2005年7月26日火曜日

台風が来る前に

〔えいが〕

昨日の「観たい映画をつなぐタスキ」、DriftingcloudsのKEIさんがお持ち帰りくださいました。
ありがとうございます。
てなわけで、ひとまずこちらからのご指名は無しということで。

さて。

台風が来る前に、フィルムセンターに行ってきました。

『民族の叫び』
1928年、松竹蒲田。野村芳亭監督(白黒・無声・不完全)。

解説曰く「親子二代に渡って日中友好に尽くした日本人と中国人の物語」なのだけれど、つまりは、

日本人と中国人、仲良く手を携えて満蒙開拓に邁進しようぜ!ベイベー!

という(ありえねー!)映画でした。
中国人男性に嫁いだ日本人女性が出てくるんですが、多かったんですかね、留学生と結婚して大陸へ渡る女性って。
で、舅の世話をかいがいしく焼く嫁(日本人)の姿を描いた後、駄目押しで「日本の娘さんの孝行なことには云々」という台詞がかぶさるのは、貞節なる日本女性をアピールする目的だったのかしらん。
途中、大連のヤマトホテルらしきところが出てきたのですが、今回も、途中で昇天(沈没改め)してしまったため、きちんと確認がとれず・・・・。

『九條武子夫人 無憂華』
1930年、東亜京都。根津新監督(白黒・トーキー版・不完全版)。

九條武子夫人の生涯を描いた作品。
エキストラとして参加している真宗の信徒の皆さんの顔を見ながら、「日本人の顔って、実は大して変わってないのね」と妙に納得。
敗血症に倒れた武子夫人が入院した病室の美術、すっごいわ。
武子夫人の奉仕活動にスポットがあてられていましたが、調べてみたら、京都女子大の前身(京都女子高等専門学校)を設立したのも武子夫人なのね。
ここって、『女の園』のモデルじゃない?
・・・・ふーん(勝手に納得)。

以下は、おまけ。
電懋作品に見る制服ギャル。

スッチー(やや地味目)。〔『空中小姐』〕


女子高生(セーラー服)。〔『體育皇后』〕


女子高生(ネクタイ&ブレザータイプ)。〔『玉女私情』〕

0 件のコメント: