2006年4月26日水曜日

Gメン対香港の人喰い虎

〔テレビ〕

シーザー君、お手やわらかに!

1979年10月6日、TBS・東映。山口和彦監督。宮内洋、夏木マリ、その他いつもの人々主演。

『Gメン'75』第227回。
今回は、Gメンお得意潜入捜査官と麻薬密売組織(これもお約束の香港コネクション。Gメン〔日本人〕をあからさまに見下す香港警察のイギリス人幹部も健在)の対決に猛獣が参戦、よりスリリングな映像(?)に仕上がっております。

詳しいストーリーは、例によってこちらからよさそうなのを見繕ってご覧下さい。
残念ながら、「香港カラテ・サーガ」は絶滅しちゃったけど。

冒頭、前回の「香港カラテシリーズ」(Gメン対香港カラテ軍団)でも組織のボスの邸宅として使用されていた虎豹別墅がこのたびも登場、そしてそこに君臨するボスは韓英傑。

大物使ってきたわね。

そういや、なんだかんだいってもGメンのロケの場所って、いつも一緒だったりします。
九龍城周辺はお約束のロケ地だし、今回、夏木マリが罠に嵌まる寺院は前回、倉田さんと楊斯(今度も出てます)が死闘を演じたところでした。
ちなみに、潜入捜査官が潜伏しているビルは、背後に「鶴齢街」の標識が見えるので、馬頭角の土瓜灣道沿いにあるビルのようです。

で。

冒頭にも述べましたが、ロケ地のオーナー(タイガーバーム)から閃いたのか、はたまた監督があの『武闘拳 猛虎激殺!』の山口和彦だったからなのか、今度の密売組織の秘密兵器は猛獣・ベンガルトラのシーザー君。
『武闘拳』に続き、2度目のおつとめです。

このシーザー君が檻に入れられた哀れな生贄を情容赦なく噛み殺していくんですけど、夏木マリもとっ捕まって檻に入れられてしまいます。
そして観念したマリさんが『お手やわらかに』を歌うところで(歌わねーよ!)、以下次号!
どうする、どうなる、夏木マリ?

そして。

今回大活躍・・・・というか、大暴れするのが新加入の宮内洋。

組織の差し向けた刺客と通りすがりの2階建てバス車内で大乱闘を演じますが、バスの正面には思いっきり、

TO HIRE 租用

の文字が。

どうりで他の客がいないわけよ。

しかし、さしもの宮内さんも楊斯一派によって敢え無くノックアウト。
近所の子供たちに助けられるのでした。

もう1人の新加入・川津祐介は、『香港カラテ対Gメン』では麻薬密売を黙認する警視庁保安2課長を演じていたはずなのに、何事もなかったかのように別人・南雲警視に扮していました。
『仁義なき戦い』みたいだよ・・・・。

酔っ払いを装って宮内さんに襲い掛かり、あっという間に退治されるだけの役で石橋雅史も出演。
なんか知らんけど、豪華だわ。

(於:ファミリー劇場)

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