2008年10月6日月曜日

トド哀史

〔えいが〕〔しようもない日常〕

先日、うっかりヤフオクでポチっとな、してしまった
『赤い疑惑』の中国版ストーリーブック。
百恵が死んで思わずピースサインをする友和(おいおい)。

どうも。
トド@やっぱり眠れないです。
昨晩はひさびさに婆さんが発狂、大声で叫ぶのでなだめるのに大変でした。

で。

そんな婆さんを置き去りにし、1人渋谷のシアターイメージフォーラムで『女工哀史(エレジー)(China Blue)』を観てきますた(淋しい中年女トド)。
広東省のジーンズ工場で働く出稼ぎ女工の過酷な実態を描いたドキュメンタリーざます。

西側先進国は中国のことを「自由がない国」だの何だのと好き放題言っていますが、実はそういう先進国のメーカーが強いる厳しいコストダウンが、中国の労働者たちから自由を奪っているという矛盾。
大いに考えさせられますた。

が。

ドキュメンタリーとしてみた場合、編集の方法に疑問が。
主人公であるところの新人女工・小莉(ジャスミン)の映像と、小莉と並行して取り上げられている熟練工・阿蘭(オーキッド)の映像は、別々の時期に撮影を行っている(小莉:旧正月を挟んだ数ヶ月間。阿蘭:夏)にも関わらず、2人の映像を同一の時系列に並べていたため、旧正月に実家(四川省)へ帰るという設定の阿蘭の姿はノースリーブで、出迎える家族たちの服装も半袖、おまけに家の外では蝉が鳴いているという、思わず

熱帯か!

と叫びたくなるような世界が、そこには広がっていました。
また、旧正月後のはずなのに「11月8日 ××レストランオープン」という横断幕を掲げている映像が出てくるのもなんだか変でしたし、工場のオーナー(元警察署長!公権力との癒着がこんなところにも)が、「これから上海に行ってイギリスの客と商談する」と言った後、なぜか上海へは行かずに中山市のホテルでインド人と商談しているのも?ですたわ。

それから、中国に明るくない方が日本語字幕を担当したのか、「広東州」やら「鄧小平首席(主席の誤り?それ以前に、鄧小平は国家主席にはなっていないはずだけれど)」やらといった、目を覆いたくなるような誤植が。
どこまでも悲惨な女工さん・・・・。

ところで。

今年の東京国際映画祭ですが、婆さんがあんな調子(要介護4)なので、今年は無理かなあと思っていますたが、なんとか都合がつきそうなので、一応参戦。
とはいえ、日曜夜のパンさんと水曜夜の『九月の風』はあえなく玉砕(パンさんはともかく、『九月の風』まで・・・・)。
今のところ、下記の通りのスケジュールでおます。

10月19日(日)21:30~23:07
ポケットの花(口袋里的花)TOHOシネマズ六本木スクリーン6
10月20日(月)10:50~12:38
下女(하녀)シネマート六本木
10月21日(火)18:40~20:18
ビューティフル・クレイジー(亂青春)TOHOシネマズ六本木スクリーン5
10月23日(木)11:20~13:00
親密(親密)TOHOシネマズ六本木スクリーン1
10月24日(金)14:50~16:20
生きていく日々(天水圍的日與夜)TOHOシネマズ六本木スクリーン6

あとはシアターN渋谷で『魔』と『邪』を観ようかと思っております。
しかし、日本で紹介される邵氏作品って、ものすごく偏ってますね。
李麗華や林黛は、未来永劫日の目を見ることはないのかしらん?
とほほ。

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