2011年7月29日金曜日

色魔狼

〔えいが〕

しきま。

1973年、東映東京。降旗康男監督。梅宮辰夫、藤巻潤、丹波哲郎、川村真樹、他。

どうも。
トド@暴飲暴食です。

本題に行く前に、小ネタを一つ。

えー、すったもんだの末に来月ようやく日本公開が決まった『ピラニア3D(Piranha3D)』ですが、公式サイトを見たら「筑波久子」の「つ」の字も「チャコ・ヴァン・リューウェン」の「チ」の字もありゃしない。
オリジナルの『ピラニア(Piranha)』に関しても、

製作総指揮のロジャー・コーマン、ジョー・ダンテ監督、脚本のジョン・セイルズという鬼才トリオ

とだけ。
オリジナルの日本公開当時、マスコミに頻繁に登場して宣伝に努めていたチャコさんの姿をよく覚えているわたくし(当時小学生。そのとき初めて筑波久子の名を知りました)としては「なんだかなあ」という思いが強かったもんで(だって3Dの製作総指揮もやってるんだよ)、『ピラニア3D』の公式ツイッターにこんなリプライ(チャコさんの紹介がないみたいですが…)をしたものの、今のところ、

完全にスルー

されております。

ハハハ。

ということで、本題。
少し前に観た辰兄イ映画のメモ。

1972年に「帝王シリーズ」が一応の終結を見た後、新たなシリーズをということで制作された作品のようですが、結局これ1本で終わった模様です。
詳しいストーリーをご覧頂くとわかるとおり、辰兄イ版『悪い奴ほどよく眠る』みたいな映画ですけれど、そこは辰兄イのこと、三船みたいな硬骨漢ではなく、頭脳と同じぐらい(それ以上?)にイチモツを駆使して(お下劣)復讐相手を窮地に追い込みます。
しかも、本人は死なないし。
代わりに死んじゃうのが、友人役の藤巻潤。
なんまいだ~。

そんな肉体派知能犯であるところの辰兄イに執拗に付きまとう刑事が丹波ちゃん。
辰兄イの背後に潜む巨悪をあぶりだすことがその目的ですが、結局それはできないまま。
そんなことしなくても、近藤宏(復讐相手〔渡部文雄〕の片腕)を別件でパクッてこってり絞れば、すぐに泥を吐きそうなものなのに。

とまあ、復讐劇としては物足りなさ∞な映画ですけれど、そんなストーリーより何より、この映画の一番の見どころは、川村真樹(辰兄イの愛人・バーのママ)の母乳発射シーン。
辰兄イの子供を堕ろした川村真樹が「堕ろしたのよ、子供」と言いながらやおら乳房をつかむと、母乳がドピューッと出るんですよ、盛大に。
で、わたくしとしてはそれを見た辰兄イが妙な考えを起こして、その母乳をチューチュー吸うという「授乳シーン」を期待したのですけれど、残念ながらそうはなりませんでした。
これがあれば、きっとシリーズ化されていただろうに(んなわけないない)。

他に、常にトップレス姿の深田ミミや、松井康子の肉厚ヌード等、裸方面ではまあそれなりに見どころを取り揃えている…のかな?

ラスト、川村真樹が渡部文雄一派からパクッた5000万円を手切れ金代わりにネコババして海外へ高飛びするというオチは、「(辰兄イが)さんざん弄んだ女からこっぴどい復讐に遭う」という夜シリーズに多いオチと似たパターンで、やや新鮮味に欠けました。

とにかく、川村チチレンジャー必殺技は母乳ビーム真樹に尽きる映画です、はい。

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