2007年3月21日水曜日

無罪放免

〔しようもない日常〕

溜まった血液を抜くために開けた穴の痕。
なんだか妙に毛深いわ・・・・。

今日は全国的に休日。
朝からテレ東で『海を渡った新幹線』という台湾新幹線に関するスペシャル番組が放映されていたので、録画しがてら観ました。
ちょうど17日(土)から『朝日新聞』夕刊でも「異郷の新幹線」なる同種の特集記事の連載が始まりましたが、朝日のそれは比較的ネガティヴな情報が多いのに対して(読んでいてちょっと不安になります)、テレビの方は困難に見舞われながらもそれを一つずつクリアーしてついに営業運転に漕ぎつける、という前向きな内容でありました。

さてさて。

昨日、3ヶ月以上通った整形外科のセンセイからお墨付きを頂き、ついに無罪放免となりました。
と言っても、骨折線はまだかすかに残っているし、飛んだり跳ねたりは厳禁なのですけれど。
とりあえず、これからは日常生活の中で徐々に慣らしていく、ということのようです。

現在の足。向かって右が骨折した方、左は無傷。
右側はまだなんとなくむくんでいるやうな。


せんきちとしては、目下のところ一番困るのが正座が出来ないこと。
ヘタレではありますが、いちおう箏や三味線などをたしなんでおりますので、これが出来ないと本当に困るのです。
今は椅子に座ってお稽古をしているものの、いつまでもそんなわけにはゆかず・・・・。

焦らずいくしかありませんね。

(取り急ぎご報告、ということにして終了)

2007年3月17日土曜日

香港ウシシ旅行団!

〔ちょっとお耳に〕

1987年当時の香港観光協会発行のガイドブック。
『香港観光83のコースガイド』。

私生活でもネット上でもトラブル続きで、いささか疲弊気味のせんきちです。
木曜日に買ったばかりの鉢植えを玄関前に置いておいたら、今朝さっそく盗まれました。
ツイていません・・・・。

気を取り直していきましょう。

今日は、拙ブログおなじみ(?)の古雑誌ネタ。
『平凡パンチ』1987年2月26日号の特集「香港 パンチ・ウシシ旅行団が行く!」のご紹介でおます。

『平凡パンチ』と香港、と言いますと、1969年4月の『平凡パンチデラックス』第22号に掲載された「香港の顔」なるグラビア特集を以前ご紹介しましたが、今回の特集記事はそれを凌ぐ大規模なものでして、「香港の顔」では取り上げられていなかった映画女優さん方のお写真もばっちり載っております。
その名も、

現地特写!香港美女セクシーショット

登場する女優さんはと言えば、

葉蒨文、鍾楚紅、關芝琳、朱寶意、張曼玉、開心少女組、倪淑君、王祖賢、劉嘉玲、林青霞、楊紫瓊、梅艶芳

の面々。
倪淑君ってのが何だか渋い人選です。

今もご活躍の劉嘉玲さんは、

太すぎる眉毛が時代を偲ばせます。

今や押しも押されぬハリウッド女優となったミシェール姐さんは、

カラオケで『恋におちて』を歌っちゃいそうな印象です。

ムダ毛研究家のせんきちとしては、

文字通り「脇が甘い」王祖賢のわきの下が
非常に気になりますた。

映画関連では「ザ・香港人 スゴイ人の生活と意見」なるコーナーでも潘廸生と鄒文懐が取り上げられていましたが、ミシェール姐さんと潘廸生はこの当時はまだ結婚直前のラブラブ期、だったのでせうか。

また、「香港青年、日本文化を大いに笑う」という香港の若者たち(男女4人)による座談会では、中山美穂が、


男A(鍾さん・大学2年):この人のカオは中国でもチベットに近いほうの自治領にいる人のカオに似ている感じ(笑)。
女A(楊さん・短大2年):この人が向うから歩いてきたら、やっぱりマレーシアの人とかフィリピンの人みたいに見える。目も上がってて、キツネみたいなカオだから。


とさんざんコケにされていました。

特集ではこの他、蛭子能収らのスペシャルエッセイや岡崎京子の漫画(『香港コーリング』)、お約束(?)の現地フーゾクガイド、九龍城砦潜入ルポ等が掲載されていましたが、このうち、岡崎京子の『香港コーリング』は、山本鈴香という若い女性が香港で財閥令嬢・李香蘭(!)の誘拐事件に巻き込まれ・・・・というもので、その後鈴香は香蘭の双子の姉・香鈴だとわかり、「リンリン・ランランⅡ」なる姉妹デュオを結成、超人気アイドルになるという無理やり過ぎるオチの漫画でおました。

「香鈴」といえば思い出す・・・・。

てなわけで、某ヤフオクで何気なく見かけて大した期待もせずに落札したこの雑誌、なかなかどうして、興味深い情報が満載でした。

(無理やり終了)

こちらは1987年当時のマカオ政府観光局発行のガイド。
「中国の大河に浮かぶ小さなポルトガル」だそうです。

2007年3月13日火曜日

JALスチュワーデスのトラベル中国語会話

〔ほん〕


1991年5月、キョーハンブックス。

1週間ぶりのご無沙汰でございます。
台湾の友人、昨日無事に帰国した・・・・はずですが、先週さんざん振り回されたおかげで、精も根も尽き果てたせんきちです。

さて。

有名建築家やふくろう先生、はたまた前宮城県知事と、候補者乱立気味の東京都知事選挙。
しかし、肝心の

あの人が足りない

と思っているのは、せんきちだけでしょうか。

黄泉の国から立候補しておくれ(←すいません。まだご存命でした)。

といったところで、本題。

先日、散歩の途中に立ち寄ったブックオフにて、105円で購入した中国語会話本のご紹介。
今から16年前の1991年、第2次天安門事件の余韻覚めやらぬ頃にJALが出した旅行用会話集です。

表紙で微笑むのは、本文執筆を担当した(らしい)香港出身の客室乗務員・王美珍(Anna Wong)さん。
プロフィールによると「乗務歴9年」で、


私の場合父が北京語しか話さず、香港っ子の私も自然に北京語を覚えてしまいました。


との由。

1991年に乗務歴9年ということは、1982年入社として1960年頃の生まれ。
「北京語しか話さない」という王さんのお父さんは、大躍進の頃に内地からやって来た北方人か、はたまた国共内戦に敗れて香港へ流れ着いた元国府軍兵士(調景嶺在住)か、気になるところです。

気になるといえば、先日読んだ『トオサンの桜』にも「1941年、10歳の頃に広東省から台北へ移住した」という多桑(劉添根さん)が出てきて、日中戦争真っ只中の時代に何ゆえわざわざ日本の植民地である台湾へ引っ越してきたのか、その理由が知りたかったのですが、その辺りの事情は見事なまでにスルーされていて、がっかりいたしました。

で。

会話本の内容ですが、左ページに日本語と英語、右ページに中国語というレイアウトで、中国語に声調記号は付いているものの、ピンイン表記は難しいため怪しいカタカナ表記で代用してあります。
ですので、例えば「初めまして」は、


初次見面(ツウツジィェンミェン)


と、ツーツーレロレロ状態になるといった按配。

ま、それでも、以前ご紹介した日本語教則本(こちらこちら)よりは数段ましなのですけれど、ちいとばかり衝撃を受けたのがこちら。


いいえ」が、



ブスだよ、ブス!

目の前でブスブス連発された日にゃあ、あたしだったら(図星だけに)どつきますよ。

ところで。

先ほどもちらりと書いた通り、この本が出た1991年は1989年の第2次天安門事件のわずか2年後。
だもんで、あたしゃてっきり事件のおかげで激減した日本人旅行者を呼び戻すためにこういった本が出たのだとばかり思っていたら、

1989年:358,828人、1990年:463,265人(29.1%増)、1991年:640,859人(38.3%増)

と(こちらを参考にしました)、何のこたあない、本の力なんぞ借りなくともそれなりに順調に増えていました、日本人旅行者。

喉もと過ぎれば・・・・なのですなあ。

(オチらしいオチもなく終了)

2007年3月6日火曜日

無責任ABC

〔ちょっとお耳に〕

『無責任遊侠伝』撮影の合間に
あやとりをして遊ぶ莫愁。
ハナ肇、犬塚弘、藤本真澄の顔が見えます。

先日の「お知らせ」で予告した通り、台湾の友人がやってまいりました。
さっそくこき使われております。
そんなわけで大物ネタに取り組む気力も体力もないため、今さらな感のある製品情報でお茶を濁しますです(スマソ)。

香港クレージー作戦』と同時期(1963年)に香港・澳門ロケを行ったクレージーキャッツのもう1つの中華映画『無責任遊侠伝(澳門風雲)』のDVDが、昨年暮れにリリースされました。


お馴染の無責任男・植木等がここではギャンブルの天才に扮し、澳門で一か八かのギャンブル勝負に打って出るというお話。
クライマックスとなる平田昭彦(悪役)との決戦では、澳門が舞台というのになぜか丁半勝負の壺ふり対決なのがご愛敬です。

杉江敏男監督から壺ふりを教わる白冰。
向かって一番左は馬力。

当時、東宝と深い関係にあった電懋から白冰、莫愁、高翔、馬力が参加していますが、悪役である平田昭彦が中国人ではなく実は敵前逃亡した元日本兵、つまり日本人だったという設定になっているのは、おそらく電懋側への配慮ではないかと考えられます。
谷啓(白冰の兄役)の元恋人でありながら、彼を捨てて平田昭彦の情婦となっている莫愁も100%悪い女ではありませんでしたし。
『香港の夜』で中村哲の用心棒をやっていた天本英世が、ここでも平田昭彦の用心棒に扮していました。

そして。

社長シリーズの追尾を飾る作品である『社長学ABC』のDVDについて。
こちらこちらのDVDレンタルのサイトには情報があるのですが、なぜかセルDVDのリリース情報はありません。
レンタルオンリーということなのでしょうか。


森繁社長が会長に勇退し、小林桂樹が社長に昇進する本作は、台湾ロケが売り物の1本。
日月潭でロケを行っている点が、日本映画としてはきわめて珍しいと言えます(今の九族文化村みたいな原住民のテーマパークも登場)。
ま、そうは言っても、単なる観光映画からは一歩も出ていないのですけれど。

また、香港へ渡って邵氏に加入する前の恬妮が、ちょうど『社長洋行記』における尤敏のような役どころで出演しているのも見もの。
『社長洋行記』での尤敏の婚約者は三船敏郎ですが、恬妮の婚約者はなんと王貞治(写真のみの出演)でした。

それでは、またこき使われてきます。

2007年3月2日金曜日

松葉杖卒業 (又名:人類の進化)

〔しようもない日常〕

白色恐怖を描いたドラマ。
一昨日は228事件から60年の日でした。

ごぶさたしております。
おかげさまで松葉杖を卒業、直立二足歩行の訓練を始めたせんきちですが、この数日というもの、花粉症がひどくて、

身も心もボロボロ

になっておりました。

せんきちがボロボロになっている間にも、「似非『無間道』がオスカー受賞」というツッコミどころ満載のニュースが飛び込んでまいりましたが、これはもうすでに多くの方がお取り上げになっておりますので、今さらわたくしのような者が言及するまでもないこと。
むしろ「ムダ毛研究家」のせんきちとしては、「おふくろさん騒動」の当事者である、

川内康範センセイの耳毛

に大注目しております。

初めて見たときは「変わったモミアゲ」かと思ったよ。

聞くところによると、センセイは青森県にお住まいとのことですので、寒冷地においては防寒の見地からあのように自然と長ーい耳毛になるのであろうかと、

気候と耳毛の不思議な関係

という新しいテーマについて考えてみる必要性を感じております(うそうそ)。

で。

先月の25日(日)、午後2時からTBS系列でコソーリ放映されたテレビドラマ『たった一度の雪 SAPPORO・1972年』(北海道放送制作)の感想をちょっとだけ。

詳しい内容等に関しては公式サイトをご参照いただくとして、せんきち的にはメインのストーリーよりも陳柏霖演じる孫台生の人物造型及び言動に興味を持ちました。

台湾北部の田舎町にある小さな食堂の息子として生まれた台生(名前からして台湾の申し子のようだ)は、かつての統治者である日本及び日本人に対して屈折した感情を持つと同時に、蒋介石と国民政府に対する憎悪も人一倍強いという本省人(鶴〔福〕佬人)の若者。
彼の父は、国民政府による北京語強制に反発して日本語で押し通したため警察に捕まったという過去を持っています。
劇中、台生は聖子娘演じるヒロイン相手に蒋介石&国民政府に対する憎しみや、台湾人は自分たちの国を持ったことがない(国民政府はあくまで外来政権)といった心情を吐露するのですが、今ならともかく当時そんなにあからさまに政治批判をして大丈夫だったのだろうかと、観ていてハラハラしてしまいましたよ。
いくら蒋介石が憎いといっても、その憎むべき総統の命に従って札幌に送り込まれたのですから、密告されたらどーするよ?という心配ばかりが先に立ち・・・・。

ラスト、35年後のヒロイン(戸田恵子)が台生を訪ねると、台生にクリソツの息子(陳二役)がやって来て「父も母も亡くなりました」と言うのですが、2人の死の原因が明らかにされないため、せんきちの頭の中では

台生は札幌での言動を密告されたか、あるいはその後民主化運動に身を投じたせいで緑島に送られ、獄中での無理が祟って若死、残された妻は夫の意志を継いで政治活動を開始するも、選挙中に謎の自動車によってひき逃げされて死亡。

という勝手な妄想が渦巻いてしまいました。

ある意味、この孫台生なる人物は1972年というよりも、近年の本土化した台湾を投影した人物、ということができそうです。
また、台湾側の撮影協力が民視だったことも、台生の人物造型に大きく関係しているのではないかと思います。
台視や中視や華視じゃ、こうはならなかったかも。

お知らせ:今週末、またぞろ台湾の友人が来日するため、来週一杯はその接待に忙殺されそうです(というか、そうなるに決まってるんだけど)。てなわけで、またしばらくお休みするかも知れません。あしからず、ご了承下さい。

2007年2月23日金曜日

我女若蘭 (Orchids And My Love)

〔えいが〕

DVDのジャケット及び盤面には
「武家麒」の名前がありますが、
実際には出ていない・・・はず。

1966年、台湾(中影)。李嘉監督。唐寶雲、葛香亭、馮海、謝玲玲、巴戈主演。

第5回金馬奨作品賞、監督賞、子役賞、カラー撮影賞、カラー美術賞、編集賞受賞作。

バレエが得意な少女・孟若蘭(謝玲玲、唐寶雲)は当時不治の病とされていたポリオに侵され、歩行さえも儘ならなくなって自暴自棄に陥りますが、父(葛香亭)や幼なじみの邱文雄(巴戈、馮海)の励ましによって蘭の栽培に打ち込むようになり、やがて彼女の栽培した蘭が高い評価を得るまでを描いています。

葛香亭と唐寶雲の父子物という点から見れば『あひるを飼う家(養鴨人家)』の(脚本も同じ張永祥が担当)、主人公の子供時代を謝玲玲と巴戈が演じ、成長してからを唐寶雲と馮海が演じるという点から見れば『婉君表妹』の、それぞれ延長線上に位置する作品と考えることが出来ます。
が、

健常者=完全
障害者=不完全


という価値観が透けて見えてしまうため、ラストで若蘭が「クララが立った状態」になって文雄との恋も成就するというオチには、今ひとつ納得がいきませんでした。
若蘭の足が不自由なのは、病気のせいだけでなく彼女の心の状態が大きく影響しており、勇気を奮って一歩踏み出すことによってきっと歩けるようになる、といったもっともらしい理由付けもあったんですけれど、しかし、仮に歩けるようにならなくとも、何か(歩行機能)を失うことによって他の何か(生きがい〔蘭の栽培〕と真実の愛〔文雄との恋愛〕)を得たヒロインの物語でもよかったように思うんですが。
何が何でも歩けるようにならないと駄目だったんですかね。

ポリオに侵された当初、主治医(魏蘇)の見立てに納得がいかない若蘭の両親が怪しげな民間療法や加持祈祷にすがるという展開は、闘病ものに付き物の趣向と言えますが、最終的に主治医を信じるようになるきっかけが「中国が生んだ最も有名な医師=國父・孫中山先生」の言葉(内容失念)だったというのは、中影ならではの決着法と言えるでしょう。

また、若蘭を愛し慈しみ誰よりも理解する存在はあくまでも父親であり、母親(傅碧輝)は娘と文雄が互いに思いを寄せていることに全く気付かず、若蘭の親友の従兄で医者の卵である大衛(江明)と娘を結婚させたがっているという、かなり無神経なお母さんである点がちょいと気になりました。
日本の場合なら、ふつう母親の方が娘の気持ちを汲み取りそうなものなんだけどねえ。
父子物ゆえの趣向と言うべきか、それとも「家族の気持ちを全て掌握するのは父親の役目」というモーレツな家父長意識の現われなのでしょうか。

ところで、本作の監督である李嘉は日本語が堪能だったらしく(といっても、『バンコックの夜(曼谷之夜)』で張美瑤のおじ役をやっていた同姓同名の俳優さんとは別人の模様)、下山操子の『故国はるか 台湾霧社に残された日本人』には次のような件があります。


・・・・その頃(1969年・せんきち注)のことです。学校でちょっとした珍事がありました。李嘉監督、甄珍、武家麒主演の『高山青』という映画のロケがわたしたちの学校でおこなわれることになったのです。受け持ちの児童がエキストラとして出演することになり、わたしは子どもたちの体操やダンス、歌の指導に大騒動でした。
わたしが日本人だとわかると、ロケの合間に李監督はわたしに日本語で話しかけてくれました。それに、わたしが子連れのときには、俳優さんたちも集まってきて、おもちゃやお菓子をくれたのです。
ロケ隊が去ってから、李監督は三度も手紙をくれました。次に撮る『楓葉師生情』の準ヒロインをやらないかというのです。模範的な教師の役だそうです。小学校五年生のときに、子役で出してもらったことがあって(台湾語映画『青山碧血』のこと・せんきち注)、以来、その方面に少々どころか大いに意欲を持っていたわたしの心は、ときめきました。(以下略)


結局、この映画出演の話は夫の猛反対によって諦めざるを得なくなり、映画自体もお蔵入りになってしまったようです。


話を『我女若蘭』のことに戻すと、本作のDVDソフトに関してyesasiaではPAL方式としていますが、決してそんなことはなく、皆様お馴染のNTSC方式でございます(うちの三菱製プレイヤーで再生できたもん)。
安心してご覧下さい。

2007年2月19日月曜日

春節に臭豆腐を食らう

〔しようもない日常〕〔ちょっとお耳に〕

『緹縈』より。甄珍のどアップ。

昨日は旧暦のお正月。
某サイトのオフ会に参加して、カラオケ&お食事を堪能いたしました。
お食事は新大久保の「美而美」で台湾料理でおましたが、客家小炒がなかなかいけましたです。

ここんとこ、排骨飯が食べたくて食べたくて仕方なかったせんきちはメニューにその3文字を発見、大喜びで注文いたしましたが、これははっきりいって・・・・でした。
かんじんの排骨が、なんと言いましょうか、士林夜市で売っているジャンボなフライドチキンの豚肉版のような感じで、クリスピーなのがお好きな方にはよいのでしょうが、あっしにはちょっと油がきつかったっす。
卵が煮卵じゃなくて目玉焼きだったのもマイナス。
ま、そう言いながらも完食したんですけれど。

15名ほどの面子だったので、お料理はそれぞれ3皿ずつ頼んだのですが、臭豆腐をお召し上がりにならない方が意外と多く、あっしとその他数名の知人が「臭豆腐班」を結成、残った臭豆腐を全て平らげました。

おいしいのにね。

さて。

今朝、茶通さんの「香港電影迷宮+blog」で知りましたが、香港で李翰祥監督の回顧上映があるそうです。
てなわけで、國聯作品も大量上映される模様。
当方のブログでも今年に入って「勝手に國聯特集」を開催(会期無期限)、『菟絲花』と『十萬青年十萬軍』をすでにご紹介(少し前に『冬暖』もご紹介済み)、「次は『黒牛與白蛇』ね!」などと思っていたところでして、さてはあっしの企画をパクッたのか?(←んなわけないない)

上映予定の國聯関連作品の内、『状元及第』『鳳陽花鼓』『黒牛與白蛇』『幾度夕陽紅』『騙術奇譚』はソフト購入済みですので、いずれご紹介できればと思います。
ただ、國聯を代表する名作の一である『破曉時分』は、現在のところソフト入手が困難なためご紹介できません。
それから、台製(台影)&中製絡みの映画(『西施』『揚子江風雲』『緹縈』)や『喜怒哀樂』も同様ね。

こちらも『緹縈』より。甄珍の後姿。


『西施』より。真ん中にいるのが趙雷。

『喜怒哀樂』は、当時(1970年)「台湾四大導演」と称されていた李翰祥、胡金銓、李行、白景瑞が1話ずつ担当したオムニバス映画。
「喜」(白景瑞)、「怒」(胡金銓)、「哀」(李行)、「樂」(李翰祥)の分担になっています。

ちなみに、1980年代に入って李監督が内地で映画を撮るようになると、激怒した國府からは裏切り者の汚名を着せられ、1988年に『梁山伯と祝英台(梁山伯與祝英台)』が台湾で再映されたさいにも冒頭の監督の名前が出てくる部分等がばっさりカットされて、現在流通しているリマスターDVDもカットされちゃったバージョンが底本になっているのだとか(陳煒智『我愛黄梅調』による)。

言われてみればたしかに、

キャストの紹介がたったこれだけで
李監督の名前は出ないまま、


いきなり本編に突入したかと思ったら、


さらに次の場面にぶっ飛ぶという、

かなり強引な編集がなされております。

オリジナル版が観られるようになる日は来るのでしょうか。

おまけ:これも『梁祝』から。
西本さん(賀蘭山)の名前の横にちゃんと
高田秀雄(戴嘉泰)の名前もありました。

2007年2月16日金曜日

なんちゃってオスカル、再臨

〔ちょっとお耳に〕

オスカル様のお通りよ

ここ数日、「李香蘭」や「山口淑子」に「陳雲裳」、はたまた「萬世流芳」や「東京の休日」といった検索ワードでこちらにお見えになる方が大変多いのですが、そんなアナタに朗報です!

明日17日から開催される「第17回にいがた国際映画祭」において、『萬世流芳』が上映されます。
くわしいスケジュールは、下記の通り。

2月18日(日)11:00~13:35(於:シネウインド)当日10:00から入場整理券配布
2月21日(水)14:30~16:35(於:シネウインド)当日13:00から入場整理券配布


定員は86名、立見不可とのことです。入場料は800円。
新潟市なら新幹線でも気軽にピューッと行ける距離ですので、特に平日の21日はねらい目ではないかと思います。
この機会にぜひご覧になってみて下さい。

で。
以下は、全く個人的な趣味による情報。

来月、再来月とユーロスペース及び日仏学院で開催される「フランス映画蔡2007」の「ジャック・ドゥミ特集 結晶(クリスタル)の罠」において、あのトンデモ超大作実写版『ベルサイユのばら(Lady Oscar)』が上映されます!
3年ほど前に浅草東宝のオールナイトで上映されたことはありましたが、今回はなんと白昼堂々スクリーンに帰ってまいりますわよ、奥様。

気になる上映スケジュールはというと・・・・

3月20日(火)11:00~、3月22日(木)19:00~

会場は、ユーロスペース。

不肖せんきち、小学生の頃原作にハマったこともありまして、この映画の公開時には歓び勇んで劇場に駆けつけたのですけれど、正直言って、

なんだかパッとしないなあ。

というのが感想でおました。
中でも一番許せなかったのが、ラストのオスカルとアンドレ。
欧米人から見ればあそこは史実と矛盾しないようにしたい、との配慮があってのことだったのだろうなあ、と今となっては思うものの、でもさあ、あのラストがあってこその『ベルばら』じゃん!

原作はこちら

そんなこんなで『ベルばら』ファンのみならずジャック・ドゥミ(Jacques Demy)監督にとっても呪われた封印作(?)になってしまった実写版『ベルサイユのばら』ですが、初公開から30年近くたった今、どれほどのトンデモ映画だったのか再度確認してみたいと思うのもまた真実。

必ず観に行くわよん。

ちなみに、本作の製作者である山本又一朗氏は、最近では『あずみ』なんかを手がけていますけど、こちらのサイトによれば、

『あずみ』は始めから海外進出を狙って作った映画

なのだそうで、当時から今に至るまで同じ目標に向かって突っ走っているその姿勢、ある意味ご立派ですわ(映画の出来はともかく)。

初公開時のパンフレット表紙。大事にとってありました。
近頃公開されたコッポラ娘の映画は「ベルサイユ宮殿ロケ」が
ウリだったけど、この映画でもちゃんとロケをしています。
「30年ぶりの快挙」だったらしいわん。


小森のオバケ、もとい、オバちゃまによる解説。
昔々、東和の50周年だったか60周年だったかの
展覧会(於:大丸東京店)の時に本物を見たけど、
オレンジ色のつくしんぼうのようでした。


作詞:来生えつこ、作曲:ミシェル・ルグラン(Michel Legrand)、
歌:鳳蘭という日・仏・中 奇跡(?)のコラボレーション
「超臨発」というのは、「超臨時発売」のことだと思います。
ついでに言うと、3月5日はせんきちのお誕生日。
今じゃ加齢臭が気になるお年頃・・・・。


付記:『ベルばら』で華々しい(?)日本デビューを果たしたカトリオーナ・マッコール(Catriona MacColl)@なんちゃってオスカルの華麗なる女優人生に関しては、下記のサイトをご参照下さい。
「ユーロ・トラッシュ女優たち」内「カトリオナ・マッコール」の項
http://www2.plala.or.jp/MORIYAKEIJI/Cat.htm

2007年2月13日火曜日

美瑤と菲菲

〔ちょっとお耳に〕


始めに闘病記録。
おかげさまで、ようやく片松葉(松葉杖1本ってことね)になりました。
来月になれば、「夢の二足歩行」が実現することでしょう。

で。

1964年、引退した尤敏の後釜を探していた東宝首脳部は、同年に台北で開催されたアジア映画祭において寶島玉女にして台製之寶である台湾の女優・張美瑤を発掘、彼女は翌1965年に『戦場にながれる歌』と『香港の白い薔薇』、1966年には『バンコックの夜』にそれぞれ出演しました。

それ(66年)から5年後の1971年、『雨の御堂筋』で日本におけるメジャーデビューを果たした台湾の歌手・歐陽菲菲は、この曲の大ヒットにより一気にスターダムを駆け上ることになるのですが、そんな日本にゆかりのある台湾女優と歌手に、意外な接点のあることを発見しました。

それがトップのお写真(向かって右が張美瑤、左が歐陽菲菲)。

1966年の台湾映画『橋』の一場面ざます。
なんとこの映画で2人は共演していたんですねえ。

『橋』といえば、張美瑤と柯俊雄の出会いのきっかけになった作品として有名ですけれど(こちらでちょっとだけ視聴できます)、まさか菲菲姐が歌手になる前に女優をしていたなんて、

あたしゃ全然知らなかったよーん!

いずれ機会があったら観てみたいと思います。

付記:以前こちらでご紹介した『百年目の帰郷』では、張美瑤のことを「富裕な家庭の子女」であるかのように記述していましたが、実際にはかなりの苦労人で、女優になったのも「両親に楽をさせてあげたい」一心からだったといいます。

2007年2月9日金曜日

破戒 (Broken Oath)

〔えいが〕

主人公・瀬川丑松は・・・・って、島崎藤村かよ!

1977年、香港(嘉禾)。鄭昌和監督。茅瑛、梁小龍、陳惠敏主演。

某ミクシィの嘉禾コミュで本作に丘なおみ(何湄)が出演しているとの指摘を受けたので、さっそくチェックしてみたところ、たしかに出てましたわ。

ほらっ!
(まちゃまちゃではありません)

・・・・すいません、別の映画でした。

本当はこれ!
(一気に増毛)


王萊とのツーショット。

で、気になるストーリーはというと・・・・。

劉大雄(關山)は、謀反を目論む仇魁(張佩山)の放った4人の刺客に殺され、夫の復讐を試みた劉の妻・綺梅(丘なおみ〔何湄〕)も捕らえられて島流しにされてしまいます。
大雄との子供を身ごもっていた綺梅は難産の末女の子を産んでこの世を去りますが、今わの際に自分たちの仇を我が子に討って欲しいと言い残します。
綺梅から赤ん坊を託された千手娘(王萊)は、出所後、寺に赤ん坊を預け、潔蓮と名付けられた赤ん坊はやがて武芸に秀でた美しい娘(茅瑛)に成長します。
その後、殺戒を犯した潔蓮は寺を去ることになり、千手娘の許に身を寄せますが、千手娘から自らの生い立ちを聞かされた潔蓮は両親の仇を討つことを決意、こうして潔蓮の復讐が始まるのでした・・・・。

一読してすぐにピンと来る方もいらっしゃるかと思いますが、これって、ようするに、

茅瑛版『修羅雪姫』

なんですねえ。

こんぴらふねふね
(その「しゅら」じゃねえよ!)

てなわけで、

父:關山

母:丘なおみ

という眩暈がするような血縁関係のもとで生まれた茅瑛が繰り広げる復讐劇ですが、前半はともかく、後半はあくまでも立ち回り主体の展開ゆえ怨念や情念とは比較的無縁の世界で、茅瑛の必殺技も「さそりの毒」という危険な割には案外他力本願な秘密兵器だったりいたします。

さそりが友達。
(ネクラな小動物マニアみたいだけど)

もちろん、梁小龍が仇の息子だった、なんていうどんでん返しも無し。

ところで、池玲子や小林千枝といった東映女優が本名で嘉禾作品に出ていたのに対して、何ゆえに丘なおみは中国名で出ていたのか、という問題ですけれど、考えられる線としては、

1、池さんたちは東映、つまり会社を通した契約だったが、丘なおみは個人契約だった。
2、日本からの助っ人女優が出演していることを売り物にしても興行的には大したプラスにはならなかったので、それならいっそ邵氏方式を見習って日本臭を消した方がよいと考えた。

といった辺りが妥当なところなのかしらんと、せんきちは考えております。

しかし、そもそも丘なおみを使おうと考えたのは誰だったのでしょう?
やっぱり鄒文懐だったのでしょうか。

(中途半端なオチで終了)

だるま。

2007年2月5日月曜日

いきなり

〔ちょっとお耳に〕

始まりは香港の街から。

今を遡ることウン十年前の学生時代、現在では東国原英夫宮崎県知事になった旧そのまんま東氏が司会をつとめていた深夜の素人参加番組にひょんなことから和服姿で出演、東氏から、

この人(=せんきち)と結婚したら、一生笑っていられます。

といじり倒された経験があるのを、昨日の朝になって突如思い出したせんきちです。

ちなみに、「笑っていられる」というのは「朗らかで気立てのよい人だから、笑いの絶えない明るい家庭を築くことが出来る」という意味などでは決してなく、今で言えば、

森三中系のキャラ

だったからです(爆)。

・・・・・。

今日はちょっとだけ放映情報を。

BBSにも書き込みましたが、2月9日(金)の午後1時30分から、テレビ東京において唐突に『東京の休日』が放映されます。
例の上戸彩主演の『李香蘭』の前宣伝を兼ねた放映らしいんですけど、ドラマの前に本物の映像なんか流しちゃったら、「やっぱり上戸彩じゃ(以下自粛)」になるのじゃないかとちと不安。

でもねえ、あっしもドラマを観るかどうか、正直迷っているところ。
ひばりの時は歌は本人の吹替えでしたが、今回は音源が古くてそれもできないらしく、上戸彩がそのまんま歌うらしいし。
うちのおかんなんか「もっと眼が大きくて歌の上手い子を(以下自粛)」とまで言う始末。

『賣糖歌』も歌うのか知らん。

続いて。

こちらは来月の話ですが、衛星劇場で『卒業旅行 Little Adventurer』が放映されます。
放映スケジュールは下記の通り。

3月6日(火)午前7時~、20日(火)午後7時15分~、26日(月)午前7時~

当時のマーク・レスター人気を当て込んだお子ちゃま冒険映画ですが、始めに香港ロケの場面が出てきます。
映画の冒頭、香港の街を走るだけ走らされた後、あっけなく撃ち殺されてしまうのが宗華。


彼の恋人で、この後お子ちゃまたちと一緒に危険な冒険を繰り広げることになる謎の美女に扮しているのが甄珍。


以前、浅草東宝のオールナイトで観たときはかなり悲惨な状態のプリントでしたが、さすがに今回はきれいなプリントで放映してくれるのではないかと少し期待。
ついでに言うと、香港では『兩小無猜歷險記』の中文タイトルでソフト化されています。
これも、浅草東宝で観たときのそれよりはずっと状態のよいプリントを使っていた気が・・・・。

いずれにしても、必録画ですわ。

2007年2月2日金曜日

ぶたとさそりとおしどりと

〔ちょっとお耳に〕

こちらが、セットの全容。

一、ぶた

久々の麥嘜&麥兜情報。
2月4日(日)、「麥嘜・心思心意Ⅱ郵票珍藏集」なる切手セットが発売になります。
その中身はというと・・・・

切手シート

初日カバー

麥嘜&麥兜人形

阿輝&麥兜バッジ

これら全てをひっくるめてのお値段は、

HK$158

でおます。

日本の通販番組だと「2セットお求めの場合にはHK$300ポッキリ!」になりそうですけれど、そういうディスカウントはないようです。
4日から39ケ所の集配局でまず発売した後、10日(土)からはMcQuarterでも扱います。

数に限りがありますので、お早めに。

二、さそり

あちこちのブログで既に話題になっていますので、今さら取り上げるまでのこともないんですけど、水野美紀がマツをやるみたいですねえ。

オリジナルの第1作目『女囚701号 さそり』は、香港でも『蠍女七〇一』の中文タイトルで公開されていますし、

女囚701号 さそり

2作目の『女囚さそり 第41雑居房』は、台湾で『日本女子監獄』という中文タイトルでソフト化されています。

女囚さそり 第41雑居房

せんきち個人としては、3作目の『女囚さそり けもの部屋』で成田三樹夫の片腕ぶら下げたまま新宿の街を疾走する梶芽衣子が好きなので、水野さんにも誰かの片腕ぶら下げたまま香港の街を疾走していただきたいもんです。

女囚さそり けもの部屋

水野さんなりのさそり像を作り上げてくれることに期待したいと思います。

ちなみに、梶芽衣子に始まるさそり女優の系譜とその作品(2代目:多岐川裕美、3代目:夏樹陽子、及びVシネのさそり達)に関しては、こちらの本をご参照下さい(こないだのBS版はカバーしてないけど)。

あ、そうそう、配役はまだわからないようですけど、やっぱり、

梁小龍が郷田なんですか?

三、おしどり

吉田さんからお教えいただきました(いつもありがとうございます)。

5月10日、尤敏主演の邵氏作品(韓国との合作)『異國情鴛』のDVDがリリースされる模様です。

ちょっと貼ってみた。

樂蒂の映画なんかでもモノクロのやつはリリース予定なし、とか聞いていたので、これもソフト化されないだろうと思っていたら、カラーだったんですよねえ、これ。

ご周知の通り、カメラは西本さん、監督は若杉光夫です。

発売日を待ちましょう。