2005年11月17日木曜日

ずべ公番長 ざんげの値打ちもない

〔橘ますみ〕
こちらDVD(ケース。現物)の表。


裏。

1971年、東映東京。山口和彦監督。大信田礼子、渡瀬恒彦、橘ますみ、賀川雪絵、片山由美子主演。

というわけで、さっそく観てみました(詳しい情報は、こちら)。
「ずべ公番長」シリーズ最終作(4作目)です。

内容、というかパターン的にはシリーズ2作目の『ずべ公番長 東京流れ者』と被る部分が多く、それほど新鮮味はありません。
例えば、リカ(大信田礼子)の仲間であるマリ(賀川雪絵)の内縁の夫・大矢(中谷一郎)が、リカの恩人・村木(伴淳三郎)を殺そうとするという展開は、『東京流れ者』でセンミツ(集三枝子)の恋人が蘭子(宮城千賀子)を刺すという設定とほぼ同じです。
また、その後、大矢が組の者によって殺されてしまう点も、『東京流れ者』と同じ。
殴りこみへ向かう場面も、『東京流れ者』のパターンを踏襲しています。
ただ、コスチュームはさらしにホットパンツ(死語)と露出度がややアップしておりますので、こちらのほうが見応えありかも。

橘ますみたんは、いつものようにリカの盟友・八尾長子役。
赤城を出た後は、新宿のキャバレーでホステスをやっています。
途中、『カンフー・ハッスル』の元秋のようないでたちで登場、笑かしてくれます。

悪役の金子信雄は第1作(『ずべ公番長 夢は夜ひらく』)と同じですが、青江のママを参考にしたと思しき和装のおかまっぽい親分という造型(でもストレート。いつもはオネエ言葉なのに、頭に血が上ると男に戻る)で、やり過ぎ演技全開でした。

片山由美子(ええわあ)のヒモ役で滝俊介が出てましたが、この人、明智小五郎だったのに。なさけない。

YUKIO KAGAWAってYUKIE KAGAWAのことか?
怒れ!アマゾネス

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