2010年2月14日日曜日

あゝ忠臣蔵(第33話)内蔵助危機一髪

〔橘ますみ〕〔テレビ〕

あたしのジェミーが帰ってくるわ!
田島令子万歳!

1969年11月15日、関西テレビ・東映。山村聡主演。

どうも。
トド@恭喜發財です。

さて。

初めに、前回の与謝野馨「言霊」発言の続き。
与謝野馨の意気込みとは裏腹に、早くもブーメラン化しつつあるようです、この発言。


首相本人の無心、「聞いていない」 鳩山邦夫氏

 自民党の鳩山邦夫元総務相は13日、都内の個人事務所で記者会見し、兄である鳩山由紀夫首相が母親に資金提供を求めたことを示唆したとも受けとれる自らの12日の発言について「兄が母に金を無心したとは聞いていないし、私も全く知らない」と述べ、首相自身が資金を要請したかどうかは不明との認識を示した…

あらら・・・。

しかし、この記者会見が開かれた頃、東京から遠く離れた宮崎にいた谷垣総裁殿は何も知らずに意気軒昂でおました。


谷垣氏「首相自ら証人喚問で」 母の資金提供問題で追及姿勢

 自民党の谷垣禎一総裁は13日、宮崎市内で講演し、鳩山由紀夫首相への実母からの資金提供問題に関して、「家族の中でいろんな話があったのではないかとの議論が出てきた。首相自ら証人喚問で疑惑を晴らしていかなければならない」と首相自身の喚問の可能性に言及、追及姿勢を一段と強めた。
 谷垣氏は、実弟の自民党の鳩山邦夫元総務相が、首相側の資金要求をうかがわせる実母との会話内容を明らかにしたことを受け、「首相はでっち上げだと気色ばんでいるが、それなら自分か、どなたかが明快な説明をしなければいけない」と指摘、説明責任を果たすよう強く求めた…



これじゃ、かつての民主党の「偽メール事件」よりお粗末だよ。

それに脱税云々を言うのなら、鳩山邦夫だって由紀夫と同じように子供手当を申告していなかったんだから(バレたら慌てて納税・下記画像参照)、由紀夫1人をつかまえて「平成の脱税王」よばわりするのは、いかにも不公平な感じがするわな。





ということで、続報おしまい。
本題に入ります。

橘ますみたんがゲスト出演したテレビ時代劇『あゝ忠臣蔵』の第33話。

ますみたんの役どころは、日本橋の旅籠・小山屋の仲居おきよ。

思いを寄せる番頭が、泊り客であるしの(俵星玄蕃の妹。大原麗子)に対して何かと親切にすることに嫉妬、出入りの岡っ引きに「あやしい人たちが泊まっている」と、素性を隠して投宿中の内蔵助(山村聡)一行のことを告げ口してしまいます。
無論、おきよはその人が実は大石内蔵助であることなど知る由もなく、単に腹いせのために告げ口をしただけだったのですが、これが吉良勢の耳に入り、内蔵助たちの身に危険が迫るのでした…。

この『あゝ忠臣蔵』、ますみたんが主役に抜擢された『大奥』の後番組で、『大奥』でメインキャストを務めた女優さん方もばんばん顔を見せており、そんなこんなでのゲスト出演だったと考えられます。
役柄的には重要とはいえ、演技的には特に見るべきところのない、ごくごく平凡なものでした。

この時期(1969年11月)のますみたんというと、京都から東京へ仕事の基盤を移しつつあった頃で、そう考えてみると、このドラマは1970年1月公開の『日本女侠伝 真赤な度胸花』と共に京都撮影所での最末期の作品といえるかも知れません(注)。

東京へ行く前のささやかな置土産だと思って、観ることにいたします。

おまけ:劇中、小池朝雄演じる片岡源五右衛門とますみたんが会話するシーンがあって、撮影がわし尾元也なんで、その瞬間だけなんだか異常性愛路線ですた。

(注)正確には、『シルクハットの大親分 ちょび髭の熊』(1970年)も京都撮影所作品ですが、この作品は1970年11月公開なので、東京からの出張仕事と見るべきでしょう。

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