![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiLq8SsP9Vy29-GLvr0M30RsEF6l-VVQnoQH9qzKbR5enyEaXlEYpC7Hi8k2BLxP_qGdbxs9vf3J7J-pzsnXPpKV0PBf2x9jb3CJmWiZ0y4sXNIUoG_qcSVDOMi0g_gs2hlHqPq/s280/chaiyo11.jpg)
トリオ漫才の新しい形。
(んなわけないない!)
どうも。
トド@腰痛です。
知人のKさん(いつものKさんです)から頼まれて録画したディスカバリーチャンネルの番組『知られざる台湾(Unknown Taiwan、謎樣台灣)』の第1回「金瓜石」を観ていたところ、先だって公開された金瓜石のドキュメンタリー映画(『雨が舞う~金瓜石残照~(雨絲飛舞~金瓜石殘照~)』)でもちらりと触れられていた連合軍捕虜のことがこの番組ではかなり詳しく取り上げられており、台湾に住んでこの問題の調査を続けているハースト氏や元捕虜の方も登場していますた。
番組によれば、毎年、捕虜の慰霊祭を行っているとのことで、気になって調べてみたら、"Taiwan P.O.W. Memorial Society"なる団体のサイトに辿り着きますた(中文ウィキペディア内には「金瓜石戰俘營」の項目あり)。
番組自体のメインは「金瓜石でもう一度金を掘る」という川口浩探検隊ノリの企画だったものの、捕虜のことがわかっただけでもわたくしにとっては大いに意義のある番組ですた。
Kさん、録画を押し付けてくれてありがとう。
さて。
本日は、某ミクシィ日記において7月に書いたネタの増補改訂版。
日台合作映画『バンコックの夜(曼谷之夜)』で、張美瑤扮する美蘭のけなげな侍女・プラパを演じていたタイ人女優プリム・プラパポーンたん。
それはまるで、『ベルサイユのばら』におけるロザリーたんのようでありますた。
しかし、この方、どんな女優さんなのか気になりながらもついそのままにしていますたが、先日、一念発起して調査を開始。
すると、下記チャイヨ映画サイト(君はチャイヨー特撮を見たか!?)にこんな記述が。
http://asia.geocities.com/fanclub_chaiyo/09_actor_list/actor_list_ha.htm
http://asia.geocities.com/fanclub_chaiyo/03_chaiyo_movie/02_Tatien/tatien_main.htm
(以下、上記サイトからの引用)
「昔は結構有名だった女優。
悪女役や露出度の高い役柄が多かった
ターティエンでも蛇を頭に乗っけた色気を見せてます(笑)」
「ええっ?あの可愛いプラパちゃんが?」と、不肖せんきち、動揺しつつもうっかり購入してしまいますた、『ターティエン(Tah tian)』(1973年)のVCD。
さっそく観てみたところ…。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgfi6RDwNH5naE-GPINQONiR-QQCqIibm1_yFshN539lHAeUgE7LSCpd-W7Gb4ncoI4cA5JvMkBL2dUS_Kb27Jni55bU2kIldKXl4qD7vcEvvLx_7erfMOqn8V-i2qWueyCOK4p/s280/chaiyo2.jpg)
何せ字幕がないので、画面の流れでテキトーにストーリーを推測せざるを得なかったのですが、わからないなりに想像した範囲では、
深海に住む大蛇が、卵抱えてえっさほいさと地上へ上陸、卵を産み落として海へ帰っていくと、それを見つけたカエルがせっせと卵を温めて無事に孵化、人間の娘(いきなり成人。この方〔名前失念〕、ミスコン出身の女優さんらしい)が生まれるものの、カエルは力尽きて昇天してしまいます。
それを見た娘は、息絶えた恩人…じゃなくて恩カエルと同化、超能力カエル娘となり、とある農民の家に身を寄せますが、やがて…
とかいうお話のようです。
で、我らがプラパちゃんは、どうやら深海に住むカエル娘の生みの母の役みたいっす。
一瞬しか出てきません。
卵の行く末を案じた父親が地上に出て娘を探しますが、途中で死んじゃった模様(その辺、眠くて前後不覚に陥っていますた)。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiaTGxdAyYnz5e16dND8P1bO70AXd1UtCmTpcXJKGxiR5ymYCEJNzPrIZC7_QuTVcWQI6TZ9cbpd-FNnBesVGn_hyUfynTQg3qVVHbhGWSc5vcalzH3ig_ZNfKDjNzGsrBVdrER/s280/chaiyo8.jpg)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg5zK73kN866xvi91fA5ENEECY0uOabqqJeypVQjzLei3OuoMOetzc1OzafdTm6F-GKqIwN9v9Xlgtna-6wY_DQxbDfvghApQw7Rod-idcGlFRKWWKeGA1azZ2cWcpuVCjY5SZT/s280/chaiyo10.jpg)
悲嘆に暮れているんでしょう、たぶん。
その割には笑顔だな、あんたら。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhHWtva1RQzaSRV2bBn9_Y4lpjnuBXaBW9jRhyp-YiJZ-I9_wMpA2hgOL9SeNW4xKx5zMT5-OPcKFNA0CLk65GFnS6-VuArOlHxakYy8CNmv5DGxS5zCVYt9OrGDzE6Uv8MwDf5/s280/chaiyo7.jpg)
安楽椅子で煙草をくゆらす巨大カエル。
この映画、最後はバンコクに舞台を移して巨大化したワット・ポーの関羽とワット・アルンの鬼が大喧嘩をするんですけれど、
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjmMgyhspGqucU9tc0sQZaU1en6jtJKwYY-Qd5yTEtyQIVZbgtiwzbJu9NhPl38lKB2vy7KfW-Xr6Iuhkxh9tOYTXBnY2UpHYBA7yFkYq4Bbqy_KiNLFpRJvoJ8kVtPdwdaW-Xg/s280/chaiyo6.jpg)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhMCJDC6aOTBLHuJ5L1Ra5YZ4xhYDUKA7Na1OCFEByhs-YUAFctpu7B0kVRW6Y6IKpTH0zWCozqttzVPIv0ih8HJawGCDqO7jZ0yY92xn5JtYByKDoq5SHmOt2GDMRHM5Hqkl3Y/s280/chaiyo4.jpg)
巨大化した関羽といえば、思い出すのは1976年の台湾映画『戰神(關公大戰外星人)』。
『戰神』を撮った太子公司は、チャイヨの『ジャンボーグA&ジャイアント(Mars Men,Mars Adam)』(1974年)のフィルムを流用した『火星人』(1976年)なんていう映画も作っているので、ひょっとして『戰神』の関羽もこれにヒントを得たのではないかしらん?
巨大化した関羽と鬼がバンコックの街を壊しまくる映像にゆるーいボーカルの歌が被るタイトルバックから、てっきりお子様向け特撮映画かと思いきや、いきなり全裸娘の水浴びシーンが延々と続いたりして、
よい子が観てはいけない特撮映画
ですた。
また、映画の冒頭、ワット・アルンから仏像を盗み出そうとした不逞の輩を鬼が押しつぶす描写が出てきますが、この「仏教を冒涜するものには鉄槌を!」というテーマはその後のチャイヨ作品にも受け継がれている(らしい)ので、そんなこともちょいと興味深かったっす。
ちなみに、カエル娘の相手役であるソムバット・メタニー(Sombat Metanee)はタイ映画を代表する男優さんですが(といっても、タイ映画には明るくないオレ)、中影のタイロケ映画『牡丹涙』では汪萍と恋に落ちる名家の御曹司を演じています(この映画もいづれ取り上げます)。
プリム・プラパポーンたんに関して、タイ語はもちろん英文
表記もわからないので、これ以上詳しい情報を得られずにおります。
どなかたご教示下されば幸いです。
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