オリンピックのアイスダンス規定で
タンゴを聴き過ぎたもんで・・・。
1965年、日活。柳瀬観監督。山内賢、舟木一夫、西尾三枝子、堺正章主演。
どうも。
トド@健康診断「血尿」で再検査です。
そういえば。
健康診断、去年のそれでは内科の問診で、
「あなた、甲状腺に結節があるよ!」
との指摘を受けて甲状腺腫瘍が判明、検査の結果、「良性&甲状腺の機能にも異常なし」で事なきを得たのですけれど、今回の問診では、
「その後、(甲状腺の方は)どうですか?」
と経過を聞かれることもなく、
「特に異常はありませんね」
と言われてあっさり終了。
去年の先生と違う人だったということもあるのでしょうが、しかし、それにしても、これでいいんだろうかねえ。
というわけで、本題。
先日、CSで観た映画のメモ。
繊維工場で働く女工さんたちで賑わう愛知県尾西市(現在は一宮市に編入)を舞台に、岐阜からやってきたチンピラ2人組と給食センターで働く青年との友情を軸に、女工さんとのロマンスが絡むという作品で、最後はチンピラたちも無事に更正してめでたしめでたしというお話です。
映画の内容としては、チンピラはやくざの暗部を知ることもなく明るく更正し(指1本差し出しますけれど)、がんに冒された父の治療費を稼ぐためキャバレー勤めを始めようとする女工さんも仲間の友情に救われるという予定調和なオチなのですが、興味深かったのは映画の中で描かれていた女工さんたちの生態。
不肖せんきちはちっとも知らなかったのですが、尾西市というのは毛織物で栄えた街で、日本各地からやって来たうら若き女工さんたちがせっせと仕事に励む姿は、まるで今の中国・深圳のようでした(そういえば、お隣の岐阜市には繊維関係の問屋街があったわね)。
で、思い出したのが、陳秋霞の出ていた台湾映画『一個女工的故事』。
これは1979年の映画ですが、どちらも「経済成長期における女工さん」(いわゆる「女工哀史」的なものではなく)が登場する映画という共通点があるように感じられます。
一方、香港映画で「経済成長期における女工さん」が登場する映画を考えてみると、「女工+女番長」という変り種映画ではありますが、1976年の『沙膽英』あたりがそれかなあとも思うものの(邵音音がすっぽんぽんでサイクリングしちゃう映画ね)、広東語映画の方でもっとぴったりくる映画があるかも知れません。
いずれにしても、経済成長期に入った国あるいは地域において安価な労働力として重宝された女工さんたちを映画の主人公に据える、というのは、いずこの地においても見られた現象のようで、その辺りのことを調べてみるのもちょっと面白いのではないかなあと感じた次第です(既に調べた方がいらっしゃるかも知れませんが)。
付記:女工さんたちの中に、井上清子(光川環世〔李月随〕)の姿もありました。
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