先だって取り上げた、「日本からはるばる総統様(蒋介石)のお祝いにやって来た大物芸能人」に関連して思い出したことを少し。
最近は年末に開催されることが多い台湾金馬奨の授賞式ですが(今年は少し早い時期の開催みたいですけど)、その初期はこれも総統様のお誕生日(10月31日)に合わせて開催されていました。
それゆえ、受賞者のコメントも総統様及び国府への感謝の言葉が中心。
第1回影后である尤敏なんか、
このほど帰国(香港の右派芸能人が来台するときにはたいてい「帰る」という表現を用いています)して、偉大な蒋総統の祝賀行事に参加できたことに、とても興奮しています。
今回の受賞は自由祖国の私への励ましであり、今後もよりいっそうの努力をしていく所存です。
政府に感謝します。(超訳)
という、まるで喜○組(1字自粛)みたいなコメントをしています。
こんなコメント、今日び内地の芸能人だってようしませんわ。
さすが、総統様。
2 件のコメント:
右派芸能人にとっては「中華民国」が祖国でなければならなかったのでしょうね。(個々人の意識はともかく)
吉田さん
こんにちわ。
右派=国府支持が大前提だったので、当然、祖国だったのだと思います。
尤敏の父親も、中共の誘いを断り、国府支持を表明して香港に留まった「愛国芸人」として有名でした。
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