2007年7月20日金曜日

『香港の夜』ロケ地めぐり in 澳門 (その一)

〔たび〕


昨年春の「柳川編」(序章その一その二おまけ)に続き、今年も懲りずにやってきました『香港の夜(香港之夜)』ロケ地めぐり。
尤敏を追って1人来てしまったよ、灼熱の澳門。
それにしても、暑かった・・・・。

今回の最大の使命は、張千里(王引)の家を探すこと。
勤め先の薬屋の若旦那(馬力)と田中(宝田明)との板挟みになって苦しんだヒロイン・呉麗紅(尤敏)は、香港からひっそりと姿を消し、父親代わりであった張千里(亡き父の親友)の許に身を寄せます。

映画の中に出てきた田中から麗紅宛の絵葉書の宛先には「味柵枝街五十五號」とありましたが、これは架空の地名で、実際の地名は「美柵枝街」と考えられます。
しかし、現在の住居表示では美柵枝街の番地は30番台までしかないようで、従って、位置関係から推定するより他に方法がありませんでした。
その点、お含みおき下さい。

現在、美柵枝街に残る古い洋館は2軒。
どちらも当地の富商だった陳賜が建てたもので、1軒は1919年築(現・美柵枝街3号)、もう1軒は1925年築(現・美柵枝街5号)。
美柵枝街自体が裏路地風の長さも短い道なので、これら2軒の洋館が道路の片側全面を占めています。


手前が美柵枝街3号の洋館。
木立を挟んだ奥(よく見えないけど)が5号の洋館。

これを映画に出てきた美柵枝街の位置関係や玄関の造り等から比較検討してみたところ、どうやら3号の洋館が王千里の家らしいことが判明。


すなわち、↑の洋館(映画に登場するのは外観のみ。内部はセット撮影)。
塀が映画のそれとはちょっと違うのですけれど、20年ほど前に大規模改修工事を行ったらしいので、そのせいかなあと都合よく解釈。


田中がアマさん(高翔)と珍問答を繰り広げていると、地下室から玄関前に通じる階段を上って尤敏がやって来て、そして2人が再会する、その階段はきっとここ(上の写真)に違いないわ。
ちなみに、宝田明とアマさんとの珍問答の最中に尤敏が出てきて2人が再会、というパターンは、この後の『香港の星(香港之星)』でも踏襲されることになります。


お向かいの家並。
映画の中ではここにも洋館が並んでいましたが、
今じゃすっかり普通のビル群。


(大したことないネタだけどつづく)

6 件のコメント:

xiaogang さんのコメント...

こんにちは。澳門のちゃんとした地図を持っていなくて、手持ちの地図には美柵枝街が載っていないのですが、どのあたりにあるのでしょうか?

せんきち さんのコメント...

xiaogangさん

こんにちわ。
美柵枝街は、西洋墳墓の近くにあります。瘋堂斜巷と交差する道の1本です。
今回の旅では、香港のセブンイレブンで買った通用圖書の「澳門旅遊圖」がとても役にたちました。

xiaogang さんのコメント...

ありがとうございます。そのあたりは何度も歩いているのに、なぜか美柵枝街は歩いていないようです(こんな洋館があったら絶対写真を撮っているはずなので)。次回は(地図も買って)ぜひ行きたいと思います。

せんきち さんのコメント...

xiaogangさん

お役に立てて何よりです。
検索の仕方にコツがいるのですが、下記のネット上の地図もけっこう参考になります。

http://www.vectormap.com/china/macau/macau.htm

http://www.midlandmap.hk/map_mo/

リネン さんのコメント...

せんきちさん、スゴイです!

あの門構え、映画で見たものと同じような気がいたします。
パチパチパチ(喝采)。

せんきち さんのコメント...

リネンさん

こんにちわ。
あくまでも位置関係や見た感じから推測しただけなので、大間違いの可能性もあるのですが、たぶんここではないかと思います。
ちなみに、5号の洋館は玄関の造りが映画のそれとは違っていました。