2007年7月14日土曜日

『刺青』騒動

〔しようもない日常〕

せんきちの号泣ドラマ

台風接近中です。
皆さん、ご注意下さい。

ということで(?)、行ってきました東京国際L&G映画祭の『TATTOO-刺青-(刺青)』。
ちょいと早めに会場(スパイラルホール)に到着して整理番号を振ってもらい(37番)、スパイラルビル1階の「かまわぬ」で手ぬぐいを仕入れた後、並びのドトールでコーヒー飲んで時間をつぶし、遅れて駆けつけたKさん(例によって、いつものKさんです)と合流、今度は会場ロビーにて軽く1杯やりながら(カンパ制のドリンクサービスがあったのよ)開場を待っていたのですけれど・・・・。

おかしい。

待てど暮らせど開場になりません。


そうこうするうちにアナウンスがあり、

トラブルで日本語字幕が出ません。

ですと。

・・・・なんすか、それ?

一瞬、以前(1997年から98年にかけて)三百人劇場であった「台湾映画祭」で『さよなら・再見(莎喲哪啦‧再見)』が上映されたさい、女連れ(!)の右翼が会場内で暴れて(いきなり「なんだ、この映画は!国辱だ!」とか叫びやがった)上映中止になったときのことを思い出したせんきちでしたが、とりあえず、日本語字幕は駄目でも中英文字幕なら付いているのかどうか確認せねばと考え、係の方に問い合わせたもののなんだか要領を得ないお返事。

と、この時点で推定20名ほどの観客の皆様が脱落。

そんな中、在日台湾人であるところのKさんは「あたしは(字幕無しでも)平気だけどね」とか涼しい顔をしておっしゃるので、「あんたは当たり前でしょ!」などと思わず突っ込みを入れてしまいましたが、そうこうするうちにめでたく(?)

上映強行

の運びとなり、出たとこ勝負に付き合おうという物好きな観客の皆様は、早い者勝ち!とばかいに雪崩をうって客席に殺到したのでありました。

なんのための整理番号?

そして緊張の本編上映。

あったよ、日本語字幕。
(英文字幕も付いていたけど、中文字幕は無かったわ)

そんなわけで、映画の感想ですけれど、うざいよ、あのヲタ警官。
あんなつまんない説教する男を竹子(イケてない名前)と間違えんなよ、小緑。

日本人のおじさんの台詞も、ちょいと駄目出ししたくなりました。
『愛情霊薬 B.T.S(愛情靈藥 Better Than Sex)』を観たときも、映画自体はけっこう笑えておもろかったのに、日本人の演技がヘタレで興ざめだったことがありましたが、なるべくならきちんと演技のできる人を使ってほしいものです。

とはいえ、女の子同士が醸し出す、一種独特の息の詰まりそうな濃密な雰囲気というものは、なかなかよく描けていたと思います。
松浦理英子の『ナチュラル・ウーマン』を読んだ時のことを思い出しますた。

でもさ、地震のおかげで竹子に捨てられることになっちゃった元カノの行く末が気になったのは、せんきちだけかしらん?

そしてそして、この日も泣いていたよ、Kさん。

映画の後は、ぶらぶら歩いて渋谷まで行き、尤敏もお気に入りだった「鳥ぎん」で上映の成功を祝して乾杯(って、ただ飲みたいだけなんだけどね)。


どんな映画を観ても常に泣いているKさんと、ひとしきり「涙」について語り合いました。

ちなみに、あっしはKさんにこの映画このドラマを観るように勧めておいたっす(これの第13回も勧めときゃよかったな)。

締めは勿論、釜飯。
おいしうございました。


付記:会場で『ヘアスプレー(Hairspray)』の団扇もらったけど、トラボルタ(John Travolta)もついにディヴァイン(Divine)の仲間入りか・・・・。

(おしまい)

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

せんきちさん、久々におじゃましました。
体調最悪だったもので、先に脱落した20人の中の1人に入ってしまいました(笑)。
日本語字幕で観たかったぁ(涙)

匿名 さんのコメント...

もにかるさん

お久しぶりです。
そういえば、あの日、もにかるさんらしきお姿をお見かけしたので、お声をかけようかと思っているうちにお姿が見えなくなってしまいました。
そういう事情だったのですね。