2007年1月20日土曜日

おしりのでんぼ

〔しようもない日常〕

これは中扉。


先ほど、テレ東のドラマ『李香蘭』のメイキングを観ましたが、製作発表記者会見での山口淑子と上戸彩のやりとりは、まるで、

女学校の校長先生と新入生

のようでしたわ。

どんなドラマになることやら・・・・。

さて。

足がこんな調子ゆえ仕事の用事以外は外出しないようにしているので、その鬱憤晴らし(?)にネットでのお買い物に励んでおります。
そんな中、購入したのがこちらの1冊、『社長洋行記(三紳士艶遇)』のノベライズ本ざます。

装幀は、岡村夫二。


ついでながら
DVD
、好評発売中!


著者は、映画の脚本を執筆した笠原良三。
奥付を見ると、

昭和37年6月20日印刷
昭和37年6月25日発行

とあります。
映画『社長洋行記』の正編が同年4月29日、続編が6月1日に公開されたところから見て、続編の公開を待って出版されたもののようです。
この手の映画のノベライズが日本ではいつ頃から始まったのか、浅学にしてわからないのですが、少なくともこの頃(今から45年前)には既に行われていたのですね。

ふーむ。

東京で中華料理店「香港亭」、香港で日本料理店「東京亭」を
営む悦子が英之助(社長)と一緒にスターフェリーに乗って
九龍半島から香港島に渡るさいの台詞。
映画で悦子を演じた新珠三千代は「クーロン」と言ってましたが、
ノベライズでは「カウルーン」と英語読みを採用。


英之助(森繁久彌)率いる桜堂製薬の看板商品
「サクランパス」のライバル商品である「椿パスター」が、
なぜか「パスター」になるという大誤植。


ちなみに、ノベライズの中で尤敏演じる柳秀敏は、

りすのように美しいチャーミングな目を持った女性

と描写されていました。

りすですか?
しかし、
そもそもりすの目って美しいのか?


貸本屋から流れてきたらしく、こんな印記が。


さらに、衝撃の落書きを発見!

おしりのでんぼ(=おしりのおでき)

って、このイラストに従えば、

いぼ○のこと

なんですかー!?

かつて香港にもあったね、このネオン


借りた本に落書きするのはやめましょう。

付記:このノベライズ版『社長洋行記』、昭和43年(1968)春陽堂から文庫版で再発されますが、そちらは未入手です。

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