2008年6月25日水曜日

『いつまでもデブと思うなよ』台湾編 (暫定改訂版)

〔ちょっとお耳に〕

子供の頃は肥満児で、


大人になって一時痩せますたが、


今では中年太りに悩んでおります。


おまけ:バリバリのアイドルだったのね。

2008年6月20日金曜日

たたかふをんなたち

〔ちょっと小耳に〕

「臭いバス」が「どっと混む」とは、これ如何に?

どうも。
トド@日々是介護です。

残念ながらせんきちは行けそうにありませんが、明日、明治学院大学で下記のようなシンポジウムが開催されます。

第13回日本映画シンポジウム「女侠繚乱 日本映画のなかの女性アクション」

とき:6月21日(土)10:00~18:00
ところ:明治学院大学白金校舎2301教室
主催:明治学院大学文学部芸術学科 
予定:
10:00 開会
10:10 鷲谷花「総論 日本女性アクション映画」
11:10 板倉史明「視線と眩暈 美空ひばりのアクション時代劇」
11:50 昼休み
12:50 斉藤綾子「ゆれるエロス 緋牡丹博徒お竜」
13:30 志村三代子「安田道代と女股旅時代劇」
14:10 休憩
14:20 四方田犬彦「志穂美悦子と『女必殺拳』」
15:00 真魚八重子「70年代東映ピンキーヴァイオレンス」
15:40 休憩
16:00 上映とトーク 安里麻里監督(短編『子連れ刑事 大五郎!あばれ火祭り』)+鷲谷花+四方田犬彦
18:00 終了

日本映画ファンのみならず、香港映画ファンにとっても、香港映画における戦う女性像との比較検討を行う上で大変興味深い内容なのではないかと思います。
「入場無料・千客万来」だそうですので、お時間のある方は足をお運び下さい。

ではでは、婆さんのお守りに戻ります。

付記:

一、目下、ユーロスペースにて公開中の『1978年、冬。(西幹道)』、せんきちの古いお友達が製作及び宣伝に携わっております。心に沁みる佳作です。まだご覧になっていらっしゃらない方、どうぞ劇場へお急ぎ下さい。

二、某ミクシィで樂蒂と尤敏のコミュの管理人をやっていますが、超コアなメンバーが4人しかいません(とほほ)。ミクシィ会員で関心のある方は、ちょっくらちょいと覘いて見て下されば幸いです。

2008年6月9日月曜日

その婆、認知症につき

〔しようもない日常〕〔ちょっとお耳に〕

森繁先生はまだしっかりしておられるんだろか。

どうも。
トド@毎日が地獄です。

婆さんのせん妄と幻視、幻聴があまりにひどく、あっしも暴言を浴びせられて精神的にかなり参ってきたので、様子を見に来てくれたケアマネージャーさんに相談したところ、うちの近所に新しくできた精神科のクリニックの院長先生が、認知症の専門医でもあるとの由。
「渡りに舟」とばかり、先週、婆さんを連れて診察を受けてきましたが、その結果はというと、どうやらアルツハイマー型ではなく、レビー小隊、もとい、小体型認知症の可能性が強いらしいです。
このレビーちゃん(親しみをこめてそう呼んでいます←そうでもしないと辛くてやり切れないのよ)、1995年にその名が付いたという比較的新しい症例のため、認知症の本にもあまり詳しい記述がないのが悩みの種(ほとんどがアルツハイマーのことばかり)。
とりあえず、お医者さんから貰った薬(アリセプト)を飲んで凶暴性は鳴りを潜めていますが、幻視、幻覚は相変らずです。
そんなわけで、目下のところ婆さんの介護と自分の仕事でいっぱいいっぱいのため、こちらもさらにご無沙汰気味の開店休業状態になること必至ですが、なんとか店じまいせずに続けていこうと思っておりますゆえ、思い出した折りにでもお訪ね下さいまし。

で。

ちょこっとだけ告知。

7月、衛星劇場にて『女子大学生 私は勝負する』が放映されます。


この映画、1961年4月に香港で公開されたさいには(中文タイトル『飛女慾潮』)一大センセーションを巻き起こして大ヒットしたものの、映画館(京華)のスケジュールの関係で一旦は上映打ち切りに。
しかし、「仕切り直し」とばかりに翌5月に早くも再映され、またしても大入満員を記録したという、香港における隠れた大ヒット邦画であります(くわしくは、呉偉明先生のブログをご参照下さい)。
映画の内容は、日本の若者の生態を赤裸々に描いたもの・・・・らしいんですけれど、それにしても、「女子大学生」が「飛女」って、かなり強引なタイトルですねえ(当時、東宝の香港支社にいたという黄天始のアイデアか?)。

それから、同じく衛星劇場にて、馬力(馬浩中)が出演している東宝映画『ボルネオ大将 赤道に賭ける』が放映されます。
シンガポールロケ作品みたいなので、國泰が協力しているのでしょうか。
本編を観て、確かめたいと思います。

2008年6月2日月曜日

密密相思林 (My Sweet Memory)

〔えいが〕

コスプレ?

1976年、台湾(中影)。張佩成監督。李菁、梁修身、郎雄主演。

中影製作のトンデモ抗日&間違った原住民映画。
日本統治時代の阿里山を舞台に、互いに惹かれながらも時代に翻弄されて離れ離れになった原住民の青年(梁修身)と日台ハーフの女性(李菁)が、長い歳月を経てついに再会するまでを描いた作品・・・・とだけ書くと、なんだか「ちょっとええ話」みたいですけど、なんせこちとら抗日映画ですから、

いついかなる時代に於いても台湾は中国の一部だったのであり、それは日本統治時代にあってもなんら変わることはない。したがって、原住民も、本省人も、本省人と日本人のハーフも、皆々生きているんだ友達なんだ、じゃなくて、

台湾住民は皆中国人なのである。


という無理やりすぎる論理に基づいてストーリーが構築されているため、ヒルマンならずとも、

シンジラレナーイ!

と叫びたくなるような場面がてんこもりざます。

今、試みに、その例をちょこっとだけ挙げてみると・・・・。

郎雄演じる阿里山鉄道の機関士はなぜか瀋陽出身で(日本人が機関車を運転すると何か都合の悪いことでもあるのか?というか、日本人が機関車を運転できること自体認められないのだろうな、国府的には)、原住民(おそらく鄒族)の言語はもちろん、台湾語も日本語もわからない彼がどうやって暮らしているのかと思ったら、原住民たちは皆流暢な北京語を話し、郎雄は何の苦労もなく彼らと意思の疎通を図っているのでありますた。

シンジラレナーイ!

李菁の父(日本に留学した台湾人。日本女性と結婚して娘〔李菁〕をもうけるが、妻は死去)が経営する林業会社が日本軍に接収されることになるが、悪辣な軍人・藤澤(田野←田野はこんな役ばっかやってるね)によって父の部下が惨殺されると、その仕打ちに憤った原住民の長は藤澤に向かって、

ここは中国だ!

と叫ぶのでありますた。

シンジラレナーイ!

とにかくこの映画ときたら、原住民をはじめ、日本に長く暮らし日本女性を娶った本省人やその子供である日台ハーフの女性までもが、

自分は中国人なのだ。

という強烈な意識を持っているのであります。
思うにこれは、原住民や本省人の「日本情結」に対する国府の教育的指導といった側面が色濃く出ているのでしょうが、しかしそれにしても、当時台湾に相当数いたであろう日本人と本省人のハーフの人々に対してまで「お前たちは中国人なのだ」と説教するのは、大きなお世話以外の何ものでもありません(武、どうする?)。
「いくら抗日映画だからといって、この程度の映画しか作れないから内戦にも負けちゃうんだよ」と、嫌味の一つも言いたくなりますわ。

実はメインのストーリーよりも不肖せんきちが興味を持ったのは、李菁演じる日台ハーフの女性が心ならずも阿里山を離れることになった、それ以降の人生。
彼女は日本名・外山賢子を捨てて中国名・陳玉貞を名乗り、中国人としてシンガポールに移住、やがて台湾を再訪するのですが、何ゆえにシンガポールへ移り住むことになったのか、その説明はいっさい無いまま。
彼女の内面をもっと知りたかった気がします・・・・って、どだい無理な話か。

この帯を見よ!

付記:田野演じる極悪軍人の名前が「藤澤」というのは、阿里山といえば樟脳、ということからの連想でしょうか。

2008年5月28日水曜日

鬱陶しい季節はスッポンで乗り切れ!

〔ちょっとお耳に〕〔橘ますみ〕
 
乳首の隠し方がオサレですわね。

どうも。
トド@さよなら、ささやき女将です。


ここのところ、うちの婆さんのせん妄、幻視、幻覚がひどく、連日疲弊しております。
なんぜ見えないものが見えてしまいますから、相手をするのも大変です。
だいぶ慣れてはきましたが、夜中に騒ぎ出すので睡眠不足になるのが辛いですわ。

で。
今日はてきとーに告知でも。

来月、ディスカバリーチャンネルで「中国映画の父 黎民偉の生涯」が放映されます。
放映スケジュールは下記の通り。

6月5日 (木)20:00~21:00、6月6日 (金)3:00~4:00、6月6日 (金)16:00~17:00
6月9日 (月)12:00~13:00、6月12日 (木)10:00~11:00

この作品、実は過去に放映済みなのですが、未見の方は要チェックであります。
かくいうせんきちもまだ観たことがありませんので、この機会に録画しようと思っております。

しかし、黎民偉といえば「香港映画の父」だと思っていましたけど、ここでは「中国映画の父」と、一気に大陸全土をカバーしてますわね。
大きく出たな。

そして、懲りずに今日も行くわよ!の橘ますみたん情報。

5月31日(土)から6月20日(金)まで、毎度おなじみシネマヴェーラ渋谷で開催される特集「最終凶器・鈴木則文の再降臨」にて、『シルクハットの大親分 ちょび髭の熊』が上映されます。
上映スケジュールは下記の通り。

6月14日(土)13:05~、16:50~(『パンツの穴』と2本立)
6月17日(火)12:40~、16:00~、19:20~(『兄弟仁義 逆縁の盃』と2本立)

不詳せんきち、火曜日は毎週都合が悪いので、土曜日に何とか馳せ参じるつもりでおります。

それから、せんきちの大好きな『温泉スッポン芸者』と『現代ポルノ伝 先天性淫婦』も上映されるので、これも楽しみです。
特に、『温泉スッポン芸者』は今回DVD化が見送りになってしまい、ひじょーに残念な思いをしているところでしたので、婆さんを置き去りにしてでも(ウソウソ)ぜひぜひ伺いたいです。
『ハレンチ』に出てくる歩道橋と『温泉スッポン芸者』に出てくる歩道橋が同じ場所なのか、きちんと確認したいとも思いますし。

ということで、寝不足用心ですわよ、皆様。

付記:27日(火)、宋存壽監督がお亡くなりになりました。日本では1999年の東京国際映画祭の折に特集が組まれ、『母親三十歳』や『窗外』等が上映されましたが、残念ながら國聯時代の代表作である『破曉時分』は紹介されることがありませんでした。合掌。

2008年5月23日金曜日

Adventures in the NPM (國寶總動員)

〔えいが〕


2007年、台湾(国立故宮博物院、太極)。

どうも。
トド@ボケボケ婆さんと格闘中です。

阿妹の舞台も昨日の名古屋・御園座千秋楽で無事全ての日程を終了、せんきちの夢の日々も終わりを告げました。

名古屋市営地下鉄・伏見駅で激写!

しばらくは、この余韻を反芻しながら生きていくことにします。

で、本題。

台湾の故宮博物院がアニメ製作会社・太極と共同制作した3Dアニメ
今年の「東京国際アニメフェア2008 アニメアワード」公募部門でグランプリを受賞、先日、東京MXTVで全編(日本語版)放映されたので、メモ程度の感想でも。

詳しいストーリーはこちらをご参照いただくとして、アニメーションといった親しみやすい形で故宮の文物について知ってもらおうという試みは、おそらく、博物院の全面リニューアルを手がけ、日本のメディアでも再三取り上げられた名物女性館長・林曼麗氏の主導によるものと思われますが、その林氏も総統交代と共にお役御免だそうで、諸行無常とは言え、なかなか厳しいものがありますね。

主人公の男の子(嬰児枕)は実物よりもぐっとアニメ向きの顔に230%デフォルメされていますが、彼が長い間離れ離れになっていた兄弟(もう1つの嬰児枕)と再会する件では、故宮博物院の文物がいかにして台湾へ運ばれたのか、その苦難の道のりをさりげなく説明していて、子供にも収蔵品の由来がわかるような仕掛になっています。

ただ、この間の壁抜け映画(『壁を抜ける少年(穿牆人)』)でもそうでしたけれど、ストーリーの鍵を握るのはいつも白菜(翠玉白菜)。
肉(肉形石)好き動物せんきち君としては、いささか不満が残ります。
いっそのこと、育ち盛りで食いしん坊の男の子が白菜と肉を食べてしまい、慌てた皆が男の子にグリセリン注射を施して体内からブツを摘出、国宝総動員で文化財再生を試みる、とかいう風にでもしてほしかったんですが、それだと、

スカトロ映画

になっちまいますわね。

失礼しますた。

2008年5月19日月曜日

純愛 (Young Lovers)

〔えいが〕

こちらはオリジナル
君たちは、やらずに死ねるか?

1978年、香港(邵氏)。帯盛迪彦(林美年)監督。爾冬陞、余安安、艾飛、林伊娃主演。

どうも。
トド@365日五月病です。
さっそく本題に入ります。

帯盛迪彦監督が邵氏に招かれてメガホンをとった作品(製作年はDVDのパッケージの記載による。香港での公開は1979年)。オリジナルは、帯盛監督が1971年に大映で撮った『高校生心中 純愛』。『邵氏電影初探』(2003年、香港電影資料館)巻末のリストにある『色慾與純情』が本作に当たり、リストでは台湾でのタイトルが『純愛』ということになっています。
また、監督の名義は「林美年」と変名が用いられていますが、これは1960年代~70年代初頭の邵氏における日本人監督の変名の習慣を踏襲したというよりは、当時、台湾で日本映画が禁映だったことに対する配慮ではないかと考えられます(たしか、日本以外の映画であっても、監督や主演が日本人であれば日本映画と同等に看做す、とかいう国府の方針があったような、なかったような)。ただし、撮影を担当した中川健一(後に呉宇森監督の『ソルジャー・ドッグス(黄昏戦士・英雄無涙)』の撮影指導を担当)は、本名のままでした。

大映版で篠田三郎と関根恵子(高橋恵子)が演じた主人公を、邵氏版では爾冬陞と余安安がそれぞれ演じていますが、大映版と邵氏版との間には、気付いただけでも下記のような大きな違いが見られます。

・学生運動に身を投じていた篠田の兄は、刑事である父親から仲間を売ることを求められ、口論の末にはずみで父親を殺してしまい、母親は心労のあまり自殺する(大映版)。→母親は既になく、病弱な父親は働くことが出来ないため、爾の兄が働きながら学生を続けて一家の経済を支えていたが、ある日、家に賊が侵入(兄の働く会社の鍵を奪い、盗みを働こうとした)、兄は父親を助けるために賊を殺してしまう。父親はこの後病死。(邵氏版)。
・関根の父は参議院選挙出馬を目論んでいる(大映版)。→もちろん(?)なし(邵氏版)。
・兄の裁判費用を稼ぐため篠田は必死で働く(大映版)。→爾はレストランでウェイターとして働くが、客と喧嘩して退職。しかし、このとき知り合った年上女性(林伊娃)の家でお抱え運転手兼お庭番として住み込みで働くことになり、最終的にはこの女性と肉体関係を持つに至る(邵氏版)。
・両親の納骨のため長野に向かう篠田を関根が追い、2人は「兄妹」と偽って長野で同棲、篠田はパン工場、関根はスーパーで働く(大映版)。→余安安を襲うチンピラから彼女を救おうとしてチンピラを刺してしまった爾は、知人を頼ってランタオ島へ逃亡。余もその後を追い、2人は島で農業に従事しながら「兄妹」として暮らす(邵氏版)。
・関根の結婚相手にと望まれた若倉慶は、母親同士が友人で、どちらの家族からも歓迎された縁談であった(大映版)。→余の結婚相手(艾飛)はバカ男で、余の父親はやっかい払いのために2人を結婚させようとする。おまけに艾飛はひどい遊び人で、余の父親の金目当てに結婚しようとしていた(邵氏版)。
・関根は走行する自動車の中で若倉と格闘の末、誤って若倉を死に追いやってしまう。逃亡の果てに関根は篠田を訪ね、共に死ぬことを決意した2人はついに結ばれる(大映版)。→艾飛を殺してしまうのは大映版と同じだが、爾も例のチンピラを結局は殺してしまい、2人とも殺人者となった末に爾はチンピラに刺された傷がもとで死亡、余は彼の後を追って手首を切って自殺。ついに2人は肉体的に結ばれることはなかった(邵氏版)。

大映版の篠田三郎は勉強もスポーツもよくできる真面目な優等生ですが、家庭の不幸からズンドコ、もとい、どん底生活に突入、それでもせっせと働きながらけなげに関根との愛を貫こうとします。
しかし、邵氏版の爾冬陞はそれほど働き者でもなく、「兄妹でいよう」と誓ったはずの余安安に迫っては拒まれ、ついには年上女性の誘惑に負けて童貞バイバイしてしまうという、さして同情の余地もない青年です。
香港における本作のタイトル(色慾與純情)も、こういった設定にもとづくものなのでしょうが、何も知らずに一途に爾冬陞を慕い、彼の後を追って死ぬ余安安が哀れ、というか、浮かばれません。もしも爾が年上女性と関係していたことを知っていたら、彼女も素直に後追いなどしなかったことでしょう。
何ゆえにこんな設定にしたのか、理解に苦しみます。
やはりここは素直に、2人の純愛にのみスポットを当てるべきだったでしょう。

さらに、大映版の尊属殺人が、邵氏版では父親をかばって賊を殺すという親孝行殺人に180度転換している点は、中華圏の倫理観に合わせたためと解釈できるものの、大映版での「被害者の家族でもあり加害者の家族でもある」という篠田の複雑な立場が、邵氏版ではそっくり抜け落ちてしまいました。

いずれにしても、大映版にあった政治的、思想的な背景(学生運動、過激派狩り、選挙、利権)を邵氏版においてはきれいさっぱり消去した代わりに、年上女性との肉体的な愛(ヘアヌード満載!)と同級生との精神的な愛の間で揺れる青年という構図(それゆえ、爾冬陞と余安安は最後まで「兄妹」のまま)にしたのだと考えられますが、そのせいで主人公2人の純粋でまっすぐな愛情がほとんど見えなくなってしまったのは、いかにも惜しまれるところです。

それに何よりも、関根恵子の

セーラー服

と、

おさな妻フェロモン

の前には、さしもの余安安も顔色なしでしたわ(可愛かったけどね、それなりに)。

いやはや、残念でした。

付記:チンピラに襲われる余安安を助けようとして誤ってそのチンピラを刺してしまう、という展開は、同じ身分違いの純愛映画『泥だらけの純情』あたりからの引用かも知れません、もしかしたら。

2008年5月11日日曜日

超極私的ロケ地めぐり in 京都 七

〔橘ますみ〕

せんきち的には、こっちの方が「世界遺産」。

どうも。
トド@関西に行ってきますたです。

というわけで、約2年半ぶりに帰ってきますた『異常性愛記録 ハレンチ』ロケ地めぐり(前回はこちら)。
吉岡(吉田輝雄)が住んでいた「衣笠マンション」の場所をミクシィで教えてもらったので、さっそく探訪してまいりますた。

衣笠マンションは、世界遺産である某有名寺院のそばにひっそりと建っていました。
さすがは千年の都・京都、40年前に建てられた(推定)建築基準法的には既に危ない鉄筋コンクリートであろう建築物も、いまだ現役で活躍中。

こちらは全景。
この道で若杉英二が飛び出しナイフを
ちらつかせてますみたんを脅したのね。


マンション玄関。
看板こそ新しくなっていますが、
その他は映画のまんま。


階段を上って・・・・


203号室が吉岡の住んでいた部屋(2階向かって右)。


あいかわらず玄関扉はガラス戸。
無防備なのか、治安がいいのか。
吉田輝雄と若杉英二が死闘(?)を繰り広げた通路も健在。

興味のある方は、寺めぐりのついでに探してみてね!

(1人でコウフンして終了)

2008年5月4日日曜日

軍事法廷と刑務所 (軍法局)

〔えいが〕


2008年、台湾。陳界仁監督。

どうも。
トド@中期中年者です。
後期高齢者であるところのうちの婆さんのわがまま三昧に疲れ果てておりました。
ボケても困るけど、言うこと聞かないのも困りますわ。

さて、まずは告知でも。
5月17日(土)から23日(金)まで吉祥寺のバウスシアターで開催される「爆音映画祭」にて、『花様年華』が上映されます。
「爆音映画祭」とは「通常の映画用の音響セッティングではなく、音楽ライヴ用の音響セッティングをフルに使い、ボリュームも限界まで上げて、大音響の中で映画を見る・聴く試みです。一般の劇場上映では聴くことのできない迫力と、その爆音によって視覚までが変容して映画そのものも違って見えるトリップ感覚、そしてまた、大音響でなければ聞こえてこない幽かな音を聴くという、大胆かつ繊細な上映イヴェントです」(サイトより)とのことで、はてさてどんな新しい世界が広がるのか、ご興味のある方はぜひ足をお運び下さい。

ということで、本題。
イメージフォーラム・フェスティバル2008」にて鑑賞しますた。
だだっ広いパークタワーホールに30人足らずの観客、というきわめてお寒い中での上映でおました。
公式サイトにある作品紹介から、あたしゃてっきりドキュメンタリーかと思って観に行ったんですけど、違いますたわ。
とんだ勘違いでした。
監督である陳界仁(チェン・ジエレン)は、台湾の現代美術を代表する人物らしいんですが、すいません、不肖せんきち、今回の上映で初めてその名を知りました。

映画の内容はというと・・・・。

かつて軍法局があったという廃墟の中に、原住民や外国人労働者、外国人花嫁、失業者たちの手でダンボールハウスに毛の生えたような掘っ立て小屋が運び込まれ、破れた新聞紙の余白に彼等が自分たちの身の上を書いて、今日の台湾における彼等の抑圧された状況が明らかにされていきます。

自由にものが言えなかった時代の「人権」と、まがりなりにも民主化を遂げた後の時代の「人権」とを同列に扱うことが果たして妥当かどうか、という問題はあるにせよ、漢族の原住民蔑視(というより「無視」と言った方がいいかも)は相変らずだし、大陸や東南アジアから来た花嫁も差別されているようだし、現代の台湾において全ての人々が自由と平等を享受できているか、と言えば、たしかに疑問は残ります。
でもさあ、これって日本の問題でもあるよね、うん。

とまあ、観終わってしばらく経ってから考えると「なるほどなあ」と思える作品でしたが、観ている当座はひたすら、

睡魔との闘い

ですた。

眠かったっす・・・・。

ちなみに、作品のヒントになった軍法局は、現在、「台湾人権景美園区」として一般公開中です。
せんきちも、次回台湾へ行くさいには見学してみたいと思っております。

付記:ナレーションの代わりに解説の字幕が出てくるんですけど、これがなんとスペイン語。「なんでかしらん」と思っていたら、スペインの美術館(レイナ・ソフィア国立美術館。"Museo Nacional Centro de Aret Reina Sofia")からの委託作品だったのでした。
ふーん。

2008年4月24日木曜日

どうでもいいしょぼーいネタでコソーリ復活

〔ちょっとお耳に〕

2度目の観劇のさい、ロビーで発見。

どうも。
トド@聚楽台閉店淋しいです。
貧しさに負けて枯れすすきな日々を過ごしていましたが、蒼井優ちゃんに激萌えの『おせん』を観て少し元気を取り戻したので、そろりそろりと再開いたします。
ほんとは邵音音導師がすっぽんぽんでサイクリングする『沙胆英』の感想でも書こうかと思っていたのですが、それはまた後ほどということで、今日はどうってことないニュースを1つ。


加護亜依、映画出演決まる! 女優として復活

喫煙問題で事務所を解雇された後、今月から公式ファンクラブとブログをオープンし、芸能活動を再開した元「モーニング娘。」の加護亜依(20)が24日、自身のブログで香港映画に出演が決定したことをファンに報告した・・・・(ブログはこちら


記事では映画の詳しい内容は明らかにされていませんが、今日発売の『週刊文春』によれば、


・・・・復帰第一作は、映画。それもなんと「香港アクション映画」だという。(略)共演者は「燃えよデブゴン」などでお馴染みのサモ・ハン・キンポー(洪金寶)や、台湾のアイドルグループ「F4」のヴァネス・ウー(呉建豪)。(略)加護ちゃんにはさすがにアクションシーンはないようだが「お嬢様役」で登場の予定だという。(以下略)


との由。
「お嬢様」と一口に言ってもどんなお嬢様なのかが一向にわかりませんが、台詞は当然ながら(?)吹替でしょうから、言葉の問題も心配なし。
香港でハメを外してまたぞろ変な写真を撮られないといいが、と、事務所の皆様にとってはそれが一番の心配事かも知れませんね、はい。

(コソーリ退散)

2008年4月6日日曜日

お女郎さんって何ですの?

〔橘ますみ〕

例によって、ヒッキーママがメイン。

どうも。
トド@24時間涙目です。
桜の満開と共にせんきちの花粉症も第2のポーク、じゃなくて、ピークを迎えたらしく、ここ数日は常に鼻づまりで呼吸困難&涙目うるうる状態でした。
寝苦しいったらないわ・・・・。

さて、本題に入る前に、すでにあちこちのブログやサイトで取り上げられていますが、松岡環先生の『レスリー・チャンの香港』の話題でも。


張國榮の生涯を辿りつつ戦後香港の芸能史及び社会史をも俯瞰するという盛り沢山の内容の本で、不肖せんきち、まずはざざっと最後まで目を通した後、もう一度初めからゆっくり読み直しております。
張國榮のお父さんがやっていたテーラーの顧客にはウイリアム・ホールデン(William Holden)がいたそうですけれど、ウイリアム・ホールデンは香港に別荘をもっていて年に1度は必ず香港に来ていたらしいので、となると、香港へ来るたびに張國榮のお父さんのお店で新しい服を仕立ててもらっていたのでしょうか。

ところで、もにかるさんのブログによれば、松岡先生、香港で入院&手術をなさったそうで、その後の経過をせんきちも案じておりますが、そんな折も折、『プレジデント』のWeb版に谷崎光さんのこんな記事が!


まだまだこんな悪質なお医者さんがいるんですね、香港。
「捻挫で皮膚科医」なんて、それはそれで面白いとせんきちは思うけれど(レントゲンさえ撮ってくれれば)。


それでは本題です。
忘れた頃にやってくる、「誰も書かなきゃ俺が書く」の橘ますみたん情報。

5月、ますみたんが子爵令嬢(!)を演じた『シルクハットの大親分 ちょび髭の熊』のDVDがリリースされます。


「緋牡丹博徒」シリーズのスピンアウトであるこの作品、全体にコメディタッチの仕上がりで、1作目(『シルクハットの大親分』)で死んだはずの伊吹吾郎がそっくりの兄弟に扮して本作で再登場という、呉宇森を先取りした趣向(別に関係ないと思うが)も楽しめます。
若山富三郎の危機を救いに藤純子が颯爽と登場する件は、なんだか「緋牡丹博徒」のセルフパロディのような・・・・。

先ほども述べたように、本作でのますみたんの役どころは子爵令嬢というやんごとないお嬢様のため、若山富三郎に「お女郎さんって何ですの?」とあっけらかんとして尋ねる場面があるのですが(聞かれた若山はドキマギ、というお決まりのパターン)、何しろ、ますみたんのデビュー作(『博奕打ち』。悪役が若山)での役どころは「飛田の女郎」だっただけに、この台詞が笑えて仕方がありませんでした。

それから、今年初めには「ずべ公番長」シリーズの第1作『ずべ公番長 夢は夜ひらく』のUS盤DVDがリリース済です(冒頭のお写真がそのジャケット)。
日本ではセルビデオしか出ていませんから、これからソフトの購入をご検討なさる方は、リージョン1ですがお値段もビデオよりお手頃なので、こちらのDVDを入手なさる方がよいのではないかと思います。

ということで、抗ヒスタミン剤飲んで寝ます。

おまけ:『シルクハットの~』と同時発売で、せんきちの大好きな『現代ポルノ伝 先天性淫婦』もいよいよDVD化されます。

本編もさることながら、予告編もすごい!
京都の観光映画としても楽しめます(ほんとか?)。

2008年3月30日日曜日

やっぱり阿妹はすげえや

〔しようもない日常〕


どうも。
トド@毎朝のお楽しみだった『ちりとてちん』が終わって虚脱状態です。

そんな中、行ってきました赤坂ACTシアター、観てきましたよ『トゥーランドット』。
阿妹(アーメイ。張惠妹)に魅せられて11年、こんな日が来るなんて夢にも思いませんでしたわ。

小燕姐からのお花も届いていました。

不肖せんきちが阿妹と出会ったのは1997年、今はなきスタープラスで放映されていた『百事中文Top20』で阿妹の歌う『姊妹』がチャートインしたときのことでした。
ルックス的には「どこのヤンキー?」と全く好みではなかったのですが、その圧倒的な歌唱力に魂を奪われたせんきちはさっそくタワーレコードへ直行、CDを探したものの見つからず、ちょうど台北へ出張する親友(梁朝偉迷。某大手広告代理店のCMプランナーでしたが、企画書に「使いたいタレント:トニー・レオン」と書いてはボツにされ続けていました)がいたので「ちょっくら買ってきておくれ」とお買い物を依頼、ようやくのことでデビューアルバム(『姊妹』)をゲットしました。
しかしその2年後、CDを買ってきてくれた親友はあっけなく急逝、せんきちの手元に残された『姊妹』は形見の品となってしまいました。
そしてそして、今回のお芝居『トゥーランドット』の初日(3月27日)は奇しくも亡くなった親友の誕生日であり、きっと天国の親友も阿妹の晴れ姿を喜んでいることだろうなあと、自分勝手な感慨にふけったのでありましたよ。

で。

ここまで書いて、本来なら初日に駆けつけるところでしょうが、天邪鬼のせんきちは2日目の28日夜の部に馳せ参じました。
同行の友は知人のKさん(ひさびさの登場)とF4迷のTさん、その後会場内で妹迷仲間のSさんとTさんのお友達と合流しました。

まだ公演も始まったばかりなので詳しい内容や感想は省きますけれど、これだけは言っておきたい、

やっぱり阿妹はすげえや!

終演後、どこかで見たことのある白髪で恰幅のよい紳士が通りかかり、「誰だっけ?」と思ったら、Kさんのオフィスの大ボスでした。
Kさんは必死で顔を隠していました(見つかっちゃいけない事情でもあったのか?)。

会場内ではお芝居の関連グッズ(パンフ、Tシャツ、タンブラー、クリアファイル、等々)の他、阿妹のCDの日本盤も売っていましたが(会場内特典・ポストカードプレゼントあり。迷わずゲットせよ!)、


ベスト盤に収録された『給我感覺』の邦題が『感じさせて』になっていますた。
なんだか全く違う意味の歌と勘違いされてしまいそうな・・・・。

かく言うせんきちも、
こんな歌を連想してしまいました。

当初の予定だと、この次の鑑賞日は東京公演楽日(4月27日)だったのですが、「そんなに待てないわ!」とばかり、昨日急遽4月9日夜の部のチケットも購入してしまいますた。
あと4回(東京2回、大阪1回、名古屋1回)観られるよん。

付記:本日のタイトルは、子供の頃愛読していた双葉十三郎先生の『映画の学校』内にあったレビュー(『引き裂かれたカーテン(Torn Curtain)』)のタイトル(「やっぱりヒッチ先生はうまいや」)をてきとーに改変させていただきました。

2008年3月25日火曜日

世界残酷物語 (Monde Kane) 

〔えいが〕

これはサントラ

1961年、イタリア。グァルティエロ・ヤコペッティ(Gualtiero Jacopetti)監督。

言わずと知れたモンド映画の古典ですが、中華なネタも俎上に載せており、

台北の犬肉レストラン



シンガポールの死者の家

等々、今となってはマジなのかヤラセなのか検証不可能、というか、そんなこと考えるだけ無駄なショッキング映像がそれなりに満載ですので、思い出したように取り上げてみますた。

・台北の犬肉レストラン

屋台に毛が生えたような露天式のレストラン。
檻には可哀想な子犬たちがドナドナ状態で死を待っています。
看板にはでっかく、

FAMOUS DISH ROAST DOGMEAT 
香肉


の文字が。

ナレーションによれば、客が檻から犬を選んで調理してもらうスタイルのこのレストラン、人気の犬種はプードル、ダックス憤怒、もとい、ダックスフンド、ボクサーですが、中でも一番人気はチャウチャウとの由。
しかし、画面に映し出される黒い子犬はといえば・・・・

チャウチャウちゃうやん!

・香港の市場

ところ変わって、ここは香港・李鄭屋。
ワニ、カエル、スッポン、トカゲといった、いつものネタが売られる市場の光景。
センザンコウやハクビシンも映るけど、ナレーションでは無視。
内容はともかく、李鄭屋の映像は観る価値大かも。

・シンガポールの蛇屋

のっけから、

蛇はシンガポールの国民的な食材

という、耳を疑うようなナレーション(安価な蛋白源ってことですか?)が流れる中、若妻らしき女性が今夜のおかずの蛇を買っていく一部始終を映した後、「蛇の丸焼き乗せ御飯(仮称)」をうまそうに頬ばるおっさんの姿へ。

ちなみに、若妻さんは皮を剥いでもらって中身だけお買い上げでしたが、せんきちが広州で蛇を食ったときは、皮もちゃんと野菜と和え物になって出てきました(うまかったっす)。

・澳門の金持ちの葬儀

故人の遺影に「港九中醫公會」とあったので、てっきり香港の葬式かと思ったら、澳門のそれでした。
白装束の遺族がビービー泣いている横で、乳飲み子背負った若い母親が、それとは無関係にひたすら紙銭を燃やし続ける姿に目が釘付けになりますた。

・シンガポールの屋台

ここは、ごく普通に屋台の情景画が出てくるのみ。

・シンガポールの死者の家

瀕死の老人や病人たちが収容される死者の家。
その外では、家族たちが麻雀をしたり、美味しい料理に舌鼓を打ちながら収容者の死を待ち続けます。
死者の家に収容された家族がなかなか死なない場合、道士に頼んで早く死んでくれるようひたすら祈るのでありました・・・・って、元気な家族たちは昼間は何やってんだよ。
朝から晩まで麻雀して飯食ってるのか?
とまあ、その真偽はともかく、死を待つ人々の虚ろで孤独な表情と、ひたすら享楽を貪る家族たちのお気楽な姿の対比には、生々しいものがありました。

(おしまい)

2008年3月21日金曜日

よれよれです

〔しようもない日常〕〔ほん〕
台湾はいずこへ?

どうも。
せんきち@よれよれです。
この間の日曜(16日)の朝から咽喉に違和感があり、家でおとなしくしていればよかったのですが、久しぶりに映画でも観に行くかと思いシネマヴェーラで米八のおこわ(我が家では固くなったおこわのことを「ハードコア」と呼んでいます←ウソです)を食べながら若松孝二作品を3本観たら容態が悪化(あ、別に映画のせいではありません)、通院&投薬治療を続けておりました。
ようやく快方に向かってきたところです。

そういえば、今度の香港國際電影節でも若松孝二監督の小特集(『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(赤軍殘酷內鬥暗黑史)』『赤軍-PFLP・世界戦争宣言(赤軍: PFLP 世界戰爭宣言)』『壁の中の秘事(隔牆有秘)』『ゆけゆけニ度目の処女(二度處女Go Go Go)』『天使の恍惚(天使之恍惚)』)があるようですね。



てなわけで、よれよれ期間中に購入したつまらない古本の話でも。

今回せんきちが購入したのは、世界文化社から1964年に出た『世界文化シリーズ24 ハワイ・香港』。

ええっ?なにゆえにハワイと香港なんですか?

と、疑問を抱いたあなた、そうでしょうそうでしょう、不詳せんきちも全く同じ疑問を抱き、中身を確認するためにわざわざ大枚はたいて(ないない)購入したのであります。

で。

まえがきによると、これから身近な海外旅行先として最も脚光を浴びそうなのがハワイと香港なので、特にこの2つの土地を一緒に取り上げた・・・・らしい。
なるほど、日本人の海外旅行が自由化されたのはこの年だし、そんなことも背景にあるのでしょう、きっと。

でも、やっぱり変だよな。

表紙はセクシーなハワイ美女。
となると、
裏表紙は香港美女か?・・・・と思いきや、


水上居民ですた。
なんなんだ、この落差は?


ハワイと香港という
組み合わせが生んだ変則的な地図。
向かって右がハワイ、左が香港。


ハワイ群島の面積と人口の下にひっそりと
香港・マカオの面積と人口が。
まるでハワイ群島の一部のようだよ。


組み合わせだけでなく本文までもが変ですた。
ナザーン・ロード(Nathan Road)ペンギンスラー(Peninsula)と、
どこをどう間違えたらそんな風に読めるのか、
脳みそがウニになりそうな誤読が頻出。
香港きっての超高級ホテルでは、
ペンギンがお客様をお出迎え!って、
旭山動物園かよー!!!!


(何のオチもないまま終了)

おまけ:3月13日(木)発売の『週刊文春』。

そこには・・・・


ついに4コマ漫画のネタにされてしまった


あの人の姿がありました。
合掌。

2008年3月10日月曜日

北原三枝、王莫愁にメイクを伝授す

〔ちょっとお耳に〕

女性には衣裳と化粧。


どうも。
トド@かつて「大童山に似ている」と言われたことがあるせんきちです。
婆さんの介護と花粉症の波状攻撃で、目下グロッキー気味です。

というわけで、今日もどうってことない古雑誌ネタ。

『週刊平凡』1962年10月4日号に、

裕ちゃんの相手役ですもの・・・・ 華欣のメーキャップに腕をふるう北原三枝

なるグラビア記事があります。

それによると、日台合作映画『金門島にかける橋』で石原裕次郎の相手役を務めることになった華欣(王莫愁。以下「王莫愁」と表記)に、裕次郎夫人である北原三枝(石原まき子)がメーキャップ指導を行った、とのことなのですが、

塗って塗って~。

記事本文には、


まず 全体の美しさを圧倒していた立派すぎる眉を刈りこんで 美しい瞳を引き立たせる 丸顔の彼女には 頭頂をちょっと高く 耳をかくし頬の丸みをかくす髪型が鼻すじに沿った神秘的な美しさを強調する 


とあって、どうやら指導というよりも王莫愁の顔を北原三枝好みに仕上げた、といった方が適切な模様。
このメイク、完成までに2時間を要したそうですが、直後に行われたスチール撮りでは裕次郎をはじめスタッフ一同その変貌ぶりに驚いていたとか。
そりゃあまあ、2時間もかけてますからねえ、変貌しない方が不思議です。

で。

せんきちが注目したのは、記事の内容よりも、上と下の写真で王莫愁をじっと見つめている女子高生然としたお姐ちゃんの姿。

向かって左のお姐ちゃん。

おわかりになる方にもいらっしゃるでしょう、はい、後に王莫愁と共に中影の健康写実路線を支えることになる女優・唐寶雲です。
『金門島にかける橋』には彼女も出演していましたが、この写真で見るかぎり、石原さんちの親戚の女の子みたいです。

まだまだ地味だったんですね、台湾の女優さんって。

2008年3月4日火曜日

看板に偽りあり

〔ちょっとお耳に〕


どうも。
トド@花粉症です。
婆さんと日夜格闘して疲労が蓄積してしまい、更新がすっかり滞ってしまいますた。
そんなこんなで、今日もくだらない小ネタです(スマソ)。

先日、家にあった『太陽』1966年4月号の「香港の魅力」なる特集を読んでいたら、

今でもお昼時になるとホカ弁配達の人をよく見かけますけど、
40年前はこんな風にしてオフィスに配達していたのね。

加山雄三版『姿三四郎』上映中の大華戯院の写真が出てまいりました。


なるほど、英文タイトルは"Judo Saga"なのね、と、感心して見ていたところ、

あれ?

黒澤の名前がでかでかと書いてあるけど、加山版『姿三四郎』は黒澤の監督作品じゃない(製作・脚本)よね?と疑問噴出。

そこで、よくよく看板に眼を凝らしてみますってえと、


中文表記ではきちんと「編劇 黒澤明」となっていたものの、英文の方は"AKIRA KUROSAWA'S"とあくまで黒澤明の映画として押し切ろうという魂胆。
しかも、黒澤について正確な記述を守っていた中文表記までもが、主演の

加山雄三

に関しては、

加山三雄

という、ありえねー表記を採用していますた。

「ゆうぞう」ならぬ「みつお」・・・・。

呼んだ?(字が違うよ)

黒澤と三船さえいれば、若大将なんかどうでもいいってことだったのね、きっと(とほほ)。

ちなみに、この『太陽』には上記香港特集の他、「缶詰は信用できるか」なんていう缶詰の偽装表示問題を暴いた記事も載っていたのですが(昔も今も食品偽装大好き日本人)、その中にちょいと興味深い件がありました。



グリンピースは、中国からの輸入品が、2~3年来、国内ものをおさえつつある。輸入は1963年からはじまったが、64年には前年の10倍にもハネあがった。ことしあたり、日本人が食べるグリンピースの缶詰は、全部、メイド・イン・チャイナになるといわれる。


例の毒入りギョーザ事件以降、中国産食品の輸入を一切停止しろ!などと威勢のいいことをおっしゃる御仁がいらっしゃいますが、実は40年以上も前(それも国交回復以前)から中国産食品は日本のお茶の間に進出していたのでして、この問題が一筋縄ではいかないことを改めて思い知らされました。

(オチのないままおしまい)

おまけ一:「JR東海」「But Not for Me」のキーワードでおこしになる皆様、どうぞ下記のCDをご購入下さい。


おまけ二:

衝撃スクープ!
バッハ(Johann Sebastian Bach)はドイツの梅宮辰夫だった!
VIVA、番長!

2008年2月25日月曜日

伸びざかりの君たちへ♂

〔とほほ事件簿〕

2月22日は「ねこの日」でした。
10月10日は「トドの日」です(ウソ)。

どうも。トドです。

このところ、香港のあの事件のことをお尻、もとい、お知りになりたいのか、「香港スキャンダル」「香港 スキャンダル」「香港 女優 スキャンダル」といったキーワードでおみえになる方が多いのですけれど、残念ながら拙ブログでは何のお役にも立てないと思います。
また、検索するさいには少なくとも当事者の名前をお一人でも入れて検索なさった方が、お目当てのサイトに行き着ける確率が高いかと存じます(当たり前の話ですけど)。
シモネタ大好きなせんきちですが、この問題に関してはスルーということで。

で。

久々のとほほ事件簿。


承認されていない精力剤服用の男性、一時意識不明 広島

広島県は24日、精力剤として香港から個人輸入した無承認医薬品を服用した県北部の30代の男性が一時意識不明となり、現在も入院中と発表した。
同県薬務室によると、男性は20日に「男根増長素」という中国製とみられる薬を服用したといい、21日夕方、県北部の病院に救急搬送された。血糖値が低下していたので、上昇させる治療を受け、現在は意識を取り戻しているという・・・・



わざわざ海外から取り寄せたとびっきりの秘薬を飲んだら、元気になるどころか意識不明になってしまった方にはお気の毒ですが、記事を読む側としてはやはり買った薬の名前の方に目が行ってしまいます。

男根増長素

ですってよ、奥さん(アソコが伸びずに自分がのびちゃったってことね←罰当たるぞ、お前!)。

股間に伸びた手が淫靡だわ・・・・。
ちなみに、「団塊」は「だんかい」と読みます。


女性は痩せたいこちらこちら参照)、男性はより大きく硬くしたいこちら参照)、というのが永遠の願望なのでせうか。

問題の薬の製造元は「河北鹿泉生物工程有限公司」というアメリカとの合資会社らしいのですけれど、会社自体のデータは探しても出てきませんでした。

試みにちょいとググってみただけでも、この他に「巨人倍増」だの「挺勃」(こちらは「男根~」と同じ会社の製品)だのといったそのものズバリの名前の薬が個人輸入で購入できるようですが、表向き漢方薬を謳ってはいても決して100%安全ではないのだ、ということを肝に銘じてお買い求めになってほしいものです、はい。

2008年2月21日木曜日

神秘女郎白如霜 (從地獄來的女人)

〔えいが〕

お下げ髪した可憐なお姐ちゃんが、復讐鬼に変貌します。

1973年、台湾(統華)。丁強、陽明(祭揚名)監督。歐威、陳慧美、王冰冰、孫越主演。

どうも。トドです。
相変らず寝不足です。
少し前に観た映画のメモでも。

えー、この映画、VCDの発売元(海岸)は『從地獄來的女人(Woman From Hell)』としていますが、本編を観ますとタイトル部分が欠損しております。
『もっと楽しい台湾映画 1』(1999年、賓陽舎)所収の「蔡揚名インタビュー」によれば、『從地獄來的女人』は1968年の台湾語映画で、蔡監督のデビュー作らしいのですが、VCDに収められた作品は、

1、北京語映画である。
2、登場人物のファッション等が、1960年代後半というよりは1970年代前半のそれに近い。
3、ヒロインの名前が白如霜である。

といった特徴を持ち、これらのことから見て、この映画は『從地獄來的女人』ではなく、1973年の『神秘女郎白如霜』と考えられます。
ちなみに、『從地獄來的女人』は台灣電影筆記にある蔡監督の作品年表には記載がなく、『悲情台語片』(1994年、萬泉図書)や『春花夢露 正宗台語電影興衰録』(1999年、博揚文化事業有限公司)、『台灣電影百年史話』(2004年、中華影評人協會・視覺印象廣告事業有限公司)等に掲載の台湾語映画作品リストにも未収録で、どうやら何らかの理由でお蔵入りになった模様です。
ただ、本作の劇中でヒロインは「わたしは地獄から来た女」という台詞を何度となく口にしており、そうなると、この映画はお蔵入りしてしまった(らしい)『從地獄來的女人』の北京語版リメイクなのかも知れません。

1973年の北京語映画ですが、
蔡監督は台湾語映画時代の名前をそのまま使用。
これは邵氏との契約のトラブルにより、
この時期蔡揚名と名乗れなかったことが
関係しているみたい。

で、映画の内容はというと、母親を惨殺され、父親も非業の死を遂げるという不幸を絵に描いたような少女・白如霜が復讐鬼と化し、自分たち家族を陥れた男たちを殺していくものの、最後に出会った復讐の対象が自分の実の父親だった、というお話で、これだけ聞くとなんだか面白そうなんですが、実際の作品はと言えば、大蔵新東宝も真っ青のかなーり大雑把な仕上がりです。
如霜の母ちゃんである玉蘭は、付き合っていた男の子供を身ごもりますがあっさり捨てられ、世間体を気にした親が無理やり別の男と結婚させちゃったばっかりにやけくそ状態に突入、家庭を顧みず男漁りに励み、しまいには男どころか、

白人姐ちゃんとのレズプレイに熱中

挙句の果てには家に放火されて焼き殺されちゃいます。
如霜の父親はなさぬ仲の娘に優しく接しますが、妻には冷たくあしらわれた末に病弱が祟って敢え無く死亡、如霜は放火された家にいたものの「死んだはずだよお富さん」よろしく九死に一生を得て、母親と関係を持った男たちに色仕掛けで近づき、次々と血祭りにあげていくのでありました。
でもさあ、母ちゃんが男漁りするのは母ちゃんの勝手な都合であって、男のせいだけじゃないと思うんだけど、如霜ちゃんの考えでは「私たち家族を不幸にした人間=母親と関係を持った男たち」になるらしいんだねえ。
そのあたり、ちょっと解せない。

それから、早い段階で白如霜が犯人だと見抜いて事情聴取までしておきながら、あっさり釈放してその後の連続殺人をまんまと許しちゃう歐威扮する刑事が、たまらなく間抜けだわ。

台北一、間抜けなデカです。

ま、捕まえちゃったらこの映画が成り立たなくなるんだけどさ。

というわけで、内容的にはスカスカな映画でしたが、この時期の台湾の北京語映画としては画期的(?)な、

パツキン姐ちゃんのオパーイぽろり
(一部自粛しております)

場面等もあり、それなりにエログロ色の強い映画でおました。
おそらくは、当時の日本映画や香港映画の強い影響の下にできた作品なのでしょうが、別の見方をすれば「早過ぎた台湾黒電影」だとも考えられ、台湾裏電影史(そんなのあるのか知らんけど)を考察する上では外せない作品だと言えるでしょう。

でも、やる前に父子だと気付く展開はお行儀がよすぎだな。
どうせならやってから気付いて欲しかったっす(おいおい)。