2005年7月19日火曜日

Book Baton (いろんなBatonがあるのね)

〔ほん〕

DriftingcloudsのKEIさんからありがたく頂戴。
さっそく本題に入りましょう。
Onsen Batonなんか、あるといいけどね。

1、今、持っている本の册数

不明。本棚から溢れた本が、寝床の周囲を取り囲んでいる状態です。

2、最近、最後に買った本

香港日本關係年表』 陳湛頣、楊詠賢著
なんだか粤っぽい ~小心ものは地を滑る」の胤雄さんから教えていただいた本。
先月、香港の商務印書館に注文したけど、船便なのでまだ届いていません。
到着が待ち遠しい。

3、最近読んでいるorこれから読みたい本

・最近読んでいる本←日本語変じゃないの?(そういや、2の日本語も?)
 というわけで、「最近読んだ本」に変更
昭和キャバレー秘史』 福富太郎著
戦前の記述はややおざなり。
戦後の方が、やはり著者の実体験に基づくものだけあり、読み応えがあります。
ほんとはピンサロのことも知りたかったのだけれど、それについてはなし。
ピンサロとキャバレーは違うしね。

・これから読みたい本
金欠ゆえ、いまだ注文しないままになっている2冊を。
邵氏巨星 - 零距離接觸』 柏姜著
邵氏光影系列 - 文藝‧歌舞‧輕喜劇』 呉昊著
ううっ、来月こそ・・・・。

4、思い出に残る5册
二度と読みたくない5冊にしようかと思ったけど、いちおう、普通に「思い出に残」っている5冊にいたします。

『写真 映画百年史』全5巻(たぶん) 筈見恒夫編著
家にあった本。
中学時代の愛読書。
1955年刊(鱒書房)なので紙質が悪く、すっかりぼろぼろです。
第3巻や第4巻における戦前・戦中の中国映画への言及(「写真」と銘打っているだけあって、スチール写真も豊富)は、今読んでも勉強になります。
筈見恒夫の著書だと、他にはオリヴィア・デ・ハヴィランド&ジョーン・フォンテーン姉妹の父と同じ歯医者に通っていたという自慢話ばかりが思い出される『女優変遷史』(1956年、三笠書房)が印象に残っています。

『珍奇 絶倫 小沢大写真館』 小沢昭一著
これも家にあった本。
やはり中学時代の愛読書(1974年、話の特集)です。
気になる内容ですが、目次からご推察下さい。

記念写真、人物アルバム(桐かほる、天狗対こけし、ローズ秋山夫妻、カルーセル麻紀)、看板・はり紙、つわものどもが夢の跡-東京・旧赤線めぐり(玉の井、千住〔通称コツ〕、洲崎、品川、新小岩〔通称丸健〕、鳩の街、東京パレス、亀戸、新宿二丁目、新宿花園街、亀有、武蔵新田、立石、吉原)、風景、写真屋の父と私、東京ゲイボーイショー、一条さゆりさんの魂、トルコ嬢アンケート、レ痔ビアンショー、"残酷"入門 団鬼六氏に聞く、人肌に彫る 彫清さんに聞く、スポーツ・ヨシワラ、看板・はり紙、吉原・女郎屋の証言、パンツーマンの傾向と対策、写真のどこが面白い 細江英公さんと、あとがき

我ながらとんでもない本を読んでいたものだと思いますが、当時、この本と併せて『陰学探検』(小沢昭一、永六輔著。1972年、創樹社)なる本も愛読しておりました。
『陰学探検』の中には戦前の祇園でならした元舞妓さんとの対談も収録されていましたが、その中で元舞妓さんがセックスのことを「おはめはめ」と呼んでいたのが妙に記憶に残っています。

子怡ちゃん、『さゆり』の中でちゃんと「おはめはめ」と言ってるだろうか・・・・(ムリムリ)。

ついでに言うと、一条さゆりさんは香港電影迷の間で有名な2代目ではなく初代のさゆりさんで、彫清さんとは梵天太郎さんのことです。

中原中也詩集』 中原中也著 河上徹太郎編
高校時代の愛読書。
他にも青春時代(?)ならではのこっぱづかしい愛読書があるのですが、とりあえずこれだけでご容赦。
かつてうちにいた猫の名前も「中也」でした。
哀れ、飼い主のエゴの犠牲に。

中華人民生活百貨遊覧』 島尾伸三、潮田登久子著
この本(1984年、新潮社〔とんぼの本〕)と『香港市民生活見聞』(1984年、新潮社〔新潮文庫〕)は、大学時代に愛読しました。
島尾伸三さんの本は他にも面白いものが多く、今でも新刊が出るとつい購入してしまいます。

日本探偵小説全集(10) 坂口安吾集』 坂口安吾著
数ある安吾文庫本の中から、大好きな短編『アンゴウ』が入っている、これを。
涙なくしては読めない佳作です。
ちなみに、『小沢大写真館』に出てくる東京パレスの潜入ルポを安吾が書いていて(「田園ハレム」。『安吾巷談』所収)、それもなかなか面白いです。

で、次の方に廻さなければならんのですが、どういたしましょう。
しばし思案。
決まり次第、またこちらでお知らせします。

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