでありました。

Yさんと一緒に記念品付の入場券(300元)を買い(彼女のおごりだったけど)、いざ場内へ。
記念品は吉田初三郎の台湾鳥瞰図をアレンジしたオリジナルグッズ。

場内は1960年代の台湾の町並みが再現された、いわゆるレトロミュージアム。
床屋さんの店内に飾られていた写真は、


向かって右から若尾文子、司葉子、朝丘ルリ子、山本富士子といったあんばいで、日本明星も健闘しておりました。


こちらは博物館のマスコット。
背後にある看板には、

我要説國語不説方言

という標語が書いてあります(当時、学校に掲げてあったもの)。
Yさんはこれを見るなり嫌そうな顔をして、小学生の頃、隣の席の男の子がついうっかり台湾語の感嘆詞を口にしてしまい、そのたびに外省人教師に呼び出されてお仕置き(台湾映画によく出てきますが、手のひらを棒切れで叩くというあれですね)を受けていた、という話をしてくれました。
一口にレトロブームといっても、台湾の場合明るい記憶と同じぐらい、いや、それ以上に暗い記憶も多いはずなので(日本もある程度はそうかも知れんけど台湾とは比較にならんと思う)、そのあたり、心して見学せにゃならんなとも思いましたです。

場内にはミニ映画館もあり、この日は『梁祝』を上映する予定とのことでしたが、ロビーの展示物の中に『香港の夜』グッズがあるのを発見しました。

でも、これ、少し前に台湾のヤフオクに出ていた記憶が・・・・。

他に、2001年に惜しくもぶっ潰れた台影(台製)関連のブツが大量展示されており、「本来ならば、國家電影資料館にあるべきはずのものなのになあ」と思いつつも、好奇心には勝てず、Yさんに解説しながら興味深く見学いたしました。

こんなのとか。
カメラもありました。


この方も裏通りに張仲文と並んで
ひっそりと佇んでおられました。

一通り観終えたところで昼食。
どこの店も混んでいたので、一番空いていた中華料理の店(富貴亭)でお食事。
入場料の300元はそのまま場内での飲食代に使えるので、これは便利。

こんなん食べましたけど。

Yさんは、目下、TBS(ここんとこ大事)の『花より男子』に夢中なのだそうで、彼女によれば「『流星花園』なんて目じゃない!」との由。
中でも松本潤(この字でいいんだっけか?)に大変なお熱で、「そういや、来年の1月からPART2の放送が始まるよ」と言ったら、狂喜しておりました。
去年はテレ朝の『特命係長 只野仁』にハマってたらしいけど。

食後、売店で買い物をしてから見学を打ち上げ、故事館のあるビル(K Mall)裏の光南でDVDのお買い物。
にわか雨が降って、蒸し暑くなっていました。
中文字幕で観たいと思っていた(上海語の台詞もあるし)『素顔の私を見つめて・・・・(Saving Face.面子)』のDVDやら邵氏ものやら電懋ものやら大衆ものやら、いろいろ見つけて購入。
会計を済ませてCD売り場へ行くと、Yさんは嵐のCDを物色中。
いろいろ迷った末にお買い上げ商品を決め、こちらも会計を済ませて無事買い物は終了、近くでお茶でも飲もうということになりましたがどこも混んでいたので、そのままタクシーをひろって永康街へ移動。
途中、二二八和平公園で総統擁護派が集会をやっていました。

(終わりそうにないので途中だけどつづく)

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