2009年10月12日月曜日

台湾の初代女王蜂

〔ちょっとお耳に〕〔えいが〕
稲垣吾郎の「大関」のCM
観るたびに、このMVを思い出すオレ。

どうも。
トド@引き続き貧乏暇なしです。

えーと、われわれには全く関係ありませんが、20日にこんな行事があるらしいね。

「日本-香港 コンテンツ・コラボレーション・シンポジウム」
~大中華圏市場進出に向けた日港協力モデルの推進~
「香港映画100周年記念レセプション」


香港からは沙龍電影の汪長禹氏が出席するらしいけど、沙龍電影は最近吉本興業とも提携しているし、この手の行事には引っぱりだこのご様子。
しかし、せっかくの100周年なのに…何かもったいない気もいたします。

(……この話はここまで)

今日は全国的に祝日ですが、朝、何気なくテレビを点けたところ、東京MXテレビ(関東ローカル)で「美しくなりま専科」なる高須クリニック提供の番組をやっており、高須センセーが中国・瀋陽の美容整形事情を紹介していらっしゃいましたが(手術現場の映像が次々に!)、驚いたのが脇に控える面々。

高須センセーといえばこの方、であるところのサイバラりえぞうセンセーはもちろん、イワイシマコセンセーに、しんちょー社のナカセユカリ女史までいらっしゃるじゃあーりませんか!

なんでも、番組ホームページによれば、このお三方は、

高須美女軍団

との由。

美女か…。


さて。

今から4年ほど前、1981年の台湾映画『女王蜂』を無理やりニンジャ映画に仕立て上げたニコイチ作品『地獄のニンジャソルジャー (Ninja 8:Warriors of Fire)』をご紹介したさい、主演の陸一嬋をあたかも台湾の初代女王蜂であるかの如く書いてしまいましたが、最近、1962年に郭南宏監督が撮った『女王蜂』が真の台湾における初代女王蜂映画であることが判明しましたので、訂正をかねて今回取り上げることにいたします。

1962年の『女王蜂』から。
主演の夏琴心。

前述した通り、郭南宏監督の『女王蜂』は1962年に製作された台湾語映画で、主役を演じた夏琴心が女だてらに切ったはったの大暴れをするアクション映画だったそうで、その大胆な演技は当時センセーショナルな話題を呼んだとのことです。

これに先立つ1961年、台湾では新東宝の「女王蜂」シリーズ最終作である『女王蜂の逆襲』が公開されており、おそらくはこの影響下に製作されたのが郭南宏版『女王蜂』ではなかったかと考えられます。

シリーズのその他の作品の台湾での上映記録は未詳ですが、
山田誠二氏の『幻の怪談映画を追って』(洋泉社)には、『女王蜂と
大学の竜』を撮影中のスタジオで記念撮影をする三原葉子と台湾の
配給業者の皆様の写真が掲載されています。

ちなみに、郭南宏監督は同じ年に『浦島遊龍宮 (浦島太郎遊龍宮)』という浦島太郎の映画も撮っており、この映画で浦島太郎を演じたのが、後に邵氏男星・凌雲となった林龍松。
凌雲も台湾にいた頃は浦島太郎になったり鹿の着ぐるみを着たりと、コスプレ男優としてご活躍だった模様です。

こちらは『女王蜂の逆襲』と同時期に
台湾で公開された『銀座旋風児(マイトガイ)』。
ついでに言うと、郭南宏監督には『旋風兒』
という作品も撮っています。

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