2014年11月8日土曜日

KLで"Happy New Year"を観ますた

〔えいが〕〔べっぴんさん〕〔ディーピカー・パードゥコーン〕



どうも。
トド@お疲れ気味です。

さて。

11月初めの連休にクアラルンプールへ行って、ファラー・カーン監督の新作"Happy New Year"を観てきますた。

 なぜ、わざわざ?

といえば、それはもちろん、われらがべっぴんさんことディーピカー・パードゥコーン(Deepika Padukone)嬢の最新作だからですわよ!
そして何より、ファラー、シャールク、ディーピカーという、せんきちが愛してやまない『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム(Om Shanti Om)』の鉄三角再来!と聞けば、リアルタイムで観ずにはいられないじゃあございませんか!
ということで、シャールク迷のお友達と共にクアラルンプールへ飛んだ不肖せんきちでありましたが(「なぜインドじゃないの?」という質問はスルーw だって、中華分もないといやだもーん!)、正味3日間の滞在で5回鑑賞いたしました。


ほーら、ほら。

で、今回はその感想をば、ちーっとばかし。
ただ、かなり言いたい放題な文章になることが予想されますので、「観る前に余計な雑音を入れたくないわ!」 という方は、とっとと離脱して下され。スマソ。

さてさて。

シャールク&ディーピカー迷並びにインド映画ファンならずとも気になるであろうこの映画、上映時間約3時間という堂々たる作品(インド映画じゃそうでもないのか)です。
おおまかなあらすじはといえば、オーシャン、じゃなくて、チャーリー(シャー・ルク・カーン)とその仲間たちが、ドバイで開催されるWDC(ワールド・ダンス・チャンピオンシップ)出場を隠れ蓑に、ドバイアトランティスの地下金庫に眠るダイヤモンドの強奪を企てる、というもので、その背景にはチャーリーの父(アヌパム・ケール)を罠に嵌めて無実の罪に陥れたチャラン・グローヴァー(ジャッキー・シュロフ)への復讐があった……てな具合でございます。
冒頭のド派手花火シーンからヒーローたるチャーリーの登場シーン迄で「掴みはOK!」のはずなのですが、いかんせん、その後はしょーもないくすぐり(嫌いじゃないけど)&ムダな説明が多いので、肝心のお話がどうにももたれてしまいます。
ソング&ダンスシーンは、そんなドラマ部分の弱さを補って余りあるものなんですけれど。
まあ、そのゆるゆるでモタモタな感じがむしろ魅力なのよ!と言われてしまえば、わたすの出る幕などないのですが(ゆるゆるでモタモタといえば、本家『オーシャンと11人の仲間(Ocean's 11)』もそんな感じでしたわね)。
ただ、それでも5回も観た、というのは、ファンにとってはたまらないシーンが山ほどあるからでして(でも、べっぴんさんが出てくるまで1時間近く引っ張るの。のっけからこれだから鼻血ブ~ではあるんだけど) 、そういう意味で言えば、スター映画の王道を行く作品であることは間違いありません。

Mohini hate lateness.
時間に厳しいモヒニたん。

が、スターのファンあるいはインド映画ファン(わたすの場合、べっぴんさんファンではあるけれども、インド映画ファンと名乗る資格はまだないなあと思います)という立場を離れて、純粋な映画作品としてこの映画を観た場合には、やはり、「尺が長すぎる!」と言わざるを得ません(と言っても、別に長尺の映画全てを否定してるわけではないんですのよ、勿論。この間の東京国際映画祭で上映された『黄金時代』の上映時間も3時間でしたが、非常に密度の濃い、素晴らしい作品でした)。
そして、最もつっこみどころ満載だったのが、ダイヤモンドを強奪する、その盗みの計画&テクニック。
古典中の古典ではありますけれど、『黄金の七人(Sette uomini d'oro)』や『続・黄金の七人 レインボー作戦(Il grande colpo dei sette uomini d'oro)』辺りをもうちょっと参考にしてほしかったところです。

そんなわけで、もしも日本で公開 or DVDリリースされることになった場合、少なくとも30分はドラマ部分をカット&再編集して頂いた方が、ぐっとテンポのよい、日本の観客にも受け入れられやすい作品になるのではないかと思います(ちなみに、クアラルンプールのシネコンも、日本同様インターミッション無しでの上映ですた)。
ま、そんなことを言っていても、公開されれば結局10回は観に行く と思いますけどね。

だって、ファン(迷)ですから!!!

でもね、この映画のことは決して嫌いではないの。
むしろ、大好きの部類に入るかも。
ただ、個人的な好き嫌い(思い入れ)と、作品の出来不出来(客観的な評価)とは、また別の種類の問題だと、わたすなんかは思いますのよ。
つまり、一言で言えば、

あまり出来はよくないけれど、この上もなく愛しい存在

てなところでしょうか。

暴言ご容赦!!!
(観想はこのぐらいにして、KLの映画館について次で書きます、たぶん)
意外とお気に入りなのがこれ。
別題「ピンポンパン体操」www

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