2005年10月13日木曜日

なぜか何湄

〔ちょっとお耳に〕


いつも興味深く拝読している吳偉明先生のblog「吳偉明的知日部屋」に、過日、"Japanese Elements in Hong Kong Erotic Films"という、とてつもなくそそられる論考がアップされておりました。
その中に、丘なおみ(丘ナオミ、丘奈保美、岡尚美)が嘉禾の"The Detective and the Prostitute Den"(1974年)なる映画に出稼ぎ出演している旨の記述がありまして、いつものお調べ虫の血が騒いだあっしは、さっそくこの映画について調べてみました。

で、いろいろ調べてみた結果、この映画のタイトルは『艷窟神探(The Association)』で(『1億人のAV』〔1994年、宝島社〕にある『探神艷窟』は間違い)、監督は鄭昌和、主演は兪炳龍、茅瑛、恬妮、動作指導(ついでに出演も)は洪金寶、製作年はたしかに1974年ですが、公開されたのは1975年6月12日(から18日まで)で、約54万6388ドル(たぶん香港ドル)の興収を稼いだ、ということがわかりました。

せっかくなので、調べついでに古新聞漁りもしてみたところ、1974年9月17日付『香港工商日報』にちょこっとだけ記事があり、それによると、丘さんは本名ではなく、なぜか「何湄(ほーめい?)」という中国名で出演していたようです。

丘奈保美→おかなほみ→な「ほみ」→ほーみー→ほーめい→何湄・・・・てな、具合でしょうか。

その理由をつらつら考えてみるに、鄭昌和監督作品ということで韓国での公開を念頭に置いた結果、日本名じゃまずいということで中国名にしたのかしらん、とも思ったのですが、ほぼ同時期にウー先生の韓国ロケ&韓国俳優出演映画(これも韓国市場狙いね)に出稼ぎしていた衣麻遼子や小林千枝らは日本名のままで出演しているので、どうもそういうことではないみたいです。

ほらほらそのまんま

てなわけで、とりあえずは上記のような事項が判明しましたが、日本からの出稼ぎ順で言うと、

池玲子→丘なおみ→衣麻遼子、小林千枝他

という順序のようで、池さんがやっぱりこの手の映画における最初の出稼ぎスターだった模様です。

ま、みんな1974年のことなのですけどね。

(ひとまずおしまい)

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

訳す時間がなくて、すみません。御さんこうに

早期香港色情片的日本演員

香港色情電影頗受日本影響,最明顯是任用日脫星。戰後不久港人已拍一些以香艷為號召的歌舞片或愛情片。日本的艷舞似乎引起不少興趣。一些港產片(如《花花世界》(1956) 及《禁地春天》(1959)等)去日本取景,刻意加入日本脫衣舞團的演出片段。 這多屬記錄片性質,日本脫衣女郎並未刻意為香港電影演出,因此嚴格來說不算演員。

自1970年代初日脫星開始參與港產片的演出。最早的可能是1974年在嘉禾一套動作艷情片《艷窟神探》演出的著名脫星丘尚美。 自1980年代初開始,越來越多日本脫星來港拍片。她們被聘用是因為早期本地脫星人數有限,而且論質素、大膽程度及專業精神都不及日脫星。早期港產片裏的日脫星不少是日活的現役或過氣脫星。1980年代初在港產片演出的日脫星有新藤惠美、茜優子、小田薰、大山泉美及八神康子等十多名。其中以新藤惠美最為港人熟悉,因她主演的日本電視劇《柔道龍虎榜》及《紅粉健兒》在1970年代初的香港曾紅極一時。她在1970年代尾轉走性感路線。1980年代初來港拍《狂情》(1983),而且與片中男主角陳惠敏傳出誹聞。另一部港產片《野蜜桃》(1982)以豪田秀子、范文佳及朝露友香三大日本脫星為號召,結果收120萬。日本著名脫星八神康子主演的《獻身》(1985)票房更高達240萬。1986何凡執導的《玉蒲團》用水島裕美及森田水繪兩日脫星,上畫七天便收300萬。除日脫星外,嘉禾曾邀請日活色情片導演小原宏裕來港交流。

せんきち さんのコメント...

吳先生(ですよね?)

こんにちわ。
当時の新聞記事を辿ると、どうも池さんの方が丘さん(当時の芸名は丘奈保美)よりも早く撮影に入っているので、池さんが最初の出稼ぎ脱星ではないかと思います。
『狂情』は、『チャイナスキャンダル 艶舞』という邦題で日本公開されています。
ご教示、ありがとうございました。

匿名 さんのコメント...

追加

1970年代
丘尚美 神探艶窟(74)
池玲子 十三太妹(74),心魔(74)
衣麻遼子 十三太妹(74)
小林利子 十三太妹(74)
西橋奈美 驅魔女(74)
原哲子 驅魔女(74)

呉より

せんきち さんのコメント...

吳先生

たびたび恐れ入ります。
『十三太妹』は、拙ブログの過去記事にも書きましたが(http://senkichi.blogspot.com/2005/06/in.html)、東映の『女番長ゲリラ』の香港公開時中文タイトルです。
『心魔』は、邦題『悪魔の生首』です。
http://www.geocities.jp/haosenkichi/xinmo.html
衣麻さんたちは、吳宇森監督の『女子跆拳群英會』に助っ人として参加しています。
http://sen1818.exblog.jp/1447928/
今回の記事に載せた写真もそれです。