2006年8月2日水曜日

昼下りのメロドラマ

〔ちょっとお耳に〕

杜琪峰の靴映画

京都から帰ってきました。
新幹線で品川駅に降り立ち、あまりの涼しさにびっくり。

寒いよ。

京都行きの前にレントゲンを撮ってもらおうという目論みが失敗に終わったため(「投薬しながら様子を見ましょう」と言われちまった)、痛み止めを飲みながらヒミツ会議に出席、どうにか日程をこなしたことでありました。
今回は1泊できたので、奈良へ足を伸ばして極秘ミッション(大げさな)も達成できたのですが、それはまた後ほど改めてお知らせすることにいたします。

で。

昨日は縁あって『靴に恋する人魚(人魚朵朵)』の試写に潜入してまいりました。
可愛らしい映画でおました。
靴だらけの部屋には、思わずイメルダ夫人を思い出してしまいましたけれど。

さて。

今日はちょっとばかり上映情報を。

8月26日(土)から10月1日(日)までの土日、川崎市市民ミュージアムで開催される

昼下りのメロドラマ

なる特集において、グラマー女優・泉京子の主演作「禁男の砂」シリーズが上映されます。
日程は下記の通り。

9月9日(土) 13:30~  『海人舟より 禁男の砂』(男人禁地)
9月9日(土) 16:00~  『続 禁男の砂』(男人禁地 續集)
9月10日(日) 13:30~  『続々 禁男の砂 赤いパンツ』(紅衭子)
9月10日(日) 16:00~  『禁男の砂 第四部 真夏の情事』

以前も取り上げた通り、このシリーズ(第4部〔小山明子主演〕は除く←たぶん)は日本のみならず香港の殿方にも当時大変な人気を博しておりまして(カッコ内は中文タイトル)、1960年には泉京子自身が来港、

日本のマリリン・モンロー

という大げさすぎる称号を頂戴しております。

ちなみに、泉京子は香港のみならず台湾においても歌舞団の一員として公演に参加したり、合作映画(『海女の怪真珠』)に出演したり、いろいろご活躍なさっておられます。
1960年代、台湾語映画において海女映画が流行するのも、おそらくは彼女や前田通子の主演映画の影響によるものでしょう。

東アジア裏芸能交流史を辿る映画として、興味のある方はぜひご覧になってみて下さい。

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