2005年3月31日木曜日

コン・リーがハンニバル・レクターを洗脳する?

〔ちょっとお耳に〕

昨日から気候が暖かくなったので、また体調不良です。
明日、医者に行かないと・・・・。

鞏俐出演《沉默的羔羊前傳》扮食人魔教導專家

據港臺媒體報道﹐在演出《藝妓回憶錄》後﹐鞏俐又確定接演好萊塢大片《沉默的羔羊前傳》﹐飾演教導食人魔漢尼拔博士生活禮儀的日本專家﹐是一個影響漢尼拔一生的關鍵角色﹐而這也是鞏俐繼《藝妓回憶錄》後﹐第二次飾演日本人・・・・

コン・リーが若き日のハンニバル・レクター博士を描いた映画『羊たちの沈黙前伝(英文タイトル不詳)』で、レクター博士に影響を与える日本人・紫夫人(紫式部かよ!)を演じる・・・・とか。
英文記事で大元を探しましたが、一番古い記事はやっぱり中国発
てなわけで、ほんとに出るのかどうかはまだ未知数みたいです。

でも!

マイアミ・バイス』には出るみたいよ。ウフフ。

2005年3月30日水曜日

子怡ちゃん、ごきげんなれど

〔ちょっとお耳に〕



チャン・ツィイーがオダジョーと同じ籠の中。「オペレッタ狸御殿」

1940~50年代に流行した時代劇ミュージカル「狸御殿」シリーズを、巨匠・鈴木清順監督が全く新しいかたちで甦らせた喜劇「オペレッタ狸御殿」のPRのため、日本映画初主演となるチャン・ツィイーが来日。3月29日、監督と共演のオダギリジョーとともに、パークハイアット東京(東京・新宿)で会見を開いた・・・・

関連記事は、こちらこちら

昨日もお知らせしたとおり、子怡ちゃん、香港から東京へ飛んできていました。

オダギリジョーを評して「彼は日本男性の良いところが全て揃っている。彼を標準にしたらボーイフレンド探しが大変」と、香港のカレが聞いたらやきもちを妬きそうな絶賛コメントをなさっております。
金像奨受賞に新作PRと「わが世の春」を謳歌している感のある子怡ちゃんですが、インタビューでの不用意発言が地元ファンの反発を買うなど、トラブルメーカーぶりは相変らずのご様子。

もう少し謙虚になった方が・・・・とつい心配になってしまうのは、わたくしだけでしょうか。

2005年3月29日火曜日

慾燄狂流 (Torrent of Desire)

〔えいが〕



1969年、香港(邵氏)。羅臻監督。胡燕妮、喬荘、楊帆、于倩、田豊主演。

なんだか、子怡ちゃん来日中らしいんですけど、こちらは先日の金像奨での「テレンスママ残念企画」(助演女優賞にノミネートされるも、受賞はならず)ということで、若き日のママ(胡燕妮〔ジェニー・フー〕)の作品をご紹介。
例によって、スーパーアバウトなあらすじは、下記の通り。

香港の富豪・林(田豊)の息子である大偉(喬荘)は酒色に溺れる日々を送っていましたが、幼馴染で親友の陳漢民(楊帆)から朱丹楓(胡燕妮)を紹介されて一目ぼれ、彼女のために今までの自堕落な生活から更正することを誓います。
実は漢民も丹楓に思いを寄せていましたが、大偉との友情を優先させて自分は身を引き、2人の仲を取り持ちます。
漢民の仲立ちで2人はぶじ結婚するものの、大偉の妹である曼娜(于倩)は丹楓のことが気に入りません。
兄に負けず劣らずの奔放な生活を送る曼娜は、心の底では漢民を慕っていましたが、それが受け入れられないと知ると、腹いせに漢民と丹楓が浮気をしているという嘘を兄に告げます。
漢民と丹楓の仲を疑い始めた大偉は再び酒に溺れ始め、やがて悲劇が彼らを襲うのでした・・・・。

ストーリー的にはありがちなメロドラマですが、林家の皆さん(田豊、喬荘、于倩)のキレっぷりが強烈なので、フジテレビの午後1時30分枠(東海テレビ製作)で流したくなるようなドロドロドラマに仕上がっていました。
特に、逆上すると書斎からライフルを持ち出して所かまわずぶっ放す田豊と喬荘には、父子揃って精神科に診てもらった方がいいんじゃないかと思いましたです。
于倩も、思いを寄せる楊帆に大胆ヌード(全裸&露點!)で迫る肉弾攻撃を発動(あえなく玉砕するけど)、おかげで悩める若妻役のテレンスママは、かなーリ影が薄かったです、はい。
また、王福齢のこってり系の音楽が林家の狂気度をさらに増幅させるようにこれでもかというほど流れて、やや食傷気味になりました。
おまけに、なぜか『狂戀詩』のメインテーマ(タイトルバックで流れるギターの音楽)を使い回ししていて、「手抜きすんなよ!」と思わず言いたくなりましたわ。

ラストは一応ハッピーエンド(?)なのですが、無駄に人は死ぬし、アクション映画でもないのにやたらと格闘シーンが満載だったりと、なかなか乱暴な文芸映画でした。
けっこう楽しめたけどね。



こんなダムが出てきました。どこでしょう?



なぜか出てます、午馬。

2005年3月28日月曜日

寳島玉女、ついに離婚

〔ちょっとお耳に〕



柯俊雄、張美瑤真的離了

柯俊雄和張美瑤這段有名無實的婚姻終於畫下句點!昨天,柯俊雄參加婚外情女友蔡青樺的新書發表會時,坦承去年十二月時與張美瑤正式離婚・・・・

関連記事は、こちら

いささか遅ればせな感もある情報なのですが、あっし自身は今しがた台湾のお友達のサイトで知ったもので。

台湾芸能界の超ビッグカップルにして仮面夫婦(?)としても有名だった柯俊雄(オー・ジョンホン、クー・ジュンション)と張美瑶(チャン・メイヤオ)夫妻が、昨年12月に正式離婚していたことが判明しました。
以前、こちらでもご紹介したとおり、張美瑶は1960年代に「寳島玉女」と呼ばれて絶大な人気を博した大女優。
その美貌に目をつけた東宝が、『香港の白い薔薇』『バンコックの夜』等で彼女を起用したこともありました。
一方の柯俊雄も、台湾映画界を代表する亞洲影帝。

2人は映画での共演をきっかけに知り合い、柯俊雄の猛烈なアタックが実ってゴールイン、張美瑶は芸能界を引退して家庭に入りました。
しかし、映画における豪放磊落なイメージ同様、柯俊雄の女性関係は結婚後もおさまることがありませんでした。
特に、ここ10年余りは妻子の待つ家へは帰らずに別の女性と同居、その女性とも子供を設けていたといいます。

てなわけで、離婚するべくして離婚した2人ですが、張美瑶もよく我慢していたものだと思います。
おそらく、「子供が大きくなるまでは」と思いつつ耐えていたのでしょうが(記事によれば、借金問題もあった模様)、どうかこれからは、自分の幸せだけを追求して下さいね。

素敵な2ショット

〔ちょっとお耳に〕



昨日の金像奨の1コマ。
張敏姉御とテレンスママ(胡燕妮)の組み合わせ。
なんだか濃いけど素敵です。

ママは残念ながら、助演女優賞獲得はなりませんでした。
でも、またちょくちょく映画に出て下さいね。

張敏姐御もあいかわらずの妖艶さ。
ニューハーフっぽいところも健在?

やったね!子怡ちゃん!

〔ちょっとお耳に〕



さて、今日は香港電影金像奨の授賞式でおました。
結果はこんな感じでしたが、めでたいことに章子怡ちゃんが主演女優賞を獲りました。

よかったよかった。

おばさんは嬉しいです。

これからもがんばりましょう。

2005年3月27日日曜日

さいきん読んだ本

〔ほん〕

今日はだいぶ調子がいいです。
が、まだ長い記事を書く気にならないので、さいきん読んだ本のメモでも。

『童月娟:回憶錄暨圖文資料彙編』(電影家系列2)
左桂芳、姚立群著。2001年12月、國家電影資料館。

"ムービー・キング"こと張善琨の夫人にして、自身も女優・プロデューサーとして活躍した童月娟(2003年没)の聞き書きによる回顧録。
香港でも同種の書物が出ていますが、こちらは台湾の國家電影資料館が出版したもの。
夫・張善琨と川喜多長政の篤い友情と、川喜多に対する童の感謝の言葉に心打たれます。
また、張が急逝した後、彼の意思を受け継いでプロデューサーとして映画を製作し続けた、その奮闘ぶりを綴った部分にも読み応えがありました。
なお、本書の中で童は「改革解放後、大陸にいる友人から『中国に戻ってきたら』との誘いを受けたけれども、自分は国民党を支持し続けてきたので大陸へ行く気はない」と語っていますが、亡くなった時は上海にいましたから、結局は自分のルーツに帰ってその生涯を終えたのでした。
巻末の写真集及び作品リスト(新華、中華電影)も貴重。


『春花夢露 正宗台語電影興衰録』
葉龍彦著。1999年9月、博揚文化事業有限公司。

台湾語映画の成立からその末路までを辿った書物。
台湾語映画の監督に関するくわしい記述が、大変役に立ちました。
特に、戦後初の台湾語映画を撮った邵羅輝が、1962年、大蔵映画との合作映画を撮るために来日した、その裏には戦後のどさくさで生き別れになった奥さん(日本人)を探す目的もあった、という記述には、ちいとばかり切なくなりましたです。
「若い頃、あなたはどんな映画を観ていましたか?」という聞き取り調査の結果も、なかなか興味深いものがありました。
小林旭と石原裕次郎はダントツの人気ですが、(新東宝ないしは松竹の)海女映画に強烈な思い出のある人がいて、彼の地でもこの手の映画に根強い支持があったことを改めて知ったのでありました。

2005年3月25日金曜日

毎日が地獄です

〔しようもない日常〕

花粉症のせいで「毎日が地獄」です。
こんなに苦しいのは初めて。
おかげで、まとまった記事を書く気になれませんわ。

で、下はちょっと気になったニュース。

セクシー女性No.1米女優A・ジョリーに 男性誌読者選ぶ

米男性雑誌FHM(For Him Magazine、四月五日発売)は、約千五百万人の読者が選んだ「世界で最もセクシーな女性ベスト100」を発表した。一位は人気ハリウッド女優、アンジェリーナ・ジョリー(29)。昨年は二位だったが今年はトップに輝いた。また日本でも人気の露プロテニス選手、マリア・シャラポワ(17)が十九位にランクインした。
 ジョリーはここ三年、毎年トップ10にランクしている。一位になった理由について同誌編集長は「読者が考えるセクシーという概念のすべてを具現化している存在」と評価している。
 二位は、米で四年目に突入する大人気テレビドラマ「エイリアス」で主人公のCIAの二重スパイ役を演じる人気女優、ジェニファー・ガーナー(32)。三位は米ヒルトン・ホテル・グループの令嬢だが、奔放な私生活が何かと話題のタレント・女優、パリス・ヒルトン(24)が昨年の三十八位から急上昇した・・・・

あのー、つかぬ事をお伺いしますが、パリス・ヒルトンって、セクシーなんですか?

・・・・また鼻が詰まってきたわ。

2005年3月24日木曜日

お久しぶりですが

〔ちょっとお耳に〕



ココ・リー:「セクシー・スパイシー・悪戯」なアルバム

女性人気歌手の李玟(ココ・リー)が25日、4年ぶりとなるオリジナル英語アルバム『EXPOSED』を香港、台湾、シンガポール、マレーシアなど、アジア各国で発売する・・・・

お久しぶりのCOCOちゃんです。
前回の英語アルバムは日本でもリリースされましたが、今回はどうなんでしょ?
少なくともファッションに関しては、叶姉妹とタイマンはれそうですけど。

それにしても、サーチナの写真のCOCOちゃんの顔、なんか変ですね。
お直しでもしたのかしら。

アルバム、売れるといいね。

2005年3月23日水曜日

石川ブームが来る?

〔ちょっとお耳に〕

台湾のテレビ局が石川県舞台にドラマ制作

台湾のテレビ局「中視文化公司」の林銅城社長らが22日、石川県庁で会見し、石川県を一部舞台にした日本、台湾、中国の俳優らが共演する恋愛ドラマを制作すると発表した。
石川県と県内企業が、台湾と中国からの観光客を増やす機会にしようと、県内でのロケ費用約1億円を負担する。撮影は3月末から兼六園などで開始、台湾と中国で11月ごろ放送される予定・・・・


ドラマ「花の恋」、県内舞台に制作 台湾の会社と県 ロケ支援へ契約

県内を舞台にしたテレビドラマ「花の恋」を制作する台湾の会社「中視文化公司」の一行が22日、県庁を訪れ、ロケ支援の契約を県と結んだ。県、金沢市など14市町、各商工会や地元企業などから計9700万円の出資を受け、宿泊や交通費、機材の貸し出しなどに充てる・・・・

関連情報は、こちら

石川県が台湾・中国からの観光客誘致のため、台湾のテレビドラマ制作の支援に乗り出しました。

でも、関連情報の方にある「栗原小巻、中野良子らの起用も検討されている」って、なんだかわかりやす過ぎて怖いわ。
いくら大陸をターゲットにしていると言っても、ねえ。
他に誰かいないのかしらん?

それよりもあっしが注目したいのは、監督が張之亮だということ。

ジェイコブさんの力で、石川県に観光特需が巻き起こるのか・・・・まずは期待してまっせ!

2005年3月22日火曜日

トムとヒデ

〔ちょっとお耳に〕

世界の「ヒデ中田」!トム・クルーズが監督に抜擢

米スター、トム・クルーズ(42)がプロデュースするタイのホラー映画「the EYE【アイ】」のハリウッドリメーク版の監督に中田秀夫監督(43)が抜擢された。同監督のハリウッド初進出作「ザ・リング2」は18日に北米で封切られ、20日までの週末3日間の興行成績で1位を獲得した。中田監督は“ジャパニーズ・ホラー”の第一人者。さすが、世界のトムはお目が高い!・・・・

「お目が高い」のか否かはよくわかりませんが、タイ発・香港経由・ロスアンゼルス行きの飛行機に乗ったら、出迎えの札を持って立っていたのは日本人だった、てなところでしょうか。
ま、オリジナルの『the EYE(見鬼)』自体、「これって、『ブラックジャック(瞳の中の訪問者)』じゃない?」という声がありますし、それ以前には『恐怖新聞』な映画もありましたから、そう考えてみると、先祖帰りと言えなくもないの・・・・かしらん?

とりあえず、仕上がりに期待しましょう。

2005年3月21日月曜日

中華電影戯劇海報精選

〔ほん〕



洪述棠編。2003年3月、中華民國電影戯劇協會。

1950年代~2001年までの台湾映画ポスター集。
といっても、この団体(中華民國電影戯劇協會)の性格が「促進三民主義文化建設、完成反共複國大業」という国民党の政策に乗っ取ったものであるため、いきおい官製映画会社、特に中央電影のポスターが中心になっており、台湾語映画のポスターはほとんど収載されておりません。
そんなわけで、巻頭を飾るポスターは1962年の大映&中影による日台合作映画『秦始皇帝(秦始皇)』、以下、『海辺の女たち(蚵女)』『あひるを飼う家(養家人家)』と続きます。

しかし、不思議なのは侯孝賢作品のポスターが、『童年往事 時の流れ(童年往事)』と『恋恋風塵(戀戀風塵)』の他は、『冬冬の夏休み(冬冬的假期)』の日本版ポスターしか掲載されていないこと(『坊やの人形(兒子的大玩偶)』もあったけど、あれはオムニバスですし)。
それに、『金門島にかける橋(海灣風雲)』のポスターもないですね。どんなポスターだったのか、興味があるのだけれど。
李翰祥作品のポスターが見られないのも、なんとも惜しいところです。

加えて、香港のこの種の本においてはポスターに精緻な解説が添えられて、(ポスターの)画像を見、(解説の)文章を読みながら、映画史のお勉強ができるのに対して、こちらはただ年代順にポスターを並べてあるだけなので、画像はきれいですが内容的には物足りなさが残ります。
さらに中央電影以外の作品になると、1962年の『呉鳳』(台湾電影製片廠。香港・日本から主要スタッフ・キャストを招いて製作されたカラー作品。カメラを山中晋、照明を関川次郎が担当しています。VIVA!新東宝!)が1968年になっていたり、1981年の『頑皮偵探三遊龍』が1964年になっていたりと、映画史のお勉強どころか足を引っ張るような誤記が目立ちました。

が、そうは言っても、これだけのポスターを集めた本は貴重だと思いますし、これを見ると日本では本当にごく一部の台湾映画しか紹介されてこなかったことがよくわかります。

もっともっと、娯楽映画が観たいものですねえ。

付記:収載作品の内、『蛇魔女大鬧都市』って映画がすっごく気になったんですが、どんな映画なんでしょう?蒋光超や田豐が出ています。

2005年3月20日日曜日

ヨン様・ドン君・サン殿

〔ちょっとお耳に〕

ここ数日体調が悪いため、軽めのネタで失礼。

さて、昨日の『日刊スポーツ』芸能面掲載の「週刊 テレビライフ」。

冬が去り 新たな3つの"恋"の芽生え 春の韓流 ブーム衰え知らず 各局ドラマバトル

なるタイトルのもと、NHK、日本テレビ、フジテレビのこの春一押しのスターとドラマを取り上げておりました。
NHKが元祖(?)らしくべ・ヨンジュン(『初恋』)なのに対して、日テレはイ・ドンゴン(『パリの恋人』)、フジはクォン・サンウ(『悲しき恋歌』)で勝負!(心中?)らしいのですが、その呼称がすごいっす。

ヨン様はともかく、ドン君(イ・ドンゴン)にサン殿(クォン・サンウ)ですからね。

特にサン殿なんて、おさん茂兵衛(大経師昔暦)か女房おさん(『心中天網島』)かって感じですわ。

おかみさん?

記事中、『パリの恋人』のことを「これまで日本で紹介された韓ドラとは正反対の作品と言える」って書いてあったけど、あっしの観る限りでは(たいして韓国ドラマを観ているわけじゃないんですが)、「身分違いの恋」や「権威主義的な父親」、「政略結婚」、「金持ちの意地悪娘が邪魔をする」、「主人公の足を引っ張るろくでなしの親族」等々、けっこう典型的なツボを押えたドラマだと思うんですがねえ。
でも、こうやって改めて書いてみると、やっぱり大映テレビのドラマに似てるなあ。

次のいじめ役は、原知佐子でお願いします(むりむり)。

2005年3月19日土曜日

萌えるNHK

〔とほほ事件簿〕

NHK“大誤報”…携帯「都内全域のJR線路が炎上中」 表示テスト後に解除し忘れて…

NHKの携帯サイトに「都内全域でJR各線の線路が炎上中」などと架空の情報が誤って載せられ、利用者から苦情などが寄せられていたことが19日までに分かった。正確な災害情報をウリにするNHKにとってはあまりにズサンなミス。相次ぐ不祥事で受信料不払いが70万件に達していたことが判明したばかりだが、信頼回復はまた遠のいた?・・・・

<NHK>「新宿駅陥没」などと携帯向けニュース誤配信

NHKの携帯電話向けニュースサービスが17日から18日に約20時間にわたり、「都内全域でJR各線の線路が炎上」「新宿駅が陥没した」などと誤ったニュースを配信していたことが分かった・・・・

燃えたり陥没したり、大変なことになってますね、東京。
あっしも昨日から鼻づまりと目のかゆみで大変なことになっています。

ああ、辛いわ・・・・。

2005年3月18日金曜日

女巌窟王

〔えいが〕

1960年、新東宝。小野田嘉幹監督。三原葉子、万里昌代、吉田輝雄主演。

昨日が『大盗歌王』だったので、今日は『女巌窟王』を(全然かんけーないけど)。

悪辣な組織によってその身を蹂躙され、恋人と肉親を惨殺されたダンサー姉妹がやがて復讐を遂げるという物語ですが、ま、そんなあらすじよりは、三原葉子たんと万里昌代たん演じるムチムチシスターズのフェロモンに神経を集中させた方がよいと思います。
なにせ、のっけからこの姉妹(マナカナ、じゃなくて、ユミエミ。あれっ?ザ・ピーナッツじゃん!)がムンムンムラムラ夕陽が沈む(ギンギンギラギラだよ!)ってな感じのセクシーダンスをご披露、その後、駄目押しとばかりにシャワーシーンまでくっついてきます。
で、このシャワーシーンが悩殺モノ。

昌代たん、サービスよ過ぎ。

その後、絶海の孤島で九死に一生を得た2人は、なぜか着ていたワンピースをセパレートの水着に改造、そのグラマラスな肢体(死語)を惜しげもなくさらしつつ、助けを待ちます。
と、そこへ現われたのがさわやか天然系ヨット野郎・吉田輝雄。
あくまでも「いい人」な吉田さんは、

よーよーネエちゃんたち、いい身体してんな!2人まとめてたっぷり楽しませてもらうぜ!

なんてことは言わずに黙ってこの2人を助け、ついでに孤島に眠っていた隠し財宝も持ち帰ります。
この財宝を元手にしてパツキン&サングラスの女性実業家・二階堂に変身した葉子たんは、昌代たん&吉田さん(この2人、いつの間にやら恋仲に)と一致団結して、自分を陥れた奴らへの復讐にとりかかるのでした・・・・。

終盤のクライマックスシーンで冒頭のムンムンムラムラダンスが復活、その肉体の迫力で組織のボス(江見俊太郎)を追い詰めていくさまは、痛快ですらあります。

でも、よく考えてみたら、最後までその氏素性がよくわからない吉田さんが、一番得体の知れない人物だったりします。

ヨットに乗るのが仕事だったのかしらん?

孤島に流された美女が思いがけず巨万の富を得、それを元にビジネスを興して敵に復讐するというパターンは『女真珠王の復讐』と同じで、こちらの方が無理矢理感が強いものの(『女真珠王~』も相当無理矢理だけどね)、なにしろあのフェロモンにかかっちゃあ全てがチャラですわ。

はい、ごちそうさまでした。

(於:チャンネルNECO)

2005年3月17日木曜日

大盗歌王 (The Singing Thief)

〔えいが〕



1969年、香港(邵氏)。張徹監督。林沖、何莉莉、羅烈、林嘉主演。

1960年代、日本を拠点に歌手・俳優として活躍した台湾男星・林沖(リン・チョン)が邵氏で主演した作品
この作品以降、本作のタイトルからとった「大盗歌王」が彼の代名詞となりました。

ストーリーは、ヒッチコックの名作『泥棒成金』の翻案です。
かつて宝石泥棒として鳴らし、今は歌手としてナイトクラブを経営する潘(林沖)の名を騙る連続窃盗事件が発生、警察は彼を疑いますが、潘は警察の手を逃れながら真犯人を探し、ついにその正体を突き止めます。しかし、それは意外な人物でした・・・・。
念のため、『泥棒成金』と本作のメインキャストとを対照させると、ケイリー・グラント=林沖、グレース・ケリー=何莉莉(リリー・ホー)、シャルル・ヴァネル=羅烈(ロー・リエ)です。

林沖の歌を活かしたミュージカルシーンとアクションシーンを中心にお話は進みますが、全体にテンポが悪いため、87分という上映時間にも拘らず、かなり長く感じられました。
ヒロインも、はっきり言って何莉莉よりも羅烈のパートナーを演じていた林嘉(リン・チア)の方がキュートで魅力的だったので、なぜ彼女がヒロインじゃないんだ?と疑問に思いましたです。
ただし、衣装をとっかえひっかえして出てくる林沖はかっこいいので、「林沖男前ムービー」として観る分にはいいかも知れません。

ちなみに、劇中の挿入歌の歌詞も張徹(チャン・チェー)監督が書いています。
監督、林沖のことをけっこう気に入ってたんじゃないでしょうか。
彼のことを素敵に撮ろう素敵に撮ろうとしている意欲が、画面から溢れ出していました。

なお、付け加えると、この映画の林沖の台詞は吹替です。
歌は本人のものが使われていたようですが、羅文(ロー・マン)ヴァージョンも存在するとかしないとか。
ご本人の声が聞きたい向きは、東宝の『香港の星』や『ホノルル・東京・香港』、『香港クレージー作戦』をご覧下さい。
台湾訛りのある北京語と日本語が聞けます。 



荔園と、



香港殯儀館が出てきました。

呑み込まれる?

〔ちょっとお耳に〕

中国国際航空、キャセイを吸収合併か、香港紙が報道

香港――香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは16日、中国国際航空(エア・チャイナ)が香港の大手、キャセイ航空を吸収合併する可能性がある、と報じた。両社の関係筋の情報として報じた。(中略)
ただ、国際航空幹部は、ロイター通信に対し、同紙の報道は正しくないと指摘。「両社の関係で現在、求めているのはビジネス協力関係の拡大である」と述べた。・・・・

元ネタはここなんですが、「読みたけりゃ会員登録しな!」というシステムのため、めんどくさくて読んでいません。

一瞬、焦りましたよ。
正直、もしも合併して社名も変更なんてことになったら、おそらく日本からの乗客は相当数減るのではないかと思い。

とりあえずは、現状維持でお願いします。

付記:昨日、こんな会見が。このギャル有名なんか?しかも「香港逃避行。」って、なんで「。」を付ける?

2005年3月16日水曜日

香ばしい風呂

〔とほほ事件簿〕

牛のうんちの力で露天風呂 酪農学園大、卒業祝いに

北海道江別市の酪農学園大の卒業式に16日、牛のふん尿を発酵させて出たメタンガスのエネルギーを利用した露天風呂と足湯が登場。卒業生は授業でお世話になった牛からのプレゼントに、身も心も温まっていた・・・・

関連記事は、こちら

ほんとはこのニュースを取り上げようと思ったんですが、既にご存知の方も多いと思いましたので、ちと香ばしいネタを。
メタンガスのエネルギーを利用してお湯を沸かすという技術、実は十五年戦争突入後の物資不足のおりにも採用されていたシステムであります。
最近のエコブームにのってまたぞろ復活したってことなのでしょうが、あの時代の復活だけは御免蒙りたいものです、はい。

付記:どうでもいいけど、東京電力のCMに登場したおばあちゃま(江波杏子)、なんとなく『龍鳳鬥』のテレンスママに似てるよ。

2005年3月15日火曜日

失われた龍の系譜 トレース・オブ・ア・ドラゴン

〔えいが〕

2003年、香港。張婉婷監督。

成龍(ジャッキー・チェン)の両親の秘められた過去を描いたドキュメンタリー
中国語題は、『龍的深處 失落的拼圖』。

いやあ、「なるほどねえ」と圧倒されたんですけど、でも、お父さんの話を聞いていて頭の中が混乱したのも事実。
特に戦前から戦中、戦後にかけての足取りが、今ひとつよく見えませんでした。
例えば、蕪湖(長江沿いに位置する安徽省の都市)で三菱の船に乗っていたとき、裏でこっそり商売をしていて(蕪湖で仕入れた品を南京で売る)それがばれて日本人(憲兵?)に捕まり、拘留中に中国人を処刑するところを見せられたというんですが、それはやっぱり蕪湖が日本軍に占領されて以降の話なのじゃなかろうか、などと思いつつ観ていると、今度は同じ土地で港の検査官をしていたという話が出てきて、いったい三菱の話はいつからいつまでのことで、港の検査官にはいつなったのかということになり、その時点であっしの脳みそはパンクいたしました。
この批評ほどきついことは言いませんが、お父さんの話をもう少し整理してほしかったところです。
「上海に来たのは29のとき」と言っていたので、それ(上海行き)についてはおそらく1943年ないしは44年(お父さんは1915年生まれ)のことだと把握できたけれど。
お母さんの話が聞ければ、もっといろいろな事実が出てきたのかも知れませんが、お父さんがジャッキーにこの話をする気になった直接のきっかけがお母さんの病気だったため、お母さんへのインタビューはありませんでした。

それから、インタビューの合間に挿入される当時の映像に関して「いつ、どこで、誰が撮ったものなのか」の説明がないので、「銀座中央通りを行進する大日本国防婦人会」の映像が1937年以前のくだりで出てくると、こちらとしては映画の内容よりもそちらのデータ(いつ、どこで、誰が)の方がつい気になってしまい・・・・。
日本軍の空襲の映像を複数の場面で使い回ししている点も、やはり・・・・。

実は本作を観ていて、あっしはジャッキーの両親よりもむしろ2人が大陸に残してきた子供たちの半生の方を知りたいと思いました。
映画では文革中のことにしか触れていないけど、それ以前にも相当辛い目に遭っていたはず。
何しろ、「孤児」になっちゃったんですから。
配偶者と子供を大陸に残して香港や台湾、果ては日本に流れ着いた人の話はいろいろありますが、子供だけ残してきたってところがなんとも重い事実です。

で、この秘密を知ったジャッキーですが、今でも2人の異母兄には会っていないし、兄弟としての実感もほとんどない模様。
2人の異父姉に関しては、2番目のお姉さんがお母さん(2002年没)の介護をしている映像が出てきたので、こちらとは交流があるらしいものの、そのお姉さんが控えめに、

私は彼のような弟を持って幸せだけれど、彼の方はそう(←姉がいたことを幸せに)は思っていないかも知れない。

と話していたのが印象的でした。

いつの日か、ジャッキーが異母兄と会うときが来るのか、また、近い将来必ず来るであろうお父さんの死後、ジャッキーと異母兄・異父姉との関係はどう変わっていくのか、そのことも気がかりになりました。
(オチがないけどこのまま終了)

付記:そういや、ジャッキーのお父さん、于占元(ジャッキーの師匠)のことを「国民党のスパイ」と言ってましたわ。当時の芸能人(特に映画人)はたいてい左派(共産党支持)か右派(国民党支持)に分かれて活動していましたから、そのことを大げさに捉えて「スパイ」呼ばわりしたのか、それとも本当に特務機関とつながりのある人物だったのか、そこいらへんは謎のまま、お父さんの「言いっぱなし」に終わっていました。
この映画、見方を変えると「張婉婷(メイベル・チャン)の中国人発見の旅」のようにも思えましたです。

(於:新宿武蔵野館3)

2005年3月14日月曜日

波乗りパイレーツ

〔ちょっとお耳に〕

日本船受難、マラッカ海峡に海賊

外交筋によると、マレーシアとインドネシアを隔てるマラッカ海峡上で14日、日本籍の船舶が海賊に襲撃され、イノウエ・ノブオ船長とクロダ・シュンジ機関長の日本人2人とフィリピン人乗組員の計3人が拉致された・・・・

速報です。

「海賊って、まだいるんだ」なんて、妙なところで関心してしまいました。
そういう場合じゃないんだけど。

2005年3月13日日曜日

中国十大名人

〔ちょっとお耳に〕



福布斯中國名人榜公佈 姚明、章子怡、劉翔分列三甲

『フォーブス』中国語版が選出した「2005福布斯名人榜完全名单」、トップ10を眺めてみたところ、第2位に章子怡、第4位に趙薇、第5位に王菲、第6位に張藝謀、第7位に周迅なんかがランクインしておりますが、第9位になんとカリーナ姐さんが入っております。
しかも、収入のみのランキングでは、子怡ちゃんを押えて堂々の第3位。

姐御、稼いでらっしゃいます。

ちなみに、『フォーブス』アジア版が選出した中国のお金持ちに関する記事は、こちら

一度ご馳走して下さい。

カラオケ覚え書き

〔しようもない日常〕

今日はカラオケに行ってきました。
忘れないように、歌った曲のメモを。

『夢』(『不了情』)
『説不出的快活』(『野玫瑰之戀』)
『柔道龍虎榜』(『柔道龍虎榜』)
『扮皇帝』(『江山美人』)
『不了情』(『不了情』)
『動起来』
『痴痴地等』(『藍與黒』)

他にも歌ったかも知れないけど、思い出せませんわ(まだらボケ)。

懐メロの間にアーロンが混ざってたりして、なんだか節操ないですね。
『扮皇帝』は、まだ呆けた顔で画面を眺めている段階。
いずれきちんとマスターします。
『夢』は羅文ヴァージョンなんですが、ドドンパじゃないのがちと不満。

歌った後は、近くのレストラン「ハンニバル」にてディナー。
といっても、この人の店ではありません。
チュニジア料理のお店です。

ここんとこ、「CDを聴くよりも映画を観る」という生活を送っているので、なかなかレパートリーが増えません。

修業が必要ね・・・・。

2005年3月12日土曜日

飛びます、飛びます!

〔ちょっとお耳に〕

競争促進…中国初の民間航空会社「OK航空」就航

中国初の民間航空会社「奥凱(OK)航空」が11日、運航を開始した。航空業界の競争を促進、業界振興とサービス向上を図る政府の市場開放策の一環で、初フライト機は同日午前、天津を出発し、午後に目的地の雲南省昆明に到着した。
同社は天津-昆明間を標準価格の4割相当の680元(約8600円)で運航。競争原理の導入で、航空運賃の低下も進みそうだ・・・・

中国語情報は、こちらこちら

現地報道によると、天津を離陸後、長沙を経由して昆明へ向かったみたいですね。
OK」なんていうから、あたしゃてっきり大橋巨泉がオーナーかと思っちゃいましたよ。

落ちてもOK!」にだけはならないよう、祈っております。

2005年3月11日金曜日

徐氏姐妹

〔ちょっとお耳に〕



台湾F4のヴィック・チョウが来日会見

アジア全域で爆発的人気を誇る台湾の男性グループF4のメンバーで俳優でもあるヴィック・チョウ(23)が10日、都内で来日会見を行った。03年から衛星放送などで茶の間に登場したドラマ「流星花園~花より男子~」で人気に火がついたが、24日には日本でCDデビューを果たし、4月7日からは新ドラマ「戦神~MARS~」(木曜午後9時)がBS日テレで放送されることも決定した。今年は台流旋風が本格的に吹きそうだ・・・・

こちらこちらもどうぞ。

あっしは「エフスー」と呼んでいましたが、日本では「エフフォー」になりそうですね、どうやら。

それはまあいいとして、なんだ、大S(徐煕媛)も来てたんだ。
記事中には、

この日は、「流星-」「戦神」ともにヴィックと共演する女優バービー・スーも同席。「大好きな日本で、台湾のドラマが放送されることはとてもうれしい」と笑顔で語った。

なんて書いてありますが、彼女がかつて日本でもCDを出していたことなど、(この記事を書いた)記者さんはおそらくご存知ないのでしょう。
なにしろ、10年ほども前のことですし。

そんなことを思っていたら、なんだか懐かしくなって本棚から『アジオン・ラヴァーズ』(丸目蔵人著、1996年、大村書店)を引っ張り出してきて読んじゃいましたよ、徐氏姐妹(SOS)のインタビュー。
小S(徐煕娣)が会いたい日本の芸能人が「美空ひばり」だったり(無理だよ!)、今読んでも面白いです。

F4同様、大Sもよろしく。

付記:「ポニーキャニオン台湾」というと、林佳儀なんかも思い出すな。同情するなら金をくれ!

2005年3月10日木曜日

フジ子ちゃんに熊をプレゼント

〔ちょっとお耳に〕



『ダニー・ザ・ドッグ』ジェット・リー来日会見!!

『ニキータ』『レオン』に続き、リュック・ベッソンがおくる“心を引き裂かれる愛の感動アクション大作”『ダニー・ザ・ドッグ』。この作品に主演するジェット・リーが来日記者会見を行った・・・・

こちらもどうぞ。

というわけで、来日会見の情報を。

・・・・にしても、おかしいですねえ。
今朝の『日刊スポーツ』、紙面には載っていたんですが、サイトにはアップされていません。

スペシャルゲストの峰不二子、もとい、フジ子・へミングに熊のぬいぐるみをプレゼントしたそうです。

叶姉妹じゃなくてよかった?

付記:香港ではこの人が「さようなら」しますが、日本では家樂福が「さようなら」する模様。店名は残るみたいですけど・・・・。中華圏ではブイブイ言わせていても、日本じゃ無理だったのかなあ。

2005年3月9日水曜日

ダニー・ザ・ドッグ

〔ちょっとお耳に〕

今朝のワイドショーを見ていたら、「ジェット・リーが新作映画『ダニー・ザ・ドッグ』のプロモーションのため来日、今日の午後2時から記者会見を行う予定です」などと局アナがしゃべっておりました。

『ダニー・ザ・ドッグ(Unleashed)』。

予備知識もなーんにもないあっしは、そのタイトルからてっきり「ダニーという名の犬とジェット・リーとの心暖まる交流を描いた、ヒューマンな大河ドラマ」を想像してしまいましたが、調べてみたら、全然違うじゃないの。
しかも、ポスターの図柄が大問題になったとか(こちらもどうぞ)。

とりあえず、記者会見の情報はまだ(ネット上に)アップされていないみたいです。
くわしくは、また明日。

付記:パク・ヨンハ来日はあるのにな・・・・。
あ、そうそう仔仔も来日ってか?

2005年3月8日火曜日

オヤジ受けする香港映画?

〔ちょっとお耳に〕

松坂慶子、倒錯のエロス 5月公開香港映画「桃色」で新境地

女優の松坂慶子(52)が立て続けに海外映画に出演した。1本目は香港映画「桃色」(日本5月公開、ヨン・ファン監督)、もう一本は芸術映画「呉清源」(公開未定、田壮壮監督)だ。「桃色」では愛のために性転換したヒロイン、「呉清源」では一転、“囲碁界の母”と呼ばれる実在の人物を演じた。また、82年に主演した映画「蒲田行進曲」(深作欣二監督)は韓国でリメークが進行中だ。海外づいている松坂に心境を聞いた・・・・

ついこの間、こんなこき下ろし記事を書いたくせに、今度はよいしょインタビューですか。
虫がよすぎますよ、報○新聞。

それにしてもこの『桃色』、『週刊ポスト』でも2週に亘って特集記事が組まれましたし、通常の香港映画ファンとは異なる層から熱い期待を受けているようですね。

腐っても松坂慶子。

ねえ!キスしてよ

〔ちょっとお耳に〕



導演闡述激情戲尺度:章子怡吻戲內地第一

青春愛人事件』の顥然(ハオ・ラン)監督によれば、「中国内地で最もキスシーンの上手い女優は章子怡」になるとか。
監督、『2046』における子怡ちゃんのキスの様々を取り上げて分析していらっしゃいますが、無粋なあっしは「なるほど」と関心しきり。
なにせ、キスシーンよりもベッドシーンで偉仔の耳たぶ舐めてたなとか、そんな下世話なことしか思い出せないもんで。

もういっぺん観る?

おまけ:まだきちんと読んでないんですけど、『TIMES』の記事

2005年3月7日月曜日

同じ釜の飯

〔ほん〕



中野嘉子・王向華著。2005年、平凡社。

サブタイトルは、「ナショナル炊飯器は人口680万の香港でなぜ800万台売れたか」。
長すぎだっちゅーの!

だいぶ前に「読んだらまた感想でも書きますです」と書いておきながら1ヶ月以上も放置、忘れた頃にコソーリご紹介です。

この本、もともとは2003年に香港大学出版社から出た『由樂聲牌電飯煲而起 蒙民偉和信興集團走過的道路(全てはナショナルの炊飯器から 蒙民偉と信興グループが辿った道のり)』なる社会学ないしは人類学の研究書なのですが、日本語版を出すにあたって大幅に改稿、「中国ビジネスの種本及びプロジェクトX(オヤジ号泣)本」に変貌を遂げております。
なんせ、帯には、

弘兼憲史氏大推薦!!

の文字が躍ってますし、版元が付けた分類も「ビジネス・中国」になっておりました(バブルの落とし前もいまだつけず、行く先々で現地女性に手を出しまくるクソリーマン島耕作の推薦なんか貰っても、何にも嬉しくないけどな)。

で、本の内容はというと、長崎華僑の子として香港に生を受けた蒙民偉が、松下電器の香港総代理商信興)として電化製品、なかんずく電気釜(死語)を売って売って売りまくったその苦労話と、日本製品がいかにしてアジア市場を制していったかというサクセスストーリーを通じて、「彼の国と日本、双方の国情と国民性に通じた現地の人材をもっといかしましょう」てなビジネスのヒントが提示されていました。
つまりは「中国ビジネスを円滑に進めるために、現地の人、特に日本留学経験のある人たちをもっともっと登用してはいかが?現地のことは現地の人に任せるのが一番!」ということありまして、これを読んで「おお!そうじゃったのか!」と膝を叩くおじ様方もいらっしゃるのでしょうね、きっと。

しかし、しかしですよ。

実は当の蒙さん、とっくのとうに中国ビジネスからは撤退しておりまして(松下は、中国では別の現地法人を設立しています)、本書の中には蒙さんの腹心の、

「私たちは、中国ビジネスのことをモンキービジネス(水商売)と呼んでいました。すごくうまくいっているかと思うと、突然ダメになる。波が激しいんです。
だから、蒙会長は、いつも私たちに、こうおっしゃっていました。
中国市場は不安定だから、儲かっても棚ボタと思え。信興の主力市場は香港であって、地元香港の安定した市場こそ、信興がビジネスを展開すべき場所なんだ、と」(205~206ページ)

なるコメントも掲載されております。

あのー、これって、中国ビジネス本としての日本語版の体裁と矛盾してやしませんか?
それとも、「泥沼に嵌まる前にいさぎよく撤退するのも、賢い道の一つ」とでも言いたかったのかしらん?
ちょっと?ですわ。

当方としては中国ビジネス云々よりも、蒙さんのバイタリティ溢れるキャラクターにまず魅せられましたし、松下のショウルームが重慶大廈(!)にあったとか、香港のカリスマ主婦・ミセスフォン(方太)がナショナル電子レンジのシェア拡大に一役買ったとか、そんな些細な事実の方が面白かったです。
また、本文中に掲げられている新聞広告が「華僑日報(60年代)→星島日報、明報、東方日報(70年代~)」へと変化していく、そこに香港の新聞メディアの栄枯盛衰が見えて、大変興味深いものがありました(中国へのお土産家電の新聞広告が『文匯報』〔左派系〕というのも、いかにもですね)。
そういや、かつて華僑日報がやっていた映画スターの人気投票というのも大変権威があって、1962年に東映が樂蒂(ロー・ティー)を日本で売り出そうとしたときにも、この人気投票で尤敏(ユー〔ヨウ〕・ミン)より順位が上だったことを有効活用、「現地では尤敏をしのぐ大スター」と喧伝されたものでした。

変に中国ビジネス本に衣替えしなくても十分楽しめる本だと思いますが、ま、売り上げのことを考えて日本仕様(?)にモデルチェンジしちゃうのも、商売の手としてはアリなんでしょう。

さて、最後に一つだけ疑問が。

本文201ページ及び巻末年表274ページに、台湾から中国への里帰りの開始が「1986年」となっていましたが、当方の記憶が確かならば、探親の解禁は「1987年」ではなかったでしょうか?

うむむ・・・・。

2005年3月6日日曜日

5566

〔ちょっとお耳に〕

今日の午後。
何気なくテレビ朝日を観ていたら、「台湾おすすめ(秘)超穴場」なる番組をやっていました。
で、そのままなんとなーくだらだらと観続けていたところ、台湾のイケメン男性グループとのフレコミで「5566」が登場しました。

5566

四五六菜館みたいな名前だよ。

当方、イケメンに全く興味がないオバサンなのでようわからんのですが(だから最近のF4ブームにも乗り遅れ気味)、なるほど、ドラマにも出た人気者の皆さんなのね。

こんな熱いブログも誕生していましたわ。

あなどれませんな。

付記:そういや、以前、BADのステージを観たことがあるんだけど、それもそれとは気付かずに呑気に弁当なんか食いながら観ていて(野外ステージでのイベントだったの)、すっかり終わってから「謝謝、BAD!」と司会が言ってるのを聞いて、ようやくわかった次第。どうも鈍くて困ります。

華麗なるタリラリラン

〔えいが〕

最近観た映画のメモ(映画館で観たわけじゃないんだけどさ)。

『華麗なる追跡』
1975年、東映東京。鈴木則文監督。志穂美悦子主演。

インフルエンザで寝込んでいたとき、ようやく熱も下がって寝ながらテレビが観られる状態になったので、「東映チャンネル」にて鑑賞。

その前に『関東テキヤ一家 喧嘩火祭り』を観たのですが、野川由美子たんの長台詞のところで、由美子たんのアップをいろんな角度から捉えていて、まるで「野川由美子イメージフィルム」のようだわ、と思いましたです。でも、きれいでした。女優さんをきれいに撮らないとダメよね、やっぱり。

で、悦ちゃんの映画
悦ちゃんが復讐に燃える女レーサー(にして秘密捜査員?)役なんですけど、多羅尾伴内みたいにいろんな変装を見せてくれました。
最後のババアもいけてましたが、やっぱり男装がすてきでしたね。

途中、謎の修道院が出てきて(悦ちゃん、シスターに変装!)、則文監督ってよほどキリスト教ネタがお好きなのねと思いましたです。
他にも、拉致したお姉ちゃんを甲冑の中に隠しちゃったり、熊の着ぐるみ姿でコトに及んだりと、独特の美学が満載でした。

『タリラリラン高校生』
1971年、大映東京。田中重雄監督。小野川公三郎、峰岸隆之介、八並映子主演。

なぜか近所のビデオ屋にあったので、借りてみました
「高校生番長」シリーズでは番長やってた小野川君が、ここでは根暗なガリ勉役にまわり、峰岸隆之介(徹)がアウトローな不良役で登場。
この2人が組んでやくざやエロオヤジをカモって小遣い稼ぎに励むんですが、途中まではなかなかいいテンポで見せます。
八並映子たんも、峰岸君の恋人役でそれほど出しゃばっていないのが、却って好印象。
全編を通して流れる脱力系の主題歌(『タリラリランブルース』)が、笑えます。
が、最後のあっけない幕切れで全てがパー。
どうせなら、イタチの最後っ屁をかまして欲しかったところ。

ところで、昨日、久しぶりに『恋恋風塵』を観ました。
あの頃の侯孝賢って・・・・(以下自粛)。

3月5日は

〔しようもない日常〕

不肖、せんきちの誕生日でおました。
というわけで、痛飲して帰宅、午前様でおます。

まともな記事は、また明日。
それでは皆さま、おやすみなさい。

2005年3月4日金曜日

香港映画の街角

〔ほん〕



野崎歓著。2005年、青土社。

遅ればせながら、読了いたしました。

全八章から成る評論集の内、屋上(第一章 香港映画は屋上をめざす)から香港の街を俯瞰した後、下界へと降り立ち(第二章 無防備都市、香港)、やがておうちの中へと進入してゆく(第三章 走れ!香港恋愛映画、第四章 香港映画 一家団欒)前半部分の構成は、なかなか機知に富んだ仕掛でありました。
後半(第五章~第八章)はいわゆる作家論ですが、当方は第七章(街角の笑劇)と第八章(異星の客)を面白く読みましたです。
テキストクリティーク特有のもってまわった文体にちと疲労感を覚えるものの、香港映画への強い愛情がそこここにあふれた、熱血評論集と言えましょう。

が、それだけに惜しまれてならないのが、誤植と誤記の多さ。

すでに茶通さんのblogでも取り上げられていますが、当方も気付いた範囲で指摘しておきたいと思います。
改版が出るときには、ぜひとも訂正していただきたいものです。

・『天地長久』→『天長地久』(目次)
・『自梳』の舞台を「蘇州」にしていますが、実際は広東省のはず。よって、日本軍が侵攻してくるのは、蘇州ではなく広州。ロケ地はたしかに蘇州をはじめとする江南地方だったのですけれど。(90~91頁)
・(張艾嘉の・せんきち注)初監督作『最愛』→正確には第二作のようです。(124頁)
・シルヴィアの監督第二作が『今天不回家』→第九作。ずいぶん前に観たので記憶が曖昧なのですが、この映画(『今天不回家』)は台北が舞台の台湾映画だったはず。で、お父さん役は喬宏ではなく郎雄。喬宏のお父さん役を取り上げたいのであれば、『ラッキーファミリー(97家有喜事)』の方が適当でしょう。それに、郎雄演じるお父さんの話題を出したら、当然李安にも触れなければならなくなり、そうなると、収拾がつかなくなってしまうかも。(127頁)
・(『喜劇王』において・せんきち注)お色気バーで働く女子高校生セシリア・チャン→ホステスが女子高校生の制服を着て、客をもてなすキャバレーだったような気が・・・・。 (248頁)
・この『ジャジャンボー』(『ジャジャンボ』。中文タイトルは『説不出的快活』・せんきち注)は六〇年代ショウ・ブラザーズ映画の傑作メロドラマとして名高いウォン・ティンラム(王天林)監督の『野バラの恋』(『野玫瑰之戀』・せんきち注)で用いられた服部良一作曲の曲である。→この映画はもちろんショウ・ブラザーズ(邵氏)作品などではなく、そのライバルだったキャセイ・オーガニゼーション(電懋。MP&GI)の代表作の一つ。 (289頁)

版元さん、よろしくお願いします。

2005年3月3日木曜日

大陸流れ者 (龍虎雙侠)

〔えいが〕

1966年、東映京都。山下耕作監督。鶴田浩二、藤純子、丹波哲郎、楊群、兪鳳至主演。

「香港でコテコテの仁侠映画を作っちゃいました」な1本

「日本人と中国人、力をあわせて悪い白人をやっつけろ!」という、まるで戦時中の国策映画みたいなストーリーでしたが、悪い白人がいわゆるマフィアで、植民地行政に関わる人間でなかったのは、香港政庁に対する配慮が働いたのでしょう。

しかしこの映画、国籍や民族を超えた男の友情(鶴田、丹波&楊群)という側面から見ると、ややインパクト薄でした。
反目し合っていた男たちがやがて固い絆で結ばれていく、その過程をもう少し丹念に描いて欲しかったところです。
中国の廟で鶴田浩二と楊群が兄弟分の盃を交わす、その件は何となく香港ノワールのルーツのような匂いがしましたが。
また、全編を通じて鶴田浩二の自己陶酔ぶりが少々鼻に付く点が残念。
丹波ちゃんの投げやりな演技(?)が、一服の清涼剤の役割を果たしていました。

劇中、時代設定は「昭和8年」ということになっていたものの、撮影当時の香港の街を背景に「昭和八年 香港」なる字幕が出る東映ならではのアバウトさはあいかわらずでした。
他にも、すでに公娼廃止令が出ていた時代なのに藤純子たんが(香港で)身売りをしちゃったり(無茶やなあ)、十五年戦争突入後なのにそれほど派手な排日運動が起こっていなかったり、香港なのに晴天白日満地紅旗が大々的にフューチャーされていたり等、ちいとばかし首をかしげたくなる部分がありました。

ところで、本作の撮影協力としてクレジットされていた「永昌影業股份有限公司」は、よくよく調べてみると、香港ではなく台湾の、それも東映映画の代理店であることが判明、さらに調査を進めたところ、台湾側のデータでは日台合作映画の扱いになっていました。

それを踏まえた上で、もう一度本編を仔細に観てみたら、あらら、香港と言いながら、冒頭の街並みの遠景や鶴田浩二と藤純子が香港島の高台から街を見下ろす場面、ラスト近くの鶴田浩二が船着場へ疾走する場面等の他は、みんな台湾で撮ってるじゃあーりませんか。
日本統治時代の木造家屋の屋根までばっちり映ってますよ。
なぜこんなねじれ現象が起こったのか、その理由は不明ですが、台湾で公開されたときにも香港でのお話になってたんでしょうか、これ。

ちょっと変わった合作映画だったのね。

付記:『徳川いれずみ師 責め地獄』で怪しい中国人をやってた簑和田良太が、ここでも楊群の子分の中国人をやってました。実は中華濃度の高い男優?

追記:「台灣電影資料庫」に、下記のような記事がありました(6月5日記)。

1966-05-20 日本著名影星鶴田浩二來台慶賀我第四任總統副總統就職大典,並參加中日合作彩色片「龍虎雙俠」台灣外景部分的拍攝。

(於:東映チャンネル)

2005年3月2日水曜日

チャイナスキャンダル 艶舞 (狂情)

〔えいが〕

1983年、日本(N・C・P)・香港(嘉禾)。小原宏裕・黎大煒監督。新藤恵美、陳惠敏、小田かおる、曾江主演。

1983年に製作された「プレ3級片」的な日港合作映画
日本での配給はにっかつが行いましたが、香港側の資料ではなぜか嘉禾(ゴールデン・ハーベスト)単独製作による香港映画になっています。

ストーリーはというと、香港でデビューした後、本国・日本で大ブレイクを果たし、再び香港に招かれてステージをつとめることになった人気歌手・山崎マリ(新藤恵美たん。北極級にさむい歌とステージが楽しめます)が、悪辣で好色な富豪・趙(曾江〔ケネス・ツァン〕)の罠にはまり、愛欲地獄へ堕ちていく・・・・というもの(かなり大雑把やなあ)で、これに彼女の昔の恋人・チャーリー(陳惠敏〔チャーリー・チャン〕)との「やけぼっくいに火がついた」的な恋愛模様が絡みます。

ま、ようするに、新藤恵美たんの大胆艶技が見せ場の映画なので、せっかくの香港ロケも街頭シーンはほとんどなく、建物内での撮影ばかりなのが残念でおました。
また、内容も、濡れ場中心の構成のため、新藤恵美たんとチャーリーさん(陳惠敏)が昔どんなきっかけで知り合い、どのような関係にあったのか、といった細かい説明が一切なく、2人の台詞のやり取りから想像を膨らませる他なかったので、観ていてかなりわかりにくかったです。
ふつうなら、2人が恋人だった頃の回想シーンでも入れそうなもんなんですが、何しろそういう余計な描写(?)はきれいさっぱり省略されておりました。

途中、新藤さんが催淫剤飲まされて恥ずかしいビデオを撮られるという件が出てきますが、これって、ずっと後の『欲望の街 古惑仔Ⅰ 銅鑼湾の疾風』でも出てきたパターン。
香港人って、この手のネタが好きなんでしょうか?

新藤さんのお相手をつとめるチャーリーさんは、「キネ旬データベース」では「青年実業家」になってますが、全身入れ墨だらけのお身体ではちと無理があると思われたのか、実際には「元チンピラで今はローラースケート界の花形」(何故ローラースケートなんだ!?)になってました。
もう1人のお相手、曾江さん(お尻大公開)は悪役なんだけど、ちょっとスマートすぎます。

新藤さんの妹役の小田かおるたんは、前半ではおつむがちょっと足りない淫乱おバカ娘だったのに、後半では突如、空手二段の「女必殺拳」に変貌、チャーリーさんと2人で悪人退治に精を出します。

初めから、しゃんとしてろや。

香港勢では、他に『ゴルゴ13 九龍の首』で新藤さんと兄妹役を演じていた嘉倫さんが、曾江さんの仲間のスケベ富豪役で顔を見せていました。

最後に素朴な疑問。
新藤さんの濡れ場が売りなら、わざわざ香港ロケをしたり、香港との合作にしなくてもよかったのではないかと思い。
少なくとも、出来上がった作品を観る限りでは、香港が出てくることに何の必然性も感じませんでした(強いて言えば、麻薬?)。
いったいどういうきっかけで合作になったんでしょ?
映画そのものよりも、その過程の方が面白そうだな。

4月の東映チャンネルで

〔橘ますみ〕



さて、忘れた頃にやってくる「橘ますみたん」ネタ(くわしくは、旧ブログをご覧下さい)。

なんと、4月に東映チャンネルで長らく幻の作品になっていたますみたん主演映画『異常性愛記録 ハレンチ』が放映されるとの由。
当方、去年の6月にこのような拙い紹介文を書いた後、局(東映チャンネルね)の方へも「放送希望」のリクエストを出していましたが、ようやく願いが叶いました。

ありがとう、東映チャンネル(涙)。


付記:先月の『好色源平絵巻』みたいにならなきゃいいけど・・・・。

2005年3月1日火曜日

犬は食わねど

〔とほほ事件簿〕

肉まん「狗不理」競売…同じ天津の老舗が落札

1日付の中国各紙によると、国有企業民営化の一環で競売にかけられた中国天津市の肉まんの老舗「狗不理」の入札が2月28日行われ、同じ天津市の企業「天津同仁堂」が1億600元(約13億4000万円)で落札した・・・・

関連報道は、こちら(中国語情報は、こちら)。

肉まん屋が薬屋に食われちゃいました。
老舗と言えども常に攻めの姿勢でいなければ生き残れない、というのが、今の中国なのでしょうか。

何れにせよ、薬屋がオーナーになったからといって「薬漬け肉まん」だけは御免蒙りたいものです。