1974年、香港(馬氏)。馮淬帆監督。柯俊雄、徐楓、唐菁、胡錦、丁珮、他。
どうも。
トド@立秋後に夏バテです。
先日、酒井"悪"のりピー事件に関して、「夫が隠し持っていた覚醒剤を調べようとした警察官に対し、のりピーは「下半身の薬なので見せられない」と言い訳したそうですけれど」と書きましたが、夫は夫で
「下の病気でズボンを脱ぎたくない」
とゴネていたそうな。
いくら別居中とはいえ、
下の病気の夫を持つ元アイドル
ってのも、なんか…いやだよねえ…。
そうまでして罪を逃れたかったのか、あんたら。
…本題に入ります。
馮淬帆の監督デビュー作…らしいっす。
タイトルは1964年の中聯作品と同じですが、中身は別物。
ただし、1964年版もこちらも、『巴黎屋簷下(Sous les toits de Paris、巴里の屋根の下)』を踏まえたタイトルであることは確か。
表向きは「性産業、麻薬、賭博撲滅」を叫びながら、裏では手下(馮淬帆)を使ってそれらの産業で私腹を肥やしている悪徳立法委員(唐菁)一味と、彼らの毒牙に係りそうになる貧乏人たち(柯俊雄、徐楓、他)の人間模様を描いていますが、DVDのパッケージにあるような「貧乏人たちが悪徳立法委員をやっつける」のではなく、警察が立法委員の裏稼業を一網打尽にするものの、立法委員は政庁幹部と通じており、彼にはお咎めがなかったどころかまたぞろ同じ裏稼業で金儲けを始める、というかなり皮肉なオチになっています。
香港映画とは言いながら、メインの役者さんたちはほとんどが台湾系の皆さん(柯俊雄、徐楓、唐菁、胡錦、丁珮、武家麒、葛小寶、他)で、北京語発声だった模様(どのみち声優さんが声を当てているのですけれど)。
この時点(1974年)で既にハゲかけている・・・ということは、
その後のあの髪型はヅラだったってことか!
ひょっとして、あなたは方圓さんですか?
社会派映画としては寒いギャグが多すぎ、さりとて人情喜劇としては物足りない、というきわめて中途半端な映画でしたが、ムダに豪華なキャスト(沈殿霞まで出てました)で、まあ、そこそこ楽しめましたです。
おまけ:『巴里の屋根の下』と言えば主題歌も有名ですけれど、不肖せんきちが子供の頃よく聴いていたのがジャクリーヌ・フランソワ(Jacqueline François)版。
もちろん、彼女の代名詞であるところのこの曲も大好きです。
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