〔えいが〕
1969年、香港(邵氏)。羅臻監督。胡燕妮、喬荘、楊帆、于倩、田豊主演。
なんだか、子怡ちゃん来日中らしいんですけど、こちらは先日の金像奨での「テレンスママ残念企画」(助演女優賞にノミネートされるも、受賞はならず)ということで、若き日のママ(胡燕妮〔ジェニー・フー〕)の作品をご紹介。
例によって、スーパーアバウトなあらすじは、下記の通り。
香港の富豪・林(田豊)の息子である大偉(喬荘)は酒色に溺れる日々を送っていましたが、幼馴染で親友の陳漢民(楊帆)から朱丹楓(胡燕妮)を紹介されて一目ぼれ、彼女のために今までの自堕落な生活から更正することを誓います。
実は漢民も丹楓に思いを寄せていましたが、大偉との友情を優先させて自分は身を引き、2人の仲を取り持ちます。
漢民の仲立ちで2人はぶじ結婚するものの、大偉の妹である曼娜(于倩)は丹楓のことが気に入りません。
兄に負けず劣らずの奔放な生活を送る曼娜は、心の底では漢民を慕っていましたが、それが受け入れられないと知ると、腹いせに漢民と丹楓が浮気をしているという嘘を兄に告げます。
漢民と丹楓の仲を疑い始めた大偉は再び酒に溺れ始め、やがて悲劇が彼らを襲うのでした・・・・。
ストーリー的にはありがちなメロドラマですが、林家の皆さん(田豊、喬荘、于倩)のキレっぷりが強烈なので、フジテレビの午後1時30分枠(東海テレビ製作)で流したくなるようなドロドロドラマに仕上がっていました。
特に、逆上すると書斎からライフルを持ち出して所かまわずぶっ放す田豊と喬荘には、父子揃って精神科に診てもらった方がいいんじゃないかと思いましたです。
于倩も、思いを寄せる楊帆に大胆ヌード(全裸&露點!)で迫る肉弾攻撃を発動(あえなく玉砕するけど)、おかげで悩める若妻役のテレンスママは、かなーリ影が薄かったです、はい。
また、王福齢のこってり系の音楽が林家の狂気度をさらに増幅させるようにこれでもかというほど流れて、やや食傷気味になりました。
おまけに、なぜか『狂戀詩』のメインテーマ(タイトルバックで流れるギターの音楽)を使い回ししていて、「手抜きすんなよ!」と思わず言いたくなりましたわ。
ラストは一応ハッピーエンド(?)なのですが、無駄に人は死ぬし、アクション映画でもないのにやたらと格闘シーンが満載だったりと、なかなか乱暴な文芸映画でした。
けっこう楽しめたけどね。
こんなダムが出てきました。どこでしょう?
なぜか出てます、午馬。
2 件のコメント:
田豊氏が所構わずライフルぶっ放すのは、
顔が顔だけにものすごく怖い気がしますが、
いかがだったんでしょう(笑)?
Fさん、こんにちわ。
怖いですよー。
おまけに心臓病持ちなので、ライフルぶっ放しながら発作起こして昏倒するんです、白目むいて。
コメントを投稿