この曲も大フューチャー。青江さんの事情ね、たぶん。
1969年、東映東京。鷹森立一監督。梅宮辰夫、宮園純子、橘ますみ、谷隼人、他。
どうも。
トド@風邪引いてましたです。
えー、もう一ヶ月以上もまともな記事を書いておりませんでしたが、お詫びのしるし(?)に
年忘れ橘ますみたん祭り
でも(これ1回だけだけど)。
おなじみ梅宮辰兄イの「夜の歌謡シリーズ」第7作にして、かつて川本三郎氏がこの映画の橘ますみたんを絶賛したという謂れのある作品であります(こちらとこちらをご参照下さい)。
いわゆる辰兄イの「夜シリーズ」の内、「夜の青春シリーズ」では大原麗子ないしは緑魔子がレギュラー女優だったのに対し、こちら「夜の歌謡シリーズ」では野川由美子ないしは宮園純子がお相手と、若干年齢が上がっております(後期になると中島ゆたかが出てきてぐっと年齢が下がりますけど)。
そしてこれら両シリーズを通じてけっこう頻繁に顔を見せている女優が、さらに年齢がアップした浦辺粂子(爆)。
本作でも辰兄イのパトロン役を演じております。
で。
くわしいストーリーはこちらをお読みいただくとして、ますみたんの役どころは横須賀のホステス・サナエ。純情青年の谷隼人を手玉に取りつつ米兵相手に春を売ったりもしていますが、自分を巡って争う谷と曽根晴美の乱闘現場に現れた辰兄イに一目惚れ、彼を追って東京へやってきます。
自分にしつこく付きまとうますみたんのことが鬱陶しい辰兄イは、事あるごとにますみたんにビンタを浴びせるものの、ますみたんの方はといえば1発ビンタを食らうたびに辰兄イへの思いもさらに深まるという重症ぶり。
最後は内田良平に殺されそうになった辰兄イを助け、(内田良平に)とどめの1発(刃物でブスリ!)をお見舞いして刑務所送りになるのでした。
しかしこの映画の辰兄イ、シリーズ他作品での「スケコマシだが腕っ節は弱い」役柄とは異なり、喧嘩も強い不良番長で、女相手でも容赦なく暴力を振るいまくります。
特にますみたんには連続ビンタ(5回目までは数を数えていましたが、あんまり何度も叩くので数えるのを止めました)に蹴りまで食らわせて、ある意味、
『異常性愛記録 ハレンチ』の若杉英二よりも始末が悪い
男です。
対するますみたんも、そんな辰兄イを恐れるどころか一途に慕い続けるという見た目とは裏腹な古風なお姉ちゃんで、
若杉英二の変態的な調教が辰兄イのビンタで開花
したかのような真性M女ですた(おいおい)。
でも、やっぱり可愛かったっす。
そんなわけで、本来のお相手のはずの宮園純子姐はちょいと地味な印象。
ますみたんと、辰兄イとひそかにできている八代万智子(金子信雄の愛人)の方が女優陣ではけっこう目だっていました。
ところで、映画の中でますみたんと谷隼人達が住んでいたのは渋谷駅そばの木造アパート(山手線線路沿い)。
で、銀座のバーで2人は働くのですけれど、後半、店の近くの裏路地で曽根晴美に刺された谷隼人は血まみれになりながらなんとなんと渋谷のアパートまで辿り着き、そこで力尽きるんですよ。
しかも死なないし。
とんでもねえ生命力。
銀座線に乗ったの?
(大したことも書かないくせにおしまい)
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