〔ちょっとお耳に〕
今日は暑かったですね。
せっかく治りかけたあせもが・・・・。
ああ、汗が沁みるし、痛痒いわ。
ここんとこ、ギリギリまで手を付けていなかった案件の締切が迫っておりまして、尻に火がついてる状態なんですが、それなのに、今日も紙くず漁り(芸能雑誌の調査)をしてしまいました。
反省。
で、見つけたのがこんな記事。
韓国女優"李媚華"で『京城の夜』
香港のピカ一女優尤敏を主演にした、『香港の夜』は、七月のお盆興行を独走するヒットぶりをみせたが、これに勢いを得た東宝では、こんどは韓国との合作映画『京城の夜』を企画している。
『香港の夜』が、尤敏を中心にして考えられたように、『京城の夜』も韓国映画界の第一線女優を起用する。彼女の名は李媚華。スラリとした長身は、児島明子(元ミス・ユニバースにして宝田明の元奥さん。当時は恋人同士でした。今じゃ何の説得力もない喩えになっちまったな・せんきち注)を少し小柄にしたような美人だが、韓国ではつねに人気投票の上位を占めている人。ソール(原文ママ)(京城)の京城大学出身というから、日本流にいえばインテリ女優。しかし、インテリ的な線の細さはないそうで、七年前『青春双曲線』でデビューしてから、もう百本を数える作品に出演しているというたくましさだ。ウワサによると、六本の作品を同時にカケもちして、いささかのネもあげなかったという。(略)
「日本映画には、前から出演したいと思っていた。ミスター・クロサワと同じ東宝で働けるとは、思いもしなかった光栄です」といまからたいへんな張りきりようだというが、再び尤敏ほどの話題を呼ぶことができるかどうか。
(『週刊平凡』1961年8月9日号所収)
東宝ったら、「柳の下のどじょうを総すくいするぞ!」とばかりに、香港の次は韓国の女優さんを担ぎ出してきて一発当てようとしていたんですね。
いやはや、びっくり。
ただし、香港の場合と違い、韓国となるといろいろ難しい問題もあったようで、この企画、結局は実現しなかったようです。
「早すぎた韓流」だったのか。
で、このジウ姫のご先祖様みたいな女優さんである・李媚華さんとはいかなる人なりやと思い、ちょっこし調べてみたのですが、残念ながらデータを見つけることができませんでした。
というか、あっしが韓国映画にはそれほど明るくないのと、ハングルがてんで駄目なせいもあるんですけどね。
ちなみに、デビュー作の『青春双曲線』は、韓瀅模(ハン・ヒョンモ)監督の作品。
というわけで、ここで呼びかけ。
李媚華さんについてお心当たりのある方、コメント欄にご連絡ください。
よろしくお願いいたします。
付記:『京城の夜』といえば、同じ年(1961年)に こんな2人組が同名の歌を歌ってレコードデビューしています。
せんきちさん、こんにちわ。
返信削除問題の女優さんですが、
おそらく「霧」(1967)という映画に出ているイ・ビナという女優さんかもしれません。
うちのサイトでもこの映画は取り上げてます。http://www.geocities.jp/dayfornight0418/topics/korea20/korea20_1_2.html
例のショウ・ブラザースに呼ばれて「娃娃夫人」を撮ったキム・スヨン監督の作品です。
ただし主役ではなく脇だったようで、どんな人だったかは正直覚えていません。
どこかで見たような・・・と思い、音がソレっぽかったので調べてみたら、漢字では「李嬪華」と書くみたいです。ただ「青春双曲線」という出演作はありますので、たぶんこの人でしょう。
Fさん
返信削除ご教示ありがとうございます。
漢字が間違っていたんですね。
ハングル表記がわかったので、韓国のサイトでいろいろ調べてみました。
後ほどまとめておきます。