2015年3月22日日曜日

大阪アジアン映画祭で観た映画のことなど(後編)

〔えいが〕

宿泊していたホテルの近所に
ある喫茶店「珈琲の名門 ジャバ」の
オーナー・ジャバ男さん(ウソ)。


どうも。
トド@牡丹餅地獄です。

というわけで、前回の続き。

(3月15日(日)に観た映画)
この日観た映画は、全てQ&A無し。

単身男女2(單身男女2)
一言で言うと、「トー先生、内地で資金回収映画」(爆)。
でも、こんなやっつけ仕事(スマソ)のラブコメでもそこそこ水準以上の仕上がりにしちゃうところが、やはり師匠(王天林)譲り。
前作に続き、今回もやっぱり高圓圓が全く魅力的に見えないのよ。
もしや、彼女のよさは見た目よりも…(以下自粛)。
古天樂がいろいろな意味で「ファイト!一発!」していますた。

バングラシア(猛加拉殺手)』(ツイッターのつぶやきまとめ)
本国(マレーシア)では検閲で上映に待ったがかかったという旧正月映画ですが、KLのインド人街でバングラデシュ人とマレー人が繰り広げるチープなソング&ダンスシーン等、インド映画ファンにもお薦め。
 「出稼ぎ労働者は出て行け!」と叫ぶ華人の名前がハン・グオレン(韓国人)で、先祖の名前がハン・トゥア(Hang Tuah)という点にもバカ受け。
そしてあのウェスタンルックは、『アリババ(Ali Baba Bujang Lapok)』辺りの引用なのでしょうか。
4月にシネマート六本木のクロージング企画として開催されるマレーシア映画特集でぜひ上映して欲しいっす。

 『ファニーを探して(Finding Fanny)』(ツイッターのつぶやきまとめ)
46年前に出した手紙を発端にしてお話が始まるというのは『海角七号』みたいだけれど、話の中身はまったく異なります。
老いた郵便局長・ファーディが初恋の女性に出した手紙が戻って戻ってきたことで彼が心の中にずっと閉まっていた秘密が露わになるわけですが、彼に限らずサビオもロージーもアンジ-も皆、それぞれの心の中に秘密を抱えています。
彼らの秘密はファーディの初恋の女性を探す旅の過程で徐々に明らかになっていきますが、そのきっかけとして重要な役割を果たすのがよそ者である画家のドン・ペドロ。 つまり、彼らの秘密は全て外部からもたらされるもの(戻ってきた手紙、ドン・ペドロ)によって明らかになっていきます。
そして、あの不幸な猫の出来事も、あまりにあっけないといえばそれまでなのですが、あの出来事をありのままに受け入れることにより、ロージーは自分の秘密に真正面から向き合うことができるようになったのではないでしょうか。 そう考えると、あの猫の果たした役割はとても大きいのであります。

アンジーはサビオよりも2歳年上という設定。
それゆえ、あの後の台詞も大胆かつ率直、そして姉さん女房的。
でも、ああいう台詞を口にするべっぴんさんもすこぶるかわゆい。
ちなみにアンジーはうんと年上の友人であるファーディに対しても母親のように接しています。
一方、ロージーは集落の長のような存在で、女性でありながら父権の象徴のようでもあります。
そしてこれは、彼女の女性としての内面が実は空っぽであることも表現しているように思うのです。

『ファニーを探して』のファニーとはファーディの初恋の女性であるステファニーのニックネームですが、この旅はファニーを探す旅であると同時に、それぞれの登場人物が、それぞれの人生の忘れ物を捜しに行く旅でもあったのだと思います。

ホイにおまかせ(let Hoi Deside)
カバちゃん系ゲイが主人公の、ベトナムの抱腹絶倒コメディ。
ホイだけに(?)、かつての香港おバカコメディ映画を髣髴とさせるベタなギャグ満載。
惚れた男性に接近するはずがノンケの女性に惚れられて…というお約束の展開を挟みつつ、最後は病院でのありえねー!バトルに持ち込む。
そういえば、麻酔薬のギャグは邵氏の艶笑喜劇にもあったような(追記:似たような別のギャグでした)。

そんなこんなで観た映画は9本。
うっかり京都に行ってしまい観られなかった『光と陰の物語:台湾新電影(光陰的故事 - 台灣新電影)』『ガルーダ・パワー(Garuda Power - The Spirit Within)』を観ればよかったと、今になって後悔しております。

東京国際映画祭のディスカバー枠でやってくれないかしらん……。

(ひとまづおしまい)

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