2010年6月12日土曜日

パニック・ハウス (恐懼屋)

〔えいが〕


2009年、台湾。賴孟傑監督。陸弈靜、姚安琪、他。

どうも。
トド@今日は暑かったねえです。

「ショート・ショート・フィルム・フェスティバル&アジア2010」で鑑賞した映画のメモ。
昨年の台北電影節で最佳短片獎を受賞した作品です。

歯医者嫌いの婦人警官(陸弈靜)は歯痛に悩まされていましたが、歯医者に行きたくないため鎮痛剤や膏薬で痛みをごまかしていました。しかし、強盗を追う最中、歯の痛みにこらえきれず取り逃がすという失態を演じてしまいます。
夜のパトロール中、同僚によって無理やり歯医者へ連れてこられた婦人警官は、仕方なく歯医者を受診することにします。
が、訪れた歯医者では男女2人組の強盗が医者を縛り上げ、麻酔無しで医者の歯を抜きながらキャッシュカードの暗証番号を聞いている最中でした。
お取り込み中にやって来た招かれざる客である婦人警官は結局ニセ医者(強盗の男)の診察を受けることになり、でたらめな麻酔注射を打たれて抜歯されそうになります。
意識が混濁する中で、婦人警官は昼間逃がした強盗(男女2人)と目の前にいる医者と看護婦(強盗の女)がなんだか似ていることに気づくのでした…。

はじめに陸弈靜ありきというか、陸弈靜大活躍の映画でした。
半分以上は彼女の演技で見せます。

ニセ医者と婦人警官のやりとりで笑いを取りますが、ニセ医者も好き好んで強盗をしたのではなく、若い女に貢いだ挙句「妊娠した」と騙されて中絶費用を稼ぐために強盗をさせられるというかなり哀れな男で(貯金なくなっちゃったんだね、女に貢いで)、はじめこそコワモテのニセ医者がだんだんと情けなくなっていく姿も笑いを誘っていました。

で、男を騙す悪い女を演じていたのが姚安琪。
この方、『ビューティフル・クレージー(亂青春)』でも援助交際する姉ちゃんやってましたけど、そういうキャラなんでしょうか。
わたくし的には、

小池栄子に似てる人

なんですが(それだけかい!)。

16日(水)と18日(金)にも上映があるようですので、お時間がある方はご覧になってみて下さい。

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