2007年10月28日日曜日

いま、時代は長谷川愛! (改題しますた)

〔しようもない日常〕


というわけで、風邪はまだ治りませんが、東京国際映画祭が始まりました(火曜からは香港映画祭も)。
今年は下記のようなスケジュールです(人に言うほどのことでもないけど)。
会場でいけてないデブの中年女を見かけたら、お声をおかけ下さい。
それがわたくしです。

10月20日(土)
・『光陰的故事(光陰的故事)』
・『高麗葬(高麗葬)』

※『高麗葬』、圧倒されました。
20回記念の可愛いオフィシャルグッズ(ぬいぐるみ&ストラップ)も購入。
ぬいぐるみは

露出子(ろでこ)

と名付けました。
プロゴルファー祈子』は「祈る子」と書いて「祈子(れいこ)」でしたが、「露出子」は「露出する子」と書いて「露出子(ろでこ)」です(お下劣!)。

10月21日(日)
・『タイペイ・ストーリー(青梅竹馬)』

※帰りがけにお友達と南翔で小籠包を食べました(幸せ)。
ブログ友のリネンさんとも初めてお目にかかることができました。
そして、中華隊よ、永遠なれ!

10月22日(月)
・『壁を抜ける少年(穿牆人)』

※『壁を抜ける少年』、ラストが『テラコッタ・ウォリア(秦俑)』でした。
今の台湾映画界では、ヤクザの偉い人といえば高捷、主人公の○十年後といえば戴立忍、というキャストにあらかじめ決まっているのでせうか。
李佳穎が可愛かったっす。ずーずーしくサイン貰いました。
張永政は、ソフトでメロウな陳觀泰(すげー喩え)ですた。

10月23日(火)
・『鐵三角(鐵三角)』

映画祭後、これはどこへ行くのでせう?
シネマートの2階?

※ということで、香港映画祭初日。
お仕事が終わった後、お腹が空いたので鬍髭張で早めの晩御飯をかき込み(「ほほ肉定食」に煮玉子をプラスするいつものメニューに、今日はザーサイを追加)、オーチャード・ホールへ。
遠くからホカホカカーペット、じゃなくて、ホットカーペット、でもなくて、レッドカーペットを鑑賞。
会場に入場後、幾人かの方にご挨拶&お声をかけられました。ありがとうございます。
オープニングセレモニーは、新橋烏森口の立ち飲み屋状態になっていた御大3人(徐克、林嶺東、杜琪峰)がサイコー!でした。
改めて考えても、すごい3ショットだったなあ、食べ物の話しかしてなかったけど。

『鐵三角』、いい意味においても悪い意味においても3人の個性の違いがよくわかる作品でした。
ちなみに、上映中に私が考えていた勝手な邦題→『ひき逃げ刑事(デカ) 黄金の3人を追え!』『愛と憎しみのドーナツ盤』『不死身の浮気妻と黄金に憑かれた男たち 何度でも停電させて♡』。
終映後、お友達と本日2度目の鬍髭張。ほほ肉(単品)と台湾ビール。
こまめに通い続けた甲斐あって、ポイントカードが満タンに。
1000円のお食事券をゲットしました。

あ、そうそう、この日、縁あって『壁を抜ける少年』の鴻鴻監督(ちょうどこの日がお誕生日でした)とお話することができました。
劇中に出てくる『白屋之戀』(白景瑞監督)を観たことがあったので、

「『白屋之戀』、観たことがあるんですよ!白景瑞監督の『再見阿郎』が大好きなんです!」

といきなり台湾老電影について熱く(暑苦しく?)語ってしまい、監督は「謎の日本人オタク」と思われたことでしょう、きっと(この後図に乗って、甄珍〔『白屋之戀』の主演女優〕が出た3本の東宝映画についても説明)。

監督にはいくつか質問させていただいたのですが、ちょうど張震の話が出たのでかねてからの疑問もぶつけてみました。
曰く、

「『牯嶺街少年殺人事件』(鴻鴻監督はこの映画の脚本を楊監督と共同で執筆なさっています)は張震の初めての作品か?」
「但漢章監督の『暗夜』で、張國柱の少年時代を演じている子役(ほんのちょっとだけ出て来ます)が張震にそっくりなのだが、あれは彼ではないのか?」

はじめの質問に関しては「イエス」、2番目に関しては「はっきりしたことはよくわからないけれど、有り得るかもしれない」とのことでした。

この質問をしたさい、ちょうど同席していた『壁を抜ける少年』のプロデューサー・葉如芬女士(林正盛監督の『青春のつぶやき(美麗在唱歌)』や蔡明亮監督の 『ふたつの時、ふたりの時間(你那邊幾點)』 『西瓜(天邊一朵雲)』を製作した方です)から、

「彼女は細かいところまでよく映画を観ているね」

とのお褒めの言葉を頂きました。えへへ。

10月24日(水)
・『マッド探偵(神探)』
・『出エジプト記(出埃及記)』
・『男兒本色(男兒本色)』

※『マッド探偵』、トー先生(この日はチョイ悪オヤジスタイル)版『白雪姫と7人の小人』でした(ウソウソ)。
エライ小人さん役で劉錦玲が出ていたのが、せんきち的にはうれしかったっす。
会場でも質問が出ていましたが、小人の中でリーダー的な役割を担い、しかも邪悪な性格の持ち主なのが女性であることに関して、やはり私も少し疑問を感じましたわ。
ラウチンの小人は理想化されすぎた妻だしね。
ただ、どの女性も皆母親的な側面を持っているような気がしたので、あれは「母性の光と影」だったのかなあ、とも思いますたよ。

お昼はフランスの鬍髭張こと(おいおい)ドゥマゴでオムレツを食べました(うまうま)。

『出エジプト記』、会場では訳あって挙手しませんでしたけれど、実はわたくしも邵音音導師の薫陶を受けた組織の一員(コードネーム:怖い人たちの集まり日本支部うちの近所の集会所所属おにゃんこクラブ会員番号2340番こう見えてもホントはフランス人のせんきち)です。
今まで隠していてごめんなさい。
心当たりのある方、首を洗って待っててね。
電話帳と金づち持参でお伺いします。

大人気であっという間に売り切れのこの映画、お友達のおかげでチケットをゲットできました
が、当日会場に行ったら、

けっこう空席がありましたよ、奥さん!

ほんとに売り切れだったのかしらん。

『男兒本色』は、なんだか若者版『香港国際警察 NEW POLICE STORY(新香港國際警察)』の趣。
例によって、火薬大量投入。
『香港国際警察 NEW POLICE STORY』で酒浸りの成龍を励まし、蘇生させた謝霆鋒が、この映画では房祖名から(命がけで)警察のあるべき姿を教えられるという、なんだか美しい魂の伝承がありましたわ。
でもさあ、「犯人を殺しちゃいけない、逮捕するんだ」と言われても、あそこまで無辜の市民を巻き込んでおいて、そりゃないぜチチョリーナ!(死語)と思ったのもまた事実。
「普通話を話す悪い人」という人物造型にも、そろそろ飽きてきたような。
大陸の売れっ子役者さんがこういう役をやっているのを見るたび、わたくしは『知りすぎていた男(The Man Who Knew Too Much)』のデニエル・ジェラン(Daniel Gelin)や、『パリの恋人(Funny Face)』のミシェル・オークレール(Michel Auclair)を思い出すのです。

前夜、午前様でタクシー帰宅だったので、この日はとっとと帰っておうちでハヤシライスを食べました。

10月25日(木)
・『天堂口(天堂口)』
・『海辺の一日(海灘的一天)』

※この日は、午前中にせんきちの大大大好きな『セクシー地帯(ライン)』の上映があったのですけれど、抜けられない用事があって観られず。とほほ。

『天堂口』、どうしても『ワイルド・ブリット(喋血街頭)』と比べてしまい・・・・。
呉彦祖、楊佑寧、劉燁の3人が並ぶと、容易にその役どころ(呉彦祖=梁朝偉、楊佑寧=張學友、劉燁=李子雄)が予測できてしまうのが、なんだか悲しいなあ。
やっぱり大陸の人が裏切るんだ。
終盤のドンパチといい、名前がマークであることといい、張震はやっぱりあの映画のあの人を意識しているんですか?

『海辺の一日』は、結局都合が合わず断念。残念どすた。
先日、予習を兼ねて以前(11年ほど前)WOWOWで放映された折に録画したビデオ(冒頭に寰亞のロゴが出てきます)を観直しましたが、張艾嘉の無理やりな女子高生ルック等、本筋以外にも見どころ満載の作品であることが判明しました。
この映画も『タイペイストーリー』も、男と女の間のどうしようもないズレが切ないです。

10月26日(金)

※今日は映画はお休み。
夕方、知人のKさんと会った後、講談を聴きに行きました。
Kさん、『思い出の西幹道(西干道)』を観て「泣いた」と言っていました。
相変らず、泣いてるねえ!
一方、せんきちは講談を聴いて涙ぐむのでありました。
落語もいいけど、講談もいいよ。

10月27日(土)
・『ヤンヤン 夏の想い出(一一)』

※わたくしにとっても思い出深い、今はなき「つるやホテル」を目に焼き付けておきたい作品。
ベルサイユパリー風呂、お湯がしょっぱくて湯船がでっかかったなあ。
でもその割には御婦人風呂が貧弱で(すぐに激混み)、女性客への対応が遅れたせいもあったのだろうなあ、あそこがつぶれちゃったのは。

というわけで、観てきました。
以前、激情、もとい、劇場で観たときには途中で上映が30分ほど中断、観客の中の1人(オヤジ)がマジギレしてロビーで暴れ始め、真っ暗な客席に響き渡るオヤジの怒号を聞き続けるという難行苦行を経験した思い出があります。

改めて観て、一つ一つの台詞が身に沁みますわ。
大田の台詞とかね。
ラスト、ほんとに私も監督のどこへいったのかわかったら会いに行きたいと思うけれど、今はただ、新作の主演にと考えていた張國榮との再会を無事果たしたであろうことを祈りたいです。

映画の上映の後は、呉念眞監督のトークショー。

日本の観客がこんなにも楊監督の死を悼んでいる、という石坂健治氏の言葉を受けての呉監督のコメントの中に、台湾で楊監督は未だ正当な評価を受けていない、という憤りにも似た気持ちを感じ取ったのは、わたくしだけでしょうか。

終了後、お友達と軽くご飯のつもりが小肥羊でがっつり火鍋とビール。

とりあえず、楊(ヤン)から羊(ヤン)への華麗なる(?)リレーということで。


生ビール1杯につき青島ビール1本ついてくるというサービスを最初に教えてくれなかった&2杯目の生ビールを飲んでいる途中で突如として青島ビールが運ばれてきたため、鍋よりはビールで腹いっぱいに。
さては、「ビールで日本人を滅ぼせ」という中共の陰謀か?(おいおい)

辛い鍋の方に入ってるにんにくをバクバク食ってたら、今朝(28日)、とってもにんにく臭いうん・・・・(以下自粛)。

風邪引きの上に木曜日から原因不明の蕁麻疹に悩まされたりと、健康状態はよくありませんでしたが、まあ、どうにかこうにか無事スケジュールをこなすことができました。

次はフィルメックスね。

今年は僕のお祭りでした。
みんな、来てくれてありがとう!

2 件のコメント:

hoisam さんのコメント...

メチャメチャ楽しくて興味深いレポートありがとうございました。この時期、毎年ですが、東京周辺在住者のみなさんがうらやましくってなりません。だからせんきちさんをはじめ見に行かれた方のレポを拝読して、その場の雰囲気を少しおすそ分けしてもらうのが何よりの喜びです(^^)。男児本色も、鉄三角も、やはりそういう感じでしたか。だんだんネタもなくなってきてるでしょうし、ベニーさんも自分のスタイルを確立されているし、でも私はきっと大好きな作品だと思います(まだ見てないけどー)。ワイルド・ブリットはいちどちゃんとしたリメイクを作ってほしいなってずっと思っています。

せんきち さんのコメント...

hoisamさん

こんにちわ。
お楽しみ頂けたようで、幸いです。
『鐵三角』、一番マジだったのがやはり(?)林嶺東でした。
『男兒本色』、イケメン好きにはたまらん映画だと思います。