2008年12月24日水曜日

さよならコマ東宝

〔しようもない日常〕〔えいが〕


どうも。
トド@じんましん治りませんです。

さて。

せんきちが傷心旅行していた南の国とは、前回記事の写真でもおわかりの通り、シンガポールでやんしたが、アバウトな国民を規則でがんじがらめにしているあの国で、こんな事件がおきたようです。

シンガポールで世界最大の観覧車が6時間停止

不肖せんきち、シンガポールに着いた晩、さっそく例の観覧車に乗りますたが(叔母とその友人の観光旅行に、ボランティアガイド兼インチキ通訳として同行しておりますた)、6時間停止はきついっすねえ、ハッキリ言って。

トイレはどうするんですか?

窓からやっちゃうよ、我慢できなくて。

ま、しかし、そんなニュースも、夕刻飛び込んできた「飯島愛死去」の一報で全てが吹き飛んでしまった模様です。

で。

南国ネタへ行く前に、国内ネタを。

昨日、盟友・リネンさんと今月いっぱいで閉館する新宿コマ東宝で、『椿三十郎』を観てきますた。



映画館が入っている建物のメインの劇場であるコマ劇場には、幼少の頃、母親に連れられて何度も美空ひばり公演を観に来たことがあり、 地下のシアターアプルも、杮落し公演(アメリカンダンスマシーン〔The American Dance Machine〕のミュージカル『ジャック(JACK)』)に足を運んだことがあったりと、思い出満載なのですが、コマ東宝に足を踏み入れるのは実はこの日が初めてでありますた。


せんきちたちが鑑賞したのは午後4時からの回でしたが、休日ということもあり、館内は名残を惜しむ映画ファンの皆さんで結構な入りですた(年齢層高め)。
ここのキャパは586席という、昔ながらのいわゆる「映画館らしい映画館」で、無くなるのは淋しい限りですが、これも時代の流れゆえ致し方のないことなのでしょう。


映画が終わった後、写真のようなお別れ画面が出て、上映は終了。

思い返せば、有楽座、日比谷映画劇場、丸の内ピカデリー、スカラ座、みゆき座(以上、いずれも昔のそれ)、日劇文化、松竹セントラル、渋谷パンテオン、渋谷東急(これも昔のそれ)・・・・等々、せんきちが子供の頃に慣れ親しんだ映画館は、そのほとんどが姿を消してしまいますた(一番慣れ親しんでいたのは、うちの近所にあった東映の封切館と武蔵野館なんだけど)。
今じゃ「汚い」だの「ボロい」だのと悪評ふんぷんの有楽町スバル座も、せんきちにとっては子供の頃の思い出が残る数少ない映画館なので、できればこのままオンボロ道を突き進んでほしいものです。

でも、それじゃ客が来なくなっちゃうわね。

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