2014年12月30日火曜日

初春や べっぴんさんと 夢マサラ (五七五)

〔えいが〕〔べっぴんさん〕〔ディーピカー・パードゥコーン〕

アイーン!×


どうも。
トド@食べてばかりいますです。

さて、本年最後の更新は、マサラ上映のお知らせ。
来年(2015年)の1月4日(日)、キネカ大森にて『チェンナイ・エクスプレス お竜参上』、じゃなくて、『チェンナイ・エクスプレス 愛と勇気のヒーロー参上』のマサラ上映が開催されます(13:35~ 上映時間の変更がありました。変更後の時間は13:45~です!)。

今回のキネカ大森での上映は「名画座2本立て」での上映でして(1月3日〔土〕~1月9日〔金〕)、なんと『クリッシュ』との2本立てでございます。
昨年10月のボリウッドフェスティバルにお越しになれなかった皆様、もう1度スクリーンで観たいという皆様、ぜひキネカ大森へ足をお運び下さい(上映スケジュールはこちら)。
そしてそして!
『チェンナイ・エクスプレス』上映期間中の1月5日(月)、われらがべっぴんさんことディーピカー・パードゥコーン嬢が29歳のお誕生日を迎えるのを記念して、べっぴんさんへのお祝いのお花をキネカ大森のロビーに飾って頂けることになりました。
そこで、こんな企画の参加者をただいま募集しております。

ディーピカ誕生日お祝いフラワー@キネカ大森 有志募集

詳細は、こちらのリンクをご覧頂くとして、明日31日(大晦日)まで参加頂ける方を募集しております。
ツイッターやってないよ!という方は、こちらのコメント欄でもけっこうです。
どうぞ、ふるってご参加下さい。

では、来年のお正月はキネカ大森でお会いしましょう!

皆様、よいお年を。

2014年12月29日月曜日

超極私的ロケ地めぐり in 京都 九

〔橘ますみ〕

久しぶりに来たら、外観が
すっかり変わっていたので
すぐにそれとは気づかなかったよ、
京都みなみ会館。
 
 
どうも。
トド@昨日も飲んだくれてますたです。
 
さて。
 
尤敏企画が年を跨ぐこと必定なので、臨時ニュースを先に。
 お久しぶりの橘ますみたん映画ロケ地ネタ(前回はこちら)。
 
11月末、仕事で京都に 行ってきますた。
総長(賭博かよ)、もとい、早朝の新幹線に乗って午前9時前には京都駅に着いた不肖せんきち、仕事は午後1時からだったので、「さて、どうするべい」等と思いつつ、なんとなく引き寄せられるように新幹線改札口お向かいの近鉄線乗り場へ突入。
そのまま電車で一駅揺られ、東寺へと向かったのでありました。
 
そう、ここ東寺(九条大宮)かいわいは、以前にも取り上げましたが、『異常性愛記録 ハレンチ』のロケ地であるのみならず、 『ポルノの女王 にっぽんSEX旅行』や『温泉スッポン芸者』等等にも登場する東映とエロの幸せな出会いを取り結んできた聖地でもございます。
 
 
紅葉がきれいですた。

 

というわけで、積み残しになっていた調査に着手。

『異常性愛記録 ハレンチ』の中で、深畑に暴力を振るわれて(ストーカー+DV)ひどい頭痛に悩まされるようになったノンコ(橘ますみたん)が、常連客・寺内(小池朝雄)の勤める病院で検査を受けるくだり、病院の外観がちらりと映りますが、
 
検査後、病院を出るノンコと寺内。
赤いマントが素敵よ、ますみたん。
 
そこは有給、もとい、悠久の都 ・京都、今でもちょっと改装しただけで現役の病院として立派に稼働中ですた。
場所は、東寺慶賀門の斜め向かい。
 
こちらが建物全体。
 
 
 右後方奥に見えるのが、東寺東大門。
 
 
玄関ドアは、新しいものに
取り替えられています。

そんなこんなで、積み残しになっていた調査を終え、東寺にも参拝して、お仕事先へ向かいましたとさ。
めでたしめでたし(意味不明)。

以前、取り上げた伏見信用金庫
(現・京都中央信用金庫)の定礎板。
この翌年、『ハレンチ』が制作
されたのでした。

 
 
 
 

2014年12月21日日曜日

尤敏ゆかりの土地巡り in 吉隆坡 (その三)

〔尤敏〕〔えいが〕〔たび〕

1962年当時のパヴィリオン・シアター。


どうも。
トド@あらまあ、もうすくお正月!です。

なんだか年を跨いでの企画になっちまいそうですけれど、とりあえず、前回の続き。
 
・パヴィリオン・シアター(Pavilion Theatre、光藝戲院)跡
 
かつてブキッ・ビンタン通りにあった映画館。
1936年、陸運濤の母である林淑佳(広東省から裸一貫でマレー半島に渡り、やがて巨万の富を築いた陸佑の第四夫人)が聯營戲院集團有限公司を設立、この地にパヴィリオン・シアターを建てて、映画産業に参入します。
その後、 日本軍のマレー半島侵攻による苦難の時代を経て、日本の敗戦後、再び事業を開始、やがて映画製作にも乗り出し、陸運濤はアジア映画史に残る大きな功績を残すことになるのでした。
 
そんな電懋創業の地とも言えるこの映画館ですが、惜しくも21世紀に入って閉館、 現在はクアラルンプールで敷設中のMRTの建設予定地になっているらしく、どっかんどっかんと工事中でおました。
 
 
昔の面影は皆無orz
 
これが開通するとさらに
便利になるのでしょう、きっと。

1962年4月9日、このパヴィリオン・シアターで『香港の夜(香港之夜)』のプレミア上映会が開催され、『香港の星(香港之星)』のマレーシアロケで当地を訪れていた尤敏と宝田明も出席、舞台挨拶を行いました。
 
舞台挨拶を行う尤敏と宝田明。

 
マレーシアの記者と記念撮影をする尤敏。
 

パヴィリオン・シアターの外で
尤敏の出待ちをする人々。

なお、現在でもブキッ・ビンタン通りには同名の巨大ショッピングモール及び映画館がありますが、こことは無関係です。

(例によって続く)

2014年12月13日土曜日

尤敏ゆかりの土地巡り in 吉隆坡 (その二)

〔尤敏〕〔えいが〕〔たび〕

本題とはかんけーありませんが。
泊まっていたホテル(リッツ・カールトン)で
飲んだカクテル、スージー・カン、じゃなくて、ウォン。
ウォッカベース&スイカ味ですた。


どうも。
トド@あいかわらず忙しいです。
どしたんでしょ。
隕石が降ってくるわよ。
さて、前回の続き。

・マジェスティック・ホテル(The Majestic Hotel Kuala Lumpur)

1959年、クアラルンプールで開催されたアジア映画祭(現・アジア太平洋映画祭)の折、尤敏が宿泊したのがここ
電懋のオーナーだった陸運濤ゆかりのホテルです。

クアラルンプール鉄道駅前にどかんと鎮座。
かつての表玄関に今も聳える威容。

ここはコロニアル・カフェのアフタヌーンティーが有名ですが、我々はちょいと時間をずらしてランチを頂いてみました。

優雅な空間。
まずここでメニューを決めた後、
テーブルに通されました。

向かって右はバースペース。
夜はバンドの生演奏もあるようです。
アフタヌーンティーの時間には混み合う
らしいのですが、ランチタイムは静かそのもの。
落ち着いて食事ができます。

メインの一品。
ビーフシチューです。
付け合わせのマッシュポテトもおいしい。


アフタヌーンティータイム一の人気スポット、
オーキッド・コンサバトリー。
数ヶ月先まで予約で満杯らしいっす。
傍から見ると温室でお茶飲んでるようにしか
見えませんが(おいおい)。

従業員の方もフレンドリーかつ親切、それでいて礼儀正しく、ランチのお値段もびっくりするほどお手頃価格で(一度経験してみればわかります)、すばらしいひと時を過ごすことができました。
コロニアル・カフェのランチ、おすすめです。

(まだまだ続く)

2014年12月7日日曜日

帰ってきた嗚呼、プラパ!(ヨッパライじゃないよw) 

〔えいが〕〔ちょっとお耳に〕

プラパちゃん改めプラパたんご出演の
トーク番組で紹介されていたお写真。
向かって左から張美瑤、プラパたん、千葉泰樹監督。

どうも。
トド@寒くて寒くてどうしましょうです。

さて、宿題の処理が始まったばかりですが、ここで臨時ニュースです。

昨日(6日)、フィルムセンターで上映された『バンコックの夜(曼谷之夜)』。
「第2の尤敏」として台湾からやって来た寶島玉女こと張美瑤小姐と、この時期香港や台湾でも人気のあった加山雄三が共演した切ないメロドラマ(日本〔東宝〕・台湾〔台製〕・香港〔國泰〕合作映画)ですが、この映画で張美瑤演じる美蘭のけなげな侍女・プラパを演じたタイ女優プリム・プラパポーンたん(以下、プラパたんと記します)について、拙ブログでは過去2回に亘って詳しい情報(なのか?)をお届けしてまいりました。



で。

昨日、実に11年ぶりにスクリーンでこの映画を観ながら(チャンネルNECOで放映された際の録画が家にあるので、折に触れて観返してはいたのですけれど)、「一昨年、張美瑤さんも亡くなっちゃったし、今頃はプラパたん、どこでどうしてござろうぞ(「艶容女舞衣」風に)」と物思いに耽っていたところ、

がーん!

Google先生をお呼びしてみたら、あったじゃないの、プラパたんの近影が。
 
それが、これ!
 

 


美しく年齢を重ねたプラパたんのお姿が、そこにはありました。
 
どうやら最近、またマスコミへの露出の機会が増えているらしく、なんでもありますYouTubeには、プラパたんご出演のトーク番組もありましたわよ!
 
 
 
タイ語&字幕なしなので何がなにやら詳しい中身はさっぱり生ビール(あ、サッポロね。さむいorz)なのですけれど、年代順に作品の抜粋を流し、それに関するお話を聞く、という内容のようです。
そして冒頭には、『バンコックの夜』のスチールや撮影時のスナップ、鎌倉大仏での記念写真等が登場、この映画に出演したことが彼女にとって今でもいい思い出なのだなあと、胸が熱くなりますたです。
後半では、例のチャイヨー特撮映画も紹介されていましたw
 
いつかタイでも上映されるといいね、『バンコックの夜』。

(以上、せんきちがお送りしました)

おまけ:前回のプラパたん記事で、わたくし、彼女のことを「1952年生まれ」と書いたのですが、どうやら「1946年生まれ」の間違いのようです。お詫びして、訂正いたします。しかし、6歳の誤差って、まるで何莉莉みたいね(コアな邵氏迷にしかわからない)。
 

2014年12月6日土曜日

尤敏ゆかりの土地巡り in 吉隆坡 (その一)

〔尤敏〕〔えいが〕〔たび〕

『香港の星(香港之星)』で宝田先生が
尤敏にプロポーズしたこの庭園、
先生のお話ではシンガポールの蘭園らしいのですが、
不肖せんきちに推理ではKLのレイク・ガーデンではないかと。


どうも。
トド@なんだかとっても忙しいです。

そんなこんなで忙しさに追われているうち、フォルムセンターでの香港三部作の1回目の上映も終わってしまいました。
2日の『香港の夜(香港之夜)、3日の『香港の星(香港之星)』上映の際には宝田先生もご来場、舞台挨拶を なさいました。

で。

こちらでも宿題に取り掛かることにいたします。

・マレーシア・ツーリズム・センター(Malaysia Tourism Centre)

1959年、クアラルンプールで開催された第6回アジア映画祭(現・アジア太平洋映画祭)。
尤敏は、邵氏から電懋(キャセイ)に移籍後の第1作『玉女私情』で初の主演女優賞を獲得しました。

主演女優賞のトロフィを抱く尤敏。
このトロフィは現在、シンガポールの
キャセイギャラリーにあるはず…です。


そして、この時、 メイン会場として使用されたのが、現在ではマレーシア・ツーリズム・センター(Malaysia Tourism Centre)となっているトゥンク・アブドゥル・ラーマン・ホール(Tunku Abdul Rahman Hall)。

ただいま改装工事中らしく、立ち入り禁止の
柵が張り巡らせれていますた。
でも、皆さんお構いなしにずんずん侵入www



センター内には今でも同名のホールがありますが、これが昔のままの物なのか、それとも名前はそのままに新しく建設されたものなのかは、残念ながらわかりませんでした。

ということで、まずは手始めに軽めのネタから。
続きはまた改めて。

(いつものようにだらだらと続く)

2014年11月19日水曜日

ガウリ・シンデー(Gauri Shinde)監督にお目にかかりますた

〔えいが〕〔しようもない日常〕

監督、おきれいですた。


どうも。
トド@あらあら、近頃まじめにブログを更新してるわねです。

さて。

去る11月17日(月)、『マダム・インニューヨーク(English Vinglish)』のガウリ・シンデー(Gauri Shinde)監督と一般人(変態←おいおい ですけど、一般人なわたす)ブロガーとの交流イベントがあり、不肖せんきちもコアなインド映画ファンブロガーの皆様の末席に侍らせて頂きました。
会場は、都内某所にあるアミューズソフトエンタテインメントの会議室。
アミューズ(藝神集團)といえば、思い出すわね、シネ・アミューズ。 

通訳は、おなじみ松下さん。



監督のご挨拶もそこそこに、あっという間にQ&Aタイムに突入したこのイベント、質問は1人1問ということでしたので、せんきちもずーっと疑問に思っていたことをおずおず(でもなかったな。映画祭のQ&Aタイムで妙に質問慣れしちゃって。いかんいかん)とお尋ねしてみますた。
それは、劇中でシャシたちが観に行くエリザベス・テイラー主演のMGM映画『雨の朝巴里に死す(The Last Time I saw Paris)』のこと。
シャシに思いを寄せるクラスメートのローランがフランス人であることや、シュリデヴィもリズも子役出身の大スターである点等、わざわざ狙ってこの映画を選んだのか、はたまた、監督にとって個人的に思い入れのある作品なのか(あるいは、侯孝賢作品における『あひるを飼う家(養鴨人家)』みたいなものなのか)、何か深ーい意味があったのかしらん、と思っていたのでございます。

が!

監督のお答えは至極あっさりしたもので、

「たまたま権利が取れたから」

だそうでした。

はあ、なるほど。
でも、いい感じでこの映画とマッチしていたと思いますです、はい。


日本で子役出身の大スターと
いえば、もちろんこの方。
デコちゃんこと高峰秀子。


この他、参加者の皆様から色々とディープな質問&熱いメッセージが寄せられましたが、その中からちょいと印象に残ったものを取り上げてみますと……

・劇中の子役は、実際のきょうだい

この日、映画における長女の小憎らしさにむかついたというコメントが相次ぎましたが、わたすは以前にもちょこっと書いた通り、むかつくというよりはむしろ思春期の娘の微妙な心理がなかなかよく描けているなあと感心いたしました。
ああいう時期を経てみんな大人になるもので、それは日本とインド、特に中間層以上ではそう変わらないのではないのかと思います。
ただ、「お父さん!くさい!」とは言わないところが、日本と違うなあとは思いましたけれど。

・監督のお母様もちょっとだけご出演

シャシがラドゥを配達する、その中の1軒のお母さん役としてちらりと顔を見せているそうです。

・全長版と短縮版の問題について

今年12月公開の『チェイス!(Dhoom 3)』と来年1月公開の『ミルカ(Bhaag Milkha Bhaag)』が、いずれも日本においては短縮版での公開になることに関連して、もしも監督が日本の配給サイドからこの作品の再編集をお願いされたら、という質問がありましたが、答えはもちろん「否!作品は私にとって子供みたいなもの」とのことでした。

いわゆる全長版と短縮版の問題に関しては、何も今に始まったことではなく、ましてやインド映画に限った話でもございませんで(日本映画でもこんな例が←あくまで一例)、つい最近もこんなことがございました。
また、1970年代から80年代にかけて日本公開された香港映画において、日本独自の再編集版がまま見受けられたというのも有名な話でございます(その一例として、特によく知られている『少林寺への道(少林寺十八銅人)』日本公開版完成までのいきさつは、以前こちらでも取り上げたことがあります)。

この映画(『女ともだち(自梳)』1997年、香港)は、
東京国際映画祭においては全長版が上映
されましたが、香港等での劇場公開時及び
東京国際L&G映画祭では短縮版での上映でした。
そして、未だに全長版のソフト化は叶わず…



まあ、そんなこんなで古くて新しい問題と言えるのですけれど、 切って(再編集して)魅力半減と切って(再編集して)魅力倍増、双方のケースが存在すると思うので、むやみに短縮版ばかりを悪役視するのもちょっと酷な話だなあと思いますです(あくまでわたすの個人的見解)。

で、今回の短縮版公開について、わたすはまだ見比べていないので何とも言えないのですが、少なくとも、"Happy New Year"に関してはばっさり切った方がいいと思いますです、はい(しつこく言い続ける)。

Q&Aの後、監督と参加者の写真撮影タイム、監督のサイン入りポスタープレゼントタイムがあって、なごやかな雰囲気の中、1時間足らずのイベントは無事終了いたしました。


いざ、サイン!


1枚1枚丁寧にサインして下さいました。


不肖せんきち、ポスターの他にも、この夏阿佐ヶ谷のロフトプラス1でのボリウッドイベントのさいに籤でゲットしたシュリデヴィサイン入りのプレス資料にサインを頂きました。


上がシュリデヴィ、下が監督のサイン。
家宝にします。

そしてそして!

今月初めからTSUTAYA限定で既にレンタルが開始されている『マダム・イン・ニューヨーク』のDVDですが、いよいよ来月12月3日にセルDVD&Blu-rayがリリースされます。


DVDのくわしい情報はこちら
Blu-rayの情報はこちら

「ロードショーのとき、見逃しちゃった!でも、DVDより、やっぱりスクリーンで観てみたいわ」という方は、24日(月・祝)にパルテノン多摩小ホールでの上映がございます。
また、年末年始には、飯田橋ギンレイホールでも上映される予定です。

ということで、ご報告にならないご報告でしたが、今日はこの辺で。
贈り物に持参した季節の和菓子と和風小物、監督がいたく喜んで下さいまして、当方との記念撮影の際、贈り物の入った紙袋が一緒に写るようにわざわざ上に掲げて撮影に臨んで下さいました。

ありがとうございました。

2014年11月15日土曜日

セックスドキュメント エロスの女王

〔えいが〕

昔の新聞広告風に
加工してみますたw

1973年、東映京都。中島貞夫監督。 ナレーション:金子信雄。

どうも。
トド@暇人なのに忙しいです。

東映セックスドキュメント第4作。
ただいま新文芸坐で開催中の中島貞夫監督特集にて、ピッカピカのニュープリントでの上映が実現いたしました。
ちょうど10年前、同じ新文芸坐で開催された中島監督特集にてセックスドキュメントの1作目『にっぽん'69 セックス猟奇地帯』が上映され、にわかに再評価の機運が高まった東映セックスドキュメントシリーズ(その折のヘタレ感想文はこちら)。
その後、 『にっぽん'69 セックス猟奇地帯』と2作目の『驚異のドキュメント 日本浴場物語』(どこがドキュメントなんだかw)、3作目の『セックスドキュメント 性倒錯の世界』は、なんとDVD化までされちゃいました。

で、こちらは『性倒錯の世界』に続く第4作目なのですが、取り上げられている内容はおおよそ下記の通りです。
セックスショー(稲倉清純)
残酷ショー(ローズ秋山夫妻)
DX東寺のレズビアンショー(舞台上で絡み合うカップルの他、客席上に据えられたガラス張りのゴンドラの中で絡むカップルという空飛ぶレズビアン!も登場。他にも観音様御開帳に群がる男どもの映像のバックに「365歩のマーチ」が流れるというナイスな件あり)
ゲイバーのショー
ヌードモデル新春撮影会(火石利男)
若者たちの乱交パーティー
本作について、『遊撃の美学 映画監督中島貞夫』の中で監督ご自身が「もう出し殻ですよ」と語っておられる通り(?)、最終盤の「若者たちの乱交パーティー」(隠し撮り風w)は、出し殻感たっぷり(?)のだらだら映像でしたが、セックスショーと残酷ショー、そしてヌードモデルの件は、なかなかどうして、見ごたえがありましたです。
特に、せんきちの中学時代の愛読書である『珍奇絶倫 小沢大写真館』にも取り上げられていたローズ秋山夫妻の動く姿には、感激いたしました。
夫妻が「先生」と慕う辻村隆が登場して、指導を仰ぐ件では、次々と縛りのアイデアを出す辻村の楽しそうな姿が印象的でした。
でも、どちらかといえば、ステージ上での夫妻よりも、夕餉のおかずの買出しをする姿や、洗濯物を干す姿、子供と遊園地で遊ぶ姿等、平凡な日常を切り取った映像のほうに心惹かれましたです。
それにしても、あの2人、もともとは若柳流の舞踊家だったんですね。
踊りの素養が、緊縛や鞭や蝋燭といった責めの動きにも活かされているのでしょうか。

ちなみに、こちらのサイトにあった貞操帯や大人のおもちゃを作る28歳の美女は、なぜか出てきませんでした。
ざんねん。

ボツになったの?

この方も28歳の美女(おいおい)。

2014年11月12日水曜日

フィルムセンターで香港3部作&『バンコックの夜』上映!

〔えいが〕〔尤敏〕〔ちょっとお耳に〕

『ホノルル・東京・香港』より。
麗しのミス・ハワイ。
どうも。
トド@最近は焼酎のお湯割ばかり飲んでますです。
さて、今回のKL旅にはもう一つの目的がありまして、 それは、

尤敏ゆかりの土地めぐり in 吉隆波
でありました。
で、そちらのほうも、おいおいご報告をしたいのですが、まずはちょいと上映の告知なんぞを。
2014年11月18日(火)から12月27日(土)まで、京橋のフィルムセンターで開催される特集「映画監督 千葉泰樹」において、香港3部作(『香港の夜(香港之夜)』『香港の星(香港之星)』『ホノルル・東京・香港(香港・東京・夏威夷)』)と『バンコックの夜(曼谷之夜)』が上映されます。
くわしい上映スケジュールは、下記の通りです。

『香港の夜(香港之夜)』
12月3日(水)19:00~
12月23日(火・祝)11:00~

『香港の夜』より。
澳門の丘の上でのシーン。

『香港の星(香港之星)』
12月4日(木)19:00~
12月23日(火・祝)14:00~

『香港の星』より。
赤坂にあったナイトクラブ・ミカドでのシーン。

『ホノルル・東京・香港(香港・東京・夏威夷)』
12月5日(金)19:00~
12月23日(火・祝)17:00~

『ホノルル・東京・香港』より。
香港仔の水上レストランでのシーン。

『バンコックの夜(曼谷之夜)』
12月6日(土)19:00~
12月25日(木)13:00~

このうち、『香港の夜』と『ホノルル・東京・香港』は、2011年の神保町シアターにおける千葉泰樹監督特集以来、『香港の星』は2007年の浅草東宝オールナイト以来、なんと『バンコックの夜』に至っては、2003年のタイ映画祭以来の上映、ということになります(注:東京での上映)。
しかも、タイ映画祭で上映された『バンコックの夜』は、プリントが東宝名物(?)オレンジ色のニクイやつ(褪色バリバリ&雨ザーザー)の劣化はなはだしい最悪状態のものでしたので、今回の上映はフィルムセンターの良好なプリントで観られるという非常に貴重な機会といえるでしょう。
そして、23日の天皇誕生日には、香港3部作一挙上映という快挙が!
天皇誕生日には、京橋で香港、澳門、シンガポール、マレーシア、ハワイ周遊を楽しみましょう。
また、今回の特集では、この他にも千葉監督が植民地時代の台湾で撮った『義人呉鳳』や、謎のインド人木下さんが登場する『姿なき敵』(せんきちが以前書いたヘタレ感想文はこちら)も上映されます。
そちらもぜひ。

2014年11月9日日曜日

続 KLで"Happy New Year"を観ますた

〔えいが〕〔べっぴんさん〕〔ディーピカー・パードゥコーン

ド兄さんの映画も絶賛上映中…だったん
ですが、何せ3時間の映画を5回も観た
もんですから、他に手が回らなくてorz

どうも。
トド@久々の連投です。

なんか、昨日からBloggerの障害が続いているらしく、日本からは拙ブログも閲覧できない状態なのですが、URLのjpをtwとか他の国のそれに変えると問題なく見られるので、よろしければお試し下さい。

さて。

今回は、クアラルンプールの映画館、というか、シネコン事情を。

このたびの旅で不肖せんきちが足を運んだのは、宿泊していたホテル(リッツカールトン。張り込みましたぜ!奥さん!)から徒歩3分に位置するGolden Screen Cinema Pavilion KL(以下、GSCと略)と、徒歩15分に位置するTGV Cinemas Suria KLCC
スクリーンの保有数は前者が13、後者が12ですが、全体のキャパシティとしては前者が1925に対し後者が2459と、後者の方が500席ほど多くなっています。
 
せんきちが観た"Happy New Year"は、 GSCではスクリーン12、TGVではスクリーン1でしたが、どちらも200から300席ほどの小屋でした。
スクリーンはTGVがTOHOシネマズ日本橋のスクリーン7並の大きさで勝ち、音響はGSCがほぼ爆音状態でこちらの勝ち、といった按配でしたが、TGVも音量は大きめで、日本の映画館でインド映画を上映する際にもせめてこの位の大きさ(多少音割れしても気にしないからさあ)でやってほしいものだと思いました。



上映前にGSCのスクリーンをパチリ。
見上げるタイプ。
本編上映時には横にぐんと広がります。
上映中に映画泥棒(デジカメで画面撮影)が
大量発生したのにはびっくり。
 
椅子はGSCのそれが胡坐がかけるぐらい横幅があったので、わたすはそっちのほうがよかったのですが、スクリーンを見上げるためにあらかじめ背もたれがリクライニングになっているため、お友達はそれがいやだと申しておりました。
好みの問題ですかね。
 
で、客層なんですけれど、観る映画が観る映画ですから、当然のことながらほぼ全員インド人。
唯一、TGVでの日曜昼間の上映の際に、シャールク迷と思しきマレー人少女3人組が私たちの並びの席で鑑賞していましたが、彼女たちの熱いリアクションが興味深かったです。
ともかく、何かといえば「わあわあ!きゃあきゃあ!」。
そして、クライマックスの謎解き部分では、スクリーンに向かって答えを大合唱。
ちなみに他のお客さん方も皆お賑やかで、本編上映中ずーっとしゃべりっぱなしの人や、泣き出す乳幼児、突っ込みを入れ続ける人、映画泥棒(デジカメ撮影)に精を出す人と、日本の映画館だったら全員半殺し(まあ、こわい!)にされそうな方々ばかりですた。
ある意味、お客さんの反応のほうが、映画より面白かったかも(爆)。

気になる(?)チケット代ですが、一番安かったのがTGVで日曜昼間の上映(11:30から)を見た際の7RM(1RM=約34円)。
次に安かったのがTGVの月曜午後(15:30から)で10RM、GSCはいつでも12RMでした。
 
ということで、この2ヶ所のシネコン、ホテルから近いので夜遅くの上映を観る場合にはGSCが重宝しましたが、スクリーンのでかさとトイレの清潔さ(なんとウォシュレット付!)では圧倒的にTGVに軍配が上がりますです。
GSCのトイレ、あれ、もうちょっと何とかならないのかね。
 
(おしまい)
 
これはもうじき公開。
 

2014年11月8日土曜日

KLで"Happy New Year"を観ますた

〔えいが〕〔べっぴんさん〕〔ディーピカー・パードゥコーン〕



どうも。
トド@お疲れ気味です。

さて。

11月初めの連休にクアラルンプールへ行って、ファラー・カーン監督の新作"Happy New Year"を観てきますた。

 なぜ、わざわざ?

といえば、それはもちろん、われらがべっぴんさんことディーピカー・パードゥコーン(Deepika Padukone)嬢の最新作だからですわよ!
そして何より、ファラー、シャールク、ディーピカーという、せんきちが愛してやまない『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム(Om Shanti Om)』の鉄三角再来!と聞けば、リアルタイムで観ずにはいられないじゃあございませんか!
ということで、シャールク迷のお友達と共にクアラルンプールへ飛んだ不肖せんきちでありましたが(「なぜインドじゃないの?」という質問はスルーw だって、中華分もないといやだもーん!)、正味3日間の滞在で5回鑑賞いたしました。


ほーら、ほら。

で、今回はその感想をば、ちーっとばかし。
ただ、かなり言いたい放題な文章になることが予想されますので、「観る前に余計な雑音を入れたくないわ!」 という方は、とっとと離脱して下され。スマソ。

さてさて。

シャールク&ディーピカー迷並びにインド映画ファンならずとも気になるであろうこの映画、上映時間約3時間という堂々たる作品(インド映画じゃそうでもないのか)です。
おおまかなあらすじはといえば、オーシャン、じゃなくて、チャーリー(シャー・ルク・カーン)とその仲間たちが、ドバイで開催されるWDC(ワールド・ダンス・チャンピオンシップ)出場を隠れ蓑に、ドバイアトランティスの地下金庫に眠るダイヤモンドの強奪を企てる、というもので、その背景にはチャーリーの父(アヌパム・ケール)を罠に嵌めて無実の罪に陥れたチャラン・グローヴァー(ジャッキー・シュロフ)への復讐があった……てな具合でございます。
冒頭のド派手花火シーンからヒーローたるチャーリーの登場シーン迄で「掴みはOK!」のはずなのですが、いかんせん、その後はしょーもないくすぐり(嫌いじゃないけど)&ムダな説明が多いので、肝心のお話がどうにももたれてしまいます。
ソング&ダンスシーンは、そんなドラマ部分の弱さを補って余りあるものなんですけれど。
まあ、そのゆるゆるでモタモタな感じがむしろ魅力なのよ!と言われてしまえば、わたすの出る幕などないのですが(ゆるゆるでモタモタといえば、本家『オーシャンと11人の仲間(Ocean's 11)』もそんな感じでしたわね)。
ただ、それでも5回も観た、というのは、ファンにとってはたまらないシーンが山ほどあるからでして(でも、べっぴんさんが出てくるまで1時間近く引っ張るの。のっけからこれだから鼻血ブ~ではあるんだけど) 、そういう意味で言えば、スター映画の王道を行く作品であることは間違いありません。

Mohini hate lateness.
時間に厳しいモヒニたん。

が、スターのファンあるいはインド映画ファン(わたすの場合、べっぴんさんファンではあるけれども、インド映画ファンと名乗る資格はまだないなあと思います)という立場を離れて、純粋な映画作品としてこの映画を観た場合には、やはり、「尺が長すぎる!」と言わざるを得ません(と言っても、別に長尺の映画全てを否定してるわけではないんですのよ、勿論。この間の東京国際映画祭で上映された『黄金時代』の上映時間も3時間でしたが、非常に密度の濃い、素晴らしい作品でした)。
そして、最もつっこみどころ満載だったのが、ダイヤモンドを強奪する、その盗みの計画&テクニック。
古典中の古典ではありますけれど、『黄金の七人(Sette uomini d'oro)』や『続・黄金の七人 レインボー作戦(Il grande colpo dei sette uomini d'oro)』辺りをもうちょっと参考にしてほしかったところです。

そんなわけで、もしも日本で公開 or DVDリリースされることになった場合、少なくとも30分はドラマ部分をカット&再編集して頂いた方が、ぐっとテンポのよい、日本の観客にも受け入れられやすい作品になるのではないかと思います(ちなみに、クアラルンプールのシネコンも、日本同様インターミッション無しでの上映ですた)。
ま、そんなことを言っていても、公開されれば結局10回は観に行く と思いますけどね。

だって、ファン(迷)ですから!!!

でもね、この映画のことは決して嫌いではないの。
むしろ、大好きの部類に入るかも。
ただ、個人的な好き嫌い(思い入れ)と、作品の出来不出来(客観的な評価)とは、また別の種類の問題だと、わたすなんかは思いますのよ。
つまり、一言で言えば、

あまり出来はよくないけれど、この上もなく愛しい存在

てなところでしょうか。

暴言ご容赦!!!
(観想はこのぐらいにして、KLの映画館について次で書きます、たぶん)
意外とお気に入りなのがこれ。
別題「ピンポンパン体操」www

2014年9月29日月曜日

西尾劇場のますみたん (あの額はいずこへ編)

〔橘ますみ〕〔えいが〕〔ちょっとお耳に〕


使いまわしでごめんねー。

どうも。
トド@じみーに生きてますです。

またぞろ3ヶ月以上も放置状態にしてしまいました。
すいません。

さて。

6年前(あー、そんなに前だったのかorz)に書いたこんな記事。
 

その後、現地調査に向かおうと思いつつ、このブログ同様(おいおい)放置プレイと化してはや6年……。
 
な、なんと!
 
劇場が解体されてしまいますたー!!!

ガチョーン……。
 
しかし、それにつけても気になるのが、あの貴重すぎる東映スターたちの写真額の行方。
 
まさか、
 
一緒に廃棄されちゃった

なんてことは……(ありえるorz)。

不肖せんきちのような偏った映画ファンのみならず、日本映画史を考える上でも(大げさ)重要な資料と思われるあの写真額たち、どこかでひっそりと余生を過ごしていて欲しいものだと思います。

それにしても、痛恨の極み。
迂闊でした……。

そこで、今回の教訓。

いつまでもあると思うな親と金。
 
それかい!

2014年6月21日土曜日

『マダム・イン・ニューヨーク』はむしろ殿方にこそ観て頂きたい映画です

〔えいが〕〔ちょっとお耳に〕


どうも。
トド@相変わらず生活に追われておりますです。

さて。

いよいよ来週土曜日(28日)に公開(シネスイッチ銀座。以後、全国順次公開予定)が迫ったインド映画『マダム・イン・ニューヨーク(English Vinglish)』。

この映画、既にあちこちで取り上げられておりますし(これとか、これとか)、今更わたくしなどの出る幕でもないとは思うのですけれど、ちょっと一言だけ。

お料理上手でよき妻・よき母でありながら、英語ができない!(悪かったなー。オレもだよ)ということで夫や娘からつい軽んじられてしまうインドの主婦・シャシ(日本でなら英語なんかできなくても立派に「カリスマ主婦」になれそうなもんですが。その辺が日本とインドの言語状況の大きく違うところ)が、姪の結婚式のために渡ったニューヨークで一念発起してこっそり英語を学習、仲間との出会い等を通じて自信と輝きを取り戻していく、という設定には、おそらく多くの女性が共感し、涙する(特に終盤のシャシのスピーチは、涙なくしては観られません)ことと思いますが……わたくし、この映画のシャシのご主人を観ていて、「あー、うちの父親世代の殿方にクリソツだわ」としみじみ感じたものでございます。
最近のお若い殿方もこんな感じなのかどうかは不肖せんきち、残念ながら(?)あまりよく存じ上げないのですが、日本の男性とのあまりの共通点の多さに、「んー、これはむしろ殿方にこそ観て頂きたい映画だわ」と思った次第です。
そんなわけで、お忙しい殿方の皆様も、ご夫婦で、あるいは恋人と、はたまたお一人でも、ぜひぜひ映画館に足をお運び頂きたく存じます。

で。

ついでにもう一言書かせて頂くと、この映画、思春期の娘さんの微妙な心理がなかなかよく描けているなあと思いました。
特に、娘さんの先生との面談に臨んだシャシが初対面の先生に向かってジョークを飛ばしてたちまち打ち解けるものの、それを見ていた娘さんはそんな母親の姿を恥ずかしく思う件、あそこは「ああ、あたしもそうだったわ」と、何事にもあけっぴろげで陽気な下町気質の母親に困惑していた思春期の頃の自分を思い出しましたです。

 なにはともあれ、来週末は銀ブラ(死語)ついでにシネスイッチ銀座へどうぞ。

2014年6月5日木曜日

業界初!『ダバング 大胆不敵(Dabangg)』マスコミ向けマサラ試写会にお邪魔サラ!

〔えいが〕〔しようもない日常〕


ガチで戦います!
愛と正義のために!
マザコンマッチョ義賊警官!


どうも。
トド@最近胃もたれがひどいです。

さて。

去る6月2日(水)、シネマート六本木試写室(という名のスクリーン3)で開催された、今ちまたで話題のインド映画『ダバング 大胆不敵(Dabangg)』(7月26日〔土〕からシネマート新宿&心斎橋で公開。以後、全国順次公開予定)の業界初!というマスコミ向けマサラ試写会に「ダバング応援隊」の一員として参加させて頂きましたので、映画のご紹介も兼ねてそのルポなんぞを。




この日の応援隊は総勢20名ほど。
関西マサラーの雄 ・ AkaneChibaさん(ブログ「OSOに恋をして」主宰)も、夜行バスに乗ってはるばる大阪から駆けつけて下さいました(Akaneさんのルポはこちら)。

そしてなぜか、こんな人も出現w


偽スフィンクス(ウソ)。
その正体を知りたい人は、
『ダバング』を観に映画館へGO!

不肖せんきち、上映中はいつものマサラ上映同様、応援隊の皆と一緒に「ここぞ!」というところでクラッカーを鳴らし、歓声を上げて踊り狂い、弾けたひと時を過ごしましたが、マスコミの皆様はさぞ驚かれたことでありましょう。
幸い、映画の公式フェイスブックページのルポでは、「大好評のうちに幕を閉じましたー」とありますので、きっとうまくいった(どこかで聞いたようなw)のでしょう(当日の模様をまとめたサイトがこちらこちらにも)。
映画の内容は、 愛と正義のダーティーマザコン警官 VS 青年悪徳893政治家の死闘(アクション満載!)に、家族の絆も絡めた(泣ける)、

娯楽映画の王道を行く作品

ですので、皆様にもきっと楽しんで頂けるものと思います(お色気もあるわよ!)。
特に、「真の親孝行とは何か?」をお子様に教えるには最適の教材ですわよ。
ちょうど夏休みが公開時期ですので、ぜひとも親子揃って映画館でご鑑賞下さいませ。
といったところで、なんだか収拾のつかないルポになってしまいましたが、『ダバング』、ともかく面白いです!


ちなみに、こちらは台湾版予告編。
台湾でのタイトルは『寶萊塢之爆裂警官』!



おまけ:試写が始まる前、日活から応援に駆けつけてくれたナン子ちゃんと、グラサン&髭で決め決めの小林太秦社長のショートコント(ウソ)があったのですけれど、小林社長、以前知人が開催した『樺太1945年夏 氷雪の門』全長版上映会のときとはまるで別人のようでしたわ。

社長!

2014年5月4日日曜日

インド・東映・香港 (香港・東映・印度)

〔えいが〕〔しようもない日常〕〔べっぴんさん〕〔橘ますみ〕

タイトルは勿論この映画から
お借りしたものです。
どうも。
トド@懲りずに紙吹雪製作中です。
さて、世間ではWC、もとい、GWらしいですけれど、当方は明日からぼちぼち仕事です。
そんな中、5月1日(木)から3日(土)にかけて、ここのところべっぴんさんのおかげでどっぷりハマっている印活(インド映画活動、略して「印活」)と、ルーティンワークであるところの日港合作映画及び東映映画(橘ますみたんね!)鑑賞活動に勤しみましたので、その個人メモなんぞを。
本当はもう1本台湾語映画のご紹介をしてから、と思ったのですが、何しろ記憶力が悪いもので、こちらを先にいたします。
全てはあなたのせいなのよん。
お隣にいるのは、
ケヴィン・スペイシー(Kevin Spacey)さん。

5月1日(木)

この日は阿佐ヶ谷のロフトAで、「マサラスタイルでボリウッドNo,1!!~カレーに紙吹雪が入らないよう注意!~」なるイベントがありますた。
これは5月3日(土)から渋谷のシネマライズで公開される(あ、既に公開中ね)『スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!(Student Of The Year)』及び今年続々と公開予定のインド映画(『マダム・イン・ニューヨーク(English Vinglish)』『ダバング 大胆不敵(Dabangg)』等々)の紹介を兼ねたトークショーで、ゲストの皆様が選んだ映像を流しつつ、楽しみながらインドやインド映画に関する知識が学べるという、非常に有意義な内容のものでした。 
で、どうでもいいけど(あ、これはトークショーではなく、別のところで教えて頂いたことなんですけれどw)、『スチューデント・オブ・ザ・イヤー』でヒロインを演じていたアーリア・バット(Alia Bhatt)のお父さん=マヘーシュ・バット(Mahesh Bhatt)は、せんきちのトラウマ映画の1つ『タマンナ(Tamanna)』の監督さんなんですねえ(で、タマンナちゃんやってたプージャ・バット(Pooja Bhatt)は腹違いのお姉さん。ひょえー)。
むかーし、MXTVでこの映画を
観たときはおったまげたよ。
アーリアちゃんのデビュー作の監督が
インドの木下恵介(なんちゅー喩えやw)
だったのも、この映画との因縁を感じさせます
(かんけーねーよ!!!)。

童顔で巨乳(!)という点は、
日本でも一部の皆様から
熱烈大歓迎されそうだと
思うんですけれど。

5月2日(金)
この日は午後の仕事がお休みだったので、 午後3時からフィルムセンターで上映された『楊貴妃』を鑑賞。
1955年の日港合作映画(大映、邵氏)ですが、大映の場合、メインキャスト及びスタッフはほとんど自前で調達、資金面その他で合作相手の協力を仰ぐという方式だったため(この後のタイや台湾との合作映画でも同様)、ほとんど大映単独の映画としか思えません。
ただまあ、合作相手としては日本の優れた映画技術を導入できるという点や現地での興行に旨みがあったと思われ(特に、スタッフにとっては日本の技術を学ぶまたとない機会になった模様)、そういう意味では意義のある試みだったようです。
ちなみに、邵氏はこの後単独で『楊貴妃』を撮っており、これには東映が撮影協力を行っています。
『白夫人の妖恋』と『白蛇傳』との関係同様、こちらの2本の関係に関しても、これから比較検討を進めていかなければいけないなあ、と思いました。
『楊貴妃』の後、渋谷へ移動して楽しみにしていた『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム(Om Shanti Om)』の爆音マサラ上映へ。
会場は昨年と同じく渋谷クアトロ。
今年は渋谷以外にも、梅田、広島での開催が決定、『恋する輪廻』は日本における祝祭映画としての地位を確立しつつあるようです(ほんとかw)。
昨年同様今年も「オールスタンディング」のはずだったのですが、開場から開演まで1時間あるため疲れないようにと思って最前列に折りたたみ椅子を出して座っていたところ、「前に倣え!」ということで後から来たお客様も皆次々と床に座り始め、結局小劇場演劇スタイル(!)での鑑賞となりました。
しかし、昨年は開演までの待ち時間を含めると約4時間も立ちっぱなし(休憩なし!)でいましたから、どんだけ元気だったんだか(汗)。
ま、そうはいってもさすがにそこはマサラ上映、映画が始まると直ちに総立ち状態に。
そして、休憩時間(今年は休憩もあったんですよ、奥さん)になる頃には床一面が紙吹雪にwww

前半終了段階でこの惨状w

後半もハイテンションで盛り上がり、上映終了時には、

ほとんど、カオス状態w

不肖せんきち、おかげさまをもちまして今回の鑑賞で、『恋する輪廻』劇場鑑賞30回を達成いたしました。
昔はロードショー館も入れ替え制ではなかったため、10回や15回鑑賞なんてことも容易に達成できたんですけれど、今は入れ替え制ですから、ずいぶんと時間がかかってしまいました。
が、何はともあれ、めでたいことです。
30回達成を記念して、
新たな悪ふざけネタを
画策中。


関東ディーピカ連合東京親衛隊長(自称)
今回の特攻服。
法被とHappyを掛けてありますw
5月3日(土)
この日は1日お休み。
ゆっくり寝ていようと思っていたのに、午前7時30分頃きっちり目が覚めてしまいました。
前日の晩、小肥羊で食べた火鍋に入っていた大蒜を全部食べたのが幸い(?)したようです。
火鍋、やっぱりおいしいね。


 午前11時半過ぎに家を出て、午後1時からラピュタ阿佐ヶ谷で『博奕打ち』(1967年、東映京都)を鑑賞。
言わずと知れた、橘ますみたんの映画デビュー作です(そこかい!)。
久しぶりに劇場で観ましたが、山城新伍と若山先生がいいですねえ。
山城新伍は上方の典型的なダメ男がはまり役、若山先生の敵役も主演の鶴田浩二を食う勢いです。
そして、最後に明かされる小池朝雄の思いにも今回はぐっときてしまいました。
以前初めて観たときには、女たちを救うことができなかった鶴田浩二に対して「しっかりしろや!」と思ったのですが、でもこの映画って、結局は皆不幸になっているわけで、賭場で鶴田浩二に出会った山城新伍が皆を不幸に巻き込む映画……のような気も。
橘ますみたんはこのシリーズ(博奕打ちシリーズ)だと、『博奕打ち 不死身の勝負』でヒロインに抜擢されていますが、こちらのほうが出来がいいような気がします。
何より、おきゃんで愛くるしくて、そして、可愛い。
映画鑑賞後、シネマート新宿に寄って『ダバング 大胆不敵』の前売券を購入、渋谷へ移動して『スチューデント・オブ・ザ・イヤー』の初日マサラ上映に参加しました。
この日は次の回の都合もあり紙吹雪はNGでしたが、その分クラッカーを多めに鳴らしつつたこ踊り(!)を踊りまくって大いに盛り上がりました。

ダンスシーンで盛り上がっているところを
撮ろうと思ったら、こんな写真にw
身体から青い光線を発する妖獣リシ(ウソ)。


ナン子ちゃんもお見えでした。
こうして見ると重そうだね、頭が。
 『スチューデント・オブ・ザ・イヤー』、昨日から公開が始まったばかりですが、東映や香港映画の男まみれとはまた一味違った男まみれの世界が堪能できるので(どういう視点なんだか)、ぜひ皆様も劇場に足をお運び下さい。
 新宿2丁目仲通りマサラ上映希望www
 
いうことで、とりとめのない内容の自分メモ、この辺で終了いたしますです。
まだまだお休みの皆様、よい休日を!