2006年10月15日日曜日

反省だけなら猿でもできる

〔しようもない日常〕

これは香港版日本でも発売されるようです。

毎日暴飲暴食のせんきちです。

昨日はシネマヴェーラ渋谷で『風が踊る(風兒踢踏踩)』を観た後、いったん銀座へ行って友人が出展している書の展覧会を鑑賞、それからまた渋谷へ戻って別の友人と『HHH:侯孝賢(HHH:Portrait of Hou Hsiao-hsien)』を観てから夕食へ。

が。

その友人もわたくしも大変な酒飲みゆえ、必然的に酒が主でつまみは従という結果になり、帰り際、勘定書きを見たら、

席料:400円(1人200円)、つまみ代(4品で)2590円

なのに対して、

酒代:4400円

になってましたわ。

これでもセーブしたんだけどねえ。

これからは酒代の安いところで飲むようにします(とりあえず反省)。

ところで。

シネマヴェーラの受付で1200円というそこそこお手頃な値段で販売されていた『百年の恋歌 侯孝賢』なる今回の映画祭のパンフレット、ざっと目を通してみただけでも黙って見過ごすわけには行かないいくつかのミスを発見。

1、まず最初のインタビューの3頁:「ホウ・シャオシェン監督の作品は、日本では1988年に第7作目の『童年往事‐時の流れ』(85)が最初に公開され、そしてその後遡る形で全ての監督作が劇場公開されています」とありますが、これは前にも取り上げた通り、1984年の『坊やの人形』の公開(10月6 ~7日広島映像文化センター、10月18~11月4日東京下北沢・鈴なり壱番館、11月1~5日名古屋シネマテーク、11月16~17日大阪浪速開放会館)を全く無視した発言。
しつこいようですが、この事実を敢えて無視するのであればその根拠(例えば「1984年のそれはいわゆる『自主公開』と看做されるので『一般公開』とは区別した」ですとか)を示してほしいところです(『坊やの人形』日本公開の経緯に関しては、こちらをご参照下さい)。
2、同じくインタビューの4頁:《光陰的時光》は《光陰的故事》のことでしょう、きっと。
3、侯監督のプロフィール(60頁):「国立芸術学院」(現・台北芸術大学)とあるのは「国立芸専」(現:台湾芸術大学)の誤り。国立芸術学院の卒業生は呉倩蓮や陳湘琪ら。
4、侯監督のフィルモグラフィ(61頁):出演作品の欄に「1986年『ソウル』(監督:舒琪)1986年『老娘夠騒』(陶徳辰)」とありますが、『ソウル』の原題が『老娘夠騒』であるのはご周知のとおり。よって、後者のタイトルは正しくは『福徳正神』。

いくらお手頃値段だからといって、校正には万全を期してほしいものです。

そういや、わたくしが銀座へ行っている間、シネマヴェーラでは『フラワーズ・オブ・シャンハイ(海上花)』カンヌバージョンを上映していましたが、あんなに女性客の含有率が多く、また、女子トイレに行列が出来ているシネマヴェーラというのを、あたしゃ初めて見ましたよ。

トイレは空いてるほうがいいね。

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