2007年9月20日木曜日

財子 名花 星媽 (Starlets for Sale)

〔えいが〕
もっともらしい「おことわり」が冒頭に流れます。

1977年、香港(邵氏)。呂奇監督。艾蒂、邵音音、凌黛、胡楓主演。
例によってご無沙汰しております。
昨日、幼馴染のお父さんが亡くなったので葬儀に出席しましたが、喪服が

パッツンパッツン

だったトドです。
痩せなきゃ・・・・。

幕張には行ってきました。
でもね、遠いわ・・・・。
土曜日に『練習曲』と『野良犬。をプロデュース』、じゃなくて、『野。良犬』を観たけど、軽く食事をして帰途に着こうと思ったら電車が目の前で発車。
次の電車まで、

13分も待ちました。

で。

『野。良犬』(「子供」に「懐メロ」〔注〕という、実にあざとい道具立ての映画ながら、まんまと乗せられました。それだけに、張センセイの正体にはちょっと無理があるような・・・・。惜しいね)に邵音音が出ていたので、敬意を表して本作をご紹介・・・・というのは全くのこじつけでして、だいぶ前に観ていたんですが、記憶が無くなりかけているためちょっくらメモ。
言わずと知れた、香港最初のヘアヌード映画でおます。

映画の内容はと言うと、金に飽かして香港の女性芸能人を漁りまくる華僑のボンボンと、そこに群がるお姉ちゃん方の爛れた肉欲関係を描いたもので、博打の借金のカタに娘(女優)を金持ちに売ろうとするあこぎな母親、弟の留学費用を稼ぐために自らの肉体を差し出そうとする歌手、養母と義理の妹のために売春に手を染めたにも関わらず、ひとたびスキャンダルが発覚するや否やその家族に罵られ、絶望のあまり自殺してしまう女優、といった面々が登場、最終的には

金じゃないよ、心だよ。

みたいな説教を暗に垂れて終了いたします。

今でもときどき彼の地の週刊誌には「映画スターの誰それ一晩いくら」などという記事が出たりして、そのたびに騒動になっているようですが、この当時から既にそのような悪習(?)があったようで、龍剛であれば100パーセントガチンコ直球勝負の社会派映画にしそうなネタを、呂奇は寒いギャグ満載の艶笑喜劇に仕立てていました。
それなりに風刺は利いていましたけど。

ヘアヌード、ということで、せんきちはてっきりカラミの場面で毛が見えるのかと思っていたら、なんのこたあない、すっぽんぽんで歩けば毛も見える、といった類のもので、銭湯の女湯程度のものでした。
肝心のカラミも意外と大人しく、しかし当時としてはやっぱり過激だったのかなあと。
でも、これを「おかずにしろ」と言われてもせんきちには無理だわ(おいおい)。

せんきちにとってはむしろ、下の毛よりも、

ワキワキ!

ワキワキ!
(一部自粛しております。バアちゃん・・・・)

と、腋毛大放出の

ワキワキ大行進

映画でおましたわ。

娘っ子を金持ちに差し出そうとする歐陽莎菲が、三原葉子のように見えて仕方ありませんでした。

(おしまい)

〔注〕でもなんで『恋するデビー』なんていう邦題なんだろう?そりゃ歌ってたのはデビーさん(Debby Boone)だけど。

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