2015年1月21日水曜日

最近気になったこと(ひとりごとです)

〔ディーピカー・パードゥコーン〕〔べっぴんさん〕〔しようもない日常〕

おらの観音様。


どうも。
トド@寒さに弱いです。


今回は、ここ数日ずっと気になっていたことを少し。
単なる独り言ですので、興味のない方はスルーして下されm(__)m

さて。

われらがべっぴんさんことディーピカー・パードゥコーン(Deepika Padukone)嬢が昨年の一時期、うつで苦しんでいたという告白に関して、実はかくいう私もうつ経験者なので、彼女の話す症状やその治療過程、患者への接し方等、全てが手にとるようによくわかるのでございます。
そして、彼女がうつと闘っていた時期と"Happy New Year"(以下、HNYと略す)の撮影時期とが重なっていたと知り、「よくまあ、あんな苦しい状態の時に、あんなハイテンションの演技をこなしていたものだ」と驚くと同時に、「よくぞご無事で(この場合の「無事」とは最悪の事態〔自死〕に至らないでよかった、という意味)」と涙したものでした。

次にこの映画を観たら泣くわ、おら。
 
しかし、そのような困難な状況にありながらも、彼女が比較的短期間でうつを克服できた理由としては、下記のようなことが考えられるでしょう。

1、早期発見により、適切なケアを受けることができた
薬物治療に当初は抵抗感を示していたようですが、セカンドオピニオンの結果、それを受け入れ、症状が軽減されたとあります。
日本では患者への過剰な薬物投与が問題となっていますが、当たり前のことながら適量でありさえすれば、薬の効果は大きいのです。
私も薬を飲んで、症状が大幅に改善しました。
2、十分な休息を取った
HNYのクランクアップ後、次の仕事まで2ヶ月間の休みを取り、療養に専念したこと。
薬物治療やカウンセリングも重要ですが、この病気になった場合、やはり休息を取ることが一番効果的です。
休息にまさる薬なし。

かの国において、今をときめく大スターがこの種の病に冒されていたことを公にするという行為に対する是非はさておき、少なくとも同じ病に苦しむ人々にとっては、「(苦しんでいるのは)私だけではなかったのだ」と救いにもなり、慰めにもなることでしょう。

ただ、この病の恐ろしいところは、いつ何時再発しないとも限らないということ。

彼女はこの病を克服してより強い人間になることができたと語っていますが、無理は禁物です。
ちょっとでも異変を感じたら、仕事は二の次にして、どうか休んで頂きたい。
時には、自分の脆さや弱さを認めることも大事だと、私は思います。
それもまた、勇気の要ることなのです。
そして、身体に気をつけて、少しずつでもいいからいい仕事をしてほしいというのが、極東の離れ小島に住む名もない一ファンの切なる願いなのであります。

ゆっくり、ゆっくりが肝心だす。

(独りごちながら退場)

2015年1月18日日曜日

尤敏ゆかりの土地巡り in 吉隆坡 (その四)

〔尤敏〕〔えいが〕

べっぴんさんお誕生日おめでとう企画、
お蔭様で大成功でおました。
カンパ&メッセージをお寄せ下さった皆様、
ご協力ありがとうございました。


どうも。
トド@寒中お見舞い申し上げますです。
すっかり更新が途絶えてしまい、申し訳ございません。
年明け早々、べっぴんさんお花企画に奔走、それが無事終了したら気が緩んだのか風邪を引いてしまい、おまけに仕事も立て込んで……と、ばたばたしておりました。
ということで、心を入れ替えて2015年最初の更新、尤敏旅企画の続きです(前回はこちら)。

・クアラルンプール鉄道駅(Kuala Lumpur Railway Station)

かつてのクアラルンプールの表玄関。
『香港の星(香港之星)』で、尤敏演じる王星璉を追って香港からシンガポール、そしてクアラルンプールにやって来た長谷川透(宝田明)が降り立つのが、この駅です。

白亜の駅舎。
 

 改札を出た長谷川の目にまず入るのが
駅正面に聳えるマレーシア鉄道公社ビル
(Malayan Railway Headquarters Building)。

 こちらは現在のビル。
外装の色が変わっています。

その後、駅前のロータリーでタクシーを
拾った長谷川は、星璉が勤めるレディ・
テンプラー病院へと向かいます。
 
 で、これがその場所(駅舎北側のロータリー)の現在…
と思い、写真を撮ったのですが、帰国してから再確認したところ、
実際にはこことは反対側、つまり、南側のロータリー(マジェスティック・
ホテル前)からタクシーを拾っていたことが判明、
とんだ大間違いでおましたわ!
また行かないとね~。

長谷川を乗せたタクシーはそのまま南方向へ
走っていくのですが、なぜか反対方向(駅の北)にある
マスジッド・ジャメ(Masjid Jamek)らしき
モスクもこの後一瞬映ります。
 
こちらは、現在のマスジッド・ジャメ。
 

さて、そろそろネタも尽きてきた本企画、次回でおそらくいったん終了になるかと思いますが、今日はこの辺で。
 
(つづく)

2014年12月30日火曜日

初春や べっぴんさんと 夢マサラ (五七五)

〔えいが〕〔べっぴんさん〕〔ディーピカー・パードゥコーン〕

アイーン!×


どうも。
トド@食べてばかりいますです。

さて、本年最後の更新は、マサラ上映のお知らせ。
来年(2015年)の1月4日(日)、キネカ大森にて『チェンナイ・エクスプレス お竜参上』、じゃなくて、『チェンナイ・エクスプレス 愛と勇気のヒーロー参上』のマサラ上映が開催されます(13:35~ 上映時間の変更がありました。変更後の時間は13:45~です!)。

今回のキネカ大森での上映は「名画座2本立て」での上映でして(1月3日〔土〕~1月9日〔金〕)、なんと『クリッシュ』との2本立てでございます。
昨年10月のボリウッドフェスティバルにお越しになれなかった皆様、もう1度スクリーンで観たいという皆様、ぜひキネカ大森へ足をお運び下さい(上映スケジュールはこちら)。
そしてそして!
『チェンナイ・エクスプレス』上映期間中の1月5日(月)、われらがべっぴんさんことディーピカー・パードゥコーン嬢が29歳のお誕生日を迎えるのを記念して、べっぴんさんへのお祝いのお花をキネカ大森のロビーに飾って頂けることになりました。
そこで、こんな企画の参加者をただいま募集しております。

ディーピカ誕生日お祝いフラワー@キネカ大森 有志募集

詳細は、こちらのリンクをご覧頂くとして、明日31日(大晦日)まで参加頂ける方を募集しております。
ツイッターやってないよ!という方は、こちらのコメント欄でもけっこうです。
どうぞ、ふるってご参加下さい。

では、来年のお正月はキネカ大森でお会いしましょう!

皆様、よいお年を。

2014年12月29日月曜日

超極私的ロケ地めぐり in 京都 九

〔橘ますみ〕

久しぶりに来たら、外観が
すっかり変わっていたので
すぐにそれとは気づかなかったよ、
京都みなみ会館。
 
 
どうも。
トド@昨日も飲んだくれてますたです。
 
さて。
 
尤敏企画が年を跨ぐこと必定なので、臨時ニュースを先に。
 お久しぶりの橘ますみたん映画ロケ地ネタ(前回はこちら)。
 
11月末、仕事で京都に 行ってきますた。
総長(賭博かよ)、もとい、早朝の新幹線に乗って午前9時前には京都駅に着いた不肖せんきち、仕事は午後1時からだったので、「さて、どうするべい」等と思いつつ、なんとなく引き寄せられるように新幹線改札口お向かいの近鉄線乗り場へ突入。
そのまま電車で一駅揺られ、東寺へと向かったのでありました。
 
そう、ここ東寺(九条大宮)かいわいは、以前にも取り上げましたが、『異常性愛記録 ハレンチ』のロケ地であるのみならず、 『ポルノの女王 にっぽんSEX旅行』や『温泉スッポン芸者』等等にも登場する東映とエロの幸せな出会いを取り結んできた聖地でもございます。
 
 
紅葉がきれいですた。

 

というわけで、積み残しになっていた調査に着手。

『異常性愛記録 ハレンチ』の中で、深畑に暴力を振るわれて(ストーカー+DV)ひどい頭痛に悩まされるようになったノンコ(橘ますみたん)が、常連客・寺内(小池朝雄)の勤める病院で検査を受けるくだり、病院の外観がちらりと映りますが、
 
検査後、病院を出るノンコと寺内。
赤いマントが素敵よ、ますみたん。
 
そこは有給、もとい、悠久の都 ・京都、今でもちょっと改装しただけで現役の病院として立派に稼働中ですた。
場所は、東寺慶賀門の斜め向かい。
 
こちらが建物全体。
 
 
 右後方奥に見えるのが、東寺東大門。
 
 
玄関ドアは、新しいものに
取り替えられています。

そんなこんなで、積み残しになっていた調査を終え、東寺にも参拝して、お仕事先へ向かいましたとさ。
めでたしめでたし(意味不明)。

以前、取り上げた伏見信用金庫
(現・京都中央信用金庫)の定礎板。
この翌年、『ハレンチ』が制作
されたのでした。

 
 
 
 

2014年12月21日日曜日

尤敏ゆかりの土地巡り in 吉隆坡 (その三)

〔尤敏〕〔えいが〕〔たび〕

1962年当時のパヴィリオン・シアター。


どうも。
トド@あらまあ、もうすくお正月!です。

なんだか年を跨いでの企画になっちまいそうですけれど、とりあえず、前回の続き。
 
・パヴィリオン・シアター(Pavilion Theatre、光藝戲院)跡
 
かつてブキッ・ビンタン通りにあった映画館。
1936年、陸運濤の母である林淑佳(広東省から裸一貫でマレー半島に渡り、やがて巨万の富を築いた陸佑の第四夫人)が聯營戲院集團有限公司を設立、この地にパヴィリオン・シアターを建てて、映画産業に参入します。
その後、 日本軍のマレー半島侵攻による苦難の時代を経て、日本の敗戦後、再び事業を開始、やがて映画製作にも乗り出し、陸運濤はアジア映画史に残る大きな功績を残すことになるのでした。
 
そんな電懋創業の地とも言えるこの映画館ですが、惜しくも21世紀に入って閉館、 現在はクアラルンプールで敷設中のMRTの建設予定地になっているらしく、どっかんどっかんと工事中でおました。
 
 
昔の面影は皆無orz
 
これが開通するとさらに
便利になるのでしょう、きっと。

1962年4月9日、このパヴィリオン・シアターで『香港の夜(香港之夜)』のプレミア上映会が開催され、『香港の星(香港之星)』のマレーシアロケで当地を訪れていた尤敏と宝田明も出席、舞台挨拶を行いました。
 
舞台挨拶を行う尤敏と宝田明。

 
マレーシアの記者と記念撮影をする尤敏。
 

パヴィリオン・シアターの外で
尤敏の出待ちをする人々。

なお、現在でもブキッ・ビンタン通りには同名の巨大ショッピングモール及び映画館がありますが、こことは無関係です。

(例によって続く)

2014年12月13日土曜日

尤敏ゆかりの土地巡り in 吉隆坡 (その二)

〔尤敏〕〔えいが〕〔たび〕

本題とはかんけーありませんが。
泊まっていたホテル(リッツ・カールトン)で
飲んだカクテル、スージー・カン、じゃなくて、ウォン。
ウォッカベース&スイカ味ですた。


どうも。
トド@あいかわらず忙しいです。
どしたんでしょ。
隕石が降ってくるわよ。
さて、前回の続き。

・マジェスティック・ホテル(The Majestic Hotel Kuala Lumpur)

1959年、クアラルンプールで開催されたアジア映画祭(現・アジア太平洋映画祭)の折、尤敏が宿泊したのがここ
電懋のオーナーだった陸運濤ゆかりのホテルです。

クアラルンプール鉄道駅前にどかんと鎮座。
かつての表玄関に今も聳える威容。

ここはコロニアル・カフェのアフタヌーンティーが有名ですが、我々はちょいと時間をずらしてランチを頂いてみました。

優雅な空間。
まずここでメニューを決めた後、
テーブルに通されました。

向かって右はバースペース。
夜はバンドの生演奏もあるようです。
アフタヌーンティーの時間には混み合う
らしいのですが、ランチタイムは静かそのもの。
落ち着いて食事ができます。

メインの一品。
ビーフシチューです。
付け合わせのマッシュポテトもおいしい。


アフタヌーンティータイム一の人気スポット、
オーキッド・コンサバトリー。
数ヶ月先まで予約で満杯らしいっす。
傍から見ると温室でお茶飲んでるようにしか
見えませんが(おいおい)。

従業員の方もフレンドリーかつ親切、それでいて礼儀正しく、ランチのお値段もびっくりするほどお手頃価格で(一度経験してみればわかります)、すばらしいひと時を過ごすことができました。
コロニアル・カフェのランチ、おすすめです。

(まだまだ続く)

2014年12月7日日曜日

帰ってきた嗚呼、プラパ!(ヨッパライじゃないよw) 

〔えいが〕〔ちょっとお耳に〕

プラパちゃん改めプラパたんご出演の
トーク番組で紹介されていたお写真。
向かって左から張美瑤、プラパたん、千葉泰樹監督。

どうも。
トド@寒くて寒くてどうしましょうです。

さて、宿題の処理が始まったばかりですが、ここで臨時ニュースです。

昨日(6日)、フィルムセンターで上映された『バンコックの夜(曼谷之夜)』。
「第2の尤敏」として台湾からやって来た寶島玉女こと張美瑤小姐と、この時期香港や台湾でも人気のあった加山雄三が共演した切ないメロドラマ(日本〔東宝〕・台湾〔台製〕・香港〔國泰〕合作映画)ですが、この映画で張美瑤演じる美蘭のけなげな侍女・プラパを演じたタイ女優プリム・プラパポーンたん(以下、プラパたんと記します)について、拙ブログでは過去2回に亘って詳しい情報(なのか?)をお届けしてまいりました。



で。

昨日、実に11年ぶりにスクリーンでこの映画を観ながら(チャンネルNECOで放映された際の録画が家にあるので、折に触れて観返してはいたのですけれど)、「一昨年、張美瑤さんも亡くなっちゃったし、今頃はプラパたん、どこでどうしてござろうぞ(「艶容女舞衣」風に)」と物思いに耽っていたところ、

がーん!

Google先生をお呼びしてみたら、あったじゃないの、プラパたんの近影が。
 
それが、これ!
 

 


美しく年齢を重ねたプラパたんのお姿が、そこにはありました。
 
どうやら最近、またマスコミへの露出の機会が増えているらしく、なんでもありますYouTubeには、プラパたんご出演のトーク番組もありましたわよ!
 
 
 
タイ語&字幕なしなので何がなにやら詳しい中身はさっぱり生ビール(あ、サッポロね。さむいorz)なのですけれど、年代順に作品の抜粋を流し、それに関するお話を聞く、という内容のようです。
そして冒頭には、『バンコックの夜』のスチールや撮影時のスナップ、鎌倉大仏での記念写真等が登場、この映画に出演したことが彼女にとって今でもいい思い出なのだなあと、胸が熱くなりますたです。
後半では、例のチャイヨー特撮映画も紹介されていましたw
 
いつかタイでも上映されるといいね、『バンコックの夜』。

(以上、せんきちがお送りしました)

おまけ:前回のプラパたん記事で、わたくし、彼女のことを「1952年生まれ」と書いたのですが、どうやら「1946年生まれ」の間違いのようです。お詫びして、訂正いたします。しかし、6歳の誤差って、まるで何莉莉みたいね(コアな邵氏迷にしかわからない)。
 

2014年12月6日土曜日

尤敏ゆかりの土地巡り in 吉隆坡 (その一)

〔尤敏〕〔えいが〕〔たび〕

『香港の星(香港之星)』で宝田先生が
尤敏にプロポーズしたこの庭園、
先生のお話ではシンガポールの蘭園らしいのですが、
不肖せんきちに推理ではKLのレイク・ガーデンではないかと。


どうも。
トド@なんだかとっても忙しいです。

そんなこんなで忙しさに追われているうち、フォルムセンターでの香港三部作の1回目の上映も終わってしまいました。
2日の『香港の夜(香港之夜)、3日の『香港の星(香港之星)』上映の際には宝田先生もご来場、舞台挨拶を なさいました。

で。

こちらでも宿題に取り掛かることにいたします。

・マレーシア・ツーリズム・センター(Malaysia Tourism Centre)

1959年、クアラルンプールで開催された第6回アジア映画祭(現・アジア太平洋映画祭)。
尤敏は、邵氏から電懋(キャセイ)に移籍後の第1作『玉女私情』で初の主演女優賞を獲得しました。

主演女優賞のトロフィを抱く尤敏。
このトロフィは現在、シンガポールの
キャセイギャラリーにあるはず…です。


そして、この時、 メイン会場として使用されたのが、現在ではマレーシア・ツーリズム・センター(Malaysia Tourism Centre)となっているトゥンク・アブドゥル・ラーマン・ホール(Tunku Abdul Rahman Hall)。

ただいま改装工事中らしく、立ち入り禁止の
柵が張り巡らせれていますた。
でも、皆さんお構いなしにずんずん侵入www



センター内には今でも同名のホールがありますが、これが昔のままの物なのか、それとも名前はそのままに新しく建設されたものなのかは、残念ながらわかりませんでした。

ということで、まずは手始めに軽めのネタから。
続きはまた改めて。

(いつものようにだらだらと続く)

2014年11月19日水曜日

ガウリ・シンデー(Gauri Shinde)監督にお目にかかりますた

〔えいが〕〔しようもない日常〕

監督、おきれいですた。


どうも。
トド@あらあら、近頃まじめにブログを更新してるわねです。

さて。

去る11月17日(月)、『マダム・インニューヨーク(English Vinglish)』のガウリ・シンデー(Gauri Shinde)監督と一般人(変態←おいおい ですけど、一般人なわたす)ブロガーとの交流イベントがあり、不肖せんきちもコアなインド映画ファンブロガーの皆様の末席に侍らせて頂きました。
会場は、都内某所にあるアミューズソフトエンタテインメントの会議室。
アミューズ(藝神集團)といえば、思い出すわね、シネ・アミューズ。 

通訳は、おなじみ松下さん。



監督のご挨拶もそこそこに、あっという間にQ&Aタイムに突入したこのイベント、質問は1人1問ということでしたので、せんきちもずーっと疑問に思っていたことをおずおず(でもなかったな。映画祭のQ&Aタイムで妙に質問慣れしちゃって。いかんいかん)とお尋ねしてみますた。
それは、劇中でシャシたちが観に行くエリザベス・テイラー主演のMGM映画『雨の朝巴里に死す(The Last Time I saw Paris)』のこと。
シャシに思いを寄せるクラスメートのローランがフランス人であることや、シュリデヴィもリズも子役出身の大スターである点等、わざわざ狙ってこの映画を選んだのか、はたまた、監督にとって個人的に思い入れのある作品なのか(あるいは、侯孝賢作品における『あひるを飼う家(養鴨人家)』みたいなものなのか)、何か深ーい意味があったのかしらん、と思っていたのでございます。

が!

監督のお答えは至極あっさりしたもので、

「たまたま権利が取れたから」

だそうでした。

はあ、なるほど。
でも、いい感じでこの映画とマッチしていたと思いますです、はい。


日本で子役出身の大スターと
いえば、もちろんこの方。
デコちゃんこと高峰秀子。


この他、参加者の皆様から色々とディープな質問&熱いメッセージが寄せられましたが、その中からちょいと印象に残ったものを取り上げてみますと……

・劇中の子役は、実際のきょうだい

この日、映画における長女の小憎らしさにむかついたというコメントが相次ぎましたが、わたすは以前にもちょこっと書いた通り、むかつくというよりはむしろ思春期の娘の微妙な心理がなかなかよく描けているなあと感心いたしました。
ああいう時期を経てみんな大人になるもので、それは日本とインド、特に中間層以上ではそう変わらないのではないのかと思います。
ただ、「お父さん!くさい!」とは言わないところが、日本と違うなあとは思いましたけれど。

・監督のお母様もちょっとだけご出演

シャシがラドゥを配達する、その中の1軒のお母さん役としてちらりと顔を見せているそうです。

・全長版と短縮版の問題について

今年12月公開の『チェイス!(Dhoom 3)』と来年1月公開の『ミルカ(Bhaag Milkha Bhaag)』が、いずれも日本においては短縮版での公開になることに関連して、もしも監督が日本の配給サイドからこの作品の再編集をお願いされたら、という質問がありましたが、答えはもちろん「否!作品は私にとって子供みたいなもの」とのことでした。

いわゆる全長版と短縮版の問題に関しては、何も今に始まったことではなく、ましてやインド映画に限った話でもございませんで(日本映画でもこんな例が←あくまで一例)、つい最近もこんなことがございました。
また、1970年代から80年代にかけて日本公開された香港映画において、日本独自の再編集版がまま見受けられたというのも有名な話でございます(その一例として、特によく知られている『少林寺への道(少林寺十八銅人)』日本公開版完成までのいきさつは、以前こちらでも取り上げたことがあります)。

この映画(『女ともだち(自梳)』1997年、香港)は、
東京国際映画祭においては全長版が上映
されましたが、香港等での劇場公開時及び
東京国際L&G映画祭では短縮版での上映でした。
そして、未だに全長版のソフト化は叶わず…



まあ、そんなこんなで古くて新しい問題と言えるのですけれど、 切って(再編集して)魅力半減と切って(再編集して)魅力倍増、双方のケースが存在すると思うので、むやみに短縮版ばかりを悪役視するのもちょっと酷な話だなあと思いますです(あくまでわたすの個人的見解)。

で、今回の短縮版公開について、わたすはまだ見比べていないので何とも言えないのですが、少なくとも、"Happy New Year"に関してはばっさり切った方がいいと思いますです、はい(しつこく言い続ける)。

Q&Aの後、監督と参加者の写真撮影タイム、監督のサイン入りポスタープレゼントタイムがあって、なごやかな雰囲気の中、1時間足らずのイベントは無事終了いたしました。


いざ、サイン!


1枚1枚丁寧にサインして下さいました。


不肖せんきち、ポスターの他にも、この夏阿佐ヶ谷のロフトプラス1でのボリウッドイベントのさいに籤でゲットしたシュリデヴィサイン入りのプレス資料にサインを頂きました。


上がシュリデヴィ、下が監督のサイン。
家宝にします。

そしてそして!

今月初めからTSUTAYA限定で既にレンタルが開始されている『マダム・イン・ニューヨーク』のDVDですが、いよいよ来月12月3日にセルDVD&Blu-rayがリリースされます。


DVDのくわしい情報はこちら
Blu-rayの情報はこちら

「ロードショーのとき、見逃しちゃった!でも、DVDより、やっぱりスクリーンで観てみたいわ」という方は、24日(月・祝)にパルテノン多摩小ホールでの上映がございます。
また、年末年始には、飯田橋ギンレイホールでも上映される予定です。

ということで、ご報告にならないご報告でしたが、今日はこの辺で。
贈り物に持参した季節の和菓子と和風小物、監督がいたく喜んで下さいまして、当方との記念撮影の際、贈り物の入った紙袋が一緒に写るようにわざわざ上に掲げて撮影に臨んで下さいました。

ありがとうございました。

2014年11月15日土曜日

セックスドキュメント エロスの女王

〔えいが〕

昔の新聞広告風に
加工してみますたw

1973年、東映京都。中島貞夫監督。 ナレーション:金子信雄。

どうも。
トド@暇人なのに忙しいです。

東映セックスドキュメント第4作。
ただいま新文芸坐で開催中の中島貞夫監督特集にて、ピッカピカのニュープリントでの上映が実現いたしました。
ちょうど10年前、同じ新文芸坐で開催された中島監督特集にてセックスドキュメントの1作目『にっぽん'69 セックス猟奇地帯』が上映され、にわかに再評価の機運が高まった東映セックスドキュメントシリーズ(その折のヘタレ感想文はこちら)。
その後、 『にっぽん'69 セックス猟奇地帯』と2作目の『驚異のドキュメント 日本浴場物語』(どこがドキュメントなんだかw)、3作目の『セックスドキュメント 性倒錯の世界』は、なんとDVD化までされちゃいました。

で、こちらは『性倒錯の世界』に続く第4作目なのですが、取り上げられている内容はおおよそ下記の通りです。
セックスショー(稲倉清純)
残酷ショー(ローズ秋山夫妻)
DX東寺のレズビアンショー(舞台上で絡み合うカップルの他、客席上に据えられたガラス張りのゴンドラの中で絡むカップルという空飛ぶレズビアン!も登場。他にも観音様御開帳に群がる男どもの映像のバックに「365歩のマーチ」が流れるというナイスな件あり)
ゲイバーのショー
ヌードモデル新春撮影会(火石利男)
若者たちの乱交パーティー
本作について、『遊撃の美学 映画監督中島貞夫』の中で監督ご自身が「もう出し殻ですよ」と語っておられる通り(?)、最終盤の「若者たちの乱交パーティー」(隠し撮り風w)は、出し殻感たっぷり(?)のだらだら映像でしたが、セックスショーと残酷ショー、そしてヌードモデルの件は、なかなかどうして、見ごたえがありましたです。
特に、せんきちの中学時代の愛読書である『珍奇絶倫 小沢大写真館』にも取り上げられていたローズ秋山夫妻の動く姿には、感激いたしました。
夫妻が「先生」と慕う辻村隆が登場して、指導を仰ぐ件では、次々と縛りのアイデアを出す辻村の楽しそうな姿が印象的でした。
でも、どちらかといえば、ステージ上での夫妻よりも、夕餉のおかずの買出しをする姿や、洗濯物を干す姿、子供と遊園地で遊ぶ姿等、平凡な日常を切り取った映像のほうに心惹かれましたです。
それにしても、あの2人、もともとは若柳流の舞踊家だったんですね。
踊りの素養が、緊縛や鞭や蝋燭といった責めの動きにも活かされているのでしょうか。

ちなみに、こちらのサイトにあった貞操帯や大人のおもちゃを作る28歳の美女は、なぜか出てきませんでした。
ざんねん。

ボツになったの?

この方も28歳の美女(おいおい)。

2014年11月12日水曜日

フィルムセンターで香港3部作&『バンコックの夜』上映!

〔えいが〕〔尤敏〕〔ちょっとお耳に〕

『ホノルル・東京・香港』より。
麗しのミス・ハワイ。
どうも。
トド@最近は焼酎のお湯割ばかり飲んでますです。
さて、今回のKL旅にはもう一つの目的がありまして、 それは、

尤敏ゆかりの土地めぐり in 吉隆波
でありました。
で、そちらのほうも、おいおいご報告をしたいのですが、まずはちょいと上映の告知なんぞを。
2014年11月18日(火)から12月27日(土)まで、京橋のフィルムセンターで開催される特集「映画監督 千葉泰樹」において、香港3部作(『香港の夜(香港之夜)』『香港の星(香港之星)』『ホノルル・東京・香港(香港・東京・夏威夷)』)と『バンコックの夜(曼谷之夜)』が上映されます。
くわしい上映スケジュールは、下記の通りです。

『香港の夜(香港之夜)』
12月3日(水)19:00~
12月23日(火・祝)11:00~

『香港の夜』より。
澳門の丘の上でのシーン。

『香港の星(香港之星)』
12月4日(木)19:00~
12月23日(火・祝)14:00~

『香港の星』より。
赤坂にあったナイトクラブ・ミカドでのシーン。

『ホノルル・東京・香港(香港・東京・夏威夷)』
12月5日(金)19:00~
12月23日(火・祝)17:00~

『ホノルル・東京・香港』より。
香港仔の水上レストランでのシーン。

『バンコックの夜(曼谷之夜)』
12月6日(土)19:00~
12月25日(木)13:00~

このうち、『香港の夜』と『ホノルル・東京・香港』は、2011年の神保町シアターにおける千葉泰樹監督特集以来、『香港の星』は2007年の浅草東宝オールナイト以来、なんと『バンコックの夜』に至っては、2003年のタイ映画祭以来の上映、ということになります(注:東京での上映)。
しかも、タイ映画祭で上映された『バンコックの夜』は、プリントが東宝名物(?)オレンジ色のニクイやつ(褪色バリバリ&雨ザーザー)の劣化はなはだしい最悪状態のものでしたので、今回の上映はフィルムセンターの良好なプリントで観られるという非常に貴重な機会といえるでしょう。
そして、23日の天皇誕生日には、香港3部作一挙上映という快挙が!
天皇誕生日には、京橋で香港、澳門、シンガポール、マレーシア、ハワイ周遊を楽しみましょう。
また、今回の特集では、この他にも千葉監督が植民地時代の台湾で撮った『義人呉鳳』や、謎のインド人木下さんが登場する『姿なき敵』(せんきちが以前書いたヘタレ感想文はこちら)も上映されます。
そちらもぜひ。