2010年4月29日木曜日

密約 外務省機密漏洩事件

〔えいが〕


1978年、S・H・P、テレビ朝日。千野皓司監督。北村和夫、吉行和子、大空真弓、他。

どうも。
トド@昨日の歌舞伎座周辺はすごい人でした。

本題に入る前に、どーでもいい話を1つ。

今朝のフジテレビ『とくダネ!』。
「万博に行けば上海で人気の火鍋店のラム肉が味わえる」とぶち上げていましたが、その火鍋店とは、

小肥羊

のことでした。

…渋谷へどうぞ。

ということで本題。
先日観た映画のメモ。

澤地久枝のノンフィクション『密約 外務省機密漏洩事件』の映像化作品。
1978年にテレビドラマとして放映後、1988年に劇場用映画として公開されましたが、今回はその劇場公開版の再映です(詳しいストーリーはこちら。監督のインタビューはこちら)。
物語は3部構成で、第1部は新聞記者の視点、第2部は外務事務官の視点、第3部は女性作家の視点から見た事件をそれぞれ描いています。

記者が個人的に親密な関係にあった事務官から機密書類を入手したという経緯から、この事件は密約そのものの真相を問うのではなく、不倫関係にあった2人の個人的な事項に世間の興味が向かってしまったことは周知の通りですが、たしかに、第2部(記者を愛するあまりその要求に応え続けてしまった事務官に対し、書類が手に入った後は徐々にそっけない態度を取るようになったばかりか、秘密を守ると言いながら社会党の代議士に書類を見せてしまった記者)を観るかぎり、正直言ってこの記者は男としてどうよ?と思ってしまうのもまた事実。
しかし、それでもなお、個人的な問題と密約の問題は別にして追求されるべきではなかったかと、不肖せんきちは考えております。
ちなみに、第3部では女性作家が見た事務官の別の顔(法廷では「世間が一刻も早く自分のことを忘れて欲しい」と語りながら、判決後はインタビューや手記で記者の糾弾を続けた・法廷内では常に涙を流していたのに、(休廷中の)裁判所の食堂では知人女性と談笑していた・記者の前にも不倫関係にあった男性がいた)にも触れていますが、事務官への直接の取材が適わなかったため、裁判での主張が果たして真実だったのか否かについて、その真相は藪の中です。

真相といえば、第1部で記者がなぜ事務官と親密な関係になったのか、「酒の上でのなりゆき」と言ってしまえばそれまでなのでしょうが、その辺りが全く見えなかったのが不可解でした。

今回、外務省有識者委員会が密約の存在を認めるという絶妙のタイミングでの再映でしたが、密約問題自体に対する国民の関心の薄さを反映しているように、観客はまばらでした。
あれから40年近い歳月が流れてもなお、この国の国民の意識は残念ながらあまり変わっていないようです。

ところで。

ヒロインを演じていた吉行和子は、金大中事件に材を取った『兇悪の壁』(『非情のライセンス』第2シーズン第57話)でもヒロインを演じていました。

事件の陰に吉行和子あり。

次は村木局長でお願いします(もう無理か)。

2010年4月24日土曜日

ツイッター始めました

〔ちょっとお耳に〕

ここで宴会やりたい。

どうも。
トド@機械音痴です。

なんだかよく使い方がわからないのですが、ようやくツイッターを始めました。

よろしければ、こちらからお越し下さい。

帰ってきた『戰神』

〔えいが〕〔ちょっとお耳に〕

後々、「ああ、この頃が俺の政治家人生の
中で最も華やかな時だった」とか感慨にふける
ことになるのでしょうか、桝添氏

どうも。
トド@B層=無党派層と考えてよいのでしょうか?です。

今日は、某ミクシィで得た情報。

彭浩翔監督があの台湾製カルトSF映画『戰神(關公大戰外星人、香港大災難)』(1976年、星華・太子)の版権を取得、唯一残っていたプリントは目下のところタイで修復中で、今年の末には公開する予定なのだとか。

ひょえ~。

これは昨日(だったと思う)の『蘋果日報』の報道なんですけれど、例によってあそこの記事は「要訂閲」なので、記事を転載しているブログ等のURLを下記に並べておきます(こちらに要約もございます)。

豆瓣
http://www.douban.com/group/topic/10966695/

When the child was a child
http://lmkart.blogspot.com/2010/04/blog-post_23.html

打雜阿四
http://hk.myblog.yahoo.com/jw!Zy9zjjiFGRn1x58M6u.vOhMz/article?mid=2892

記事を読むかぎりでは、どうやら音声の修復までは無理のようで、新たに台詞を吹き込みなおすようです。
となると、邵氏の『後門』と同じケースのようですが、でも、広東語になっちゃう可能性が大ですね。
それと、これはないだろうとは思いますけれど、張り切りすぎた彭監督がストーリーを大改変などといった事態にならないことを祈ります。

ところで、この映画はご存知の通り、巨大化した関羽が宇宙人と戦うというお話(らしい)ですが、当時の香港や台湾の特撮映画製作状況という視点から捉えると、ほぼ「初の自力更生」による特撮映画ということで、単なるカルトという言葉だけでは片付けられない、きわめて意義のある作品なのではないかと、不肖せんきちは考えております(当時の状況に関しては以前ちょっこし書きました)。
ちなみに、これも以前取り上げたことがありますけれど、「巨大化した関羽」というキャラクターは、1973年のタイ映画『ターティエン(Tah tian)』で既に登場済みで、この映画がオリジナルではございません。

何はともあれ、彭監督からのすばらしい贈り物です。
感謝して公開日を待ちましょう。

追記:各種解説にある通り、この映画は当初台湾を宇宙人が襲うという設定でしたが、新聞局から待ったがかかり、急遽香港に舞台が変わったという経緯があります。
宇宙人を共匪に喩えた反共映画を作らせるという発想は、当時のお上にはなかったようです。
それが実現していたら、もっとすごい怪作になっていたと思うのですけれど。

おまけの動画

2010年4月19日月曜日

映画『怒りの孤島』上映会

〔えいが〕〔ちょっとお耳に〕


どうも。
トド@昨日の阿密特(張惠妹)ライブあんなすげー「
天城超え」
聴いたの初めてです。

本題に入る前に、前回のネタで思い出したことを一つ。

不肖せんきち、江利チエミの最晩年のステージを観たことがあるのですけれど、そのとき彼女が歌ったのがアート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズの代表作である「モーニン(Moanin')」(オープニングはもちろんこれですたが←あえてオリジナルで。ちなみに、作曲者であるロス・バグダサリアン〔Ross Bagdasarian〕は、ヒチコック〔Alfred Hitchcock〕の『裏窓(Rear Window)』に売れない作曲家役で出演しています)。
この曲を歌った後、「これからはこういう曲にも挑戦していきたい」と抱負を語っていた姿が印象的でしたが、それから程なくして彼女の訃報に接したのでした。
そんなわけで、アート・ブレイキーというと、なぜかせんきちはいつも江利チエミのことを思い出すのです。

さて。


今日は上映会のお知らせです。

以前こちらでも告知した「発掘!幻の映画」シリーズ、今回はわずか2作品を製作したのみで解散した日映株式会社の『怒りの孤島』(1958年)が上映されます。
脚本は今年生誕100年を迎えた水木洋子。
生誕100年を記念する企画として大変意義のある上映会です。

以下、オフィシャルサイトから作品の解説、あらすじ、日映の概略について適宜引用いたします。

『怒りの孤島』
(1958年、日映株式会社製作 松竹配給 カラー 日映スコープ〔16mmでの上映です〕)

(作品解説)
戦後間もない頃、瀬戸内の孤島で起きた児童虐待事件「舵子事件」を基に、水木洋子が執筆したNHKのラジオドラマ『舵子』(昭和29年放送)の映画化作品。
製作は大映の専務であった曽我正史が社長の永田雅一に離反し起こした日映株式会社で、監督には代表作となった『警察日記』以降、日活や東京映画で秀作や佳作を連発し、まさに油の乗っていた時期の久松静児があたっている。出演は織田政雄、岸旗江、岸輝子、左卜全、原保美といった独立プロ作品ではお馴染みの俳優のほか、久松作品には欠かせない子役二木てるみ、主役となる「舵子」にはこの映画のために集められた少年たちが起用されている。

(あらすじ)
瀬戸内海に浮かぶ孤島「愛島」、この島は鯛の一本釣りをする漁師の親方によって支配されている。漁の折り、船の操舵を担うのは舵子といわれる少年たちで、彼らは過酷な労働と虐待に暗い日々を送っていた。少年たちは、激しい労働に耐えられずついに島を脱出しようと計画する....。

(主なスタッフ・キャスト)
製作:曽我正史 監督:久松静児 原作・脚本:水木洋子 撮影:木塚誠一
音楽:芥川也寸志 美術:平川透徹 録音:安恵重遠 照明:平田光治
出演:鈴木和夫、手塚茂夫、土屋靖雄、佐藤紘、織田正雄、岸旗江、二木てるみ、中村栄二、稲葉義男、岸輝子、御橋公、左卜全、原保美

(日映について)
 戦前、振津嵐峡の名で千恵プロで監督や脚本を務めた後、日活京都第二撮影所所長を経て大映の専務となっていた曽我正史が社長の永田雅一に反発し、十数名の大映スタッフと共に起こした会社である。当初は京王電鉄などをバックにつけ7番目の映画会社としての設立を目論んでいたが、永田雅一の妨害に遭い頓挫、独立プロとして発足するも、第一作である『怒りの孤島』製作の時点で早くも資金難に陥り、第二作『悪徳』(佐分利信監督・主演)を製作した後解散となる。作品の配給は『怒りの孤島』を松竹、『悪徳』を大映が行った。余談になるが1958年に「日映曽我正史社長が『無鉄砲一代』のロケハンのため網走市を来訪」との記録があり、同年封切られた歌舞伎座映画製作の『無鉄砲一代』は元々日映の企画だった可能性も考えられる。なお、ニュース映画の「日映」とは無関係。

(上映スケジュール)
4月29日(木・祝):11時30分開場、12時より上映(13時45分終映予定)。
4月29日(木・祝):14時開場、14時30分より上映(16時15分終映予定)。←満席です。
※2回目の上映終了後、16時30分より分教場の先生の娘絹子役として出演された二木てるみさんのトークショーがあります。←満席です。

(上映カンパ金)
12時の部:1800円
14時30分の部:2000円←満席です。

(会場)
新橋TCC試写室
住所:東京都中央区銀座8丁目3番先 高速道路ビル102号

(予約について)
こちらの予約フォームにてご予約の上、ご来場下さい。

14時30分の部は早くも満席となりましたが、12時の部にはまだ空席があるようです。
この貴重な機会、皆様ぜひご来場下さい。



2010年4月15日木曜日

『香港の白い薔薇』の中のザ・ジャズ・メッセンジャーズ

〔えいが〕〔ちょっとお耳に〕

大見得切って離党したくせに、あっという間に
古巣の別働隊と化しそうな「たちあがれ(そして右旋回しろ)日本」。
略して「たれぽん」。
新党なんて作らなきゃいいのに。

どうも。
トド@今の日本って、せっかく民主化したのに「やっぱり昔のほうが良かったなあ」とか思い始めている旧共産圏の国みたいなものかしらんです。

さて。

先だっての『ザ!鉄腕!DASH!』、陳柏霖まで動員しての雪中の水鉄砲合戦ですたが、まるで

芸能人残酷物語

を見ているような過酷なロケでしたわね、奥様。

というわけで、本題。

1965年の日台合作映画『香港の白い薔薇(香港白薔薇)』(東宝、台製。國泰もイッチョカミしているので、正確には日台港合作ですね)で、張美瑤扮する林玉麗は、東京で開催されたジャズ・フェスティバルを鑑賞するため来日、そこで山崎努扮する松本と知り合いますが、フェスティバルの場面で流れる映像は、アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ(Art Blakey And The Jazz Messengers)が1965年1月に来日したさいのものを流用しています(映画の公開は1965年8月)。

で。

先日、いつものように古新聞漁りをしていたところ、この来日公演の際、トロンボーン奏者のカーティス・フラー(Curtis Fuller)が大麻所持で逮捕されたという記事を発見、そこで帰宅後、『香港の白い薔薇』の映像を確認したところ、

ふむ、


ふむふむ、


なるほど、


こりゃたしかに、

トロンボーンの姿が見当たりません。

通常のコンサートでこのようなことがあった場合、「金返せ!」ぐらいのことは言いたくなるのが人情ですけれど、そこはさすがに香港の大富豪のお嬢様である林玉麗嬢、そんなことはおくびにも出さず、1名欠席のザ・ジャズ・メッセンジャーズの演奏を素直に楽しんでいたのでありました。

しかし、その当時、香港でジャズ好きのお嬢様って、どのくらいいたんだろか?

2010年4月11日日曜日

オイチイ水鉄砲

〔ちょっとお耳に〕

どうも。
トド@ツイッターなってないんでここでてきとーにつぶやいておきます。

今夜の『ザ!鉄腕!DASH!』に成龍が出るらしいっす、水鉄砲合戦で。
しかも、房祖名も出るみたいっす。

房祖名、以前ギャル曾根の大食い番組にゲストで出て、メシ代をおごらされたばかりか

オイチイ

とか赤ちゃんコトバまでしゃべらされていたのを思い出します。

でも、意外と似合ってたよ、赤ちゃんコトバ。
本人もけっこう嬉々としてたし。

以上。

2010年4月9日金曜日

可愛い悪女 殺しの前にくちづけを

〔えいが〕


1972年、松竹。井上梅次監督。范文雀、森次晃嗣主演。

どうも。
トド@お疲れ気味です。

本題に入る前に、どーでもいいB級芸能ニュース。

由美かおる「これからは近くの銭湯で」

シルバー世代の歩く回春剤・由美かおるが、『水戸黄門』を卒業するという記事ですけれど、考えてみればこの方、


この頃(『同棲時代』も1973年)から

全く芸風が変わっていない

んですね(こういうのを「芸風」と呼ぶことに若干の抵抗もあるんですけど)。
どうせなら、

死ぬまで入浴

し続けて欲しかったです、ほんと。

おまけ。

といったところで、本題。

先日お亡くなりになった井上梅次監督の作品。
「可愛い悪女」シリーズの第2作…らしいのですけれど、シリーズ自体はこれでおしまい模様。
第1作と同じく范文雀と森次晃嗣が主役を務めており、役名の姓も1作と同じく范文雀が丘野、森次が旗ですが、ストーリーに連続性はありません。

お話としてはいわゆる「巻き込まれ型サスペンス」に当たるのしょうが、なにしろお話の墓場、もとい、半ばで、

犯人がモロバレ

になるという致命的な展開のため、後はいきおい、

范文雀のファッション

と、

ストリップ嬢の裸

と、

寒すぎるギャグ

で間を持たせるということになってしまうのでありました。
とはいえ、なんとなくだれて来た辺りで裸を投入したり、合狂言のようにギャグを入れるという趣向はその後の2時間ドラマ定番のパターンとも言え、そういう意味では見るべきもののある作品と言えるかも知れません。
さすがは「2時間ドラマの父」、井上監督。

范文雀の役どころは、人気歌手・リル丘野。
リルという名前は、彼女の出自(民国籍の華人)から来ているのでしょうけれど、人気歌手の割には1曲しかレパートリーがない(いつも同じ歌〔リルがどこかへ行っちゃった、とかいう内容…だったやうな。『上海リル』&『上海帰りのリル』のGSヴァージョン?〕を歌っています)のは、予算不足だったからなのでしょうか。
『野良猫ロック マシンアニマル』では紫ずくめの部屋に住んでいた彼女ですが、この映画での部屋はオレンジが基調。
いずれにしても、眼に悪そうな部屋です。
適度なお色気と小悪魔的な魅力を振りまきつつ事件を解決に導くものの、基本的に「下着はいいけど乳首は駄目」という大信田礼子同様の倫理規定の持ち主のため、やや消化不良な印象が。
メインキャストの中の別の女優さんが代わりに脱ぐ(この映画では赤座美代子)というのも、「ずべ公番長」シリーズの大信田礼子とおんなじね。

また、この作品はちょうど井上監督が邵氏作品を撮っていた直後のものですが、それを考慮しながら観ると、なんだか邵氏っぽい匂いというか、邵氏における井上監督作品と似たテイストを感じます。
特に冒頭、バンドのメンバーでパッと見陳觀泰な仲子大介が登場したときには、「これ、邵氏?」と思ってしまいました。
おそらく、邵氏で撮っていれば、東南アジアでそこそこ当たったのではないかと思います。
せんきち的には胡燕妮主演が希望ですけれど、会社的には李菁なのかなあと。
ま、それもわるくないか。

と、ひとしきり妄想が広がったところで、まずはこれぎり。

2010年4月7日水曜日

同い年

〔えいが〕〔ちょっとお耳に〕


どうも。
トド@気候が不順でいやあねです。

すっかり出遅れた感のある情報ですが、いちおうこちらでも。

「奇女子」狄娜癌病惡化離世

1945年生まれ、享年65歳。

あら、ますみたんと同い年だったのね。
ただ、衝撃度から言うと、池さんに近い存在だったのかしら、むしろ。

ご冥福をお祈りします。

2010年4月3日土曜日

てきとーにお花見 (その2)

〔しようもない日常〕〔えいが〕

せんきちがフィギュアスケートを見るようになったのは、
この夫婦ペアとの出会いがきっかけでした(また年がバレる)。
旧ソ連のイリーナ・ロドニナ(Irina Rodnina)&
アレクサンドル・ザイツェフ( Alexander Zaitsev)。

どうも。
トド@季節の変わり目のせいなのか、なんだか憂鬱です。

さて。

前回の記事、真央ちゃんのFSの動画をRadio-Canadaの実況版(フランス語。日本語字幕入り)に変えますたが、カナダといえばキム・ヨナの練習拠点。
そこでこの実況ということは、同じカナダでも英語圏(トロント&バンクーバー)とフランス語圏ではこんなにも意見が違う、ということなのか、それとも「オリンピックも終わったし、もういいかげん、本音をしゃべらせてもらうよ」ということなのか、その真相はよくわからないものの、いずれにしても、日本の某テレビ局の中継とは雲泥の差がありますわね。

で。

これも前回の記事、「その1」などとしてしまったので、いちおー「その2」を。
お散歩がてら楽しめそうなお花見スポットを巡ってみますた。

禿坂(品川区)。
坂の名前は、権八小紫の説話に由来。


これも禿坂。
桜のトンネルです。


目黒不動尊(目黒区)。
門前に権八小紫の比翼塚があります。


本堂。


本堂から桜を眺める。


アップでどうぞ。


目黒川(目黒区)。
品川区との境から撮影。


目黒川(目黒区)。
水面に映える桜。


目黒川(目黒区)。
太鼓橋周辺。

目黒川沿いをのんびり散策して、たどり着いたのは五反田。
1967年の大映映画『早射ち犬』で田宮二郎がこの辺りに住んでいたのを思い出し、なんとなくロケ地探訪。

田宮二郎が住んでいた木賃宿の
ある周辺からは、池上線五反田駅が
よく見えました。桜と一緒にパチリ。


映画に登場する山手線線路脇の公園
(五反田南公園)。


こちらは予告編から。
黄色の山手線が走っています。


当時と今ではすっかり風景が
変わっています。
木賃宿から高層マンションへ。


ほんの少しですが、往時を偲ばせる
木造建築が残っていました。
この近くに、某大手映画会社と同じ名前の
特殊なお風呂がかつて存在していました。


池上線ガード下に唯一残っていた
飲食店街も現在取り壊し中です。


というわけで、せんきちの『ちい散歩』ですた。

2010年3月28日日曜日

てきとーにお花見 (その1)

〔しようもない日常〕

この人を見よ!

どうも。
トド@花粉症再び悪化です。

昨夜はRadio-Canadaの生放送で世界フィギュアの女子フリーを途中まで観ていたのですが、寄る年波には勝てず午後11時に敢えなく撃沈、今朝になって真央ちゃんの吉報を知りました。

おめでとう!

しかし、それにしても、五輪を凌ぐ無茶苦茶な採点でした。
ありえねー滑り&ありえねー得点で、終わってみれば銀メダルのあの人って…いったい何者?

そんな中での金メダル、本当におつかれさまでした。

あんたはエライ!

せんきちの永遠のアイドル
伊藤みどり。


さて。

今日(28日)は四谷で用事があったので、そのついでに四谷見附の土手から赤坂見附まで桜の開花状況を勝手に調査してみました。
その結果は、

「ほとんどの木は2~3分咲きですが、木によっては5分咲きのものもあり」

といった状況でした。

ということで、まずは四谷土手の写真から。

5分咲きの木。


拙者、もとい、接写してみますた。


こうして見るとかなり咲いているようですけれど、
実際にはここまで咲いている木はまばら。



気温4度、曇り、北風強という極寒の中、
お花見を楽しむ人もちらほら。
BBQしてる人たちもいました。

紀尾井町・清水谷公園。


赤坂・弁慶橋。
未だ冬枯れ。


近づいてみると、桜が咲いている
木も何本かありますた。


お花見のピークはやっぱり次の週末かなあ。

2010年3月23日火曜日

アメリカン・フィーリング (いつもながら意味不明)

〔ちょっとお耳に〕

「コバルトの風」→「放射性物質を含んだ風」を
連想してしまうあたくし。

どうも。
トド@猫の介護中です。

えー、うちのバカ猫みーちゃん(13歳5ヶ月。雄。タマ無し)、ただいま初期の慢性腎不全と診断されて闘病中なのですけれど、病院で処方された腎臓病用のキャットフードを

全然食べてくれましぇん(泣)。

死ぬぞ、お前。

え?オレのこと?
だって、まずいもん食いたくないもーん!

さて。

先日、某ヤフオクで香港の昔の地図を購入したのですが、中環周辺の建造物をチェックしていたところ、おや?

香港希爾頓酒店(ヒルトンホテル。現・長江集團中心)
の場所に「美國酒店」の文字が。


在りし日のヒルトンホテル。

もしや、ヒルトンの開業前、ここには美國酒店(アメリカンホテル)なるホテルが建っていたのか?と思い、こちらのサイトで他の古地図を探したところ、

1953年。
一帯はグラウンド
(戦前は美利操場)でした。


1963年。
あらやっぱり美國酒店だ。


1967年。
ここでやっとこさヒルトンに。


なるほど、古地図を辿る限りでは、たしかにヒルトン開業以前、そこには美國酒店というホテルがあったようです。
となると、気になるのが「いつからヒルトンに衣替えしたのか」ということ。

てなわけで、同じサイトで今度は古新聞を捜索、するとすると、面白いことがわかりましたよ。

美利操場跡地にホテルを建てようという話になったとき、まず当初の計画段階では、

馬哥孛羅酒店(マルコポーロホテル)

という名前だったのが、1961年のホテル建築中、「香港で初めてのアメリカ人出資によるホテルなのだから」という理由で、ホテルの持ち主である永高有限公司(Wynncor Ltd. この会社はイギリス資本らしいんですけど。また、出資したアメリカ人の素性も不詳)が、

美國酒店(アメリカンホテル)

と改称、しかし1963年のホテル開業時には、

香港希爾頓酒店(ヒルトンホテル)

に落ち着いたらしいのです。

っつーことは、美國酒店として営業した実績はなかったってことね。

おそらくは、持ち主の意向で一度は美國酒店になったものの、ホテルの運営自体はヒルトンが行うので、そんなこんなの理由で香港希爾頓酒店になったといった感じなのでしょうか。
このあたり、東急とヒルトンの合弁だった東京ヒルトンホテル(キャピトル東急ホテル)とおんなじ経営形態ってことになるのか知らん。

ちなみに、1963年6月の開業式典には日本から五島昇(東急のオーナー)夫妻も出席したそうです。
これもヒルトン繋がりね。

以上、1枚の地図から始まった素朴な疑問は、意外とあっさり解消されましたが、もう一度手元の地図をよーく見てみたら、な、なんと、

一九七三年増訂版

の文字が。

……。

ちっとも増訂されてねーじゃねーか!

この地図、マンダリン(香港文華東方酒店)の
ある場所には「皇后酒店」と書いてあるよ。これも謎だ。


付記:どーでもいいけど、中文版ウィキペディアの「香港希爾頓酒店」の項にある「1961年正式開幕及營業」って、何を根拠にしているのだろうか?

2010年3月17日水曜日

蘭陽戲劇團初来日公演

〔ちょっとお耳に〕


どうも。
トド@やる気なしです。

花粉症の上に、愛猫までもが急病で倒れたりして、すっかり更新意欲が減退しております。

で。

今日もちょこっと告知。
国立劇場に『金門五山桐』を観に行って知りました。

台湾を代表する歌仔戯の劇団である蘭陽戲劇團(日本語の検索にも引っかかるように蘭陽戯劇団とも書いてみる)が、今週末、国立劇場おきなわで初来日公演を行うそうです。


とき:2010年3月20日(土)14:00~
ところ: 国立劇場おきなわ大劇場(舞台形式:プロセニアム舞台)
チケット代金:3500円
演目:「紅絲錯」



不肖せんきち、15年前に南方澳の南天宮で蘭陽戲劇團の「錯配姻緣」を観ますたが、舞台芸術としてかなり洗練された歌仔戯で、いわゆる土着のコテコテ感を求める向きにはちいとばかし物足りないのかも知れませんが、なかなかにクオリティの高い舞台でおました。

今回の初来日公演、残念ながら沖縄限定のようですが、お近くの皆様、ぜひぜひ足をお運び下さいまし。

以上、緊急情報でした。

2010年3月7日日曜日

張沖逝く

〔えいが〕〔ちょっとお耳に〕


どうも。
トド@寒いですね。

えー、ここで取り上げるニュースってなんだか訃報ばかりなんで恐縮なんですけれど、今日もやっぱり訃報です。

かつて邵氏や國泰、嘉禾等で活躍した男優・張沖が先月、直腸がんで亡くなっていたことが判明しました。
享年79歳。
東宝と邵氏の合作映画『お姐ちゃん罷り通る(香港三小姐)』で香港の大富豪の御曹司を演じていたので、日本映画ファンでもご存知の方がいらっしゃるかと思います。

張沖年初五癌症病逝 享年79歲

楚留香第一人選 張沖病逝

肥姐が亡くなる少し前にホストを務めていた番組「友縁相聚」でお元気そうな姿を拝見していたので、まだ台北にお住まいなのだとばかり思っていたら、台北のお店は2006年に閉店、その後はシンガポールで闘病生活を送っていたようです。

不肖せんきち、この方を見るとなぜかいつも三橋達也を思い出しました。
『地獄の饗宴』香港版なんてのを作ったら、きっと主役にぴったりだったのではないかと思います(団令子は誰かなあ?それよりも中北千枝子が問題だ)。

ご冥福をお祈りします。

2010年3月5日金曜日

高慢と偏見とゾンビ (Pride and Prejudice and Zombies)

〔ほん〕〔ちょっとお耳に〕

「おばさま、わたしは戦士なのよ。少林三十六房を突破して、
カンシェンタンの免許皆伝書をたまわったのよ」

2009年。ジェーン・オースティン(Jane Austen)、セス・グレアム=スミス(Seth Grahame-Smith)著。

どうも。
トド@今日は誕生日です。

さっそく本題。

ジェーン・オースティンの『高慢と偏見(Pride and Prejudice)』にゾンビをぶちこんだマッシュアップ小説(って言うらしい。知らんかった)。
よくわからない方のために一応、尼尊の解説をコピペ。

18世紀末イギリス。謎の疫病が蔓延し、死者は生ける屍となって人々を襲っていた。田舎町ロングボーンに暮らすベネット家の五人姉妹は少林拳の手ほどきを受け、りっぱな戦士となるべく日々修行に余念がない。
そんなある日、近所に資産家のビングリーが越してきて、その友人ダーシーが訪問してくる。
姉妹きっての優秀な戦士である次女エリザベスは、ダーシーの高慢な態度にはじめ憤慨していたものの……。
ジェイン・オースティンの『高慢と偏見』をベースに、ゾンビという要素を混ぜ合わせることで、まったく新しい作品に生まれ変わった、全米で誰も予想だにしない100万部の売上げを記録した大ヒット作、ついに日本上陸 !


まあ、ようするにIFDやフィルマークのニコイチ映画(サンプルはこちら)の小説版みたいなもんだろうと思って読み始めたのですが、ニコイチの方が元の映画の筋は全く無視して無理やりゾンビやニンジャ映画に仕立てているのに比べ、こちらはあくまでも『高慢と偏見』の筋を生かしつつそこにゾンビと功夫とニンジャ風味を加えているので、けっこう楽しめる読み物に仕上がっておりました。

で。

原典の『高慢と偏見』と同じく、こちらでもヒロインのエリザベス・ベネット (Elizabeth Bennet.リジー〔Lizzy〕)とミスター・ダーシー(Fitzwilliam Darcy)が、誤解と衝突を経てやがて恋に落ちていくのですけれど、原典では2人の間に立ちはだかる障害として家柄の違いとリジーの家族の問題があったのに対し、こちらではさらにリジーが戦士としての訓練を受けた土地が少林寺(中国)だったから、という新しい(のか?)要素が加わっています。
日本嫌いで娘たちを連れて少林寺で修行をしたベネット氏(Mr. Bennet)とは対照的に、ミスター・ダーシーの一族は日本のキョート(京都)の一流の道場で修行をすることに最高の価値を見出しており、特にダーシーの叔母のレディ・キャサリン (Lady Catherine.屋敷ではニンジャを何人も抱えており、道場の壁には「合気道」と「諸行無常」の掛け軸が!)はあからさまに中国を軽蔑、少林寺で修行をしたというリジーを、

「中国ですって。あの坊主どもは、いまだにあのつたないカンフーのわざを英国人に売りつけているのね」

と馬鹿にします。
そんなこんなの行き違いがあって、最後にレディ・キャサリンとリジーの死闘(!)が繰り広げられるのですが、ここはなかなか読み応えがありました。
ただ、せっかく少林寺や京都(のどこだよ!)で修行をしたのに、ゾンビ退治には安易に銃を用いてしまう大英帝国の皆様の軟弱ぶりには少々がっかりいたしました。

もっと拳を使え、拳を!

ちなみに、この小説、ナタリー・ポートマン(Natalie Portman)が映画化権を取得したらしいです。
映画版ではぜひ、拳の魅力を前面に押し出して欲しいものです、はい。

付記:小説の中で特に笑った箇所。
・ウィカム(Mr. Wickham)からダーシーの悪口を聞かされたリジーが言う台詞。
「なんてひどいかたでしょう!座頭市の仕込杖で叩っ斬られればいいんだわ!」
・ダーシー家の屋敷はキョートの特に豪壮な城を模して造られた建物で、邸内ではナレズシ(なれ寿司)が珍味として供される(たしかに珍味だけどさあ…)。

「お忘れにならないで。わたしは少林派の弟子
なんですよ。七星拳の達人なんです」




2010年3月1日月曜日

陳玉勳來了!

〔ちょっとお耳に〕〔えいが〕


どうも。
トド@ジョアニー・ロシェット(Joannie Rochette)がカルーセル麻紀に見えるです。

さて、某ミクシィで知人のKさん(ひさびさ登場、いつものKさんです)から教えていただいた情報です。

1997年の『ラブ・ゴーゴー(愛情來了)』以来、13年のブランクを経て、陳玉勳監督がついに映画を撮ります!

陳玉勳顧飽肚子 追夢拍《茱麗葉》

陳玉勳重出江湖 參與執導茱麗葉


映画界を離れ、ながーいことCM制作に携わっていた陳監督ですが、今度の映画『茱麗葉(ジュリエット)』は陳監督と侯季然監督、それに沈可尚監督によるオムニバス映画の模様。
制作は李安監督の弟・李崗さんです。

ちなみに、侯季然監督は2005年の東京国際映画祭で上映された『台湾黒電影(台灣黑電影)』の監督さんです。
そのときちょっと酒席でご一緒しましたけれど、どちらかといえば学究派タイプ、というか、学者さんのような方でした。

期待して待ちましょう。

2010年2月27日土曜日

踊るポンポコリンじゃなくてニュウ・ヨーク

〔しようもない日常〕〔えいが〕

浅田真央ちゃんに捧げる歌。
泣いてもいいから前を見ろ。
次は世界選手権だ!

どうも。
トド@メタボ脱出(BMIが正常値に戻りますた)です。

さて。

昨日はねえ、残念だったねえ。
悔しくて、真央ちゃんの演技直後のインタビュー見ながら一緒に泣いちゃいましたよ。
負けたことも悔しいけど、何より自分の最高の演技ができなかったことが一番悔しいよね。

しかし、それにしても、ヨナちゃんの演技はすごかった。
かつてのミシェル・クワン(Michelle Kwan)の「ミス・パーフェクト」の称号を、彼女に送りたいぐらいでした。
でも、150点って高すぎ…かなあ。
なにせGOEが、他の選手(男子含む)とは比べ物にならないぐらい高いっす。
このGOE、かつてのフィギュアの不透明採点と同じ悪しきシステムを産む温床になりつつあるような気がするのですけれど・・・。

ま、何はともあれ、負けは負け。
しかし、己のスタイルを貫き通して堂々と負けた真央ちゃんは、武士(もののふ)の心を持った乙女だと思います。
あっぱれでありました。

てなわけで、昨日は悔しさを胸に秘めつつ、フィルムセンターで『踊るニュウ・ヨーク(Broadway Melody of 1940)』(1940年、MGM)を観てきますた。
日本語字幕無しの16ミリ上映ですたが、十分楽しめますた。

主役の2人(フレッド・アステア〔Fred Astaire〕、エレノア・パウエル〔Eleanor Powell〕)もさることながら、作詞・作曲がコール・ポーター(Cole Porter)、音楽監督がアルフレッド・ニューマン(Alfred Newman)、編曲が後にプロデューサーとなったロジャー・イーデンス(Roger Edens)と、これまた豪華な布陣です。

これもロジャー・イーデンスのお仕事。


劇中歌で有名なのはなんと言っても『ザッツ・エンターテイメント(That's Entertainment)』でも引用された"Begin the Beguine"でしょうが、


"I've Got My Eyes on You"や "I Concentrate on You"も大好きな曲なので、メロディを聴いただけでうきうきでありました。
特に"I've Got My Eyes on You"、アステアのピン芸が冴えわたります。


女性の写真を前に踊るまくるというのは、後の『恋愛準決勝戦(Royal Wedding)』(1951年、MGM)に通じる趣向のような気もいたします。


上映後、自然と客席から拍手が巻き起こりました。
わたくしももちろん拍手いたしました。
幸せな夜でした(おい、さっき「悔しい」って言ってたのはどこ行ったんだ!)。

あ、どーでもいいけど、ジョージ・マーフィー(George Murphy)って甄子丹に似てねえか?

付記:女子フィギュア、ライバルが韓国だけにその結果をめぐってネット上では本筋とは全く関係のないところで祭りになってるようですな。とほほ。

2010年2月20日土曜日

花咲く乙女たち

〔えいが〕

今日の脳内BGM(本題とは無関係です)。
オリンピックのアイスダンス規定で
タンゴを聴き過ぎたもんで・・・。

1965年、日活。柳瀬観監督。山内賢、舟木一夫、西尾三枝子、堺正章主演。

どうも。
トド@健康診断「血尿」で再検査です。

そういえば。
健康診断、去年のそれでは内科の問診で、

「あなた、甲状腺に結節があるよ!」

との指摘を受けて甲状腺腫瘍が判明、検査の結果、「良性&甲状腺の機能にも異常なし」で事なきを得たのですけれど、今回の問診では、

「その後、(甲状腺の方は)どうですか?」

と経過を聞かれることもなく、

「特に異常はありませんね」

と言われてあっさり終了。

去年の先生と違う人だったということもあるのでしょうが、しかし、それにしても、これでいいんだろうかねえ。

というわけで、本題。
先日、CSで観た映画のメモ。

繊維工場で働く女工さんたちで賑わう愛知県尾西市(現在は一宮市に編入)を舞台に、岐阜からやってきたチンピラ2人組と給食センターで働く青年との友情を軸に、女工さんとのロマンスが絡むという作品で、最後はチンピラたちも無事に更正してめでたしめでたしというお話です。

映画の内容としては、チンピラはやくざの暗部を知ることもなく明るく更正し(指1本差し出しますけれど)、がんに冒された父の治療費を稼ぐためキャバレー勤めを始めようとする女工さんも仲間の友情に救われるという予定調和なオチなのですが、興味深かったのは映画の中で描かれていた女工さんたちの生態。

不肖せんきちはちっとも知らなかったのですが、尾西市というのは毛織物で栄えた街で、日本各地からやって来たうら若き女工さんたちがせっせと仕事に励む姿は、まるで今の中国・深圳のようでした(そういえば、お隣の岐阜市には繊維関係の問屋街があったわね)。

で、思い出したのが、陳秋霞の出ていた台湾映画『一個女工的故事』。

これは1979年の映画ですが、どちらも「経済成長期における女工さん」(いわゆる「女工哀史」的なものではなく)が登場する映画という共通点があるように感じられます。

一方、香港映画で「経済成長期における女工さん」が登場する映画を考えてみると、「女工+女番長」という変り種映画ではありますが、1976年の『沙膽英』あたりがそれかなあとも思うものの(邵音音がすっぽんぽんでサイクリングしちゃう映画ね)、広東語映画の方でもっとぴったりくる映画があるかも知れません。

いずれにしても、経済成長期に入った国あるいは地域において安価な労働力として重宝された女工さんたちを映画の主人公に据える、というのは、いずこの地においても見られた現象のようで、その辺りのことを調べてみるのもちょっと面白いのではないかなあと感じた次第です(既に調べた方がいらっしゃるかも知れませんが)。

付記:女工さんたちの中に、井上清子(光川環世〔李月随〕)の姿もありました。

2010年2月17日水曜日

2010年2月14日日曜日

あゝ忠臣蔵(第33話)内蔵助危機一髪

〔橘ますみ〕〔テレビ〕

あたしのジェミーが帰ってくるわ!
田島令子万歳!

1969年11月15日、関西テレビ・東映。山村聡主演。

どうも。
トド@恭喜發財です。

さて。

初めに、前回の与謝野馨「言霊」発言の続き。
与謝野馨の意気込みとは裏腹に、早くもブーメラン化しつつあるようです、この発言。


首相本人の無心、「聞いていない」 鳩山邦夫氏

 自民党の鳩山邦夫元総務相は13日、都内の個人事務所で記者会見し、兄である鳩山由紀夫首相が母親に資金提供を求めたことを示唆したとも受けとれる自らの12日の発言について「兄が母に金を無心したとは聞いていないし、私も全く知らない」と述べ、首相自身が資金を要請したかどうかは不明との認識を示した…

あらら・・・。

しかし、この記者会見が開かれた頃、東京から遠く離れた宮崎にいた谷垣総裁殿は何も知らずに意気軒昂でおました。


谷垣氏「首相自ら証人喚問で」 母の資金提供問題で追及姿勢

 自民党の谷垣禎一総裁は13日、宮崎市内で講演し、鳩山由紀夫首相への実母からの資金提供問題に関して、「家族の中でいろんな話があったのではないかとの議論が出てきた。首相自ら証人喚問で疑惑を晴らしていかなければならない」と首相自身の喚問の可能性に言及、追及姿勢を一段と強めた。
 谷垣氏は、実弟の自民党の鳩山邦夫元総務相が、首相側の資金要求をうかがわせる実母との会話内容を明らかにしたことを受け、「首相はでっち上げだと気色ばんでいるが、それなら自分か、どなたかが明快な説明をしなければいけない」と指摘、説明責任を果たすよう強く求めた…



これじゃ、かつての民主党の「偽メール事件」よりお粗末だよ。

それに脱税云々を言うのなら、鳩山邦夫だって由紀夫と同じように子供手当を申告していなかったんだから(バレたら慌てて納税・下記画像参照)、由紀夫1人をつかまえて「平成の脱税王」よばわりするのは、いかにも不公平な感じがするわな。





ということで、続報おしまい。
本題に入ります。

橘ますみたんがゲスト出演したテレビ時代劇『あゝ忠臣蔵』の第33話。

ますみたんの役どころは、日本橋の旅籠・小山屋の仲居おきよ。

思いを寄せる番頭が、泊り客であるしの(俵星玄蕃の妹。大原麗子)に対して何かと親切にすることに嫉妬、出入りの岡っ引きに「あやしい人たちが泊まっている」と、素性を隠して投宿中の内蔵助(山村聡)一行のことを告げ口してしまいます。
無論、おきよはその人が実は大石内蔵助であることなど知る由もなく、単に腹いせのために告げ口をしただけだったのですが、これが吉良勢の耳に入り、内蔵助たちの身に危険が迫るのでした…。

この『あゝ忠臣蔵』、ますみたんが主役に抜擢された『大奥』の後番組で、『大奥』でメインキャストを務めた女優さん方もばんばん顔を見せており、そんなこんなでのゲスト出演だったと考えられます。
役柄的には重要とはいえ、演技的には特に見るべきところのない、ごくごく平凡なものでした。

この時期(1969年11月)のますみたんというと、京都から東京へ仕事の基盤を移しつつあった頃で、そう考えてみると、このドラマは1970年1月公開の『日本女侠伝 真赤な度胸花』と共に京都撮影所での最末期の作品といえるかも知れません(注)。

東京へ行く前のささやかな置土産だと思って、観ることにいたします。

おまけ:劇中、小池朝雄演じる片岡源五右衛門とますみたんが会話するシーンがあって、撮影がわし尾元也なんで、その瞬間だけなんだか異常性愛路線ですた。

(注)正確には、『シルクハットの大親分 ちょび髭の熊』(1970年)も京都撮影所作品ですが、この作品は1970年11月公開なので、東京からの出張仕事と見るべきでしょう。

2010年2月12日金曜日

日本暗殺祭り

〔しようもない日常〕〔橘ますみ〕

おつまみはユーカリですか?

どうも。
トド@いろいろ大変です。

さて、今日はブログ更新停滞の言い訳を兼ねたつまらない近況報告…をするつもりだったのですが、その前にちょっと一言。

なんだか、今日の衆議院予算委員会で与謝野馨が鳩山由紀夫のことを「平成の脱税王」と罵倒したばかりか、「一度口に出した言葉は魂を持って地上をさまよう。だから『言霊』と言うんだ」云々(一言一句そのままじゃないけど、だいたいこんな意味)と説教垂れてたけど、よもやご自分の発したこのお言葉(下の画像参照。傍線は不肖せんきちが付させて頂きました)、お忘れになった訳ではありますまいな?

さまよえるお言葉・その1


さまよえるお言葉・その2


またぞろ自民党お得意の「ブーメラン現象」になりそうだな、この「言霊」発言。

と、ひとしきりストレス発散をしたところで、本題に入ります(って、単なる近況報告なんだけど)。

先週末から今週初めの温暖な気候のせいで、不肖せんきち、早くも

体内花粉濃度が100%越え

を記録してしまい、慌てて耳鼻科へ行ってきましたが、9日(火)なんざ、地獄の苦しみでした。

ここ数日は寒い日が続いているのと、雨降りなのでだいぶ助かっていますが、今回、耳鼻科で処方された薬は以下の3種類。

アレロック:『野良猫ロック』や『番格ロック』の姉妹作みたいな名前ですけど、アレルギーの薬らしいっす。
オノンカプセル:元は喘息の薬だったのが、花粉症への効能も認められて処方されるようになったんだとか。

「新しいイソップ童話」
お前が落としたのは、金のオノンかえ?銀のオノンかえ?
・・・斧です。

ナゾネックス:「謎のクリネックス」の略ではなく、1日1回で効果ばつぐんの点鼻薬。たしかに、鼻の通りがよくなっただけでなく、荒れた鼻粘膜が急速に修復されていくのがわかりましたです。

花粉症でお悩みの皆さん、ナゾネックスは超おすすめです。
お医者さんでおねだりしてみましょう。

てなわけで花粉症も小康状態となった昨日、フィルムセンターで『日本暗殺秘録』を観てまいりました。
この映画、月末には浅草名画座でも上映されるし、来月には東映チャンネルでも放映されるので、今回はそんなに混まないだろうとタカを括っていたわたくしでしたが、甘かったですよ、あなた。

満席ですた。

ま、橘ますみたん目当ての客は不肖せんきち1人だったと思いますけれど、フィルムセンターのスクリーンでますみたんの姿を拝むのは、いつもとはまた違った、実に晴れがましい気分でありますた。

そんなこんなで花粉症の具合を見つつブログ更新ということになりそうですが、気長にお付き合い下されば幸いです。

まずはご報告まで。

おまけ