2005年2月18日金曜日

4つ星満点 VS ブラボー

〔ちょっとお耳に〕

「隠し剣 鬼の爪」4つ星満点 第55回 ベルリン映画祭

コンペティション部門出品作、山田洋次監督(73)の時代劇「隠し剣 鬼の爪」が15日夕(日本時間16日)、メーン会場のベルリナーレ・パラストで公式上映された。上映中は日本公開時には少なかった笑いも起こり、エンドロールが上がると、温かい拍手が続いた。コンペ挑戦3回目の山田監督は「(受賞は)分からないけれども、観客の拍手に価値があった」と大満足。16日発刊の映画誌の星取表では満点も出るなど評価は高まる一方で“3度目の正直”に期待がかかる・・・・

天皇役のイッセー尾形に「ブラボー」 ベルリン映画祭

第55回ベルリン国際映画祭で17日夜(日本時間18日未明)、イッセー尾形さんが昭和天皇を演じる「太陽」が、メーン会場のベルリナーレ・パラストで公式上映された。
ロシアのアレクサンドル・ソクーロフ監督によるコンペティション部門参加作品。終戦から「人間宣言」へ至る天皇の苦悩と孤独を、独白やマッカーサー連合国軍最高司令官との対話を通じ、詩的なタッチで描く。上映後、尾形さんと皇后役の桃井かおりさんが壇上に登場すると、観客から拍手と共に何度も「ブラボー!」の声が上がった・・・・

かたや日本映画、かたや日本人俳優が出演したロシア映画、評価も「日本語VS横文字」に分かれております。
果たしてどちらに軍配が上がるのか、それとも、「大山鳴動して鼠一匹」となるのか。

結果を待ちましょう。

ところで、同じベルリン映画祭でも、松坂慶子が出た『桃色』への日本マスコミの扱いは、なんだか冷淡ですねえ。

◆松坂慶子「桃色」失笑&賛否両論

松坂慶子(52)が15日夜(日本時間16日)、パノラマ部門に出品された香港映画「桃色」(5月日本公開)の公式上映で舞台あいさつした。松坂にとってはデビュー37年目での初海外作品。監督は02年、宮沢りえがモスクワ国際映画祭で主演女優賞を獲得した「華の愛 遊園驚夢」のヨン・ファン。松坂の役どころは愛する男性のために性転換したという日本人マダム役で、ムチを振り下ろすシーンもある。映画は同性愛あり、SMありの珍妙な作品。上映中は失笑も漏れ、拍手とブーイングと賛否両論の様子だった。
(報知新聞の上記記事〔隠し爪~〕から)

どこがどう珍妙なのか、もう少し具体的に触れて欲しいものです。

付記:『呉清源』の日本語情報、少しですがありました。

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