2007年9月15日土曜日

桃栗三年牡蠣八年

〔しようもない日常〕〔ちょっとお耳に〕

ようやく本家アマゾンから届いた
『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』のDVD。
ジャケットが・・・・

リバーシブルだわ!

ということで。
オリジナルポスターを前面に出してみました!
(正臣・・・・)

『元禄女系図』もすごかったけど、この映画でもキョーレツな沢さん。
もちろん、小池朝雄の悪ノリ女装と人間椅子も外せません。

どうも。
金沢にも福岡にも行けず、幕張に行く予定のトドです。

昨晩。
気付いたら『ずべ公番長 夢は夜ひらく』の上映最終日だったので、泡食って出かけました、阿佐ヶ谷まで。

オープニング、文金高島田のますみたんが登場するのを見て、「ああ、やっぱ来てよかったわん」と感激。
でも、すぐに夏純子が乱入して脱がされちゃうんですけどね。

この後、『異常性愛記録 ハレンチ』で若杉英二にどんなに懇願されても頑強に拒み続けたおトイレシーンをあっさり公開。
『ハレンチ』では洋式だったけど、ここでは和式に跨ってます。

石井監督作品とはまた一味違った、溌剌としたますみたんを堪能いたしました。

さて。

過日、こちらに石田衣良の小説『夜の桃』(略して『夜モモ』)のことを書いたところ、友人から

『夜モモ』、ワロタ

というメールを貰ったので、調子に乗ってまた書きやす。

『夜モモ』の主人公は45歳の半端業界人なのですが、妻(子供無し←いつもつけないでこの結果ということは、何か原因があるのではないかと)の他に長く付き合っている愛人が1人いる上、25歳処女(!)のお初を頂いてその姉ちゃんも愛人にしちゃうという艶福家(死語)でおます。

そんな風に妻、愛人A、愛人Bという3人の女性とまめにお付き合いしている主人公ゆえ、小説内の官能場面も週代わり、というか、今週は妻と愛人Aがお相手だと来週は愛人Bがお相手という目まぐるしさ。

で。

先週(9月13日号)は愛人A(古い方)とお済ませになった後、自宅で妻の求めにも応じるというタフガイ(死語)ぶりを見せつけた主人公、今週(9月20日号)は目下のところ一番のお気に入りである愛人B(新しい方)と真昼間からラブホにしけこみます。

以下は、今週号から。


「千映ちゃん(←愛人Bの名前・せんきち注)とラブホテルにいくの初めてだね」
「えっ、ラブホですか」
千映の顔が輝いた。
「情報誌かなんかで見て、一度行ってみたいなって思っていたんです」
(←「25歳の女の言うことかよ!頭悪すぎ!」と、とりあえず突っ込んでみる・せんきち注)



あれ?
おかしいな・・・・。

以下は、先々週号(9月3日号)から。


部屋の明かりは最小限に落としていた。おぼろげに物の輪郭がわかるだけである。六本木の裏通りにあるラブホテルの一室だった。千映と雅人(←主人公の名前。「冬香と菊治」〔愛ルケ〕ほどじゃないけど、それなりにビンボー臭いネーミング・せんきち注)は簡単にシャワーをすませている。


あんたたち、行ったことあるじゃないの!!!!
やり過ぎて(お下劣)ボケちゃったのか????

何事もほどほどが肝心ね。

そして。

先々週号、先週号、今週号と注意深くチェックをした結果、不肖せんきち、『夜モモ』に関する以下の法則を発見いたしました。

それは、毎号「黒い報告書」(新潮名物、男と女の愛欲事件簿)の後に『夜モモ』が掲載されており、しかもその間にはかならずH系の広告が挟みこまれている、ということ。
例えば、先週号では、

殿無双(下半身のお悩み解消グッズ)の広告→黒い報告書→途中に『色くらべ浮世絵秘画』と『中高年のための性読本』の広告→強精源ゴールド(下半身のお悩み解消サプリメント)の広告→夜モモ(挿絵がすご過ぎ)→プライド・ゴールド、オットセイパワー、マグパワーリングDX(下半身のお悩み解消サプリメント&グッズ)の広告

といった按配。

欲望は続くよ、どこまでも。

9月20日号の「黒い報告書」の前にはこんな広告が。

・・・・ついつい悪い癖が出て、ハッスル(死語)してしまいました。
お詫びのしるし(?)に告知でも。

その一
「アジアフォーカス・福岡国際映画祭」協賛企画「アジアフォーカス・アーカイヴス」の中で、健康写実主義映画の代表作『海辺の女たち(蚵女)』が上映されます。

すいません、切れてます。

上映スケジュールは、下記の通り。

9月22日(土)11:00~
9月30日(日)11:00~

こちらの作品解説だと人名表記がカタカナのみゆえ、誰が誰だかわからない向きも多いかと思いますので、念のため漢字を書き添えておくと、

監督:リー・チャ(李嘉)、リー・シン(李行)
出演:ワン・モーチョウ (王莫愁〔華欣〕)、 ウー・チャチー(武家麒)

です。

台湾でDVDもリリースされていますが、スクリーンで観るチャンスはなかなかないと思います。
お近くの方は、ぜひ足をお運びになってみて下さい。

ありあまる若さをもてあました(?)キャットファイトシーンもあります。

その二
10月6日(土)からUPLINKFACTORYにて開催される「性と文化の革命展」で、『美麗少年(美麗少年)』が上映されます。
上映スケジュールは、下記の通り。

10月16日(火)19:00~
10月17日(水)19:00~

また来るのかなあ、ミッキー。

その三
10月13日(土)から11月2日(金)までシネマヴェーラ渋谷にて開催される特集企画「子供たちの時間」において、『流星(流星語)』と『青い凧(藍風箏)』が上映されます。

『流星』
10月14日(日)13:00~、17:00~(『鉄コン筋クリート』と2本立)
10月16日(火)11:00~、14:25~、17:50~(『どこまでもいこう』と2本立)
『青い凧』
10月29日(月)11:00~、15:15~、19:30~(『バーバー吉野』と2本立)
11月1日(木)13:35~、18:40~(『誰も知らない』と2本立)

その四
10月20日(土)から11月16日(金)まで、横浜のシネマジャック&ベティにおいて、「復活!ジャック&ベティ中国映画祭」が開催されます。
現時点において決定している上映作品は、下記の通り(時間未定)。

シネマジャック
10月20日(土)~26日(金):『紅いコーリャン(紅高梁)』『菊豆(菊豆)』
11月3日(土)~9日(金):『北京ヴァイオリン(和你在一起)』『山の郵便配達(那山 那人 那狗)』
11月10日(土)~16日(金):『さらば、わが愛~覇王別姫(覇王別姫)』『ブエノスアイレス(春光乍洩)』
シネマベティ
10月20日(土)~11月16日(金):『長江哀歌(三峡好人)』
11月3日(土)~9日(金):『幸せの絆(暖春)』(モーニングショー)
11月3日(土)~16日(金):『雲南の少女 ルオマの初恋(諾瑪的十七歳)』
11月10日(土)~23日(金):『風を聴く~台湾・九份物語』(モーニングショー)

「中国映画祭」枠で「台湾」「九份」のドキュメンタリーを上映、ということで、一悶着なけりゃいいですけど。

0 件のコメント: