2009年8月15日土曜日

なぜか何湄 嘉禾電影編

〔ちょっとお耳に〕〔えいが〕
チョメチョメ逝く…。
不肖せんきち、中学時代、クラスメイトに「松方弘樹と山城新伍が好き」と話したら、
「男の趣味が悪い」と一笑に付された経験がございます。合掌。


どうも。
トド@今年の盆踊りは「のりピー音頭」で決まりだ!です。

さて。

ここのところ集中掲載中の丘ナオミさんネタ、先日、いつもお世話になっている「香港電影之館」のToruさんより丘さんの特集記事(嘉禾新星何湄)が掲載された『嘉禾電影』1974年8月号の情報をご提供いただきましたので、その記事に関してちょいと気づいた点をメモしておきます。

1、日本国籍の華人女優

記事中には丘さんについて「日籍華裔女星」とありましたが、先だっての『映画秘宝』のインタビュー記事やトークイベントでもそのようなことは一言もおっしゃっていなかったので、おそらく、これは香港の観衆に親しみを持ってもらうための嘉禾のウソということになるかと思います。
それと、邵氏が自前の脱星を使って映画を撮っていた手前、日本人の助っ人を呼んだと正面切って言うと、営業上不利になると考えたのかも知れません。
とはいうものの、池さんや衣麻さんになると、「日本の東映からやって来た助っ人女優」であることを全面的に打ち出すようになっちゃうんですけれど。

2、デビュー作は『おさな妻の告白 陶酔 クライマックス』

記事中では丘さんの映画デビュー作が『少妻的自白(おさな妻の告白 陶酔 クライマックス)』になっていますが、これは日活での第1作。
デビュー作はもちろん『女番長ゲリラ(十三太妹)』(東映)です。
これは丘さんの出演に協力してくれたであろう日活の顔を立てたのではないか、と考えられます。

3、つるつるにもなりました、怪我もしました

前記の通り、デビュー作のタイトルこそ日活の顔を立てているものの、『女番長ゲリラ』の撮影のために髪を剃った話やバイクの事故で怪我をした話等、東映時代のエピソードもきちんと紹介されています。

4、マリリン・モンロー(Marilyn Monroe)に似ている

「彼女を見た人は、みなマリリン・モンローにどこか似ていると言う」云々とありますが、似ていますか?(丸投げ)

5、37インチ、25インチ、36インチ

丘さんのスリーサイズ。センチに換算すると、バスト:約94センチ、ウェスト:約63.5センチ、ヒップ:約91.4センチになります。

6、撮影時期について


この記事には、丘さんがいつ頃『艶窟神探』撮影のために香港に赴いたかが書かれていました。
それによると、「1974年5月末に3週間の予定で香港に到着、6月中旬には日活での撮影があるため香港を離れた」との由。
ということは、以前せんきちが推測したような

契約は一番最初だったけれど、撮影や公開スケジュールの都合のせいで池さんよりも後になってしまった」(誤)

のではなく、

契約も撮影も一番最初だったけれど、公開スケジュールの都合で池さんよりも後になってしまった」(正)

というのが、本当のところでありました。
つまり、丘さんの発言(「香港映画に出たのは、私が最初なんですよ」)は、まぎれもない真実だったのであります。

ということで、いろいろ興味深い事実が判明した記事でした。

Toruさん、ありがとうございました。

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