〔ちょっとお耳に〕〔えいが〕
どうも。
トド@ばね指悪化です。
えー、約4年前(ムダに生きてるな、オレ)、拙ブログにて「なぜか何湄」なるタイトルの丘ナオミ=香港女優・何湄に関する考察を執筆いたしましたが(出演映画の感想文は、こちらとこちら)、『映画秘宝』2009年8月号に掲載された丘さんへのインタビューの中で、香港へ渡ったいきさつや何湄という芸名の由来についてご本人が語っておられますので、こちらでもちょっこし取り上げてみたいと思います(一応9月号が出たので、勝手に情報解禁。そういや、8月号に載ってたトー先生の写真、どうみてもヤムヤムなんだけど)。
以下、丘さんのインタビューから核心部分の引用。
…香港映画に出たのは、私が最初なんですよ。ブルース・リーで有名な香港のゴールデンハーベストから女優さんを探しに来たんです。当時は、むこうの女優さんはまったく脱がなかったから。香港の芸名は何湄(ホウメイ)、ブロマイドも作ってくれました(笑)。私が行った後に、池玲子さんなんかも行ったみたいですね。名前の"ホウ"というのは、ゴールデンハーベストの副社長の名前、メイというのは美しいという意味らしくて。
1、まず、「香港映画に出たのは、私が最初なんですよ」というご発言ですが、これはどうも契約は一番最初だったけれど、撮影や公開スケジュールの都合のせいで池さんよりも後になってしまった、というのが実態のようです。
ただ、1974年11月に香港で公開された『女番長ゲリラ』には丘さんも出演しているので(デビュー作です)、そう考えると池さんと同時に香港上陸を果たした、と言えるかもしれません。
んー、でもわざわざ日本まで1本釣りに来たのか、嘉禾。
2、「ブロマイドも作ってくれました」
池さんは「特製カレンダー」でしたが、丘さんは「ブロマイド」ですか。
負けたよ、嘉禾。
3、芸名の由来
なるほど、何湄なる芸名は丘ナオミ(奈保美)の強引な語呂合わせではなく、
何冠昌
の何から何を取ったのですか。
嘉禾側の力の入れようがわかるようなエピソードですけれど、ただし、湄は女偏だとたしかに「美しい」という意味ですが、水偏(さんずい)では「みぎわ」ですとか「ほとり」といった意味になります。
ま、当時(少し前か)は李湄なんていう大スターもおりましたし、あるいはそちらにあやかったのかなあなんて気もいたします。
というわけで、長いこと胸につかえていた疑問が一つ解決いたしましたが、何ゆえに丘さんだけが中国名で映画出演したのかに関しては未解決のままであります。
もしかして、監督が韓国人だったから…だったりして。
(思わせぶりに終了)
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