2014年11月19日水曜日

ガウリ・シンデー(Gauri Shinde)監督にお目にかかりますた

〔えいが〕〔しようもない日常〕

監督、おきれいですた。


どうも。
トド@あらあら、近頃まじめにブログを更新してるわねです。

さて。

去る11月17日(月)、『マダム・インニューヨーク(English Vinglish)』のガウリ・シンデー(Gauri Shinde)監督と一般人(変態←おいおい ですけど、一般人なわたす)ブロガーとの交流イベントがあり、不肖せんきちもコアなインド映画ファンブロガーの皆様の末席に侍らせて頂きました。
会場は、都内某所にあるアミューズソフトエンタテインメントの会議室。
アミューズ(藝神集團)といえば、思い出すわね、シネ・アミューズ。 

通訳は、おなじみ松下さん。



監督のご挨拶もそこそこに、あっという間にQ&Aタイムに突入したこのイベント、質問は1人1問ということでしたので、せんきちもずーっと疑問に思っていたことをおずおず(でもなかったな。映画祭のQ&Aタイムで妙に質問慣れしちゃって。いかんいかん)とお尋ねしてみますた。
それは、劇中でシャシたちが観に行くエリザベス・テイラー主演のMGM映画『雨の朝巴里に死す(The Last Time I saw Paris)』のこと。
シャシに思いを寄せるクラスメートのローランがフランス人であることや、シュリデヴィもリズも子役出身の大スターである点等、わざわざ狙ってこの映画を選んだのか、はたまた、監督にとって個人的に思い入れのある作品なのか(あるいは、侯孝賢作品における『あひるを飼う家(養鴨人家)』みたいなものなのか)、何か深ーい意味があったのかしらん、と思っていたのでございます。

が!

監督のお答えは至極あっさりしたもので、

「たまたま権利が取れたから」

だそうでした。

はあ、なるほど。
でも、いい感じでこの映画とマッチしていたと思いますです、はい。


日本で子役出身の大スターと
いえば、もちろんこの方。
デコちゃんこと高峰秀子。


この他、参加者の皆様から色々とディープな質問&熱いメッセージが寄せられましたが、その中からちょいと印象に残ったものを取り上げてみますと……

・劇中の子役は、実際のきょうだい

この日、映画における長女の小憎らしさにむかついたというコメントが相次ぎましたが、わたすは以前にもちょこっと書いた通り、むかつくというよりはむしろ思春期の娘の微妙な心理がなかなかよく描けているなあと感心いたしました。
ああいう時期を経てみんな大人になるもので、それは日本とインド、特に中間層以上ではそう変わらないのではないのかと思います。
ただ、「お父さん!くさい!」とは言わないところが、日本と違うなあとは思いましたけれど。

・監督のお母様もちょっとだけご出演

シャシがラドゥを配達する、その中の1軒のお母さん役としてちらりと顔を見せているそうです。

・全長版と短縮版の問題について

今年12月公開の『チェイス!(Dhoom 3)』と来年1月公開の『ミルカ(Bhaag Milkha Bhaag)』が、いずれも日本においては短縮版での公開になることに関連して、もしも監督が日本の配給サイドからこの作品の再編集をお願いされたら、という質問がありましたが、答えはもちろん「否!作品は私にとって子供みたいなもの」とのことでした。

いわゆる全長版と短縮版の問題に関しては、何も今に始まったことではなく、ましてやインド映画に限った話でもございませんで(日本映画でもこんな例が←あくまで一例)、つい最近もこんなことがございました。
また、1970年代から80年代にかけて日本公開された香港映画において、日本独自の再編集版がまま見受けられたというのも有名な話でございます(その一例として、特によく知られている『少林寺への道(少林寺十八銅人)』日本公開版完成までのいきさつは、以前こちらでも取り上げたことがあります)。

この映画(『女ともだち(自梳)』1997年、香港)は、
東京国際映画祭においては全長版が上映
されましたが、香港等での劇場公開時及び
東京国際L&G映画祭では短縮版での上映でした。
そして、未だに全長版のソフト化は叶わず…



まあ、そんなこんなで古くて新しい問題と言えるのですけれど、 切って(再編集して)魅力半減と切って(再編集して)魅力倍増、双方のケースが存在すると思うので、むやみに短縮版ばかりを悪役視するのもちょっと酷な話だなあと思いますです(あくまでわたすの個人的見解)。

で、今回の短縮版公開について、わたすはまだ見比べていないので何とも言えないのですが、少なくとも、"Happy New Year"に関してはばっさり切った方がいいと思いますです、はい(しつこく言い続ける)。

Q&Aの後、監督と参加者の写真撮影タイム、監督のサイン入りポスタープレゼントタイムがあって、なごやかな雰囲気の中、1時間足らずのイベントは無事終了いたしました。


いざ、サイン!


1枚1枚丁寧にサインして下さいました。


不肖せんきち、ポスターの他にも、この夏阿佐ヶ谷のロフトプラス1でのボリウッドイベントのさいに籤でゲットしたシュリデヴィサイン入りのプレス資料にサインを頂きました。


上がシュリデヴィ、下が監督のサイン。
家宝にします。

そしてそして!

今月初めからTSUTAYA限定で既にレンタルが開始されている『マダム・イン・ニューヨーク』のDVDですが、いよいよ来月12月3日にセルDVD&Blu-rayがリリースされます。


DVDのくわしい情報はこちら
Blu-rayの情報はこちら

「ロードショーのとき、見逃しちゃった!でも、DVDより、やっぱりスクリーンで観てみたいわ」という方は、24日(月・祝)にパルテノン多摩小ホールでの上映がございます。
また、年末年始には、飯田橋ギンレイホールでも上映される予定です。

ということで、ご報告にならないご報告でしたが、今日はこの辺で。
贈り物に持参した季節の和菓子と和風小物、監督がいたく喜んで下さいまして、当方との記念撮影の際、贈り物の入った紙袋が一緒に写るようにわざわざ上に掲げて撮影に臨んで下さいました。

ありがとうございました。

2014年11月15日土曜日

セックスドキュメント エロスの女王

〔えいが〕

昔の新聞広告風に
加工してみますたw

1973年、東映京都。中島貞夫監督。 ナレーション:金子信雄。

どうも。
トド@暇人なのに忙しいです。

東映セックスドキュメント第4作。
ただいま新文芸坐で開催中の中島貞夫監督特集にて、ピッカピカのニュープリントでの上映が実現いたしました。
ちょうど10年前、同じ新文芸坐で開催された中島監督特集にてセックスドキュメントの1作目『にっぽん'69 セックス猟奇地帯』が上映され、にわかに再評価の機運が高まった東映セックスドキュメントシリーズ(その折のヘタレ感想文はこちら)。
その後、 『にっぽん'69 セックス猟奇地帯』と2作目の『驚異のドキュメント 日本浴場物語』(どこがドキュメントなんだかw)、3作目の『セックスドキュメント 性倒錯の世界』は、なんとDVD化までされちゃいました。

で、こちらは『性倒錯の世界』に続く第4作目なのですが、取り上げられている内容はおおよそ下記の通りです。
セックスショー(稲倉清純)
残酷ショー(ローズ秋山夫妻)
DX東寺のレズビアンショー(舞台上で絡み合うカップルの他、客席上に据えられたガラス張りのゴンドラの中で絡むカップルという空飛ぶレズビアン!も登場。他にも観音様御開帳に群がる男どもの映像のバックに「365歩のマーチ」が流れるというナイスな件あり)
ゲイバーのショー
ヌードモデル新春撮影会(火石利男)
若者たちの乱交パーティー
本作について、『遊撃の美学 映画監督中島貞夫』の中で監督ご自身が「もう出し殻ですよ」と語っておられる通り(?)、最終盤の「若者たちの乱交パーティー」(隠し撮り風w)は、出し殻感たっぷり(?)のだらだら映像でしたが、セックスショーと残酷ショー、そしてヌードモデルの件は、なかなかどうして、見ごたえがありましたです。
特に、せんきちの中学時代の愛読書である『珍奇絶倫 小沢大写真館』にも取り上げられていたローズ秋山夫妻の動く姿には、感激いたしました。
夫妻が「先生」と慕う辻村隆が登場して、指導を仰ぐ件では、次々と縛りのアイデアを出す辻村の楽しそうな姿が印象的でした。
でも、どちらかといえば、ステージ上での夫妻よりも、夕餉のおかずの買出しをする姿や、洗濯物を干す姿、子供と遊園地で遊ぶ姿等、平凡な日常を切り取った映像のほうに心惹かれましたです。
それにしても、あの2人、もともとは若柳流の舞踊家だったんですね。
踊りの素養が、緊縛や鞭や蝋燭といった責めの動きにも活かされているのでしょうか。

ちなみに、こちらのサイトにあった貞操帯や大人のおもちゃを作る28歳の美女は、なぜか出てきませんでした。
ざんねん。

ボツになったの?

この方も28歳の美女(おいおい)。

2014年11月12日水曜日

フィルムセンターで香港3部作&『バンコックの夜』上映!

〔えいが〕〔尤敏〕〔ちょっとお耳に〕

『ホノルル・東京・香港』より。
麗しのミス・ハワイ。
どうも。
トド@最近は焼酎のお湯割ばかり飲んでますです。
さて、今回のKL旅にはもう一つの目的がありまして、 それは、

尤敏ゆかりの土地めぐり in 吉隆波
でありました。
で、そちらのほうも、おいおいご報告をしたいのですが、まずはちょいと上映の告知なんぞを。
2014年11月18日(火)から12月27日(土)まで、京橋のフィルムセンターで開催される特集「映画監督 千葉泰樹」において、香港3部作(『香港の夜(香港之夜)』『香港の星(香港之星)』『ホノルル・東京・香港(香港・東京・夏威夷)』)と『バンコックの夜(曼谷之夜)』が上映されます。
くわしい上映スケジュールは、下記の通りです。

『香港の夜(香港之夜)』
12月3日(水)19:00~
12月23日(火・祝)11:00~

『香港の夜』より。
澳門の丘の上でのシーン。

『香港の星(香港之星)』
12月4日(木)19:00~
12月23日(火・祝)14:00~

『香港の星』より。
赤坂にあったナイトクラブ・ミカドでのシーン。

『ホノルル・東京・香港(香港・東京・夏威夷)』
12月5日(金)19:00~
12月23日(火・祝)17:00~

『ホノルル・東京・香港』より。
香港仔の水上レストランでのシーン。

『バンコックの夜(曼谷之夜)』
12月6日(土)19:00~
12月25日(木)13:00~

このうち、『香港の夜』と『ホノルル・東京・香港』は、2011年の神保町シアターにおける千葉泰樹監督特集以来、『香港の星』は2007年の浅草東宝オールナイト以来、なんと『バンコックの夜』に至っては、2003年のタイ映画祭以来の上映、ということになります(注:東京での上映)。
しかも、タイ映画祭で上映された『バンコックの夜』は、プリントが東宝名物(?)オレンジ色のニクイやつ(褪色バリバリ&雨ザーザー)の劣化はなはだしい最悪状態のものでしたので、今回の上映はフィルムセンターの良好なプリントで観られるという非常に貴重な機会といえるでしょう。
そして、23日の天皇誕生日には、香港3部作一挙上映という快挙が!
天皇誕生日には、京橋で香港、澳門、シンガポール、マレーシア、ハワイ周遊を楽しみましょう。
また、今回の特集では、この他にも千葉監督が植民地時代の台湾で撮った『義人呉鳳』や、謎のインド人木下さんが登場する『姿なき敵』(せんきちが以前書いたヘタレ感想文はこちら)も上映されます。
そちらもぜひ。

2014年11月9日日曜日

続 KLで"Happy New Year"を観ますた

〔えいが〕〔べっぴんさん〕〔ディーピカー・パードゥコーン

ド兄さんの映画も絶賛上映中…だったん
ですが、何せ3時間の映画を5回も観た
もんですから、他に手が回らなくてorz

どうも。
トド@久々の連投です。

なんか、昨日からBloggerの障害が続いているらしく、日本からは拙ブログも閲覧できない状態なのですが、URLのjpをtwとか他の国のそれに変えると問題なく見られるので、よろしければお試し下さい。

さて。

今回は、クアラルンプールの映画館、というか、シネコン事情を。

このたびの旅で不肖せんきちが足を運んだのは、宿泊していたホテル(リッツカールトン。張り込みましたぜ!奥さん!)から徒歩3分に位置するGolden Screen Cinema Pavilion KL(以下、GSCと略)と、徒歩15分に位置するTGV Cinemas Suria KLCC
スクリーンの保有数は前者が13、後者が12ですが、全体のキャパシティとしては前者が1925に対し後者が2459と、後者の方が500席ほど多くなっています。
 
せんきちが観た"Happy New Year"は、 GSCではスクリーン12、TGVではスクリーン1でしたが、どちらも200から300席ほどの小屋でした。
スクリーンはTGVがTOHOシネマズ日本橋のスクリーン7並の大きさで勝ち、音響はGSCがほぼ爆音状態でこちらの勝ち、といった按配でしたが、TGVも音量は大きめで、日本の映画館でインド映画を上映する際にもせめてこの位の大きさ(多少音割れしても気にしないからさあ)でやってほしいものだと思いました。



上映前にGSCのスクリーンをパチリ。
見上げるタイプ。
本編上映時には横にぐんと広がります。
上映中に映画泥棒(デジカメで画面撮影)が
大量発生したのにはびっくり。
 
椅子はGSCのそれが胡坐がかけるぐらい横幅があったので、わたすはそっちのほうがよかったのですが、スクリーンを見上げるためにあらかじめ背もたれがリクライニングになっているため、お友達はそれがいやだと申しておりました。
好みの問題ですかね。
 
で、客層なんですけれど、観る映画が観る映画ですから、当然のことながらほぼ全員インド人。
唯一、TGVでの日曜昼間の上映の際に、シャールク迷と思しきマレー人少女3人組が私たちの並びの席で鑑賞していましたが、彼女たちの熱いリアクションが興味深かったです。
ともかく、何かといえば「わあわあ!きゃあきゃあ!」。
そして、クライマックスの謎解き部分では、スクリーンに向かって答えを大合唱。
ちなみに他のお客さん方も皆お賑やかで、本編上映中ずーっとしゃべりっぱなしの人や、泣き出す乳幼児、突っ込みを入れ続ける人、映画泥棒(デジカメ撮影)に精を出す人と、日本の映画館だったら全員半殺し(まあ、こわい!)にされそうな方々ばかりですた。
ある意味、お客さんの反応のほうが、映画より面白かったかも(爆)。

気になる(?)チケット代ですが、一番安かったのがTGVで日曜昼間の上映(11:30から)を見た際の7RM(1RM=約34円)。
次に安かったのがTGVの月曜午後(15:30から)で10RM、GSCはいつでも12RMでした。
 
ということで、この2ヶ所のシネコン、ホテルから近いので夜遅くの上映を観る場合にはGSCが重宝しましたが、スクリーンのでかさとトイレの清潔さ(なんとウォシュレット付!)では圧倒的にTGVに軍配が上がりますです。
GSCのトイレ、あれ、もうちょっと何とかならないのかね。
 
(おしまい)
 
これはもうじき公開。
 

2014年11月8日土曜日

KLで"Happy New Year"を観ますた

〔えいが〕〔べっぴんさん〕〔ディーピカー・パードゥコーン〕



どうも。
トド@お疲れ気味です。

さて。

11月初めの連休にクアラルンプールへ行って、ファラー・カーン監督の新作"Happy New Year"を観てきますた。

 なぜ、わざわざ?

といえば、それはもちろん、われらがべっぴんさんことディーピカー・パードゥコーン(Deepika Padukone)嬢の最新作だからですわよ!
そして何より、ファラー、シャールク、ディーピカーという、せんきちが愛してやまない『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム(Om Shanti Om)』の鉄三角再来!と聞けば、リアルタイムで観ずにはいられないじゃあございませんか!
ということで、シャールク迷のお友達と共にクアラルンプールへ飛んだ不肖せんきちでありましたが(「なぜインドじゃないの?」という質問はスルーw だって、中華分もないといやだもーん!)、正味3日間の滞在で5回鑑賞いたしました。


ほーら、ほら。

で、今回はその感想をば、ちーっとばかし。
ただ、かなり言いたい放題な文章になることが予想されますので、「観る前に余計な雑音を入れたくないわ!」 という方は、とっとと離脱して下され。スマソ。

さてさて。

シャールク&ディーピカー迷並びにインド映画ファンならずとも気になるであろうこの映画、上映時間約3時間という堂々たる作品(インド映画じゃそうでもないのか)です。
おおまかなあらすじはといえば、オーシャン、じゃなくて、チャーリー(シャー・ルク・カーン)とその仲間たちが、ドバイで開催されるWDC(ワールド・ダンス・チャンピオンシップ)出場を隠れ蓑に、ドバイアトランティスの地下金庫に眠るダイヤモンドの強奪を企てる、というもので、その背景にはチャーリーの父(アヌパム・ケール)を罠に嵌めて無実の罪に陥れたチャラン・グローヴァー(ジャッキー・シュロフ)への復讐があった……てな具合でございます。
冒頭のド派手花火シーンからヒーローたるチャーリーの登場シーン迄で「掴みはOK!」のはずなのですが、いかんせん、その後はしょーもないくすぐり(嫌いじゃないけど)&ムダな説明が多いので、肝心のお話がどうにももたれてしまいます。
ソング&ダンスシーンは、そんなドラマ部分の弱さを補って余りあるものなんですけれど。
まあ、そのゆるゆるでモタモタな感じがむしろ魅力なのよ!と言われてしまえば、わたすの出る幕などないのですが(ゆるゆるでモタモタといえば、本家『オーシャンと11人の仲間(Ocean's 11)』もそんな感じでしたわね)。
ただ、それでも5回も観た、というのは、ファンにとってはたまらないシーンが山ほどあるからでして(でも、べっぴんさんが出てくるまで1時間近く引っ張るの。のっけからこれだから鼻血ブ~ではあるんだけど) 、そういう意味で言えば、スター映画の王道を行く作品であることは間違いありません。

Mohini hate lateness.
時間に厳しいモヒニたん。

が、スターのファンあるいはインド映画ファン(わたすの場合、べっぴんさんファンではあるけれども、インド映画ファンと名乗る資格はまだないなあと思います)という立場を離れて、純粋な映画作品としてこの映画を観た場合には、やはり、「尺が長すぎる!」と言わざるを得ません(と言っても、別に長尺の映画全てを否定してるわけではないんですのよ、勿論。この間の東京国際映画祭で上映された『黄金時代』の上映時間も3時間でしたが、非常に密度の濃い、素晴らしい作品でした)。
そして、最もつっこみどころ満載だったのが、ダイヤモンドを強奪する、その盗みの計画&テクニック。
古典中の古典ではありますけれど、『黄金の七人(Sette uomini d'oro)』や『続・黄金の七人 レインボー作戦(Il grande colpo dei sette uomini d'oro)』辺りをもうちょっと参考にしてほしかったところです。

そんなわけで、もしも日本で公開 or DVDリリースされることになった場合、少なくとも30分はドラマ部分をカット&再編集して頂いた方が、ぐっとテンポのよい、日本の観客にも受け入れられやすい作品になるのではないかと思います(ちなみに、クアラルンプールのシネコンも、日本同様インターミッション無しでの上映ですた)。
ま、そんなことを言っていても、公開されれば結局10回は観に行く と思いますけどね。

だって、ファン(迷)ですから!!!

でもね、この映画のことは決して嫌いではないの。
むしろ、大好きの部類に入るかも。
ただ、個人的な好き嫌い(思い入れ)と、作品の出来不出来(客観的な評価)とは、また別の種類の問題だと、わたすなんかは思いますのよ。
つまり、一言で言えば、

あまり出来はよくないけれど、この上もなく愛しい存在

てなところでしょうか。

暴言ご容赦!!!
(観想はこのぐらいにして、KLの映画館について次で書きます、たぶん)
意外とお気に入りなのがこれ。
別題「ピンポンパン体操」www

2014年9月29日月曜日

西尾劇場のますみたん (あの額はいずこへ編)

〔橘ますみ〕〔えいが〕〔ちょっとお耳に〕


使いまわしでごめんねー。

どうも。
トド@じみーに生きてますです。

またぞろ3ヶ月以上も放置状態にしてしまいました。
すいません。

さて。

6年前(あー、そんなに前だったのかorz)に書いたこんな記事。
 

その後、現地調査に向かおうと思いつつ、このブログ同様(おいおい)放置プレイと化してはや6年……。
 
な、なんと!
 
劇場が解体されてしまいますたー!!!

ガチョーン……。
 
しかし、それにつけても気になるのが、あの貴重すぎる東映スターたちの写真額の行方。
 
まさか、
 
一緒に廃棄されちゃった

なんてことは……(ありえるorz)。

不肖せんきちのような偏った映画ファンのみならず、日本映画史を考える上でも(大げさ)重要な資料と思われるあの写真額たち、どこかでひっそりと余生を過ごしていて欲しいものだと思います。

それにしても、痛恨の極み。
迂闊でした……。

そこで、今回の教訓。

いつまでもあると思うな親と金。
 
それかい!

2014年6月21日土曜日

『マダム・イン・ニューヨーク』はむしろ殿方にこそ観て頂きたい映画です

〔えいが〕〔ちょっとお耳に〕


どうも。
トド@相変わらず生活に追われておりますです。

さて。

いよいよ来週土曜日(28日)に公開(シネスイッチ銀座。以後、全国順次公開予定)が迫ったインド映画『マダム・イン・ニューヨーク(English Vinglish)』。

この映画、既にあちこちで取り上げられておりますし(これとか、これとか)、今更わたくしなどの出る幕でもないとは思うのですけれど、ちょっと一言だけ。

お料理上手でよき妻・よき母でありながら、英語ができない!(悪かったなー。オレもだよ)ということで夫や娘からつい軽んじられてしまうインドの主婦・シャシ(日本でなら英語なんかできなくても立派に「カリスマ主婦」になれそうなもんですが。その辺が日本とインドの言語状況の大きく違うところ)が、姪の結婚式のために渡ったニューヨークで一念発起してこっそり英語を学習、仲間との出会い等を通じて自信と輝きを取り戻していく、という設定には、おそらく多くの女性が共感し、涙する(特に終盤のシャシのスピーチは、涙なくしては観られません)ことと思いますが……わたくし、この映画のシャシのご主人を観ていて、「あー、うちの父親世代の殿方にクリソツだわ」としみじみ感じたものでございます。
最近のお若い殿方もこんな感じなのかどうかは不肖せんきち、残念ながら(?)あまりよく存じ上げないのですが、日本の男性とのあまりの共通点の多さに、「んー、これはむしろ殿方にこそ観て頂きたい映画だわ」と思った次第です。
そんなわけで、お忙しい殿方の皆様も、ご夫婦で、あるいは恋人と、はたまたお一人でも、ぜひぜひ映画館に足をお運び頂きたく存じます。

で。

ついでにもう一言書かせて頂くと、この映画、思春期の娘さんの微妙な心理がなかなかよく描けているなあと思いました。
特に、娘さんの先生との面談に臨んだシャシが初対面の先生に向かってジョークを飛ばしてたちまち打ち解けるものの、それを見ていた娘さんはそんな母親の姿を恥ずかしく思う件、あそこは「ああ、あたしもそうだったわ」と、何事にもあけっぴろげで陽気な下町気質の母親に困惑していた思春期の頃の自分を思い出しましたです。

 なにはともあれ、来週末は銀ブラ(死語)ついでにシネスイッチ銀座へどうぞ。

2014年6月5日木曜日

業界初!『ダバング 大胆不敵(Dabangg)』マスコミ向けマサラ試写会にお邪魔サラ!

〔えいが〕〔しようもない日常〕


ガチで戦います!
愛と正義のために!
マザコンマッチョ義賊警官!


どうも。
トド@最近胃もたれがひどいです。

さて。

去る6月2日(水)、シネマート六本木試写室(という名のスクリーン3)で開催された、今ちまたで話題のインド映画『ダバング 大胆不敵(Dabangg)』(7月26日〔土〕からシネマート新宿&心斎橋で公開。以後、全国順次公開予定)の業界初!というマスコミ向けマサラ試写会に「ダバング応援隊」の一員として参加させて頂きましたので、映画のご紹介も兼ねてそのルポなんぞを。




この日の応援隊は総勢20名ほど。
関西マサラーの雄 ・ AkaneChibaさん(ブログ「OSOに恋をして」主宰)も、夜行バスに乗ってはるばる大阪から駆けつけて下さいました(Akaneさんのルポはこちら)。

そしてなぜか、こんな人も出現w


偽スフィンクス(ウソ)。
その正体を知りたい人は、
『ダバング』を観に映画館へGO!

不肖せんきち、上映中はいつものマサラ上映同様、応援隊の皆と一緒に「ここぞ!」というところでクラッカーを鳴らし、歓声を上げて踊り狂い、弾けたひと時を過ごしましたが、マスコミの皆様はさぞ驚かれたことでありましょう。
幸い、映画の公式フェイスブックページのルポでは、「大好評のうちに幕を閉じましたー」とありますので、きっとうまくいった(どこかで聞いたようなw)のでしょう(当日の模様をまとめたサイトがこちらこちらにも)。
映画の内容は、 愛と正義のダーティーマザコン警官 VS 青年悪徳893政治家の死闘(アクション満載!)に、家族の絆も絡めた(泣ける)、

娯楽映画の王道を行く作品

ですので、皆様にもきっと楽しんで頂けるものと思います(お色気もあるわよ!)。
特に、「真の親孝行とは何か?」をお子様に教えるには最適の教材ですわよ。
ちょうど夏休みが公開時期ですので、ぜひとも親子揃って映画館でご鑑賞下さいませ。
といったところで、なんだか収拾のつかないルポになってしまいましたが、『ダバング』、ともかく面白いです!


ちなみに、こちらは台湾版予告編。
台湾でのタイトルは『寶萊塢之爆裂警官』!



おまけ:試写が始まる前、日活から応援に駆けつけてくれたナン子ちゃんと、グラサン&髭で決め決めの小林太秦社長のショートコント(ウソ)があったのですけれど、小林社長、以前知人が開催した『樺太1945年夏 氷雪の門』全長版上映会のときとはまるで別人のようでしたわ。

社長!

2014年5月4日日曜日

インド・東映・香港 (香港・東映・印度)

〔えいが〕〔しようもない日常〕〔べっぴんさん〕〔橘ますみ〕

タイトルは勿論この映画から
お借りしたものです。
どうも。
トド@懲りずに紙吹雪製作中です。
さて、世間ではWC、もとい、GWらしいですけれど、当方は明日からぼちぼち仕事です。
そんな中、5月1日(木)から3日(土)にかけて、ここのところべっぴんさんのおかげでどっぷりハマっている印活(インド映画活動、略して「印活」)と、ルーティンワークであるところの日港合作映画及び東映映画(橘ますみたんね!)鑑賞活動に勤しみましたので、その個人メモなんぞを。
本当はもう1本台湾語映画のご紹介をしてから、と思ったのですが、何しろ記憶力が悪いもので、こちらを先にいたします。
全てはあなたのせいなのよん。
お隣にいるのは、
ケヴィン・スペイシー(Kevin Spacey)さん。

5月1日(木)

この日は阿佐ヶ谷のロフトAで、「マサラスタイルでボリウッドNo,1!!~カレーに紙吹雪が入らないよう注意!~」なるイベントがありますた。
これは5月3日(土)から渋谷のシネマライズで公開される(あ、既に公開中ね)『スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!(Student Of The Year)』及び今年続々と公開予定のインド映画(『マダム・イン・ニューヨーク(English Vinglish)』『ダバング 大胆不敵(Dabangg)』等々)の紹介を兼ねたトークショーで、ゲストの皆様が選んだ映像を流しつつ、楽しみながらインドやインド映画に関する知識が学べるという、非常に有意義な内容のものでした。 
で、どうでもいいけど(あ、これはトークショーではなく、別のところで教えて頂いたことなんですけれどw)、『スチューデント・オブ・ザ・イヤー』でヒロインを演じていたアーリア・バット(Alia Bhatt)のお父さん=マヘーシュ・バット(Mahesh Bhatt)は、せんきちのトラウマ映画の1つ『タマンナ(Tamanna)』の監督さんなんですねえ(で、タマンナちゃんやってたプージャ・バット(Pooja Bhatt)は腹違いのお姉さん。ひょえー)。
むかーし、MXTVでこの映画を
観たときはおったまげたよ。
アーリアちゃんのデビュー作の監督が
インドの木下恵介(なんちゅー喩えやw)
だったのも、この映画との因縁を感じさせます
(かんけーねーよ!!!)。

童顔で巨乳(!)という点は、
日本でも一部の皆様から
熱烈大歓迎されそうだと
思うんですけれど。

5月2日(金)
この日は午後の仕事がお休みだったので、 午後3時からフィルムセンターで上映された『楊貴妃』を鑑賞。
1955年の日港合作映画(大映、邵氏)ですが、大映の場合、メインキャスト及びスタッフはほとんど自前で調達、資金面その他で合作相手の協力を仰ぐという方式だったため(この後のタイや台湾との合作映画でも同様)、ほとんど大映単独の映画としか思えません。
ただまあ、合作相手としては日本の優れた映画技術を導入できるという点や現地での興行に旨みがあったと思われ(特に、スタッフにとっては日本の技術を学ぶまたとない機会になった模様)、そういう意味では意義のある試みだったようです。
ちなみに、邵氏はこの後単独で『楊貴妃』を撮っており、これには東映が撮影協力を行っています。
『白夫人の妖恋』と『白蛇傳』との関係同様、こちらの2本の関係に関しても、これから比較検討を進めていかなければいけないなあ、と思いました。
『楊貴妃』の後、渋谷へ移動して楽しみにしていた『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム(Om Shanti Om)』の爆音マサラ上映へ。
会場は昨年と同じく渋谷クアトロ。
今年は渋谷以外にも、梅田、広島での開催が決定、『恋する輪廻』は日本における祝祭映画としての地位を確立しつつあるようです(ほんとかw)。
昨年同様今年も「オールスタンディング」のはずだったのですが、開場から開演まで1時間あるため疲れないようにと思って最前列に折りたたみ椅子を出して座っていたところ、「前に倣え!」ということで後から来たお客様も皆次々と床に座り始め、結局小劇場演劇スタイル(!)での鑑賞となりました。
しかし、昨年は開演までの待ち時間を含めると約4時間も立ちっぱなし(休憩なし!)でいましたから、どんだけ元気だったんだか(汗)。
ま、そうはいってもさすがにそこはマサラ上映、映画が始まると直ちに総立ち状態に。
そして、休憩時間(今年は休憩もあったんですよ、奥さん)になる頃には床一面が紙吹雪にwww

前半終了段階でこの惨状w

後半もハイテンションで盛り上がり、上映終了時には、

ほとんど、カオス状態w

不肖せんきち、おかげさまをもちまして今回の鑑賞で、『恋する輪廻』劇場鑑賞30回を達成いたしました。
昔はロードショー館も入れ替え制ではなかったため、10回や15回鑑賞なんてことも容易に達成できたんですけれど、今は入れ替え制ですから、ずいぶんと時間がかかってしまいました。
が、何はともあれ、めでたいことです。
30回達成を記念して、
新たな悪ふざけネタを
画策中。


関東ディーピカ連合東京親衛隊長(自称)
今回の特攻服。
法被とHappyを掛けてありますw
5月3日(土)
この日は1日お休み。
ゆっくり寝ていようと思っていたのに、午前7時30分頃きっちり目が覚めてしまいました。
前日の晩、小肥羊で食べた火鍋に入っていた大蒜を全部食べたのが幸い(?)したようです。
火鍋、やっぱりおいしいね。


 午前11時半過ぎに家を出て、午後1時からラピュタ阿佐ヶ谷で『博奕打ち』(1967年、東映京都)を鑑賞。
言わずと知れた、橘ますみたんの映画デビュー作です(そこかい!)。
久しぶりに劇場で観ましたが、山城新伍と若山先生がいいですねえ。
山城新伍は上方の典型的なダメ男がはまり役、若山先生の敵役も主演の鶴田浩二を食う勢いです。
そして、最後に明かされる小池朝雄の思いにも今回はぐっときてしまいました。
以前初めて観たときには、女たちを救うことができなかった鶴田浩二に対して「しっかりしろや!」と思ったのですが、でもこの映画って、結局は皆不幸になっているわけで、賭場で鶴田浩二に出会った山城新伍が皆を不幸に巻き込む映画……のような気も。
橘ますみたんはこのシリーズ(博奕打ちシリーズ)だと、『博奕打ち 不死身の勝負』でヒロインに抜擢されていますが、こちらのほうが出来がいいような気がします。
何より、おきゃんで愛くるしくて、そして、可愛い。
映画鑑賞後、シネマート新宿に寄って『ダバング 大胆不敵』の前売券を購入、渋谷へ移動して『スチューデント・オブ・ザ・イヤー』の初日マサラ上映に参加しました。
この日は次の回の都合もあり紙吹雪はNGでしたが、その分クラッカーを多めに鳴らしつつたこ踊り(!)を踊りまくって大いに盛り上がりました。

ダンスシーンで盛り上がっているところを
撮ろうと思ったら、こんな写真にw
身体から青い光線を発する妖獣リシ(ウソ)。


ナン子ちゃんもお見えでした。
こうして見ると重そうだね、頭が。
 『スチューデント・オブ・ザ・イヤー』、昨日から公開が始まったばかりですが、東映や香港映画の男まみれとはまた一味違った男まみれの世界が堪能できるので(どういう視点なんだか)、ぜひ皆様も劇場に足をお運び下さい。
 新宿2丁目仲通りマサラ上映希望www
 
いうことで、とりとめのない内容の自分メモ、この辺で終了いたしますです。
まだまだお休みの皆様、よい休日を!

2014年4月27日日曜日

地獄新娘

〔えいが〕

劇中に登場する台中駅。

どうも。
トド@いつも眠くて困りますです。

さて。

先月開催された大阪アジアン映画祭にて「台湾語映画、そして日本」という小特集が組まれ、台湾語映画全盛期(1950~60年代)に制作された作品の中から『温泉郷のギター(溫泉鄉的吉他)』が上映されました。
日本における映画祭で台湾語映画全盛期の作品が上映されたのは、おそらく、今から17年ほど前に三百人劇場で開催された「台湾映画祭」以来(その折の上映作品=『君を送る心綿々(送君心綿綿)』)なのではないかと思われ、非常に画期的な出来事だったのですが、不肖せんきちもこの機会に便乗して(今回の上映に当たっても少しお手伝いをさせて頂きました)、台湾語映画のご紹介なんぞを。
まずは、作品データから。

1965年、台湾。辛奇監督。金玫、柯俊雄、歐威、他。

超おおまかなストーリー:王義明(柯俊雄)の妻が義明の従兄弟と洋上で謎の事故死を遂げますが、その死体はなぜか見つからないままになっていました。
一方、義明の妻の生き別れになった妹・白瑞美(金玫)は姉の死の真相を探るため、身分を偽って姉の娘の家庭教師になります。
初めこそ反目し合う義明と瑞美でしたが、やがて二人は恋に落ち、結婚の約束を交わします。
 しかし、意外な人物が瑞美の命を狙うのでした……。

"地獄の花嫁(地獄新娘)"というと、なにやらおどろおどろしいタイトルですが、本作の原作はヴィクトリア・ホルト(Victoria Holt)の"Mistress Of Mellyn"(米蘭夫人)で、この小説は日本でも『琥珀色の瞳の家庭教師』というタイトルで翻訳が出版されています。
1965年というと、北京語映画の世界では後に一大ブームとなる文芸愛情映画(文藝愛情片)の先駆ともいえる作品(『婉君表妹』『菟絲花』等)が生まれ始めた時期に当たりますが、この映画もそれらの中に加えたくなるような文芸作品に仕上がっています。
特にファーストシーンはこれから起こる不吉な出来事を予感させるに十分なもので、とかく低予算&粗製濫造と言われがちな台湾語映画において、きわめて誠実な作品作りが行われていたことはもっともっと記憶されるべきでしょう。
さらに、台湾語映画におけるこのような文芸映画の存在は、当時の台湾語映画のジャンルの幅広さを物語るものといえます。

ヒロインを演じた金玫は以前このブログで取り上げた『懷念的人』でも主役でしたが、当時、白蘭と人気を二分した台湾語映画を代表する女優の一人で、白蘭が後に北京語映画に転じたのに対し、最後まで台湾語映画一筋だったようです。
せんきち的には、北京語映画でも十分やっていけるだけのノーブルな美女だったと思うのですが。

金玫

お相手の男優二人は後に北京語映画に移って大スターになりましたが、柯俊雄はご存知の通り現在でも活躍中、そして歐威は惜しくも早世したものの今なお台湾の人々に記憶され続けている名優で、彼らの台湾語映画時代の仕事ぶりを知る上でもこの作品は貴重な映画といえるでしょう。

台湾語映画史のみならず、台湾映画史の中で極めて重要な作品のひとつと言ってよい作品です。

2014年3月23日日曜日

鹿港甘仔店懷舊餐廳@土城

〔たび〕〔これでも食らえ!〕〔しようもない日常〕

人気のない日曜朝の台北の街で
一人微笑んでいた劉青雲。

どうも。
トド@花粉症で絶不調です。
まあ、去年ほど酷くはないんですが、それでも辛いですわね。
ここんとこ、咽喉もやられちまいまして……。

さて。
もう少しだけ、台北の食べ物ネタを。
今回は、台北市のお隣・新北市土城区にある「鹿港甘仔店懷舊餐廳」のご紹介。
「えっ?土城ってどこ?」という方も多いと思いますけれど、ざっくり言うと板橋の南ね。
あ、でも決して豊島区ではありません(当たり前だよ!)。
東京で喩えると、狛江辺りになるんでしょうか(ものすごくいい加減www)。

一時期、台湾で大流行した「懷舊餐廳」なるレトロ食堂。
店の内装や調度品にレトロな装飾を施し、なおかつレトログッズが満載の店内で昔ながらの台湾料理を味わうというのがウリでしたが、ここ数年でかなり淘汰が進み(家賃の高騰もその一因らしい)、今回ご紹介する「鹿港甘仔店懷舊餐廳」もかつては台北の東区に支店があったものの(その折のルポはこちら)少し前に敢えなく閉店、現在は土城の本店のみが頑張っているといった按配です。

 「鹿港甘仔店懷舊餐廳」へはMRTの土城線に乗って亞東醫院駅で下車、さらに徒歩約10分ほどかかります。
駅周辺にはその名の通り大きな病院(東醫院)、マンション、コンビニ等が立ち並び、いわゆる郊外のベッドタウンといった感じの風景が広がっています。
駅からは病院横の地下道を通り抜けた後、広い道路を渡ってまっすぐ行き突き当たりで左折、さらに最初の曲がり角を右に折れてずーっとまっすぐ行った突き当たりを左折すると左側にお店が見えてきます(くわしくはここを見てチョーよ)。
ただ、とにかくわかりにくいので(わかれば簡単なんだけど←当たり前!)、グーグルマップでよーく確認してから行った方がよいと思います。
当方の場合、同行した台湾の友人がお店の人に電話で道順を尋ねてくれたのはよかったのですが、お店の人の説明もかなりアバウトだったので、辿り着くまでが一苦労でしたわ。
でも、こういうことがなければ絶対に訪れないであろう場所だったので、台湾人のフツーの生活空間が垣間見えてなかなか面白かったです。

で、ようやく辿り着いたお店はというと、例によってレトログッズの洪水。

中原ひとみがこんにちは。

  岩下志麻はインスタント麺かなんかの
広告に勝手に(?)起用されていました。

資生堂石鹸の宣伝ポスター。

お約束(?)の老電影のポスターや、

ロビーカードも。

そんなレトログッズに囲まれながら食べたお料理がこちら。

炒牛肉と腐乳空心菜。
炒牛肉といいながら、中身はほとんど
空心菜(とほほ)。

鹿港蚵仔酥。
牡蠣のフリッター。
台湾の牡蠣は一口サイズなので、
何個でもいけます。

炒劍筍。
根曲がり竹の炒め物。

清蒸鱈魚。
鱈の清蒸って初めて食べたんですが、
なかなかさっぱりとしていておいしいですわ。

猪油飯。
ご飯は自分で盛るというセルフサービス。
ビールも冷蔵庫から自分で取る。
金牌、おいしいよ!

日曜の夜ということもあってお店はかなりの混雑でしたが、2階席もあるので予約なしで行ってもたぶん大丈夫だと思います。
ただし、例によって(?)日本語度はほぼゼロなので(英語も?)、身振り手振りで頑張りましょう。

レトログッズが好きな方や台湾の歴史に興味がある方、あるいは芸能好きの方は、一度足を運ぶことをお勧めいたします。

お店で流れていた林正英先生の映画。
なんでしょ?これ?

2014年3月11日火曜日

キネカ大森開館30周年大感謝祭でOSOマサラ上映!

〔べっぴんさん〕〔えいが〕

元気ハツラツw

どうも。
トド@"Goliyon Ki Raasleela Ram-Leela" はシェークスピアというよりも近松だと思うのです。

さて。

今年開館30周年を迎えるキネカ大森が、またしてもやらかしてくれました!
30周年記念イベントの一環として、『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム(Om Shanti Om)』のマサラ上映を行うそうです!

以下は、キネカ大森オフィシャルサイトからの引用。

……ここから……

マサラシステム上映
アジア映画専門館時代には「インド映画と言えばキネカ」と言われ、今も積極的にインド映画を紹介しています。30周年を記念したマサラシステム上映で大いに盛り上がりましょう!
日時★4月6日(日)10:30より
上映作品★「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」
―マサラシステムとは?―
上映中に踊るシーンはお客様も一緒に踊り、歌うシーンは一緒に歌う鑑賞スタイルです。観るだけでなく、お客様も一緒に参加しましょう!!
◆クラッカー、紙吹雪のご持参歓迎!
◆インド衣装のコスプレ大歓迎!
◆大変賑やかになります。ご了承の上ご鑑賞ください。

……ここまで……

不肖せんきち、昨年暮れには兵庫県尼崎市にある塚口サンサン劇場で開催されたOSOマサラ上映にも遠征、ついに関西進出(?)を果たしてしまったのですが、今回も行きますわよ、もちろん!

こちらは塚口でのお写真。
中央、特製べっぴんさん法被(通称・特攻服w)を
着ているヴァカがわたくしざます。
 
 塚口での後片付け風景。
キネカ大森でも後片付けは必須ですので、
皆様のご協力をお願いいたします。
楽しく鑑賞、楽しく掃除!

キネカ大森ではこの他にも『ヤンヤン 夏の想い出(一一)』や『ブエノスアイレス(春光乍洩)』の上映等、30周年にふさわしい企画が目白押しですので、くわしくはこちらをご参照下さい。

(以上、お知らせまで)