2007年8月11日土曜日

ちまちましたお買い物

〔しようもない日常〕


こんにちわ。
陸に上ったトド・せんきちです。

「暑い、暑い」と言っていたらさらに気温が上昇、今日なんか

最高気温36.4度

ですってよ、奥様。
トドの平熱(35.8度。あ、あたしのことね)よりも高いわ。

えー、ここんとこ、すっかり更新が滞っておりますが、夏バテのせいではありません。
ただ単に

面倒くさいから

なだけです(スマソ)。

でもまあ、古本屋さんでのちまちましたお買い物は継続中でして、先日も冒頭に掲げたような本を購入いたしました(1973年、ホーチキ出版)。


知らなかったよ、こんな本。

まだきちんと読んでいないのですけれど、なんでも、著者(頓宮慶蔵)が記録映画『香港』を撮影するさい、彼の地で知り合った様々な人や物に関して書きとめたものらしいです(巻末には『香港』のシナリオも抄録)。

本も知らなかったけど、映画も知らないや。

どっかで公開されたのかな、この映画。
フィルムが残っていたら、観てみたいものですが。


こちらは新宿の京王百貨店であった古書展で購入。
弘前の古本屋さんのブースでした。
当時日本で修業に励んでいた陳芬蘭が表紙です(1965年12月10日号)。

陳芬蘭というと、せんきちはすぐに『孤女的願望(花笠道中)』を思い出すので、演歌な方かと思っていたら、意外や意外、石井好子に師事していたのだそうです(『アサヒグラフ』本文による)。
ずいぶんとバタ臭い先生についていたんですねえ。


ここから先はスチール群。
東急東横店の古書展(現在も開催中)で購入。

まずは『ならず者』から。
鹿内タカシ(孝)と悪巧みの算段をする三原葉子。
この件は路面電車やバス、人力車といった香港の乗り物満載の場面で、乗り物好きの方にはたまらないと思います。


澳門での健さんと丹波さん。
澳門と言えば丹波哲郎。


香港から澳門に流れて(流されて?)きた日本人娼婦・南田洋子と健さん。
内港での切ないラストシーンを思い出します。


こちらは『戦後秘話 宝石略奪』(以下同じ)。
上のスチールは、本編にはない1コマ。
モンテの砦での文太と賀川雪絵。
賀川雪絵は戦時中日本軍に両親を惨殺された中国人娼婦という役どころで、日本人憎さのあまり、文太にヤクを打ってしまいます。
その後、文太が意外といい人だったことがわかり、雪絵たんは後悔するのですが、時すでに遅し。
文太はすっかりぶぶ漬け、じゃなくて、シャブ漬けになっていたのでした。

この映画でも大三巴の場面でお約束(?)の丹波哲郎が登場しますが、丹波さん本人は澳門へは行っていないみたいで、アップでごまかしています。


これも本編にはない場面。
モンテの砦で八名さんに脅される文太。
八名さんはたしか丹波さんの手下の役だったはずです(記憶が既にあいまい)。


撮影中のスナップ。
中島貞夫監督も映っています。
「何やってんだ?」と興味津々で群がる澳門の皆さんの姿が貴重な1枚。


菅原文太、シャブを求めて三千里の図。
格子越しに「あんた誰?」といった感じで婆ちゃんが見つめています(手前左)。

ということで、どうってことないちまちましたお買い物報告でした。

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