〔えいが〕
ロケ地めぐりの前に、このネタがあと1件だけ残っておりました。
今回で一応、完結です(前回はこちら)。
『暗黒街の帝王(仮題) 』
裏表紙に「50.11.7 50部」とのペン書及び「小沢」の印記があります。
表紙には「日本・香港合作映画用シノプシス」「生島治郎原作『汗血流るる果てに』より」との記載及び「50.11」の印記がありました。
いったいどの会社の企画か全くわからないものの、生島治郎の小説を原作とした作品のシノプシスです。
結局、映画化はされずじまいだったようです。
原作では、主人公の1人である殺し屋の名前は、
ギルバート・スキャフィーノ
で、どう考えても香港人ではないのですが、シノプシスではこれを、
趙白銘(通称・ジャガー)
という香港人に改変しています。
内容はというと、んー、なんといったらいいのか、『Gメン'75』に毛が生えた程度のもので(あくまでこのシノプシスに限った話です)、仮に製作されていたとしても大して成功しなかったのではないかと思います。
ま、こんなものもあったよ、という程度のお話でした(おしまい)。
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