2005年11月12日土曜日

映画祭の宿題 二

〔しようもない日常〕



『恋人(戀人)』
2005年、台湾。王明台監督。藍正龍、李康宜、萬芳、徐貴櫻主演。

残念ながらあっしには、主人公2人が「キレるか泣くかヤってるか」しかない映画だとしか思えませんでした。
ずっと冷静に2人を見守り続けていた萬芳(彼女目当てで観たのよ)も、最後に雪の中で号泣だし。

藍正龍の刹那的な生き方はともかく(女性の守備範囲、広いねえ)、李康宜も店(美容院)の常連客にちょっとからかわれただけでマジギレになって職場放棄するわ、来ると思って待ってた藍正龍が来られないと知るや、彼のために買っておいた缶ビールを強制廃棄にしたりと、単なる「癇癪持ち」という言葉ではすまされない、常軌を逸した(?)行動の数々を見せてくれます。

それに。

あっしの目には、

藍正龍君は、

和泉元彌と

若き日の安岡力也を

足して

2で割った


ようにしか見えんかったわ。

モトヤとリキヤ

やくざの親分のキャスティングも、まあ予定調和ということで。

バリバリ、夕張!

結局、観終わって得た教訓は、

やりすぎは死を招く

でした。

(於:VIRGIN TOHO CINEMAS六本木ヒルズ スクリーン2)

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