2015年6月29日月曜日

祝!”Yeh Jawaani Hai Deewani” 日本公開!

〔えいが〕〔べっぴんさん〕〔ディーピカー・パードゥコーン〕〔Deepika Padukone〕



近頃、何かと話題のカラーパウダー。
でも、これは由緒正しきお祭りですから。


どうも。
トド@ちかれたびー(死語)です。

さて。

近頃、生活に疲れきっていた不肖せんきちでありましたが、昨晩、Deepika FC Japanさんのツイートで一気に若返り、はできませんが、元気を回復いたしました。

な、なんと!

われらがべっぴんさんことディーピカー・パードゥコーン(Deepika Padukone)嬢の2013年の大ヒット作品"Yeh Jawaani Hai Deewani"(IFFJ2014での邦題:若さは向こう見ず)が、8月15日(土)から渋谷のシネクイント(パルコパート3内)で上映されるそうです!




英語のツイートも大反響。


 
この映画、わたくしの大好きな映画でして、とにかくもう、べっぴんさんがすばらしい!

イケてないめがねっ子姿も
ラブリー。

ドレスアップした姿ももちろん素敵。

「やれぽっきん、それぽっきん、どこを切っても金太郎」なべっぴんさんまみれ!という、べっぴんさんの魅力満載金太郎飴映画でおます。
そして作品自体も、若者映画として非常によくできているなあと思います。

これから公開日に向けて、おりおり、この作品に関する情報をアップしていきたいと思っておりますが、8月15日(土)公開って、あら、2ヶ月もないじゃないの!

まじかよ!
(友情出演:モヒニたん@HNY)


ま、それはともかく、8月15日(土)から、渋谷シネクイントですよ!奥さん!
さらに!
上映時期は未定ですが、インド映画といえばココ!のキネカ大森でも上映予定です。

日本の夏、べっぴんさんの夏!!!

映画館でお待ちしております。

2015年6月28日日曜日

Short Shorts Film Festival & Asia 2015 めも (その1)

〔えいが〕


『雨あがれ』の一部。


どうも。
トド@暴走老人(要介護1)の見張り中です。

さて。

去る6月4日から14日まで開催された"Short Shorts Film Festival & Asia 2015" 。
当方は、東南アジアプログラム&シンポジウムと台湾・高雄映画祭プログラムを鑑賞しただけなのですが、一応ブログにアップしようと思いメモを取っておいたので、今回はそのメモを元にヘタレ感想文を執筆いたしますです。
あくまでメモですんで、念のため。
なお、原題及び監督のお名前はまた後ほど補充いたします。
あしからずご了承下さい。

・東南アジアプログラム

『握りしめた石ころ』(2014年、カンボジア)
マカロニウェスタン風アクション(音楽までパクリ)。
ただし、武器はパチンコ。
あっという間に悪を退治、あっという間に去っていきます。

『雨あがれ』(2013年、インドネシア)
呪術師の教えに従い、長雨が止むためのおまじない(インドネシアに古くから伝わる風習との由)に精を出す少女。
しかし、そのおまじないはパンツを屋根に置く、というものでした……。
他人の家のパンツを盗み、自分のパンツまで脱いで屋根に投げていく少女、その願いの理由がなんともけなげ。

『父の手形』(2015年、ラオス)
古典舞踊の指導者である父と、それを古臭く思う息子との葛藤と和解を描く作品。
ラオス文化を守ることは国の礎を築くこと、という考えに、新たな道を歩みだしたばかりのこの国の息吹を感じます。
欧米文化の急速な流入により、それまで意識することがなかった自分たちの固有の文化について改めて考え、それを再構築していく、という作業は、かつての日本でも行われたことだとも思います。
ただ残念だったのは、父と息子の葛藤があまり深く掘り下げられていなかった点。
カンボジアの作品もそうでしたが、登場人物の内面描写があっさりし過ぎるきらいがあります。

『 マダム・タンの秘密の情熱』(2014年、シンガポール)
定年後の夫の目をごまかしつつ、作家活動に勤しむ老婦人の物語。
華人社会における女性の生き方について考えさせられます。
ちなみに、劇中の使用言語は北京語(ラジオ、カフェ)、広東語(女子トイレ)、福建語(女子トイレ&老婦人の自宅)。
一口に「中国語」といっても、いろいろあるんでござんすよ(←上映前に流れたシンガポールの説明映像に「主な使用言語:マレー語、中国語、タミル語」とあったもんで)。

『闘鶏』(2011年、東ティモール)
闘鶏を描いたドキュメンタリー。
男たちのものという闘鶏の現場に女性監督がカメラを持ち込むことには様々な困難があったことと思いますが(監督を招いた上映後のQ&Aでもその質問が)、「闘鶏は東ティモールの文化である」とのポリシーのもと、説得及び撮影をおこなったとのこと。
周知の通り、東ティモールは今世紀に入って独立した若い国ですが、ここでもラオス同様の状況(自分たち固有の文化を見直す)が見て取れます。
朝から晩まで闘鶏場に入り浸る男たちの姿を見ながら、女たちは同じこの時間をどのように過ごしているのかが気になりますた。
次はぜひ、女たちのドキュメンタリーを撮ってほしいものです。

『オフェリアのために』(2014年、フィリピン)
女の子がどうしても欲しかったお母さんは、息子に手作りのドレスを着せて女装をさせますが、息子はいやでいやで仕方なく、やがて……という、母子の葛藤物語。
監督自身の祖母と父がモデルとの由。
流産してしまった女の子の名前がオフェリアと名づけられたという件に、なぜか『ハムレット』のオフィーリア(川を流れていくところね)を思い出してしまったわたす。

(つづく)

2015年6月21日日曜日

大阪で『デリーに行こう!』無料上映会開催

〔えいが〕〔ちょっとお耳に〕

『デリーに行こう!」予告編

どうも。
トド@貧しさに負けたです。

さて、お友達から下記のような上映会のご案内を頂きました。

・・・・・・ここから引用・・・・・・

 IFFJ2012上映、2014年全国公開「デリーに行こう!」の無料上映会を大阪で開催します。
インドを旅してる気分になれて、たくさん笑って、そしてホロっとできる映画です。2時間インドを旅した気分になりませんか?

『デリーに行こう!(Chalo Dilli)』
2011年 ヒンディー語(日本語字幕)120分
監督:シャシャーント・シャー
出演:ラーラー・ダッター/ヴィナイ・パタック

日時:6月29日(月)17:00-20:00
場所:学校法人ビジュアルアーツ専門学校大阪 講堂
〒530-0002 大阪市北区曽根崎新地2-5-23
http://www.visual-arts-osaka.ac.jp/info/access.php
定員:120名
費用:無料

スケジュール:
17:00~ 「ボリウッド映画とインド文化の影響によるインド渡航日本人増加について」
(登壇者)
IFFJ主宰:スレシュ・ターティー
ゲスト:ビディシャ・セン・グプタさん(インド政府観光局 日本・韓国・台湾担当マネージャー)

17:30~ 「デリーに行こう!」上映

上映後に、飲み物と軽食をご用意いたします。

お申し込みはこちら
http://www.eventbee.com/v/thatimedia/event?eid=132330873

お申し込みをされると、英語の確認メールが届きます。
当日は、そのメールをプリントアウトして持参されるか、スマホ等の画面をご提示ください。

・・・・・・引用、ここまで・・・・・・

 『デリーに行こう!(Chalo Dilli)』に関する詳しい情報は、こちら
無料上映会に関する最新情報は、IFFJのFacebookページ及びTwitterをご参照下さい。

平日、それも週の初めの月曜日、しかも午後5時からという過酷な時間帯(?)による開催スケジュールですが、お時間とお気持ちのある方はぜひとも足をお運び下さい。

奥さん!無料ですから!無料!!!

おまけ:ちなみに、前日(28日)午後には東京で同種のイベントを開催するそうですけれど(上映作品は『ラームが村にやってくる(Ramaya Vasthavaya)』)、こちらは満員御礼との由。
曜日と時間帯の選択って、やっぱり大切ね……。

2015年6月19日金曜日

へそ曲がりが観た『20歳よ、もう一度』

〔えいが〕〔尤敏〕


どうせなら、これを歌って欲しかったぜ !
家出ばあさんにぴったりwww

どうも。
トド@絶不調です。

さて、本日よりTOHOシネマズ日本橋等で公開の『20歳よ、もう一度(重返20岁)』。
わたすは勿論尤敏と歸亞蕾がお目当てで観に行ったのですけれど(歸亞蕾演じるおばあちゃん〔沈孟君〕が若返ってお手本にするのが尤敏のスタイル)、若い女性客が多いなと思ったら、完全なる韓流アイドル枠ですた。
CJエンタテインメントイッチョカミの中韓台合作映画ですからね。

で。

本作は、周知の通り韓国映画『怪しい彼女(수상한 그녀)』のリメイクなのですが、両者の比較に関してはcinetamaさんの「アジア映画巡礼」や紀平重成さんの「銀幕閑話」にお任せするとして、ここではへそ曲がりなせんきち君がこの映画を観て気がついたあれこれを、ちょいと書いておきたいと思います。

先ほども述べたように、20歳に若返った沈夢君おばあちゃん改め孟麗君おねえさんが美容室に行ってモデルチェンジ!のお手本にするのが、わたすが愛してやまない尤敏なのですが、

ヘアスタイルのお手本
として採用される写真がこちら!
 歸亞蕾のデビュー作の監督は、
尤敏とも数多くの共演作がある名優・王引。

似てる?

中国で人生を送るおばあちゃんが香港右派公司(尤敏は邵氏→電懋で活躍。右派って国府支持のことね。念のため)の女優をお手本にするなんて、普通に考えたらあり得ません。
さらに言えば、 鄧麗君の歌や(戦後香港の)國語時代曲を歌ったりする、なんてのもなんだか?なのですけれど、
クレジットはありませんでしたが、
この歌もちょこっと口ずさんでいました。
『ある恋の物語(Historia de un amor)』のカバー。
ここではないどこかで別の人生を送っていたとしたらこういう風になりたかった、という願望の現われとして考えればありえるかもなあと、好意的に解釈いたしました。
同様の指摘は中国公開時から既に。

とはいえ、 おばあちゃんの憧れの明星が香港(尤敏)や台湾(鄧麗君)、はたまたアメリカ(プレスリー)やイギリス(ビートルズ)というかつての敵尽くし(香港除く)とあっては、なんだか「手の込んだ共産党批判かよw」と思いたくもなりますけれど。
うちのプレスリー(貓王)×

ちなみに、おばあちゃんが夢中になっているテレビドラマが『還珠格格』というのも時代的に合わないですわな。
15年以上も前のドラマですし。
ただ、映画のストーリーとは微妙にリンクしています(歸亞蕾のデビュー作もこのドラマも原作者が同じ、という小ネタもw)。
中国の70歳のおばあちゃんといえば、普通に考えれば「たしかに大変な人生だったよね。反右派闘争に大躍進、おまけに文化大革命」となるはずなのですが、この映画ではそういった中国現代史を彩る共産党の黒歴史は封印。
おばあちゃんが若い頃苦労したのは、夫に先立たれて女手一つで病弱な息子を育てるためがむしゃらに働いたからという、どこの誰が観ても比較的容易に感情移入できる理由に単純化してあります。
それに、使用人(李大海。別の女性と結婚したものの、今でもおばあちゃんに 淡い思いを寄せ続けています)がいるような裕福な家庭で育ったとのことですので、共産中国ではきっとその出身成分のせいで迫害を受けたに相違ない…のですけれど、もちろんそんなシビアーな問題などなかった話に(そもそも共産中国で家の使用人とかって、あり得るのか?)。

しかし、それでいて、李大海に喧嘩を売ってきた酔っ払いの青年に向かっておばあちゃんが「彼(大海)は軍の英雄だ。お前もビンを割るその元気で国を守れ!」とか言って説教する件、ああやって愛国精神を説くあたりは、なかなか抜け目がございません。
とまあ、いろいろ毒づいてしまいましたが、あまり深く考えず、笑って泣ける(わたすは泣かないわ) 娯楽映画として観た場合にはそれなりに楽しめますた。
それに何より、陳正道監督のビジネス感覚ってすごいわ。

ま、わたす個人としては「果たせなかった夢だった革命バレエ『紅色娘子軍』の主演を目指す!」とかいう設定でもよかったのですけれど。
あ、それじゃ『妻への家路(归来)』だよw
(おしまい)
おまけ:青春写真館の店頭に飾ってあった写真の中に香淳皇后のお写真があったような……。