(昨日のネタはちょっとお休みします)
『頭文字D』のイベント&プレミア、大盛況だったようですね。
実は日本でも、1966年に「原作:香港の漫画(らしいっす)、劇中の登場人物:ほぼ全員香港人、主要キャスト:ほぼ全員日本人、台詞:日本語」という裏『頭文字D』のような映画(『神火101 殺しの用心棒』)が製作されているので、いずれ取り上げてみたいと思っているのですが、今日は公開を記念して正しいお豆腐屋さんの内部写真なんぞを。
ウニウニウニーと擂り潰されて出てきます。
少しの振動でもぱっくり亀裂が入ってしまいます。
配達には熟練の技が必要ですね。
で、以下は、イベントにこじつけたネタ。
あの尤敏小姐も、映画の宣伝のためにデパートの屋上(!)アトラクションに参加していました。
会場は池袋東口・丸物百貨店屋上。
現在の池袋パルコです。
当日の模様を伝えるスポーツ新聞(1961年7月1日付『報知新聞』8面)によると、この日のイベントは映画の宣伝の他、小児まひ救済基金募集慈善サイン会という側面も持っていたそうで、サイン入りブロマイド及び色紙(1枚50円)の売り上げは、都内の病院に寄付されました。
尤敏はファンの差し出すブロマイドや色紙に一所懸命サインした後、取材陣に対して、
香港では年1回老人や貧しい人たちのためにサイン会を開いています。私がお役に立つならばいつでもこうした会には出席します。
と、語っています。
またしても最後はB級芸能ニュースになってしまいました。
おあとがよろしいようで。
おまけ:民主党、「年金一元化」とか叫んでいるが、どうせなら「議員年金廃止」と言ったらどうか。そうなれば政権奪回は確実だけど、無理だろうね、やっぱり。
取り上げる前にコメントするのは反則かもしれませんが、『神火101 殺しの用心棒』についてです。たしかにほぼ全員香港人ですが、最後に「実は良い子は日本人でした」となるのが後味悪いです(原作もそうなんでしょうか?)。出来自体も、石井輝男の香港澳門三部作(勝手にそう呼んでいます)の中で最低なのですが。せっかく林翠が出ているのに、日本語吹き替えでもったいないですよね。
返信削除ごめんなさい。↑上のコメント、勝手に匿名になってしまいました…。
返信削除しゃおがんさん
返信削除>最後に「実は良い子は日本人でした」とな
>のが後味悪いです(原作もそうなんでしょう
>か?)。
原作の内容はよくわからないので、オチも同じかどうかはわかりません。また、香港公開時にも同じオチだったかどうかは不明です。たぶん変えてあると思いますが。
未見ですが、邵氏で同じ主人公が出てくる映画がこの後に製作されています。ただ、羅維監督なので、正直観る気になれず・・・・。
>出来自体も、石井輝男の香港澳門三部作(勝
>手にそう呼んでいます)の中で最低なのです>が。
たしかに出来は一番悪いですね。しかし、試みとしては面白いので、あえて取り上げようと思った次第です。他の2作品と違ってビデオ化もされていませんし。その点をお含みおき下されば幸いです。
林翠、吹替えはもったいないですが、とてもきれいに撮れていると思います。
香港で公開されているんですね。それは北京語吹き替え版なんでしょうか?
返信削除たしかに試みは面白いので、ぜひ取り上げてください。楽しみに待っております。
ところで、似たような状況の映画に、マキノ正博の『阿片戦争』がありますね。登場人物は中国人とイギリス人で、キャストは全員日本人(たぶん)、台詞はすべて日本語ですが、中国人が喋るのはふつうの日本語で、イギリス人が喋るのはガイジンっぽい日本語です。
しゃおがんさん
返信削除こんにちわ。
>それは北京語吹き替え版なんでしょうか?
はい、そうです。
だから、もしかしたら林翠登場場面も追加してあったりするのじゃないかと思っております。
>『阿片戦争』
そういえば、『萬世流芳』も中国人(付け鼻・金髪)がイギリス人をやっていて、しゃべる言葉は英語訛りの中国語でした。
公開時期も近いので、何か関連があるのでしょうか。