どうも。
トド@新潟の伯父が脳梗塞で倒れますたです。
さて。
去る3月18日の『台灣蘋果日報』の潜入ルポ(蘋果直擊 白色恐怖檔案曝光 調查局亂棄史料 驚見滿屋文件屍罐)。
目下のところ、日本のメディアからは黙殺されているようですが(朝日はこれを無視して、こちらを紙面で取り上げていますた。いかにもやりそうなことだけど)、この手のネタに真っ先に食いつきそうな産経が沈黙しているというのは、何か意味があるのかしらん?(Web版調べたけれど、記事にした形跡なし。紙面にはあるのかなあ)
ま、産経も元をただせば「反中共、親国府」というスタンスでしたから、国民党のことをどうこう言える立場にはなかったりするのですけれど。
ところが、どうした風の吹き回しか大陸のサイトがこの記事に飛びついています。
自分たち(共産党)が当事者じゃないから、「全然オッケー!」ってな考えなのでせうか。
そういえば、共産党も昔は二二八事件を「国民党の圧政にノーを突きつけた台湾民衆の革命的行為」ってな解釈に基づいて称賛していたんですよね、たしか。
やれやれ。
というわけで、前回の続きです。
・山内鉄也監督
山内鉄也監督というと、邵氏で撮った『梅山收七怪』(1971年から撮影に入っていたものの、公開は1973年)がよく知られていますが、それに先立つこと2年、1969年に台湾の東影有限公司に招かれて古装物の特撮映画『封神榜』(北京語映画)を撮っています。
キャストは葛香亭、盧碧雲、陳慧美、謝玲玲、脚本は丁善璽です。
ただし、この映画、「台灣電影資料庫」では林重光が監督を務めたことになっています。
その理由を考えるに、山内監督は『梅山收七怪』では本名で通しているようですので、この映画でも本名を使うことを主張して変名を拒否、ゆえに林重光名義になったのではないか?というのが現時点での仮説です。
ただ、台湾や香港の映画データベースの場合、データベースの表記と実際のクレジットとの間に齟齬が生じている場合が若干見られますので、もしかしたら、実際には変名を使っている可能性もあります。
ご本人に聞いてみるのが、一番確実なんですけどね。
(まだまだ続くぞ。第4回を待て!)
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